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2010-08-30

NHKクロ現のPDがTwitter番組のために、超失礼な取材を佐々木俊尚氏にして、その話がTwitter上で盛り上がっている件(その2)明日クロ現でtwitter番組やるそうだぜ 期間限定クロ現twitterアカウントもあるぜ

2010-07-30 NHKクロ現のPDがTwitter番組のために、超失礼な取材を佐々木俊尚氏にして、その話がTwitter上で盛り上がっている件
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2010/07/nhkpdtwittertwi.html
の続き。
さて、
 NHKが世界に誇る「NHK帝国主義」のPD
が制作していると思われるクロ現のtwitter特集
 ツイッター“つぶやき”は社会を変えるか?(NO.2928)
が明日放映予定である。一応、NHKのサイトではこう説明している。


内容紹介
たった140文字の“つぶやき”をネット上に投稿することで世界中の人々と繋がる、まったく新しいメディア「ツイッター」。今やその利用者は全世界で1億人を突破、今も増え続けており、社会を揺るがし始めている。特筆すべきは、いつでもどこでも“つぶやき”可能な「リアルタイム性」と、その内容を瞬時に大勢の人たちに伝える指数関数的な「伝播力」。サッカーワールドカップでは、世界中の人達がツイッターで試合と同時進行で感想を述べあい、ハイチ地震や宮崎の口てい疫では募金の呼びかけの発信源となった。物が売れない今、企業からもツイッターは熱い注目を集め、その“つぶやき”による「口コミ」で業績を飛躍的に伸ばす会社も出始めている。わずか140文字という“つぶやき”の羅列が、社会に何をもたらすのかを探る。

【放送時間変更のお知らせ/北海道ブロック】
北海道ブロックではプロ野球中継のため、22:55~23:21〈総合テレビ〉の放送となります。
【再放送時間変更のお知らせ】
24:24~24:50〈BS2〉(9月1日午前0:24~)
--------------------
「クロ現」で“ツイッターなう”
~生放送中、ツイッターでご意見を募集します~

■8月31日放送予定「ツイッター “つぶやき”は社会を変えるか」では、「ツイッターが社会をどのように変えるか?」についてご意見を募集します。クローズアップ現代の公式ツイッターアカウントnhk_kurogenにアクセスしてください。番組では、寄せられた“つぶやき”の一部をスタジオでご紹介する予定です。

■"つぶやき"の送り方

□「ツイッター」のアカウントをお持ちの方
冒頭に@nhk_kurogenをつけてつぶやきをお寄せください。(@nhk_kurogenが付いた“つぶやき”のみ番組に届きます。)

□「ツイッター」のアカウントをお持ちでない方
“つぶやき”を投稿するためには、ツイッター社が運営するサービス「ツイッター」に登録する必要があります。詳しくは以下のリンクを参考にしてください。
http://twitter.com/

■注意事項
・nhk_kurogenは期間限定の公式アカウントです。運営の期間は9月3日までです。
・お寄せいただく“つぶやき”は多数になることが予想されます。番組でご紹介できるものはごく一部にとなる可能性があることをご承知おき下さい。

津田 大介さん(メディアジャーナリスト)
津田さんのツイッターページ

だってさ。
 津田大介がなんか適当なコメントを入れておしまい
になる悪寒。

この手のことがあると活躍する連中がすでに活発にRTしてそうだな。
誰でもtwitterにアカウントさえあればできるから、やりたい方はどうぞ。

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理会

竹中労が
 理会
という単語を作ったとは知らなんだ。
てか
 理会
って、竹中労が生まれる遙か以前から存在する漢語なんだけどね。
手元の漢和辞典(『全訳漢辞海』第二版)をざっと引いても(用例は載ってないので、引っ張ってきた)、
 1.物事の道理を理解する。さとる。
 蘇軾・答張嘉父「然此書自有妙用、學者罕能理會(一作領會)
 2. 見解が一致する。『世説新語』識鑑篇「而闇與之理會
と出てくる。
いま普通につかう
 理解
に近い意味では明治期の文章などに普通に
 理会
って出てくるんじゃないの? すぐに誰って言えないけど、何度も見た覚えがある。
てか『朱子語類』には頻出する。南宋では普通の言葉ってことだ。四書の教科書である、朱子の『四書章句』にも
 理會
は出てくるから、漢文の勉強をしていた人間には馴染み深い漢語であったはずだ。
「理會」の辞書的意味については、ここに詳しい記述がある。8つの意味を載せている。
理會(中文繁体字)

まあ、竹中労の「理会」がこうした「理會」の歴史的用法をぶっ飛ばして
 新規の意味を含ませた
んだったら別だけど、それでも
 造語
ってのは言い過ぎ。

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2010-08-29

The Pacific Part7 ペリリュー後編@WOWOW 8/29 22:00〜23:00

前に、オーストリア生まれのオーストラリア人に強く推奨されたTVドラマ
 The Pacific
を初めて見る。(録画は家族にしてもらってるけど)今夜は
 ペリリュー後編

海兵隊の視点から、「太平洋戦争」が描写されているドラマだ。
激戦地のエピソードでは、至る所に遺体が転がっている。
で、
 大劣勢を果敢に闘って、機銃掃射や火炎放射でやられる日本兵
が多数登場。終わり近くでは、
 座ったまま脳味噌を半分吹き飛ばされた日本の砲手(上から米兵がぽっかり空いた頭蓋骨めがけて小石を落としたりしているシーンあり)
とか
 黒焦げの日本兵
なんかが出てくるわけで、日本の地上波放映はムリですな、これ。
 日本兵はちゃんと自然なイントネーションの日本語をしゃべっている
という点は、画期的だが、
 助けて神様〜
とは当時の皇軍兵士は叫ばなかったと思われる。脚本のリサーチミスだな。

当然ながら
 fucking Jap
なんて単語は頻出。ペリリューの戦いだったが、海兵隊は先に撤退するので
 万歳玉砕シーンはなし
だった。
 戦力において彼我の差は明か
な戦いだったはずなんだが、日本兵が文字通り総力戦で玉砕した戦地。そういう意味では
 敵ながら日本兵の戦いに対する敬意
を織り込んだ構成になっていた。

来週は
 硫黄島
である。

しかし、たまに
 日本兵の持っていた日章旗を元米兵が返還
してニュースになるけど、どうやって
 戦利品を獲得するか
というシーンがあった。
 カタナはないか、買うぞ
とかいっている奴とか
 金歯を日本兵の遺体からナイフでこじり取ろうとする米兵
とか。
ここまでテレビドラマでちゃんと描写する辺りはエライのかも。

