民主党の驕り 後期高齢者でご闘病中の「天皇陛下を政治利用」中共の「皇太子」習近平との会見をごり押し 外務省は「1カ月ルール」を中国側に何度も説明していたのに、中国側がガン無視 日本は「朝貢国」扱いか
これが
天皇の政治利用
でなかったら、何だというのだ、民主党。
ここは朝日より。
中国の習近平副主席、天皇陛下と会見へ 異例の直前決定2009年12月11日15時2分
14日に来日する中国の習近平(シー・チンピン)国家副主席が天皇陛下と会見することが11日、分かった。外国要人の天皇との会見は通常、1カ月前に調整する必要があるが、中国側から日程が伝えられたのは11月下旬。政府関係者によると会見は見送られる方向だったとされ、異例の変更となった。
胡錦濤(フー・チンタオ)国家主席が1998年に副主席として来日した際、天皇陛下と面会した。このため中国側は、胡氏の有力な後継候補とされる習氏にも同様の対応を求めていたという。
平野博文官房長官は11日の記者会見で、「官邸としては、政治的に日中関係は非常に重要であるということからぜひお願いできないかと申し上げた」と語った。鳩山由紀夫首相から指示があったという。天皇陛下の政治利用にあたるのではないかとの質問に平野氏は、「中国の要人が来るということでお会いしてくださいというのは政治利用でも何でもない」と説明した。
で、宮内庁が珍しく強い懸念を示している。同じく朝日より。
天皇会見、首相が強く要請 宮内庁が異例の経緯説明2009年12月11日22時54分
岡田克也外相は11日の記者会見で、中国の習近平(シー・チンピン)国家副主席が天皇陛下と会見することを明らかにした。15日午前の予定。宮内庁は陛下の体調への負担と相手国への公平性の観点から、外国要人との会見は1カ月前までに打診するよう外務省に求めていたが、今回の打診は1カ月を切った11月26日。官邸側からは今月7日と10日に「首相の指示。日中関係の重要性にかんがみて」と強い要請があったという。
宮内庁の羽毛田(はけた)信吾長官は11日午後、急きょ報道陣への経緯説明の場を設け、憲法下の象徴天皇のあり方にかかわる問題との懸念を表明した。
習氏の日本滞在は当初予定より1日短い14~16日で、14日午後に鳩山由紀夫首相と会談し、同日夜には首相主催の晩餐(ばんさん)会に出席する。
外務省関係者によると、中国側から日中間のハイレベル交流の一環として、今年初めから「国家指導者」の来日を打診されていた。10月ごろに習氏のことであると中国側から説明を受け、あわせて天皇陛下との会見を希望していることも伝えられていた。
中国の胡錦濤(フー・チンタオ)国家主席は1998年に副主席として来日した際、天皇と会見している。このため、中国政府は、胡氏の有力な後継候補とされる習氏にも同様の対応を求めた。外務省は中国政府に対して、この「1カ月ルール」を説明。日程を早急に連絡するよう繰り返し申し入れてきたが、中国側からの具体的な日程連絡が遅れたという。
一方、宮内庁の羽毛田長官によると、外務省から宮内庁に初めて内々の打診があったのは11月26日。宮内庁はルールに照らし「応じかねる」と27日に返答したという。
その後、12月7日に平野博文官房長官から羽毛田長官に電話で要請があった。断ると10日に再度電話で「総理の指示を受けての要請だ。ルールも分かるが、日中関係の重要性にかんがみてぜひお願いする」と強く要請を受けたという。
羽毛田長官は「このルールの肝心なところは相手国の大小や政治的重要性で取り扱いに差をつけずにやってきた点だ。『ぜひルールを尊重してほしい』と官房長官に申し上げた」と強調。「現憲法下の天皇のお務めのあり方や役割といった基本的なことがらにかかわることだ」と述べた。
天皇の政治的利用につながりかねないとの懸念を持っているのかとの質問に「大きく言えばそういうことでしょう」「陛下のお務めのありよう、役割について非常に懸念することになるのではないか」と述べ、「今後二度とあってほしくないというのが私の切なる願いだ」と異例の「訴え」を展開した。
