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2009-10-26

GPシリーズ ロシア杯 プルシェンコの帰還 浅田真央はGPFに出ない方が五輪シーズンには吉→NHKスポ報は現在進行している浅田真央のNスペ用密着取材を縁起が悪いから辞めてくれ

あのプルシェンコが帰ってきた。
昨季、
 男子は4回転を飛ばなくても高得点
というジャッジが続き、魅力を失いつつあった男子フィギュア。加えて
 技の難易度を無視したようなジャッジとあり得ない高得点
が、フィギュアファンの興味を殺ぎつつあった。例えば、この採点がどう変か、わかるだろうか。


キム・ヨナ(エリック・ボンパール杯)SP TES(技術点) 43.80/総合点 76.8
プルシェンコ(ロシア杯) SP TES 43.80/総合点 82.25
小塚崇彦(ロシア杯)SP TES 40.30/総合点 75.50

つまり、
 4回転ジャンプはもちろん、3Aも飛べない、3-3、2A、3F構成のキム・ヨナの技術点=4-3と3A、2Lzのプルシェンコの技術点
である上に、
 3-3、3A、3Fの小塚崇彦は技術点でもSPの総得点でもキム・ヨナより下回る
のである。いくら
 SPは決められた技を確実に決めるのが主眼
だとしても、技の難易度が違い、基礎点が高い筈の男子なのに
 女子≧男子
というのは、何かがおかしい。

プルシェンコとミーシンコーチは期するところがあったようだ。競技終了後、ミーシンが
 「これで男子トップに到達するレベルが相当上がった。 みんな目が覚めただろう」
とコメントしていたという話で、まだ7割程度しか実力が出てないというプルシェンコの演技は
 低レベルの技術を「つなぎ」で高得点に化けさせる最近の風潮
に、痛烈な一撃を浴びせた。
2007年に右膝の手術をして
 半月板が半分ない
と言われるプルシェンコなのだが、そうしたハンディがあっても、4回転〜3回転の連続ジャンプをきっちり降りてくる。シーズン前には、あまりいい話を聞かなかったのに、試合に臨んできっちり調整してくるその気力にはただただ頭が下がる。フリーの最後で
 1本指を立てて見せたプルシェンコ
は、いまの
 能力を極限まで使わない方が高い得点の出るフィギュアの風潮
を、批判していたのだと思う。
身体的な問題もあるので、プルシェンコはもうグランプリシリーズには顔を出さない。次に国際試合に出てくるとすればそれは
 バンクーバー五輪
だ。まだ全盛期と比べれば、身体のキレも、ステップの速度も戻っていないけれども、
 普通に演技しただけでも、いまの男子のレベルではかなりのところまでいく実力の持ち主
である。故障せず、無事に調整できれば、復活五輪でのメダルもあり得ない話ではない。
今日行われたエキシビションでは
 4回転と3Aを3回ずつ、フィナーレで4回転を飛んだ
そうで、
 フリーより力入れてるじゃん
と、実況を見た人達から突っ込まれていた。ああ、さすが
 変態(誉め言葉です)プルシェンコ
だ。

こうなると
 高橋が金メダル候補、織田や小塚も育っているからこれは複数取れるかも
なんて、のほほんとしていた日本男子フィギュアも、安穏とはしていられない。なにせ
 今回の試合は「宇宙人がやっと人間並みになった」
と昔からのファンが口を揃えるプルシェンコが帰ってきたのだ。シーズン初めの今の段階で
 4回転を確実に降りるプルシェンコ
が今後の採点の1つの基準となるわけで、プログラム構成の見直しを迫られることは間違いない。