軍オタではないので、使用されている戦闘機・火器・戦車・輸送船等の制式が合ってるかどうかまでは確認してない。

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産科崩壊 日テレ24時間テレビで「無介助自宅出産」放映予定(その3)K2シロップの存在を無視、ワクチン拒否の自称「自宅出産の専門家気取り」の父 本日朝8:00頃放映予定だとか 提供スポンサーは要チェック→ただいま関東では放映中(8:28〜8:43)北海道・東海・関西は別内容を放映→「YouTubeにアップ」するとご本人

出産部分はやらないらしいが、
 自宅出産の専門家気取り
の父親がいる、8人無介助分娩の一家が今日8:00頃、24時間テレビに登場するという。
すでにmixiでは相当暴走してるのだけれど、一体何が
 医療従事者でもない、ただの素人に、自分は医療従事者並であると錯覚
させているのか疑問だ。

今回の放映について、ご本人はよほどうれしいらしいが、これによって
 新たな医療ネグレクトによる胎児・赤ちゃん・子どもの健康被害
が誘発されないことを願いたい。
というか、取材・放映されること自体で
 自分のやっていることは「市民権を得た」
と間違いなく勘違いしている人物を、公共の電波に乗せようとしている日テレの罪は重い。
mixiの発言を見ていると
 K2シロップは「存在を知らない」上に、予防接種を1人に受けさせたら「子どもがアトピーになった」ので、それ以来一切他の子どもにも受けさせてない
というK2シロップ否定・ワクチン接種拒否派であるようだ。これまで8人のお子さんが無事だったのは、幸運であっただけだろう。てか
 ワクチンでアトピー
というのは、いわゆる「自然派育児」を標榜する人たちが主張する「ワクチン拒否の根拠」なんだけど、どうして、
 赤ちゃんに与える栄養の問題
すなわち、
 母乳でも人工栄養でもアトピーが起きる事実を無視する
のか、いつも不思議だ。大変残念ながら、
 母乳哺育の赤ちゃんでもアトピーは起きる
のである。
 母乳万能論
のヒトには受け入れがたいんだろうけど。
こうした
 他人の健康に害を及ぼしかねない個人の特殊な経験を「一般化」し、喧伝する人物
をこれから日テレは全国に放映しようとしているわけだ。なんせ「K2を知らない」根拠が
 母乳や果物、無精白の穀物、生野菜などは、科学が自然にまったくかなわない
とか、まったく科学的ではないというのも烏滸がましいものなのである。
 危険視されている「ホメオパシーの医療分野での使用」

 科学に対する偏見を、自己流の「理論武装」で「正当化」する点
においては
 根本的な態度は一緒
の人物なのである。

8時台のスポンサーはどこだろうな。

いま、これだけ
 ホメオパシーを信奉する助産師によるK2不投与による赤ちゃんの死亡例
が問題になっている段階で
 ビタミンKについて同様の主張をする人物を公共の電波に乗せて、「社会的承認」を与えた形にする日テレ
って、どうなってるんだ。
 日テレは、赤ちゃんにはK2シロップを与えず、子どもには予防接種を受けさせない「医療ネグレクト」を推進する人物を応援
することになるんですがね。

「琴子のお母さん」さんも懸念を表明されている。
2010-08-28 その放送ちょっと待った!!の気配…


さて、ただいま放映中。(8:28)
・8人目が風呂場で「水中出産」で生まれたところの動画をちらっと流す
・8人とも「自宅で生まれた」
・「安易な自宅での出産は危険を伴います。 助産師や医師の立会いを求めるようにしましょう」のテロップを流す
以上で、出産関係はおしまいに。

というわけで、全員生中継に登場。(8:40)
出来るだけ「子だくさんの大家族」の線で放映したけど、さてね。
木山裕策が「HOME」を歌った後、家族にマイクは戻さなかった。

水中出産は、非常に危険である。これについては以下に。
 2007-09-27 産科崩壊 助産所の助産師の未熟と自信過剰が赤ちゃんを殺す 神奈川県相模原市の北里大学病院からの報告 初産29歳産婦は水中出産を4日も続けさせられ、赤ちゃんは細菌感染して生後5日で死亡、生まれてくるまで双子だとわからなかった(2例)未熟な助産師も
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2007/09/29452_e27e.html
 2009-01-28 産科崩壊 「自然なお産」を標榜する40代の助産師による指導で自宅で思いがけなく水中出産してしまった末に産褥熱に しかも臍の緒を切る鋏などの器具を陣痛の始まった産婦に煮沸消毒させる 消毒薬は「アルコール」と「松の油」のみ持参
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2009/01/40-80c0.html

ちなみに
 5回以上の出産経験がある場合を「頻産婦」
として、日本助産師会では
 助産院では扱わない指針
を示している。


助産院でのお産や自宅出産をご希望の皆様へ
特に、逆子(骨盤位)、前回帝王切開(以前に帝王切開の手術を受けたことのある方)頻産婦(5回目以上のお産の方)等の場合は、一つ間違えば母子共の生命にかかわる危険が伴います。こういった方々には、緊急時に直ぐに対応可能な病院でのご出産をおすすめしています。費用やケアの内容についても、納得してご利用ください。

だから
 8人全員「自宅出産」
は、
 5人目以降は、助産師適用そのものがあり得ない頻産婦の無介助分娩によるもの
であって、
 母体も危険にさらしている「賭け」でしかない
のである。
内実は、到底、先ほど放映された
 ほのぼの家族の物語
ではない。

なお、
 北海道・東海・関西では別内容を放映
したということで
 全国放映は免れている
ようだ。関東地区では住所・氏名ともにばっちり流してましたがね。
日テレは
 生放送で不測の事態が起きても大丈夫なように、放映する地区を絞る
という対策を立てたようだ。てか、契約上
 木山裕策に「HOME」を歌わせないといけない
から、
 コーナー自体を潰せなかった
って話なのかしらね。

続き。(10:17)
全国放映されなかったので
 YouTubeにアップ
する、とご本人が宣言してます。どうすんだろ。

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2010-08-27

産科医療崩壊 日テレ24時間テレビで「無介助自宅出産」放映予定(その2)出産部分については放映しない模様 1例報告たった8回の分娩でアマチュアがお産のプロよりもお産の専門家になれる筈がない→追記 K2シロップおよびワクチン不投与を現在妊娠中の女性にも推奨か→当該トピックスを削除

