橋下大阪府知事 博物館潰しの「焚書」の次は府立大学文科系・非実学系潰しの「坑儒」 70人の大学教職員失職を画策(その3)首都圏某公立大学で起きていること
ところで
赤字に悩む自治体が自前の公立大学に対して「教職員が居づらくなるような施策」を取る
のは珍しいことではないという。
首都圏のとある公立大学では
医学部以外はいらない
というのが自治体の方針らしく
次々と優秀な教職員が大学を去る
事態となっているとか。もちろん、現在大抵の大学は
後任不補充(退職した教職員の後任を取らない)
というやり方で
人員削減
をはかっているわけなのだが、
現在働いている教職員が我先に逃げ出す環境
というのは、かなり凄いことになっているのではないかと思う。かつては公立の総合大学としては、いい大学だったんだけどね。
で、こうした
大学を去った教職員は、別の大学で歓迎される
こととなり、
優秀なスタッフを失った大学はどんどん活力を失う悪循環
が続く。もっとも
専攻によって「人材の流動性」は大きく異なる
わけで、
大学を去りたくても、現在全国の大学で削減対象となっている人文・教養系教職員は行き先がない
のである。
ま、上記の某公立大学は、日本の近代的大学の中では、明治に淵源をたどることの出来る由緒ある大学なのだが、大元となった2つの学部の1つを切り捨て、最終的には
医学単科大学
になるんだろうな。
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