当然、こうした流れは
 女子の採点
にも影響してくるだろう。
 プルシェンコと比較しても、キム・ヨナの点が高すぎる
ことが明らかになってしまった以上、
 銀河点の大盤振る舞い
はしにくくなる。
 男子は4回転を飛ばないカナダのパトリック・チャン、女子はキム・ヨナで決まり
と噂されている
 出来レースのバンクーバー五輪フィギュア
なのだが、プルシェンコの登場で雲行きが変わってきた。このまま、プルシェンコが出場すれば、
 技の難易度と実施の完璧さ
において、圧倒的な地力を持つプルシェンコに
 新採点の「恩恵」だけで勝つ
ことは難しくなる。

これは、
 浅田真央や安藤美姫には朗報
である。今日の安藤美姫は
 シーズン初戦
ということもあり、そつなく演技をこなし優勝した。次はNHK杯だそうだから、いい成績を収め、おそらく
 グランプリファイナルにも出場
するだろう。安藤美姫は古傷があるので、五輪前の連戦は本当は避けたいところなのだが、大人の事情もあるから、よほどのミスや故障がない限り、グランプリファイナルには出てくる。ともかくも
 ケガをしないように調整
してほしい。
浅田真央は、
 天才が陥りがちな隘路に踏み入ってしまった
ようだ。天才は、得てして
 凡人には支障にもならない微妙なチューニングの狂いが大きな障害になる
のだが、ちょっとした踏みきりのタイミングがつかめず、ジャンプがうまくいかなくなっている。しかし、採点表を見る限り、ジャンプ以外の要素については、高評価を得ているので、
 ジャンプのタイミングさえ戻れば、それほど心配しなくて良い
だろう。本人のショックは大きいだろうが
 五輪前にグランプリファイナルに出なくて良い
のは、浅田真央にとっては、望外の仕合わせである。何より
 キム・ヨナとの不必要なライバル対決を煽られなくて済む
のが、精神的なプレッシャーに強いとは言えない浅田真央にとっては、好都合である。また、グランプリファイナルに向けての調整も不要になるので
 日本選手権に向けて、腰を据えて調整する時間を手に入れた
のだ。ま、テレ朝は歯噛みして悔しがっているだろうが、
 出番を前に調整している選手を執拗にカメラが追いかけて、不要なプレッシャーを与える
ような局の視聴率がどうなろうとも、わたしは構わないのである。
 贔屓の引き倒し
どころか、カメラだけでなくインタビューなども、
 有力選手潰しになりかねない「頭の悪い取材」
を続けている一つがテレ朝なので、浅田真央がグランプリファイナルに出ないことの方をわたしは喜ぶ。
ところで
 NHKのスポ報が「浅田真央 vs. キム・ヨナ対決」のNスペ取材
のために
 浅田真央にも密着取材を続けている
そうだが、
 野口みずきを北京五輪前に潰した教訓
を生かして
 執拗で、浅田真央を追い込むような取材
はするんじゃねえぞ。あの北京五輪前の野口みずきを取り上げたNスペ
 明かなオーバートレーニングで、野口みずきが故障してもおかしくない状況
を垂れ流し、かつ
 オーバートレーニングを称賛するような内容
だったからな。何しろ
 Nスペが取り上げた選手は五輪で活躍できないというジンクス
があるわけで、できれば取材対象を別に移すか、普通の
 五輪前特集
程度の内容にしていただきたい。前回のトリノ五輪で
 密着取材していた安藤美姫が活躍できなかった轍を踏む
ようなマネはしないでくれ。
トリノ五輪の時のNスペの話は以下に。
 2006-03-02 NHKスポーツ担当國光宏典記者の幸福 Nスペ「女子フィギュア "レベル4"への挑戦」「荒川静香 金メダルへの道」

日本選手権で、元気な浅田真央を見たい。
プルシェンコの復帰で、風向きは少し変わってきた。
浅田真央の敵は浅田真央自らの内にある。

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コメント

ロシア杯のプルシェンコの『顔芸』は今年一番の大笑いでしたよ。
『あんた等の好きな表現力とやらだよ~~~ん』
『あんた等の大好きな、ちんたらステップですよ~~~ん』
さすが宇宙人。いつでも魅せてくれます。
・・・どうせなら、肉襦袢でやっていただきたかった。