要請を最終的に受け入れたことについては「宮内庁も内閣の一翼を占める政府機関である以上、官房長官の指示には従うべき立場」とし、「誠に心苦しい思い。大変異例だが、陛下にお願いすることにした」と述べた。
これに対し、鳩山首相は記者団に「1カ月ルールというのは存じ上げてはいた。しかし、1カ月を数日間切ればしゃくし定規でダメだということで、果たして本当に諸外国との国際的な親善の意味で正しいのか。私から官房長官に指示し、(陛下の体調と)両立できる解決はないかと申した」と説明。「政治利用という言葉は当たらないと考えている」と述べた。
鳩(兄)は算数も苦手って事ね。
12月15日会見なら1カ月前は11月16日がタイムリミット
なのに
11月26日要請ということは「数日」どころか「10日」も遅い
のである。こんな感じ。
10月頃 中国側、外務省に習近平が天皇陛下に会見を希望していることを伝える
その後 外務省は中国側に習近平来日の日程を詰めるよう再三申し入れるが、中国側がガン無視
11月16日 天皇陛下との会見要請のデッドライン
11月26日 外務省から天皇陛下との会見を内内に打診
11月27日 宮内庁、当然断る
12月7日 平野官房長官、宮内庁に再度申し入れ、宮内庁断る
12月10日 平野官房長官、鳩山総理の名前を出して電話で「強い要請」
12月11日 習近平との会談が発表される
まあ、
中国が日本の外務省からの申し入れをガン無視
していたってことは
日本は中国の言うことを聞けるかどうか、試してみた
ってことで、
試してみたら、天皇が会見に応じる「大勝利」
って話である。さすが、民主党だ。宗主国中国様には逆らえないな。
しかし
人として、後期高齢者かつご闘病中の陛下を無理矢理会見の場に「引きずり出す」ような不埒な行為
をしておきながら、鳩(兄)はこんなことをぬけぬけとぶら下がりで言っている。同じく朝日より。
日米合意「イエスで済ますのは簡単」 11日の鳩山首相
2009年12月11日21時48分
(略)【天皇との面会】
――中国の習近平国家副主席と天皇陛下の面会について。(面会の要請は)直前1カ月までというルールがあるが、なぜ首相は(12月)7日という直前に(要請を)出したのか。また、7日というのは(首相が公邸で)小沢幹事長と面会した3日後だ。小沢氏から要請があったのか。
「まず、小沢幹事長から話があったわけではありません。そこだけは明確にしておきます。それから、1カ月ルールというのは存じ上げてはおりました。しかし、1カ月を数日間切れば、もうしゃくし定規でダメだというようなことで、果たして、それが本当に、例えば諸外国との国際的な親善の意味で正しいことなのかどうかということでですね、本当に重要な賓客が日本に来られた時には、元々来られることがわかっておられた方であります。先に、その、正確な日程が必ずしも決まらなかったということで遅れ遅れになったのは事実だと思います。しかしそこはあまりにもしゃくし定規ということよりも、当然、天皇陛下のご体調のことは一番気にしなければなりませんが、そこに差し障りのない範囲でできるだけ天皇陛下にもお会いになっていただければという思いがありましたもんですから、私から官房長官に指示をして、できればその両立ができるような解決はないかということを申したところです」
(以下略)
おい、
陛下のご健康を優先してない
だろう、鳩(兄)。
これから年末年始は
天皇誕生日
も、
宮中祭祀
もある。皇室は古い年を送り、新年を迎えられるのにいろいろと忙しい時期なのだが、
そこへ中国の「皇太子」習近平との会見ごり押し
だ。両陛下の年末年始の日程は70歳を超えられたということを考慮すると、かなり詰まっている。宮内庁のサイトより。
天皇皇后両陛下のご日程 平成21年(10月~)
昨年〜今年の年末年始の日程を参照すると、いかに
今回のごり押しが迷惑な話
であるかが分かる。
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コメント
平成の長崎事件はこれで何度目でしょうね
投稿: himorogi | 2009-12-12 12:32