いろいろな方が懸念し、働きかけた結果、
 日テレ24時間テレビの「無介助自宅出産」放映は「出産に関する部分」を放映しない
ことになったという。山口(産婦人科)先生、ご教示ありがとうございました。mixi等関連するところでも確認できました。

mixiの該当トピックスでは、ご主人の
 YouTubeでアップしたらどうなるだろう
という発言があるんだけど、まさか、カットされる予定という無介助分娩のビデオをアップするってことじゃないだろうな。

もっとも、出産部分を放映しないというだけで、全体の内容がどうなるかは不明。

(追記)
mixiの書き込みによると、当該家庭は
ビタミンK2シロップ不投与
・ワクチン拒否派
の可能性がある。というか
 無介助分娩なのだから、助産師も小児科医もK2シロップを与える機会がない
だろう。
24時間テレビの放映内容に上記2点が含まれていないか要チェックである。
ビタミンK2投与については、
 母乳哺育の2200例に1例の頻度でビタミンK不足による頭蓋内出血が起きる恐れ
があり、全例投与が推奨されている。
 「自然なお産」のヒトが「母乳哺育を拒否する」はずはない
ので、ここの家庭でも、子どもはビタミンK不足による出血の危険にさらされ続けたことになる。そして、最近生まれた赤ちゃんは生後3カ月くらいまではビタミンK不足による頭蓋内出血は要注意であるから、いまもその危険にさらされ続けているのである。
現在妊娠中の方が、この「8人無介助分娩」の方達と「同調」した結果
 K2シロップ不投与とワクチン拒否
を宣言されているので、
 日テレが24時間テレビで放映する予定の家族は「医療ネグレクト」を他者(現在妊娠中)に教唆
したってことになるんですがね。
 医療のプロでもない素人が、他人と他人の赤ちゃんを生命の危険にさらす
のって、恐ろしい話ですが、日テレはもし今後この家族の「主張」に従って
 無介助分娩+K2シロップ不投与+ワクチン拒否の母子に生命の危機が訪れた場合
には
 公共の電波に「感動の家族物語」としてフィーチャーした筈の主人公達が一方で「素人のこうした医療ネグレクト推奨」
しており、今後
 テレビ放映によって「有名人」になり更に「素人の発言が権威化」して一人歩きする恐れ
が生じ、
 「医療の素人の無責任な発言」に影響された妊婦さんや赤ちゃんが実害を受ける「公共の福祉の損失」
について、責任を取るんでしょうな。当然
 24時間テレビの提供スポンサー
も、
 こうした無責任な、医療に対する越権行為を当然のものとする人物の全国放映に金を出した
ってことで、社会的責任は免れないと思いますがね。
なんせ、
 テレビの影響は大きい
のだ。今後
 「テレビでは映せなかったけど実はね」という形で「8人無介助分娩」家族が社会的承認を受けたと勘違い
して
 いよいよ「医療ネグレクト」を他人に推奨する発言・行動を拡大する
可能性無しとしないんだけど。いまmixiで行っている発言だけでは済まなくなったとき
 日テレはどういう責任を取るのか
わたしは知りたい。

なお、助産師会は8/26付で
 無介助分娩の危険性についての警告
を発表している。


警告! 助産師・医師の立ち会わない無介助分娩は危険です!(PDF)

  医師や助産師の介助なしに、夫婦だけで出産する無介助分娩(プライベート出 産とも言われています)が、あたかも自然な出産であるかのように吹聴されるケースが見受けられます。しかし、無介助分娩では緊急時の対応が間に合わず、 事故が起こることもあるため大変危険です。 数年前、育児文化研究所の推奨する無介助分娩が社会問題となりました。それ に伴う事故も起こり、開業助産師がその事故に巻き込まれる例も起こっていま す。
 助産師はその業務の中で自然性を尊重し、安全な出産と母子の健康を支援しています。自然な分娩を大切にしながら、必要な時にはしかるべき医療を受けられるようにすることも2つの命を守るための大切な責務だと考えます。そのた め本会としては、安全の確保のために『助産所業務ガイドライン』を整備し、 ガイドラインを遵守した助産業務の遂行を指導徹底しています。 現在妊娠中の方、ご家族の皆様におかれましては、助産師あるいは医師の立ち会いのもと安全・安心な出産を迎えられますよう、ご理解ご協力をお願いいたします。

2010 年 8 月 26 日
社団法人日本助産師会 安全対策室 安全対策委員会

まあなんか凄い文章なんですが、一応、
 警告
を出したことは評価したい。
(追記終わり)

(追記その2)
mixiの当該トピックスは、先ほど全部削除され、現在、見ることが出来ない。
K2

一応、問題の発言をキャプチャしておいた。
(12:50 追記終わり)

ところで、
 うちでは8人無介助で生まれて大丈夫
ということは、普通に考えれば
 1例報告
に過ぎないことに、注意しないといけない。
 ある1人の女性が8人子どもを無介助で産んで、みんな無事だった
というだけのことである。これを錦の御旗の如くに掲げて
 みんなが何人子どもを無介助で産んでも、全てのお産が順調で全例母子共に無事
と読み替えることはできないのだ。
 ある個人の経験が「一般化される」
ことに、みな不安を懐いている。てか、
 テレビ放映されることで「無介助分娩が社会権を得る」ことが問題視
されているのである。もし、
 個人の成功例がすべて一般化できる
のであったら、世に数多ある
 わたしは〜で〜に成功しました
という本の通りにやれば、全員望みのものを手に入れられているはずだ。そうでないことは、はっきりしているから、毎日新しい「成功本」が陸続と出版されるのである。
 個人の成功例は一般化できない
のは常識だし、当然、
 お産に関しても同じ
である。「成功本」が作られ、売れるのは
 そこに書かれている個人名と個人の体験が「自分にも当てはまるように錯覚」させる効果
があるからだ。
 成功した個人が「成功からほど遠い印象」の人物
であればあるほど、この手の「成功本」は売れるのである。

