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2010-07-23

NHK教育の若者向け職業紹介番組「あしたをつかめ 平成若者仕事図鑑」に大学助教が登場@7/23 19:30〜19:55

NHK教育の
 あしたをつかめ 平成若者仕事図鑑
は、これまで多種多様な職業を紹介してきたが、とうとう
 大学教員
もその対象になった。本日夜放映予定。NHKのサイトより。


2010年7月23日 金曜日 よる7:30から (NHK教育) NO.247大学教員

 学生たちを講義などで教えながら、自らの専門分野について最先端の研究を追求する「大学教員」。正解が用意された問題を解くのではなく、何が問題なのかを見抜く力が問われる仕事です。
 主人公は、京都大学の助教としてこの春から働き始めた東樹宏和さん(29歳)。ツバキを食べるゾウムシを研究材料に、行動や形態がどの様に進化してきたかを調べています。忙しい研究の合間をぬっては屋久島に出かけ、データを収集。得られた結果に考察を加えて論文を執筆し、科学雑誌に投稿しています。認められればそれが研究者としての実績となりますが、論理の甘さやデータ不足を指摘され、掲載まで数年かかることもしばしばです。
 いま、東樹さんは新しい研究に着手しようとしています。地球温暖化問題解決の手がかりになるかもしれない、地中のキノコの果たす役割を明らかにすることです。本格的な調査のため、4年にわたる大プロジェクトを計画。そのための研究費も申請しました。若き研究者の挑戦に密着します。

と言うわけで、数多ある大学教員とその専門分野の中から
 国立大学の生物系助教
が選ばれたようだ。まあ
 屋久島・地球温暖化・理系

 絵にも、話題にもなりやすい分野
ってことで。これが文学部助教で、文献中心の研究分野だと、
 絵にも話題にもなりにくい
わけで、まあ取材しにくいわな。

NHKはちゃんと
 アカデミックポスト獲得の難しさ

 ポストに就いたからと言ってもその後の地位が保全されるとは限らない実態
まで、ちゃんとやるかな?

わたしの印象では
 理学部系生き残り
って、本当に優秀かつ運が向いていた人しか残れない超ハードな道だと思うんだけど、今はどうなんだろう?
そうでなくても、異常に優秀な連中が鎬を削って生き残るのが理学部で、もともとのパイが文学部以上に限られている分、大学院進学や大学院内での研究活動でも、熾烈な競争がある。
理学部卒業して文学部に3回生編入したり、大学院で文転して、文学部系の教員になる人がいるのが京大の伝統で、
 文学部と理学部は似たもの同士
とは、入試段階から言われている。
 数学のある文学部と国語のある理学部
だったからな。最近はどうなってるか知らないけど。で、文学部で一番理学部に近い適性を持った人がいる学科が印度学なんだよね。頭の中でサンスクリットを読む時使う所と、数学で使う所と、よく似た場所にある。印度学で天文学やってる人たちは、生粋の文学部出身でも、頭の中身はほぼ理学部に近い。サンスクリットの原典を読んで、それを元に天文学シミュレータをプログラムしちゃったりする。もちろん、理系から文転してくる人もいる。文学部で古典天文学を扱う学科は中国哲学もそうなので、実は、中哲にも、理系出身者が必ずいる。あとは可能性として、西南アジア史にいてもおかしくはない。いずれも数理的才能以外にハードな古典語学の習得が必要な分野である。

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