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2010-05-23

人呼んで「赤松口蹄疫」 宮崎県口蹄疫は4/20の発生から30日間で13万頭殺処分決定のパンデミック規模(その26)種牛49頭の延命を山田副大臣一蹴→農水省は未だ判断できず

疫学的には致し方ない返事。
朝日より。


種牛49頭延命、副大臣「認めぬ」 宮崎知事願い届かず

2010年5月23日20時28分

 宮崎県での家畜伝染病、口蹄疫(こうていえき)問題で、東国原英夫知事が種牛49頭を特例で殺処分しないよう求める意向を示したことについて、山田正彦農林水産副大臣は23日、同県内で記者団に対し「(特例は)認められない」と述べた。殺処分されると、宮崎の種牛は特に優秀な「エース級」5頭を残すのみとなる。
 宮崎県では県家畜改良事業団(高鍋町)に55頭の種牛がいたが、16日、同事業団の牛に感染の疑いが発覚。13~14日に避難していたエース級6頭を除く49頭は、家畜伝染病予防法に基づけば殺処分となるが、東国原知事は22日、「このままでは宮崎から種牛がいなくなる」として、特例での経過観察措置を国に求める意向を示していた。山田副大臣はこの49頭について「殺処分が終わっていないこと自体がおかしい」と指摘した。
 避難した6頭のうち1頭は感染の疑いで22日に殺処分が終わり、残る5頭は特例で経過観察となっている。
 23日は前日に続き、発生農場から半径10キロの圏内の家畜へのワクチン接種が行われ、対象の約14万6千頭のうち約7万頭で作業を終えた。

え〜、山田副大臣にお尋ねしますが、
 わざと49頭を殺処分しなかった

 悪意の発言を故意にしている
ように見えますが。実態は違う。
5/22付読売より。


東国原知事「殺処分の49頭まだ生かしている」
(略)

 特例で家畜移動制限区域外に避難させた主力級種牛に感染が判明した22日、東国原英夫知事は突然、いったんは殺処分にしたと説明していた種牛49頭がまだ生きていることを明らかにした。
(略)
 49頭はもともと忠富士など主力級6頭とともに、県家畜改良事業団(高鍋町)で飼育されていた。県は6頭を避難させた後、49頭について、殺したり埋めたりする過程に入っていると発表していた。
 ところが、この後、埋却地や殺処分に当たる獣医師が足りない問題が浮上。農家側から「県の施設の牛より、農家の殺処分を優先すべきだ」などの声が寄せられ、処分を後回しにしていた。
 県によると、49頭によだれなど口蹄疫特有の症状は出ていないという。
(以下略)

要するに
 全然人手が足りない
ために
 症状が出ておらず、ウイルスの拡散が豚に比べるとかなり少ない(というか豚がもの凄い拡散の原因になる)牛で、県の施設の牛だから後回しになった
ってことだ。つまり、山田副大臣の
 山田副大臣はこの49頭について「殺処分が終わっていないこと自体がおかしい」と指摘
という発言自体
 現地に置いた対策本部が現場の殺処分の「人手不足」を全く把握してない、「絵に描いた餅」状態
ってことを意味することになるんですが。つまり
 山田副大臣は現地の状況を把握できてない
ってことで。