で、
 うちでは8人無介助で生まれて大丈夫
という「1例報告」のみで
 無介助分娩の「全能性」
を信じ切っている方がいるように、もし、
 すべてのお産が同じように安全
なのなら、周産期母子健康センターなど不要なのだ。
そうではない、
 お産は一回一回みんな違う
から、
 250例に1回という、危険なお産から赤ちゃんとお母さんを守るため
に、日夜、産科・小児科の先生方はそれこそ命を削って闘っているのである。
 病院で管理されるお産はイヤだ
という至って個人的な好悪の理由だけで、周産期のプロを嘲笑うような「自然なお産」推奨派がいたとするなら、それは
 これから生まれてくるすべての赤ちゃんとそのお母さんの敵
である。

今回の「8人無介助分娩」の経験則についていうならば
 たった1人の8回のお産だけで、残りすべてのお産について自信満々に語られても困る
のだ。日本ではいま毎年100万人以上の赤ちゃんが生まれてくる。そして、
 産科医が1年に扱うお産の数は、日本では100例を越える
のである。前に計算したときは平均140〜150回だった。
 2007-05-29 産科崩壊 「産婦人科」を標榜する36-60歳の現役医師は全国で5664人 24-35歳の若手医師は2318人(平成16年度) 全員がお産を扱うわけではない
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2007/05/366056642435231_f19b.html

控えめに見積もって、一人の産科医が1年に100例をお産を扱うとして、10年たてば1000例だ。26歳から10年として、36歳の産科医であれば、
 1000人(双胎以上も含まれるだろうから実数はそれ以上)の赤ちゃんを取り上げてきている
のだ。
よくいる「自然なお産」推奨派の人々に
 1000例のお産を取り上げたことがあるか
聞きたい。1000例お産を取っていれば、危険なお産には遭遇している可能性がある。そうではなく
 100例程度の自験例で「たまたま危険なお産がなかった」だけの幸運
を根拠に
 「自然なお産」は「安全」
というのは、まったくもって「幸運」だっただけである。妊婦さんがこのスローガンを信じ込んでしまい、危険なお産が誘発されるとしても、恐らくそれら
 「自然なお産」は「安全」
を唱える人たちは、決して責任を取らないだろう。
 「自然なお産」は250例の1回の頻度とされる「危険なお産」を救えない
のである。かつて日本の母子死亡率は高かった。それがいま
 世界でもトップに近い低い水準に至った
のは、
 250例の1回の危険なお産に対処する医療体制がある
からである。つまり
 100万人の赤ちゃんの内、4000人は生まれてくるときに「危険なお産」
だったのである。250例に1回というと大した数ではないように見えるだろうが、
 毎年4000人以上の赤ちゃんとお母さんが「危険なお産」に遭遇している
と書き直せば、
 どうして周産期医療に携わる産科・小児科の先生があれほど激務なのか
が少しは理解出来るのではないか。
ところが「自然なお産」推奨派がそういう「危険なお産」を扱うと、
 誤った「経験則」に従って、「危険なお産」の徴候を見過ごす
ために
 手遅れに近くなってから病院に搬送
されることが多いので、いかに最先端の設備を整えた病院であったとしても、赤ちゃんやお母さんを救うことは難しくなる。

何度でもいう。
 「安産」は結果論に過ぎない
のである。

(更に追記)
件のご家族は首都圏在住らしいですね。
しかも産科・小児科の医療資源が乏しい、といわれている自治体在住である。
ため息しか出ませんね。
(追記終わり 14:30)

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2010-08-25

産科医療崩壊 日テレ24時間テレビで「無介助出産」放映予定 というわけで産科崩壊に悩む医療関係者を始めとする当事者達がスポンサーチェックを開始した模様

毎年恒例の
 日テレ24時間テレビ
で、今回は
 8人目も、助産師すらつけず、素人だけがお産に立ち会う無介助分娩で生む
という家族が登場するらしい。

いや〜、日テレってどうしてこう間が悪いんだろうね。

わたしが最初に思ったのは
 8人目? 下手したら子宮破裂で母子ともに危険ではないか
ということだった。どうも、「ご安産」だったらしく、mixiに御主人が
 テレビ見てね
と書き込んでいるということだそうだが、それはあくまで結果論である。

当然、
 「飛び込み出産」等で崩壊の危機にある産婦人科・新生児小児科関連の医療関係者
とか
 助産院や自宅出産で出産時にトラブルのあった家族
には注目されていて、
 すでにスポンサーチェックも開始
されているようである。

まあ、毎年、最後に
 提供読み
がありますからね。今年はそこだけ録画率が高かったりして。

お産は
 終わってみるまで安産かどうかはわからない
のに
 無介助分娩を堂々と全国放映
するんだからな。当然
 じゃ、わたしも大丈夫
と、無批判にこの放映を受け入れ
 出産トラブルが起きた
場合、どうなるか日テレはわかってないだろうね。
 無介助分娩での出産トラブル
の場合
 飛び込み出産より酷い状態での救急搬送
ということになる。飛び込み出産は、まだ
 病院内で行われる
から、たとえば大出血しても手当ての算段がつけられるだろうが、それにも限度はあり、あまりの大出血であれば、院内に備蓄している血液では足りなくなることだってある。飛び込み出産ではなく、予定していた出産でも、そうしたことは起きかねないのが出産である。ましてや、
 無介助の自宅出産で難産、大出血、臍帯が首に絡んで仮死状態
などの状況が起きたとき、産婦さんの周りには
 資格のある医療関係者は一人もいない
のである。当然、仮死状態の赤ちゃんは見殺し、大出血したお母さんは生命の危機にさらされるだろう。

24時間テレビの手法からすると、そうした危険を撒き散らす可能性のあるコンテンツを
 感動の場面としてフィーチャーする
だろうから、今後
 24時間テレビで見て、わたしも無介助の自宅出産挑戦します
という女性が増加してもおかしくはない。その中には
 当然、自宅出産など適用できないリスクの高い妊婦さんも含まれると思われる
のだが、本人が
 「赤ちゃんは生まれてきたいと思ったときにきちんと生まれてくるのよ」
なんて世迷い言を固く信じていたりするので、
 羊水内で胎便を吸い込んで、胎内で赤ちゃんが仮死状態になっても、「自力で出産」
などという
 胎児虐待
が起きるだろう。死産でも痛ましいし、ましてや重い障碍を負うことになったら
 防げるはずの事故を母親の身勝手で防がず、子どもに重い障碍を負わせた
ことになるのだが、その当たり、24時間テレビでは完全にオミットするだろうな。

