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2010-06-27

山陰沖で鰊が獲れるが、捨てられることも せめて「へしこ(=糠漬け)鰊」かマリネに加工して食えよ

鰊といえば、
 一時期は北海道ではほとんど獲れなくなった時期があった魚
である。わたしが子どもの頃だ。鰊といえば、わたしの両親以上の年代は
 鰊は、トラック(もっと上の年代だと馬車)一杯に積んで運ぶから、道に落ちてて、それも拾って焼いて食べた
という話がつきものなくらい大量に獲れた魚で、その獲れる量の多さから
 海の米
と呼ばれていた時期がある。
で、
 小樽にある鰊御殿

 過去の栄光
として見ていた。それくらい鰊が獲れなくなっていたのだ。

最近はなぜか石狩や後志の近辺で鰊が獲れるらしいのだが、過去の量には到底及ばない。平成21年度ニシン北海道の資源評価(PDF)によると
 資源状況は横ばい
だそうだが、石狩(札幌近郊の石狩湾)や後志(小樽など)の沿岸では全然獲れないってことはないようだ。
鰊は
 ただ塩焼きにしてもおいしい魚
で、
 春告魚
の名の通り、雪融けの時期を知らせる魚だった。ともかく脂があるから、ぼーぼー燃えるような身を焼く。鰊を焼くときは必ず
 雄にするか、雌にするか
と聞かれる。数の子好きなら雌だが、
 焼いておいしいのは雄
で、白子と脂の乗った身が何よりおいしいのである。大根おろしを添えて、熱々の身にじゅっと醤油を垂らせば、ご飯のおかずとしてはこれ以上のものはない。

というわけで
 道産子にとって鰊は特別な魚
なんだが、
 最近鰊が山陰沖で獲れるようになった
そうで、
 浜値が安すぎると、海に捨てられる
らしい。捨てるなよ。
朝日より。


北のニシン、なぜか山陰沖に 突然大漁、原因調査へ

2010年6月23日7時16分

 北海道周辺などが主な漁場になっているニシンが、ここ数年、山陰沖でしばしば取れるようになった。5月には鳥取県の漁港で1日500キロ近くが水揚げされた。南下の原因はなぞで、独立行政法人・水産総合研究センター(横浜市)が調査に乗り出した。
 鳥取県漁連などによると、ニシンを取るのは沖合底引き網漁船で、昨年9月~今年5月、鳥取港(鳥取市)に計約8.5トン、網代港(鳥取県岩美町)でも今年3~5月に約2.5トンが水揚げされた。島根県浜田市でも3月に計4トン以上、兵庫県の沖合でもわずかだが取れたという。
 山陰沖でニシンが取れるようになったのは、2005年ごろから。鳥取県水産試験場によると、07年から漁獲高が増え、1日数百キロ水揚げされることもある。農林水産省の統計でも06年に突然、島根県で3トンの漁獲が記録され、08年には鳥取県9トン、島根県13トン、09年は鳥取11トン、島根44トンと増えてきている。
 水産総合研究センターなどが山陰沖ニシンのDNAを解析したところ、北海道沖で取れるニシンの近縁と分かった。ニシンは水深100~200メートルの冷水域に生息する。水産試験場によると、5月の山陰沖の水深200メートルの水温は低いところで約3度。「温暖化で海面の温度は上がっているが、海の底には冷たい流れがあるのでは」とみる。
 センターは、ニシンが取れた時期や海域、魚齢などを漁業関係者に聞き取り、山陰沖のニシンの実態を調べる。
 鳥取県内の市場でも、ニシンが競りにかけられるようにもなった。しかし、5キロで千円以下の安値になることもある。氷代やパック代を含めると採算が合わず、海に捨てざるを得ないこともある。水産試験場は、ニシンそばの本場・京都の業者から「買いたい」と相談を受けたが、水揚げ量が安定せず、目玉商品にはなりにくいという。(西村圭史)

