豚インフルエンザ バブルな中国で大蒜・唐辛子が「新型予防に効く」と投機対象に
「科学的社会主義」は綱領にあった筈なんだが、いつもながら
口コミ拝金主義
の現代中国らしいニュース。読売より。
中国でニンニク高騰、「新型」で投機マネー
【北京=佐伯聡士】中国で、感染が拡大する新型インフルエンザ予防に効果があるとして、ニンニクやトウガラシの価格が相次いで高騰している。
需要増を見込んだ投機マネーの流入が原因とみられる。
中国紙によると、「殺菌作用がある」とまず値上がりしたのはニンニク。11月ごろから北京や浙江省杭州などで軒並み値上がりし、一部地域では前年比20~40倍に跳ね上がったという。ニンニクでたっぷり稼いだ投機筋は、今度はそのカネをトウガラシに投入。最近は一部の地域でトウガラシの値が昨年の1キロ当たり7元(約90円)から30元(約390円)に高騰。北京の卸売市場でも2~3倍の値上がりだという。
関係者は、値上がりは来年2月の旧正月まで続くとみている。(2009年12月7日09時14分 読売新聞)
殺菌作用がある、ってなんだよ。
インフルエンザはウイルス
だろう。
てことは
安価な中国大蒜
が輸入されなくなるんですかね? うちは国産大蒜しか買わないけど、これから外食や加工食品関連に影響が出てくるのかな?
元の報道。まずは11/10付新華網が斉魯晩報から転載した記事。大蒜の値段が10倍に跳ね上がったことを報じている。昨年、大蒜の価格が大暴落したので、作付面積を減らしたところ、「大蒜を食べると抵抗力がアップする」という風説で、さらに価格が暴騰したという。繁体字に直したが、一部常用漢字。
因抗流感大蒜忒[弋心]搶手 蒜價漲十倍葱價跌六成
2009-11-10 11:08:11 來源:齊魯晩報
“這大蒜又貴了,都7塊錢一公斤了!”9日,在山東省臨沂市沂蒙路一農貿市場買菜的張先生發現大蒜又漲錢了。記者走訪瞭解到,今年受種植面積調整影響,大蒜價格自今年春季就開始上揚,目前已接近7元/公斤。與大蒜價格一路上揚相比,大葱交易價格却比去年低60%左右。9日早上,記者在山東省臨沂市沂蒙路一農貿市場看到,成捆[手困]帶葉的大葱毎捆[手困]大約10公斤左右,售價是1.2元/公斤。一家蔬菜攤位的呉老闆[門品]告訴記者,目前市場上在售的大葱主要來自濰[シ維持]坊、章丘和内蒙古等地,價格在毎公斤1.2元左右,相比去年同期毎公斤3.0元的價格,今年的大葱很“平民”。
與大葱價格正好相反的是,大蒜價格自今年春季就開始上揚,“去年這個時候大蒜批發價在0.4— 0.6元/公斤左右,現在漲到6元/公斤以上了。”一家蔬菜攤位的老闆[門品]告訴記者,今年六月分大蒜價格為 1.4元/公斤,九月分開始看漲,毎公斤的價格達到了4.4元至 4.8元,十一月分價格已漲至6元/公斤至7元/公斤。
一些經營蔬菜的商戸表示,之所以造成今年葱蒜價格“冰火兩重天”,主要原因是種植面積調整,近兩年大葱價格一直居高不下,種植面積隨之増加,貨源量大價格就相應的下降。去年大蒜價格走入最低谷後,大多數人減少種植面積,造成大蒜貨源不斷減少,價格隨之提高。加之,現在是流感季節,喫蒜増加抵抗力的説法,也帶動了大蒜價格上漲。 (杜國文)
この時点では
山東省では葱はダメだが、大蒜は高騰
だったようだが、蘭州では、
抗菌作用のある三つの辛い野菜 大蒜・葱・生姜が高騰の傾向
だったそうである。11/8付の蘭州晩報の記事より。
葱姜蒜“三辣”價格火辣辣 8元1斤 紅皮蒜價格又創新高(中文簡体字)
西安では、
新型インフルエンザ予防に効果あり
というので、現在大蒜の価格が暴騰中。12/2付の中国広播網の記事。
傳喫大蒜可防甲流 西安市場蒜價猛漲(中文簡体字)
「甲流」は「A型インフルエンザ」のこと。
で、最近の記事には
新型インフルエンザは「ウイルス」によって起きるので「抗菌作用」がある野菜に「抗インフルエンザ効果があるかどうかは疑問」
と、ちゃんと付け足してある。
ウルムチでは
大蒜バブルは終了
した模様。12/2付新疆都市報より。
本周烏魯木齊大蒜價格“降温”(中文繁体字)
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