ま、
 少子高齢化の時代、「健康に生まれてくる子どもの権利を奪う」放送テロ
ですからね。
 赤ちゃんをできるだけ外界に適応できる状態で生む
のが望ましいのだが、それを
 理想の出産が赤ちゃんの健康を損なう
んだから、話にならない。
 理想の出産を追及して、子どもが重い障碍を負った
なんて、虐待以外の何者でもない。どうして
 赤ちゃんの健康を第一に考える
ということができないのだ。
 出産の主役は赤ちゃんであって母親ではない
のだ。今は
 新しい生命が生まれ出ることのすばらしさ
よりも
 ママになることのかっこよさが優先
されているように感じる。それっておかしくないか?
 格好いいママは、当然障碍をもった赤ちゃんも格好良く育てられる
と腹をくくっているのならともかくだ。現実は綺麗事ではない。
 理想の出産
には、
 子どもが障碍を負う危険性
はカウントされてないだろう。そこで夢想されている赤ちゃんは
 健康でかわいい赤ちゃん
だけではないのか?
 無介助出産等の場合に起きた出生時のアクシデント
で、
 出生前に抱いていた「理想」から外れた我が子を、自分の「理想の出産」で手に入れた
として、その
 「理想の代償」を払う覚悟
はあるのか? あるいは
 「理想の出産」で不幸にしてお母さんの命が失われた場合
には、
 我が子が「自分が生まれたからお母さんが死んでしまった」という罪悪感に生涯さいなまれる
ということを、一度でも考えたことがあるのか?

さっきも書いたけど
 安産は常に「結果論」でしかない
のだ。

この問題には、「琴子のお母さん」さんが、早くから注目して取り上げておられる。
助産師会も無介助分娩には困っているそうだ。
「琴子のお母さん」さんのblog「助産院は安全?」の日テレ24時間テレビ関連記事は以下に。

http://d.hatena.ne.jp/jyosanin/20100823
http://d.hatena.ne.jp/jyosanin/20100824

小児科の立場からは、Yosyan先生の「新小児科のつぶやき」が以下の記事で扱っておられる。
2010-08-24 はえ縄トピ
2010-08-25 24時間テレビの暴走を考える

読んで頂くとわかるんだが、最初みんな
 まさか? ウソだよね?
と思っていたのである。

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2010-08-23

ひこにゃんをめくるとそこには・・・「ひこにゃんの携帯クリーナーが鬼畜仕様だった件」

kinsamさん経由。
ひこにゃんの携帯クリーナーが鬼畜仕様だった件

いや、こ、これは。。。
南無〜。

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安藤彦太郎『中国語と日本近代』岩波新書新赤12

その昔
 文革を大絶賛したイデオローグの一人
だという
 安藤彦太郎
の中国語学習に関する書物を読む。

で、
 意図的に東亜同文書院についてはパス
しているような印象を受ける。てか
 オレの受けた教育っていろんな意味で凄かったんじゃん、オレも早稲田で中国語教師やったしさあ
みたいな中身だ。しかし、この人に中国語を習った学生というのも悲しいよな、たぶん。

早稲田の語学というと、今はどうだか知らないけど、
 一定の定評
があったんだけど、それは戦前からだったのか、というのがよくわかった。なんせ
 大学に行ったら、英語が受験時よりできなくなったので、また「旺文社大学受験ラジオ講座」始めました
なんて奴がいたんだよ。
 早稲田のドイツ語
というのも、ネタになっていて、帰省した連中が夏休みに集まると、まずやることが
 おい、お前ドイツ語わかるか
というのだったりした。
 北大 vs. 早稲田でドイツ語初級がどれだけ「わかっているか」競争
とか、もう
 宴会のネタとしか思えない
状況の話があったりしたんだけど、最近はCALLも充実してきてるから、まさか、あんなことにはなってないよね。そもそも
 第二外国語自体が削減の一途
なので、ドイツ語初級ネタそのものが共通理解しにくくなってるかも。

安藤彦太郎は今年の始めに亡くなっている。
 中国共産党に対しては非転向
という凄い経歴の持ち主で
 四人組打倒
が始まってからも、ちゃんと
 親中国のイデオローグの地位を保ち続けた
ってのが素晴らしすぎる。

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2010-08-22

暑気払い(アイス編) センタンの白くま

家に籠もって仕事をしているので、買い物に行く時間もないし、そんなエネルギーもない。この酷暑で買い物に行くと、仕事2時間分以上のエネルギーロスである。ともかく、細かく詰めないといけない仕事なので、せっせとイトーヨーカドーのネットスーパーにお世話になる。

で、暑さしのぎかつ頭に蔗糖でエネルギー補給、というわけで、アイスを1日1個くらい口にする。
今年のヒット作は
 センタンの白くま
Skm
だ。さっぱり系で、安価なアイスなのに、思いっきりたくさんミカンやパイン、小豆の「具」が入ったアイスキャンディーである。練乳の甘さと、口溶けの軽さが気分転換に適している。練乳と小豆のバランスが絶妙。さすがに関西のアイスだ。
白くま系アイスはハズレもあるんだけど、これはかなりの出来。
イトーヨーカドーでは1本87円、ほかのいくつかの87円アイスと一緒によりどり3個買うと3円おまけ、という売り方をしているので、この夏は何回も買った。
京都で言うところの
 おりこうな商品
の代表格である。

今日も注文しようとしたら、センタンの白くまは売り切れらしく、在庫がなかった。人気があるんだろうな。

センタンのアイスは西日本で展開している。関西人なら、
 北極とセンタンと551のアイスキャンディー
を知らないとモグリである。

センタンには、マンゴーのアイスキャンディーもあるみたいなんだけど、これにはまだ遭遇してない。マンゴーが大好きなので、機会があれば試したいんだけど、アイスに関しては、必ずどこに行けばある、ってもんじゃないからな〜。
工場は奈良にあるから、その内、口にするチャンスもあるだろう。気長に待とうっと。
白くまと同様の製法なら、かなり期待できるんだけどな。

マンゴージュースは、台湾だとコンビニでもペットボトル入りを売っている。
日本で、台湾のコンビニで売られている100%マンゴージュースに近いのは、サンブレスが販売している
 グレイスフルーツマンゴージュース
かな。台湾産マンゴー100%で、二日酔いの朝にぐいっと飲み干すと、実にさわやかな気分になる。
これも売っている場所が限られるのと、値段が店によってまちまちなので、できるだけ安いところで買っている。以前は、いかりスーパーで210円ちょいくらいで売っていたけど、今はどうだろう。成城石井で見たときは、280円とか、そんな値段だった。