ああ、もったいない。
ほんの少ししか鰊が獲れなくなった時期でも、北海道の人たちは大事に鰊を食べていた。
ちなみに
 身欠き鰊
なんだが、わたしが小学生の頃は
 給食のおかず
に出てくるくらいな安価で適当な食べ物であり、新鮮な魚が得難かった京都で割に高値で取引されているのが、いつもながら、不思議である。てか
 京都のお節に欠かせない棒鱈も北海道で加工しているが、北海道のヒトはほとんど食べない食品の一つ
である。北海道ではわざわざ鱈を戻す手間を掛けなくても、他に新鮮な魚が手に入るからしょうがないんだけどね。

しかし、浜値が安すぎて捨てられているという山陰の鰊は、もったいない。春になると鰊を食べて育った道産子にしてみると、涙が出そうな話だ。
 鰊の時期には鰊を、秋刀魚の時期には秋刀魚を、1カ月毎日食べても飽きない
わたしから見ると、罰が当たりそうな話だ。肉は嫌いじゃないし、道産子だから羊も鹿も鴨ももちろん食べるけど、正直、肉食べなくても、魚さえあれば生きていける。何の因果か、京都・奈良と鮮魚の鮮度がとんでもない地域に住み続けているから、食卓に魚の上る回数が減っているだけの話。

鮮魚を出荷するだけじゃなく、加工すればいいのになあ。山陰には、魚を加工するところはないのかしら。身欠きや酢漬けなど、鰊の加工品はあちこちで食べられるんだけどなあ。北海道だと
 身欠き鰊、切り込み(魚の塩辛)、糠鰊(山陰でいう「へしこ」)
等等、いろんな加工をする。イギリスや北欧などでは酢漬けにする。てか
 山陰なら鰊を糠漬けにして「へしこ」にできるだろう
と思うんだけど。塩辛い保存食の
 糠鰊
は、モノの鮮度の落ちやすい夏のおかずの一つだ。
 糠鰊じゃ塩分過多
というのなら
 マリネに加工
して、都市の購買層にアピールするのも手だろう。

で、朝日は取り上げてないけど
 最近、秋田名物として知られるハタハタも京都(丹後)沖なんかで獲れてる
のは何故? 他の魚種が揮わないから、これまで目もくれなかったハタハタを獲るようになったのか、それともハタハタが獲れるようになったのか。

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コメント

木曽路はすべて山の中である。故あって、藤村の"夜明け前"長野県の木曽谷に住んでいる積丹生まれの者です。
物流が良くなって、山の中でもまあまあの鮮度の海産物が手に入るようになりました。しかーし、生の鰊は別格
です。近くのスーパーの魚売り場で"おおっ"と、生のニシン。ウーン? 今何月だ? 10月にニシンかよ。おまけに
鳥取産の表示。見たところ北海道産の物と変わらない。しかし、長野の人は美味しい魚が解からないらしくて、誰も
買わない。春ニシンの頃、松本市のスーパーで北海道産の生ニシンを置いている店を見つけたので、毎週末買いに
行くんですが、誰も買った形跡無し。おめーら、旨い魚のこと何にも解かってねぇーな。そりゃそうだよな。店の
魚コーナーで幅を利かす養殖の山女、岩魚。北海道なら天然しかいないけど、イワナなんて食わないよな。ニシンは
自分が思うに、キンキ、黒ゾイ、羅臼のホッケ並みに旨いと思う。多分、生ニシンは活きが良くても目の周りに血
が滲んで、見た目が気持ちが悪いんだと思う。山国の人は。
それで自分が、安くなったパック詰めをもったいなく、お値打ち(名古屋風)と思いつつ2つ、3つ買って帰ります。
鳥取、島根方面では採算に乗らないと廃棄しているとか。バチが当たるぜ。

ニシンは英語でヘリン? ベーリング海、ヘリンボーン(ニシンの骨)の由来ですよね。
北ヨーロッパでは80年周期で、ニシンが獲れたり獲れなかったりというデータが解かってるそうですが、朝里の浜で
とっくに群来が終わったのに、毎年春の漁期だった頃になると網を入れていた爺さん、もう死んじまったろうなあ。
北原ミレイの"石狩晩夏"が聞きたくなった。浜圭介だね。


投稿: なかのりさん | 2013-10-25 23:38

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