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2010-07-13

2010参院選 超ブーメラン民主党政権が子どもや若者に示す素晴らしい教訓「大人は誰一人責任を取らなくても怒られない」

民主党は参院選で惨敗した。
普通は誰かが責任を取る。

前回の参院選で自民が惨敗して
 ねじれ国会
が生まれたとき、民主党は
 直近の民意は参院選の結果にある
と、自民党政権にことごとく対立してみせた。読売より。しかし、読売も
 ブーメラン
って
 2chかよ
って見出し。
 民主ブーメラン説
というのは2chで民主のやり方を揶揄するときに使われる枕詞みたいなもんだ。


自民苦しめた「直近の民意」、民主へブーメラン

 参院選の予想以上の大敗により、菅首相の政権運営の展望は極めて描きにくくなった。
 首相は12日朝、仙谷官房長官らと会談した際、「参院の議席数がこうなり、皆さん方に苦労をかける」と述べ、一致結束して難局を乗り切る考えを示した。
 首相は未明の記者会見で、国会運営について、政策ごとに野党に連携を呼びかける考えを示した。
 だが、民主党には今後、2007年参院選以降、自らがとってきた対応がブーメランのように戻ってくることが予想される。当時、自民、公明連立与党は大敗、衆参はねじれ状態となった。民主党は「直近の民意」を重視する姿勢を打ち出し、法案処理や同意人事などで、政府・与党と徹底的に争う姿勢を貫いた。
 新テロ対策特別措置法の延長問題や日銀総裁の同意人事などで「拒否権」を連発したことは、政府・与党を追いつめ、安倍、福田両政権は短命に終わった。

(2010年7月12日15時51分 読売新聞)

まあ、
 同じことが起きないとは言えない
わけですよね、民主党。つか、
 あんたたち、あんだけ大人げない国会対応をしていたのを国民が全員忘れていると思い込んでいる
という方が問題だ。
 健忘症は民主党のみで全例発生
ってことでしょうかね。

で。
こんだけ負けると普通は誰かが責任を取るのだがな。
今回の
 参院選惨敗の戦犯
は、最低でも3人いる。
 一人目 「民主ブーム」が参院選でも続くと踏んで「複数擁立」を推し進めた小沢一郎
 二人目 自分の人気があれば、何でも出来ると最大の禁じ手「消費税」を直球で投げ込んだ菅直人
 三人目 直接の選挙の責任者である幹事長枝野幸夫
で、誰も責任を取らないどころか
 小沢一郎周辺は菅・枝野を攻撃
しており、一方、菅総理は
 いまの枠組みのまま、9月の代表選まで行く
と明言した。
こちらは枝野くんの昨日のご発言。NHKより。


枝野幹事長 続投の考え示す

7月12日 19時26分

 民主党の枝野幹事長は記者会見で、「菅総理大臣から、職責を全うしてほしいという強い指示があった」と述べ、幹事長を続投する考えを示しました。
 この中で枝野幹事長は、参議院選挙で敗北したことについて「たいへん厳しい結果となり、大事な先輩を含め、たくさんの有為な仲間が落選したことは、たいへん、じくじたる思いで申し訳なく思う」と陳謝しました。そのうえで、民主党内に参議院選挙の敗北の責任を取って辞任すべきだという意見があることについて、「さまざまな意見があることは承知しているが、菅総理大臣から『厳しいが、しっかりと改革の実をあげていくために職務を全うしてほしい』という強い指示があった。選挙の結果で示された民意をしんしに受け止めながら、どうやって、その声に応えていくか全力をあげたい」と述べ、幹事長を続投する考えを示しました。また、枝野幹事長は、消費税を含む税制改革で、菅総理大臣が民主党としての考え方を来年3月までにまとめたいという考えを示していることについて、「必ずしも当初想定した期限にこだわらず、幅広く国民の理解と合意を得られるようなペースで進めていくことを基本に考えなければならない」と述べました。

コケにされたのが、神奈川県民である。てか
 選挙で落選した千葉景子法相を民間人として続投
って、
 神奈川県の民意はガン無視
ってことですよね、民主党。
 国会議員としては、不適格と有権者が判断した
のは、
 なかったことにした
ってことよね。昨日の神奈川新聞の記事はこちら。