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2010-08-21

「いままでblogなんてカスだと思ってたけど身内が270万アクセスして、本も出したから注目するよ」

単にわたしの読み間違いであることを願うんだけど。

どこかの出版社勤務で、例の「たぬきち」さんのblogに対する批判を書き、それをたぬきちさんのblog「たぬきちの野良犬ダイアリー」の8/5付記事
気になるブログ二つ「teru0702の日記」「中年社会学」
で取り上げられたことで
 アクセス数が増加したblog"teru0702の日記"
がある。
現下の出版業界のしんどい一面を活写していて、これはこれで読み応えがあるのと、
 本を出せば有名人になれる
という勘違いをしているヒトには、是非読んで頂きたい内容を含んでいるのでオススメなんだけど、この中の8/7付記事
ブログがマスメディアとして成立する時代とは?
にちょっとした違和感を覚えた。次の記述だ。


そこに「たぬきちの『リストラなう』日記」が8月7日午後1時現在270万を超すページビューを獲得している秘密があると思えてならない。

いずれにしても、270万ページビューという数字は「たぬきちの『リストラなう』日記」が立派なマスメディアとして成立していることを何よりも雄弁に物語っている。「たぬきちの野良犬ダイアリー」にしても8月7日午後1時現在27・1万ページビューを記録しており、こちらも二つのブログを合わせれば、キレイキレイの女性ファッション誌など問題にしないほど多くの読者を集めていると言えるだろう。

どうやら「たぬきち」氏はブログジャーナリズムの可能性を切り拓いてしまったのである。旧大陸メディアの住人は、このことに驚愕しないわけにはいくまい。

ふ〜ん。
 blogが活字化される
というのはこれまでもあったことだ。短期間で270万アクセスという数をはるかに凌駕するアクセスを記録したblogだってこれまでにもあっただろう。ただ
 たぬきちの「リストラなう」日記
の場合は
 twitterでの拡散
という要素が大きい。拡散に積極的に関わったのが、佐々木俊尚さんで、わたしも佐々木さんのtweetや友人の出版関係者のtweet等でこのblogを知った。そうした要素があっての
 270万アクセス突破
ではある。twitterによる情報拡散の速度の速さは、これまでとは全く違うので、短期間に広範囲にあるurlを知らせることが出来る。だから
 twitterでの拡散+内容の面白さ
が、この
 270万アクセス
の元なのである。すでに単行本化されているので、書籍を目にした方も多いのだろうと思う。わたしは出版前後から、ほとんど本屋に寄れない忙しさで、まだ実物を見てないのだけど。

で、上記の
 270万アクセスですでに「マスメディア」発言
というのは、単に、teru0702さんが
 これまで見てきてなかったことに気がついて驚愕している
というのなら、いいんだけど。

要するに、teru0702さんにとって
 たぬきちさんは「羨ましい」
のだろう。てかさ、8/17付の次の記述にも凄くひっかかった。


雑誌はブログのように言いたいことを言っているのか!?

このところ毎日、ブログを更新している。オレがブログを書き始めたのは7月28日だが、ブログを休んだのは京都に遠征していた7月31日と8月1日だけ。8月2日からは毎日休むことなく今日まで書き続けている。16日間連続でエントリーしている計算になる。

どのくらいの原稿量になるかはわからないが、原稿料がないことは間違いない。ビラを書く感覚で日記を書いているというところか。まあ、世の中にはオレのようなブロガーがゴマンと存在していることも間違いない。オレもそうだけれど、みんな書きたいことを書いている。むろん、編集者とのペアズワークではないから、テーマらしきことも自分で決めているし、校正らしきことも自分でやっているし、総ては一人の作業である。

もともと日記を書くのに編集者の手を借りることはないのだから、一人の作業は致し方あるまい。(以下略)

インターネットの民衆への解放(大学等研究者の専有物だった時期から社会的インフラとしての発展、と言っても良い)直前に
 今後は、インターネットにはテクストが溢れ「一人カラオケ」状態が「物書き」の世界にも及ぶ
という悲観を見たのは、95年前後の『月刊アスキー』の高千穂遙だったか
 選別されない書き手がゴミのようなテクストをまき散らす事への「嫌悪感」
を書いてたのを読んだけど、出版社のこれまでの
 インターネットへの見方
って、上記のようなものなんだな。
 編集者の手を経ないテクストに対する違和感
というのは、たぶん、ネットの向こうにいる人々、ディスプレイでこれらの文字を読んでいる人の大部分にとっては
 編集者が付く違和感
の方が大きいだろう。
 個人のテクストが管理される
という関係は、個人がインターネット上で行う発言に関して、もっとも意識されない、あるいは排除される考え方だろう。
 芸能人・著名人が人気集めにやっている「営業blog」はともかく
としてだ。

teru0702さんにとっては
 「たぬきち」さんより才能があるはずの「オレ」もインターネットで小遣い稼ぎ
ってつもりでblogを始めたのかな。ま、わかりませんけど。そこかしこに
 オレはエライ、出版社でデキル男だ
みたいな感じを漂わせた文章ではあるんだよね。

メディアが何を考えているか、垣間見られる、という意味で非常に面白いblogだと思う。

わたしは
 blogは「平場で殴り合い」の世界
だと思っている。
 誰が何を書こうが構わない
代わりに、
 「出版社」など媒体を持っている主体が守ってくれるわけではない
場所である。
 出版社勤務がblogを書くことのアドバンテージになる
とteru0702さんが考えているとすれば、ちょっと違うんじゃないのかな。

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仕事の必需品 PostIt スリム見出し(ミニ)

ポストイットは発売当初から愛用している。
その昔は、コピー箇所に貼って、生協でコピーしては剥がしていると、大量に出る紙片を、生協のおばちゃんが
 もったいないから、また使いなさい
と教育的指導をするので、ビニール袋に入れて回収して、2回くらいは使い回していた。粘着力も今よりちょっと強くて、古い印刷物、たとえば初版の大正大蔵経などをコピーするのに貼ると、剥がすときにはかなり気を遣った。さすがに、版本には貼ったことがない。
大きさも、最小が
 50mm×15mm
だったと記憶している。

いま愛用しているのは
 ポスト・イット スリム見出し(ミニ)Pis
だ。一番小さいポストイットで、大きさは
 25mm×7.5mm
だ。
これを色別に使い分けて貼りまくる。
基本的に、ポストイットにはメモしないので、この大きさでいい。
これだけ小さいと、あまり紙も傷まない。