これが、
 東国原知事の要請にコメントする山田副大臣のご尊顔
である。 
Ymdv1

Ymdv4
なんとも見事な
 敵役
ですな。

続き。
牧場主でもある山田副大臣は、残る種牛49頭の殺処分を一蹴したが、農水省はまだ
 判断保留
のままだとか。産経より。


【口蹄疫】種牛49頭の救命要請 農水省、結論示さず
2010.5.23 21:57

 宮崎県で拡大している家畜伝染病・口蹄(こうてい)疫の発生農場半径10キロ圏内で23日、豚に続き牛についても全頭殺処分を前提にしたワクチン接種が始まった。県側に殺処分回避を求める動きがある種牛49頭について、農林水産省は同日、結論を示さなかった。法律上はすでに、49頭の殺処分は決まっているが、県の畜産に大きな打撃を与えるため救済を求める声も強く、農水省は難しい対応を迫られそうだ。
 種牛49頭については、飼育していた同県高鍋町の県家畜改良事業団で別の肥育牛から感染の疑いが出たため、ワクチン接種もせず殺処分とすることが決まっていた。しかし、農水省は23日、種牛の救済を求める動きに明確な拒否の姿勢を表明せず、結論を保留した。
 理由について「県からの要請が文書できていないため、検討できない」「最終的には(赤松広隆農水)大臣が判断する」と説明したが、同省関係者によると、「影響が大きいため、すぐに判断できない状態」という。
 同事業団の種牛は、この49頭のほか、9割近い精液を供給している「エース級」6頭が隔離されていたが、そのうち1頭に感染の疑いが確認され、殺処分される事態に。同じ牛舎にいた残り5頭も、特例として殺処分は回避されているものの、経過観察中で予断を許さない情勢。
 東国原英夫知事は22日、「このままでは宮崎県から種牛がいなくなる」と49頭について決まっていた殺処分を行っていなかったことを公表。改めて助命を要請する方針を表明した。
 家畜伝染病予防法では、殺処分を実行しなかった所有者には、3年以下の懲役か100万円以下の罰金が定められており、放置すれば感染を広げる可能性も否定できないため、農水省の山田正彦副大臣は救済に否定的な姿勢を示し、赤松農水相と協議する方針を示している。

なんだか煮え切らないな。
どちらにしても
 49頭の抗体検査くらいしろ
という話なんだが。ひょっとして
 49頭の「発症」を待っている状態
ってことか、農水省。

今日の赤松農水相。
全国植樹祭に出席。
林野庁のサイトより。


赤松農林水産大臣の「第61回 全国植樹祭」への出席について

赤松農林水産大臣は、5月23日(日曜日)、「第61回 全国植樹祭」に出席しますので、お知らせします。

概要
全国植樹祭は、国土緑化運動の中心的な行事として、天皇皇后両陛下御臨席の下、毎年各都道府県持ち回りで開催されており、今年は、「森が育む あなたの心 森を育む あなたの手」をテーマに神奈川県において開催されます。
赤松農林水産大臣は、式典において、緑化功労者への表彰を行います。

日程及び場所
平成22年5月23日(日曜日)
会場:「秦野戸川公園」(秦野市堀山下・戸川・横野地内)
(以下略)

てことで
 口蹄疫については関与できなかった
模様。鳩山首相も舐められたモノで。
昨日のNHKニュースより。


首相 口てい疫対策で指示

5月22日 17時25分
宮崎県内で家畜の伝染病、口てい疫が広がっている問題で、鳩山総理大臣は総理大臣公邸に赤松農林水産大臣らを呼んで、感染の現状や22日から始まったワクチン接種などの対策について報告を受け、スピード感をもって対策を進めるよう指示しました。
(以下略)

赤松農水相にとっては
 1日や2日、種牛の問題を放置するのは「スピード感をもって対策を進めている」状態
なんだな。すごい
 スピード感
だ。さすが
 家畜を飼うすべての人民の敵
だけのことはある。

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コメント

植樹祭の現場にいました。
来賓紹介で「農林水産大臣 赤松広隆」の名前が呼ばれたときには頭にカッと血が登り、「ノコノコとこんなところに来やがって」と思いましたが、続いて「・・・代理 林野庁~(聞き取れず)様」と商会が続いたときには、「さすがにこの程度の空気は読むか」と思いました。

投稿: 美 | 2010-05-24 09:10

あ、私がいた会場は南足柄会場でした。
秦野に赤松大臣が現れたかは、確認してません。

本当に植樹祭に来ていたなら、厚顔無恥すぎる。

投稿: 美 | 2010-05-24 09:12

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