法相の千葉景子さん「粛々と責務こなしたい」、報道陣質問に答えず/神奈川

2010年7月12日

 法相の千葉景子さん(民主)は参院選神奈川選挙区での落選から一夜明けた12日午前、民主党県連の常任幹事会に出席し、県連幹部らに選挙戦での支援に対し謝意を伝えた。自身の今後については「法相として粛々と責務をこなしていきたい」と話すにとどめたという。
 仙谷由人官房長官が千葉さんに法相を続投させる意向を示したが、県連を出た千葉さんは報道陣の質問に答えず、要人警護官らと乗用車に乗り込み県連を後にした。関係者らは法相続投について「本人が決めることだ」などと話している。
 県連の水戸将史幹事長によると、常任幹事会で千葉さんは出席者に向け「今回の結果は自分の不徳の致すところ。わたしの思いは(選挙区で当選した同党の)金子洋一さんに受け継いでもらいたい」などとあいさつしたという。
 千葉さんの落選について水戸幹事長は「申し訳ない」と話した一方、「菅直人首相の消費増税に関する発言で、いい影響がなかったのは事実」と述べた。政権に対する批判の受け皿としてみんなの党の候補者が票を集めたことや、死刑廃止や選択的夫婦別姓制度など千葉さんの取り組みが一部の他陣営によりネガティブキャンペーンに使われたことなども一因として挙げた。

ええっと
 死刑廃止とか選択制夫婦別姓制度は千葉法相が自らのポリシーして掲げていた
んじゃないのか、水戸幹事長。同じく2/24付神奈川新聞より。


「死刑制度なくなることが好ましい」、千葉法相が初見解

2010年2月24日

 千葉景子法相(参院神奈川選挙区)は24日の衆院法務委員会で死刑制度について「なくなることが好ましい」との見解を示した。千葉氏が法相就任後、同制度への考え方を明言したのは初めて。
 千葉氏は「斟酌(しんしゃく)される課題。なくなることが好ましいと考えているのが本音だ」と答弁。ただ「国民や国会を挙げて論議すべき課題」などとも付言し、法相任期中に死刑執行に同意するのかについても「対応は慎重にする」などと明言を避けた。
 民主党の長島一由氏(衆院4区)への答弁。(以下略)

やはり同じく昨年9/30付神奈川新聞より。


夫婦別姓実現へタッグ/神奈川の2大臣会談

2009年9月30日

 千葉景子法相(参院神奈川選挙区)と福島瑞穂男女共同参画担当相(比例)は30日、法務省内で会談し、選択的夫婦別姓制度を導入する民法改正案について、早期実現に向け協力することで一致した。改正案は早ければ来年の通常国会の提出を目指している。
 弁護士同士の2人は、1980年代からの付き合い。福島担当相が「弁護士のお姉さんみたいな感じだから、千葉法相と呼ぶのは調子が狂う」などと和やかな雰囲気で始まった会談。夫婦別姓導入や人権救済機関設置など両者が担当するいくつかの案件について、意見交換した。
 夫婦別姓について、就任後の会見で通常国会の提出に意欲を示していた千葉法相は会談後、「共通に協力しなければいけない課題がある。実現に向けてやろうと話した」と説明。自らも事実婚と夫婦別姓を選択している福島担当相は「できれば通常国会などに提出できるようお互い頑張ろうということになった」と述べた。福島担当相は法務省と内閣府で実務者レベルの意見交換の場の設置も提案したという。
 2人は野党議員時代、毎年、選択的夫婦別姓の導入を盛り込んだ民法改正案を議員立法で参院に提出していたが、廃案が続いていた。

その
 ポリシーをネガティブキャンペーンに使われたから落ちた
って、
 どこの選挙素人だよ
って話で。
 政治家がポリシーが原因で落選するなら本望
じゃないのか。もし、そのポリシーが
 隠さなくてはならないような類な反社会的見解
というのならともかく、だ。むしろ
 ネガティブキャンペーンが原因の一つ
なんて
 落選は候補者の問題ではなく他人のせい
にしかできない
 貧弱な選挙手腕しかない県連だから「落ちた」
んじゃないんですかね、民主党神奈川県連。

いや〜、日本の政権与党は
 選挙で負けても、誰も責任を取らないで、堂堂とその地位に居座る
という、素晴らしい対応を取っている。これが
 日本を代表する政治家達の「大人の対応」
ってことで。詰め腹すら切らせないんだから、すげーよ、民主党。

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