問題は、
 非常になくなりやすい
ということで、すぐ見えなくなる。机から落として行方不明になることはしょっちゅう。また、一束が抜けると、入っている莢から抜け出やすくなるので、いよいよなくなっていく。ベッドで寝ながら本を読んでたりすると、すぐなくす。

ちょうどいい保管容器はないものか。
以前は、森永のキャラメルの箱に入れてたりしたんだけど、ちょっと大きいのよね。

もう一つの問題は
 このサイズは、何処にでも売っているわけではない
ということで、通販を利用することで凌いでいる。

だいたい、一時間で100枚貼ったりするのはザラなので、調べ物をしているときは、消費量が凄い。
うちにある
 中華書局版二十五史
の、唐代までの分はそれこそ
 ポストイットだらけ
である。まだ、このスリムタイプが出る前に貼ったのもあるから、凄いことになっている。
もっとも、同じくらいよく使う、十三經本体にはあまり貼らない。『十三經清人注疏』には貼りまくってるけど。

自分の本はいいんだけど、図書館の本にも大量に貼るので、返すときは、一生懸命剥がす。閉館間際に返そうとすると間に合わないので、余裕を持って剥がし始めることにしている。

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2010-08-19

「自然な療法」@唐代

仕事で、唐代の医書を調べている。
 抗生物質などなかった時代の医書
では、
 腫れ物
が医療の一つの大きな関心を集めていた。これはつい最近までの抗生物質のなかった時代でも同じことだった。いまでも医療の行き届かない、発展途上国、あるいは災害の現場では、日本では過去のものになったこの手の腫れ物が、人々の命を奪う元となることもある。

背中に腫れ物が出来るのは
 発背
として、重い腫れ物として区別されている。ある世代以上にはおなじみの
 面疔(めんちょう)
も関心の的だ。
いまなら抗生物質やステロイド等で押さえられる皮膚上のトラブルが、それがなかった時代には、
 どうやったら押さえられるか
が、薬方の主眼でもあった。

いかに当時の医師たちが苦労していたかは
 四十五味の薬方
などがあることからも伺える。経験則を積み重ねて、選ばれた薬種が45種類。それぞれを、炙ったり、焼いたり、不要な部分を除いたりして、下拵えをした上で、煎じ、煮沸して、有効だと思われる成分を精製してゆく。
呪術的なこともやる。
そうして、
 「目に見えない原因」で起こる「目に見える」腫れ物をどうかして治したい
と人々は願っていた。
腫れ物は慢性化しやすく、
 長年悩まされる患者
はたくさんいたようだ。
 三十年来の腫れ物を治す薬方
などが、医書には散見する。

腫れ物だけではない。
大規模な外科手術もできなかった時代であるから、開放骨折なんかした日には、たぶん生きてゆけない。
 車馬から落ちて、腕を折り、あまりの痛さに泣き叫んでいる人の痛みを取る処方
というのがある。嘘か誠か、
 十三日で、骨や筋肉が繋がる
などと、効能が書いてある。見たところ、麻薬成分を含む薬種はないので、果たして
 痛みを取る麻酔効果がある
かどうかも分からない。

漢方では
 草木石獣虫魚介
すべてを薬種とする。これが
 「自然な療法」マニア
には
 身体によい、素晴らしい療法
になるのだろうか。当然
 自然毒を含む薬種
も多数、漢方では使われる。これも
 すべて自然素材、ハーブ主体だから「安心、安全」
なのだろうか。
無知無理解は恐ろしい。

ホメオパシーを盲信する施術者の言い分に操られる形で、癌だった方が亡くなったという。
砂糖玉に果たしてどれだけの
 痛み止め効果
があるものか。ペインクリニックのなかった時代、札医麻酔科の高橋先生(だったと思う)が
 まるで赤ん坊の泣くような声
を病棟で耳にし、確かめたところ
 咽頭癌末期の成人男性患者
だった、という話を聞いたことがある。今から50年くらい前の現代日本の話である。大の男が赤ん坊のような泣き声を絞り出して苦痛を訴えていた時代に逆行させるような施術が、何の管理もされず、まかり通っているようでは、
 医学の進歩
などなかった、ということになる。

ともかくも、以下のサイトに書かれている内容が事実だとすれば、施術者の行動には怒りを禁じ得ない。
「あかつき」問題を憂慮する会

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2010-08-15

リバティプリントのチュニック+レギンス=野良着感覚?

先日、どうみても60代後半の女性が
 20代くらいまでの女の子が着る紫のリバティプリントのチュニックワンピースにレギンス
というスタイルで、近鉄電車のホームに立っていた。

ううむ。
 なぜ10代から20代の女の子が着るワンピースにレギンスなのか
と、ずっと考えてたんだけど、これって
 お洒落な野良着感覚
だったんじゃね? 野良着というと
 長めの上っ張りに下はズボン
というのが標準的。
 上っ張り=チュニックワンピース
 ズボン=レギンス
と考えると、納得できなくもない。

そのおばさまにしてみると
 あら、野良着と変わらないじゃない
という感覚で、
 若向けで値段も高くないリバティプリントのチュニックワンピース
を買って、
 若い人と同じようにレギンスも買って合わせた
ってことなんだろうな、きっと。
今年はあちこちにリバティプリントのチュニックワンピースがたくさん出ていたしな。

ただ、残念だったのは、すでにお年のせいか、姿勢が前傾気味で、仕立ても身体に合ってないので
 なんとも異様な感じ
になっていたことだ。ま、野良着の延長なんだったら、姿勢はあまり関係ないけど。
いくら細くても、20代の女の子と60代後半の女性では肉付きを始め、体型がまったく違う。そうなると、体型をカバーするつもりのチュニックが逆に体型のアラを見せてしまうことになるのだ。

ところで、こちらは若いお嬢さんなんだが、
 どう見ても安っぽい長襦袢の柄を二種類つぎはぎにしたようなリバティプリントのチュニックワンピース
を着ていた。あの柄は
 昭和30年代くらいの化繊の安物の派手な長襦袢によく使われる柄
で、しかも
 違う柄のを継ぎ合わせたような柄行き
になっていて、着物の長襦袢だと貧しさの象徴のような柄なのである。どこのテキスタイルデザイナーがデザインしたんだか知らないけど、意地の悪い柄だよな。
 貧乏で、新しい長襦袢をあつらえられないから、古い2枚の長襦袢の傷んでない部分をやりくりして1枚の長襦袢に作り替えた柄とまるで一緒
なのである。着ている方は気に入って買ったんだろうけどね。

