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2010-04-30

地域医療崩壊 天理よろづ相談所病院の分娩予約状況改善せず「12/10までの分娩予約終了」の掲示→内科の飛び込み(当日受診)は6時間待ち

検査の予約に天理よろづ相談所病院に行ったら、1階の初診受付に
 予定日が12/10までの分娩受け付けは終了しました
と掲示してあった。前回の
 2008-09-15 産科崩壊 天理よろづ相談所病院で見た「4/30までの分娩予約終了」の掲示
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2008/09/430-7838.html
時と、まったく変わらず
 妊娠7週目までに予約を入れないと、天理よろづ相談所病院では出産できない
のである。外来担当表を見ると、7人で回しているようだけど、婦人科の手術もし、お産も取り上げるとなると、大忙しだ。

天理よろづ相談所病院は、周産期の新生児については、心臓病の子どもを積極的に受け入れているようだが、病床数が少なく、それ以外の場合はよそに搬送している。

昨年度、奈良県内の出生数は人口動態調査によると10840人。母子共に健康であれば万々歳だけれども、高齢出産や「小さく産む」風潮などもあり、残念ながら、なかなかそうも言っていられない。

ところで、宗教立の天理よろづ相談所病院でも、とうとう
 院内暴力対策の掲示
を目にした。それも1階の初診受付の液晶画面掲示に頻繁に流されているのだ。天理よろづ相談所病院といえども、対処しにくい
 モンスターペイシェント
が増えているのだろうな。残念なことなのだが。
 場合によっては天理署に通報する
という内容のテロップを見ながら、これまでどんな暴力や理不尽に医療スタッフが耐えていたのだろうと思うとやりきれない気持になる。

検査予約で行ったので、のんびり構えていたのだが、
 連休の合間の内科
というのは想像を絶する混雑振りで、久々に
 待ち時間6時間
だった。まあ
 夏休みの小児眼科の平均的混雑とほぼ同等
ってところかな。小児眼科と違って、子どもが走り回ったり泣き叫んだりしてないので、同じ6時間待ちでも、それほど疲れない。小児眼科だとやかましくて、とてもじゃないけど、おちおち居眠りなんかできないからなあ。

今回は他院(この場合検診して貰った病院)からの紹介による検査予約なので、必然的に
 飛び込み受診
になるから、待つのはしょうがない。
普通の予約受診の患者さんも途中から
 1時間遅れ、90分遅れ
になり、いらいらしている人も中にはいたが、やはり
 これだけの患者をさばく先生方は大変だ
と思わざるを得ない。11時前から夕方5時まで待合室にいたんだけど、その間、いつ先生方が食事を取ったり出来たのだろうか。わたしは、看護師さんに、12時過ぎに声を掛けられ
 順番が遅いですから、お昼を食べに行ってもいいですよ
と勧められたので、さっさと5階に食べに行ったけど、その間も診察は続いていた。

連休の谷間という特殊な日でもあるのだが、診察時間が遅れていく原因の一つは、
 年度初めによくある主治医の交代
だろう。お一人先生が退職されたと掲示がある。その先生の患者さんが、他の先生に振り分けられると、一人一人の問診に時間が掛かるので、どうしても少しずつ予約時間からずれていく。

見ていると、高齢者人口の多い奈良県だけに
 後期高齢者に該当する患者さん多数
である。いずれも次回は検査などの指示が出ていたから、歴戦の強者なのであろう。中には
 お薬、飲まないで貯まってるんですけど。飲むと調子悪いから
という、ありがちな患者さんもいて、看護師さんが困っていた。
比較的若い患者さんもいるけれども、やはり高齢の方が多い。子どもや配偶者が付き添っていたりする、家族に大事にされている患者さんも見受けられる。若い患者さんだと、心配なのだろう、親御さんが付き添っていたりする。

検査予約の前に、1階の受付でくれた注意書きには
 検査までに2カ月かかります
という脅し文句が書いてあったのだが、現段階は、この間電話で問い合わせたように1カ月待ちくらいが標準らしい。
検査予約の問診で、検診後の症状を話したら、先生が心配して下さって、検査日程がかなり早くなった。1日がかりになりますが、と看護師さんが気遣って下さるのだが、元より、その辺りは覚悟している。
検査日程さえ決まってしまえば、6時間待ちでも、苦にはならない。それも、思いの外早く検査して貰えることになったので、よかった。
あとは、検査結果が良ければOKだし、今一でも、再検査に臨むだけの話。それでもだめだったら、治療である。
問題はキシロカインとの相性で、前回、胃カメラを飲んだときは麻酔無しでやった。文字通り、むせつつ、泣きながら検査を受けた。果たして今回はどうなることやら。

ところで、1階の受付でくれた注意書きを読むと
 天理よろづ相談所病院では検査依頼が増加しているため、検査が遅くなる
ということなのだが、奈良県の人口そのものは減っている。それも、天理よろづ相談所病院に通いやすい県北部の人口は、
 生駒市以外は軒並み転出超過
なのである。結局
 検査するときは、信頼のできる大きな病院志向
が進んだのと、
 検査が必要な比較的年齢の高い人口だけ「増えている」
って話ではないのか。この傾向は、全国的に同様に起きているだろう。
元々、総合病院が少ない奈良県では、ちょっと面倒な病気になったら、あまり選択肢がない。天理よろづ相談所病院で起きていることは、県内では奈良県立医大付属病院などでも起きているだろうと思われる。
今はまだ持ちこたえているけれども、これだけの激務が続く(外来だけでなく病棟もあるから、夕方5時過ぎまで外来を診た後は、病棟での対応が続く)と、疲弊する部署が出てくる。

天理よろづ相談所病院では、ある時期からのカルテは電子化されていて、前回の胃カメラの映像がすぐに出てきた。もっとも、それより前のカルテは
 倉庫かなあ
という話で、紙のカルテならめくれば出てくる病歴が、今日は分からないままになってしまった。皮膚科で診ていただいた、薬疹の疑いの濃い「重症汗疹」の時のカルテも、電子化対象の時期以前だったから出てこない。皮膚科のカルテには何を処方された後に発疹が出たかという薬品名が明記してあるんだけど、この手のアレルギー情報が落ちていると、電子カルテにした利点がないよなあ、と思ってしまう。
古い紙のカルテを電子カルテに入れ直す、ってことはしないからなあ。スキャンしてPDFで貼っておくというのは手だけど、あまりにも膨大な量になりすぎ、現実的にはムリだ。やはり
 請求された古いカルテを倉庫から出してくる
という昔ながらのやり方が残ることになる。

眼科は個人クリニックに掛かっているので、分厚い紙のカルテには、この二十年近くの記録がびっちり残っている。なにかあればめくればいい、というのは、やはり紙の利点である。
 

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コメント

キシロカインと相性って、アレルギーですか?
使い捨てでない局所麻酔薬使用時のアレルギーは、
局所麻酔薬そのものによるアレルギーではなく、
添加の防腐剤によるアレルギーに事が多いと思いますが。

投稿: nyamaju | 2010-05-02 01:08

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