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2010-02-25

江戸時代の中国文化吸収熱

インターネットがある現在は
 一瞬でいろんな情報が入手可能
で、先ほども、国会図書館の
 近代デジタルライブラリー
から、必要な資料をダウンロードしたところだ。この近代デジタルライブラリーのおかげで、日本の明治〜大正期に出版されたたくさんの書物に世界中どこからでもアクセス出来る。古本屋の商売敵だけど、こればかりは時代の趨勢である。

で、調査中の書物の書き入れをチェックしていたのだけど、
 江戸時代の中国文化吸収熱
というのは凄いな、と改めて思った。書き入れの中に
 四庫存目に入っている書物
が出てくる。四庫存目というと、『四庫全書』には入らなかった書物のリストで、大抵
 なぜ『四庫全書』に入れられなかったかを説明するために、その書物の欠点を口を極めて罵っている
のだが、やはりわたしの見たかった書物も、清々しいほどにゴミ扱いされている。
で、この
 ゴミ扱いされた書物
なのだが、江戸期に少なくとも4回、和刻本が作られているのである。

四庫存目の悪口が効いたのか、中国では全然人気がなかったようで、著者が自分で刊行した原版しかないようだ。人気があると、更に手が入った他の版が出来るんだけど、そういった様子はない。同じ著者の別な書物が『四庫全書』入りしているのと比べると、天地ほどの差がある。

いや〜、江戸時代の人は勉強熱心ですな。ゴミ扱いの本国に比べて、日本でのこの書物の人気振りはどうしてなのだろうな。帰ってから、調べてみないと。
巨大な権威に真っ向勝負を挑んでいる書物なので、人気が出る要素は確かにあるんだよね。

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