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2010-02-01

糖尿病ではない90代の入院患者に何者かが大量のインシュリン投与

糖尿病でもない90代の入院患者さんが、突然意識不明の重態に陥り、体内から大量のインシュリンが見つかった。何者かが、故意にインシュリンを投与して、殺害を謀った疑いが浮上した。
朝日より。


急変の入院患者からインスリン 京大病院 府警が捜査

2010年2月1日10時38分

 京都市左京区の京都大学医学部付属病院で昨年11月、循環器内科に入院中の90代の女性患者の容体が急変し、体内から糖尿病の治療薬インスリンが検出されたことが、わかった。インスリンは量を誤ったり糖尿病以外の人に投与したりすれば死亡する恐れがある。女性は糖尿病ではなく、京都府警は何者かが故意にインスリンを投与した疑いがあるとみて捜査している。

 病院や捜査関係者によると、女性患者は一時、意識不明の重体となった。この女性の体内から医師が処方していない大量のインスリンが検出されたという。女性は医師の処置を受けて回復し、12月に退院した。

 病院が府警に相談して発覚。府警は、インスリンが投与されたとみられる時間帯に病室に出入りできた医師や看護師、事務職員、出入り業者、見舞客らから任意で事情を聴いている。この女性は以前にも体調が急変したことがあったといい、関連を調べている。

 インスリンは、大量に投与されると血糖値が急低下して脳障害が起き、死に至る恐れもあるという。中村孝志病院長は「捜査に全面的に協力し、院内の安全の確保に努める」との談話を出した。

インシュリンで故意に低血糖を起こさせて殺害もしく脳障害を引き起こして再起不能にする、という手口は、時々あるのだが、100歳に手が届こうという患者さんにそんなことをするのか。
何か、どろどろしたものを背後に感じるのは、考え過ぎかな。
幸い、患者さんは無事退院されているようだが、
 過去にも容態が急変している
というのが、ちょっと引っかかる。高齢の患者さんだから、通常でも容態が急変するのは不思議ではないのだが、こうしたことが起きると、過去の急変も疑いの眼で見られることになる。

一番可能性がありそうなのは、インシュリン誤投与なんだけど、それにしてもなあ。

病室の中というのは、密室になりやすい空間だ。本来は病気治療のための空間だから、性善説に立って運営されている。悪意にそこを衝かれると、ひとたまりもない。
悪意がなくても、密室同然の病室は恐い。子どもの頃、二人部屋に入院中にベッドから落ち、頭を切って院内の救急に運ばれた経験がある。家族が戻ってくるまで、わたしが落ちたのに、隣のベッドの患者さんも気がつかなかった。戻ってきた家族もすぐには気がつかなかった。たまたま大きなけがではなかったから良かったのだが、一刻を争うような状態だったら、たぶん助かってなかっただろう。

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コメント

なんで90歳以上の方にそんなことをするのか?
まさか遺産狙いと思って鳥肌が立ちました。
ただ、医療ミスの可能性も高いですよね。
ちゃんと原因を判明して欲しいですね。

投稿: 糖尿病徹底改善サイト@nao | 2010-03-06 00:32

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