しかし、マスゴミ共は、安藤美姫が優勝し、小塚崇彦が2位(人間界では1位)なのに、スルーですか、そうですか。
浅田はN杯に出ないのだから、追っかける必要ないはず。やっぱり、アレ関係ですかね。

投稿: ぐらっせ | 2009-10-26 18:47

いつも読ませてもらっています。
医療関係の記事がきっかけでこのサイトを知りました。
今回は私の好きなフィギュアスケートの記事なのでコメントします。

> SPは決められた技を確実に決めるのが主眼
>だとしても、技の難易度が違い、基礎点が高い筈の男子なのに
> 女子≧男子
>というのは、何かがおかしい。

この部分が気になったので、ISUのサイト(http://www.isu.org/)で、
ジャッジシートの詳細を見たところ、私にはジャッジの採点に納得できるものがありました。

技の基礎点を比較すると、

プルシェンコ:39.6
小塚:36.9
ヨナ・キム:34.9

でヨナ・キムが一番低いですが、小塚とヨナ・キムの差は2点しかありません。
SPの場合は、技の要素数が男子も女子も8つずつなので、
フリーほど基礎点に男女差がありません。

小塚とヨナ・キムの比較は、基礎点の2点差をどう評価するかになります。
ジャンプだけなら小塚の方が上ですが、
スピンとステップの基礎点はヨナ・キムの方が上なので、差し引きすると2点差です。

2点しか差がなければ、演技の出来次第で逆転してもおかしくないです。
演技の出来(GOE)の差で、小塚とヨナ・キムの得点が逆転しました。

プルシェンコの得点=ヨナ・キムについては、
ルールを改善して欲しい気持ちがありますが、
ジャッジシートを見ると理不尽という気持ちはなくなりました。
ジャンプの得点を比較すると、

プルシェンコ:(4T+3T)+(3A)+(2Lz)=15.00+9.80+0.90=25.70
ヨナ・キム:(3Lz+3T)+(3F)+(2A)=12.00+6.50+5.30=23.80

となり1.90しか差がありません。プルシェンコの(4T+3T)が
難易度に比して得点が低いように思います。また3Lz失敗の2Lzの減点が大きいです。
ジャンプ以外の要素の得点差により、二人の得点が同じになりました。

4回転の得点はもう少し高くすれば良いと思いますが、
4回転を飛べば勝てるルールにはして欲しくありません。
私は美しく滑る選手(ジョニー・ウィアーや佐藤有香など)が好きです。
一時期の中国男子選手に、4回転以外のレベルがかなり低い選手が目立ちましたが、
ジャンプしかない選手が勝つルールにはなって欲しくないです。

 *** *** ***

元記事の後半部分につきましては共感します。選手がマスコミに潰されて欲しくないです。

投稿: ナナト | 2009-10-28 01:35

そもそもGOEの積み重ねで、キム・ヨナ選手ばかりが大きく有利になっている問題は
看過しがたいと思います。

キムヨナはジャンプも綺麗だからGOEで大幅加点されても当然、とでも言うのでしょうか?

知っていますか?トリノ五輪でのプルシェンコ選手のGOE加点を
キムヨナ選手はエリックボンパール杯で凌駕しました。
2006トリノオリンピック
エフゲニー・プルシェンコ(1位)
         TES TCS
SP 90.66   49.69 40.97
FS 167.67  85.25 82.42
GoE
SP 8.79
FS 11.15

合計 19.94

2009 グランプリシリーズ エリックボンパール杯
キム・ヨナ(1位)

GoE
SP 8.90
FS 12.60
合計 21.50

これがどれだけありえないものか、フィギュアファンならば分かると思います。
なお、この大会でも例のごとくで、後半のサルコウは180度近く足りていませんでしたが
DGされていませんでした。

投稿: nF2 | 2009-12-27 08:44

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