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2010-08-14

機密費と政治部記者

NHKの解説委員だった影山日出夫さんが局内で自殺を図り、翌日亡くなった。合掌。

ところで、この件についてネットでは
 機密費がらみで「消された」んじゃないの?
なんて陰謀説が出てるんだけど、政治のプロの友人は、こんな一言を。
 影山さんは死ななきゃならないほど「巨額の機密費」を貰っていたとは考えにくい
そうで。ネットで噂されるほどの
 長期間、官邸付ではなかった
ってことらしいね。で、更に、
 大体、そんなことで死ぬなら、日本中の政治部記者は全員死ななきゃならない
そうだとか。

国民が思う以上に
 各メディアの政治部記者は官邸から機密費をたんまり貰っている
ってことらしいですな。

今回、機密費絡みでなんかマスコミでしゃべっている
 元政治部記者
がいたら、たぶん、そのヒトがこれまで貰ってた額は、われわれ庶民が想像できない額だろうね。

というわけで
 長期間、官邸付だった政治部記者の経歴がある人物
の懐には、
 庶民感覚では理解出来ない額の機密費が流れ込んでいた可能性がある
と考えるのがよろしいようで。
 ○○総理時代の総理番
等、官邸との強い結びつきを示す肩書きは、今後いろんな目で見られますね。
ま、ともかくも
 官邸クラブ(内閣記者会)に長期所属した政治部記者
に、
 まったく機密費が行ってない
としたら、それは真夏の怪談。だいたい
 官邸クラブ
の運営、FAXなり、通信回線なり、設備なり、使ってる場所の家賃なり、その他諸々の備品なりは誰が金を出してるのって話でさ。

国会議員の資産公開はされるけど、政治部記者なんかは絶対されないもんね。
当然、この手の話は
 マスメディア内では「相身互い」の「墓場まで持っていく話」
だから、公表されることはないだろう。

今後、選挙に
 政治部記者出身の「議員候補」
が出たら、まず
 官邸クラブにどのくらいいたかをチェック
かな〜。

あとは、各メディアでエラソウな態度で出てくる
 政治部記者
を見掛けたら
 一体、これまでいくら機密費を貰ったんだろうな
と想像するのが楽しいかもね。どこのメディアも
 政治部は出世頭
だからね。
 国民の税金から機密費を貰っている
わけで、まあ、
 なぜマスメディアの記者は、みんな血道を上げて「政治部」に行きたがるか
てのが、わかりますよね。
 原資が国民の税金
なんだもん。日本で
 一番確かな尽きぬ「打ち出の小槌」は「国民の税金」
だからね。
 権力志向がみたされる上に、時の政権からお小遣いまで貰えちゃうオイシイ地位
ってことですね。

ということで、日本の政治記事があんまり面白くない理由は
 TV放映前提の金網電流デスマッチ
だってことが、バレバレだからだな。

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2010-08-13

ホメオパシーを標榜する助産院でビタミンK欠乏によって起こる頭蓋内出血予防のために医学的に効果が実証されているビタミンK2シロップを不投与 代わりに「レメディ(毒入り砂糖玉)」の超希釈液を与え新生児が頭蓋内出血死(その9)なぜかNATROM先生が毎日新聞の石戸記者に褒められている件

孔明の罠?

朝日新聞医療サイト「アピタル」のtwitterアカウント経由。


http://twitter.com/asahi_apital/status/21050740803

朝日新聞のホメオパシー報道が、毎日新聞岡山版のコラムで紹介されました。普段はもちろん毎日新聞は競争相手なわけですが、うれしいですね。このコラムは、次世代の新聞について鋭い指摘をしていると思います。

というわけで元記事はこちら。


きび談語:朝日新聞の長野剛記者がホメオパシーという… /岡山

 朝日新聞の長野剛記者がホメオパシーという代替医療行為について、科学ベースの批判記事を書き続けている。すごい仕事で尊敬している。ただ忘れてはいけないのは、インターネットではかなり以前からこうした批判が出ていたことだ▲例えば「NATROMの日記」を読んでほしい。ネット上には良質な専門的知識がそこかしこに点在している。私は、記者の取材力と読者の専門知を結びつけることが次世代の新聞に必要だと思う。長野さんの記事に『次』を考えるヒントがある。【石戸諭】

で、
 石戸記者あるいは毎日新聞は「ホメオパシー」批判記事を書くのか
ってのを聞いてみたいですな。

というわけでNATROM先生、毎日新聞の石戸記者がホメてますよ〜。
 ネット上には良質な専門的知識がそこかしこに点在
だそうです。

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尾崎雄二郎『中國語音韻史の研究』創文社 1980

やはり見つからなかったので、古本屋で買う。
先師尾崎雄二郎先生の中国語音韻学関連の論文を蒐めたもので、第一部の14部の論文は、尾崎先生の学位論文として京大に提出された。
初めて本書を手にした時、たぶんまだ中文に上がった頃だったかと思うのだが、その時もそうだったし、今改めて入手した本書を開いて思うのだけれども、第一部の第六論文
 漢語史における梵文學
を読むと、自分の力の至らなさを痛感する。中文に上がった当時、たぶん、日本にはそんなにはいないだろう、
 大正蔵54事彙部下の仏典翻訳に関連した仏書が頭に入っていた3回生
だったのだ。病気で北海道に帰っている間、暇だったので、
 大正蔵の49巻から始まる史傳部、53・54巻が充てられる事彙部、55巻の目録部
の7巻を飽きるほどめくった。その頃は、今よりはまだ記憶力がマシだったので、さすがに全文を覚えることは出来なかったが、
 トピックとなる部分
については、カードも取り、また何度も見たのでかなり覚えていたのである。興味は事彙部の説話の方にあったが、印度学に在籍していた学生ならば当然であるように、事彙部に収められる
 梵語あるいは胡語と漢語の翻訳関連の仏書
についても、気になる部分は押さえておいた。印度学では写本のvariantはモノを読むときには最低でもみておかなければならないわけで、こうした
 翻訳情報
というのは、variantを探る基本情報を含んでいるからである。漢訳で、ある語を充ててあって、異訳では訳語が甚だしく異なる場合、こうした翻訳情報が元の語形を探るツールになる。基本的に
 玄奘はともかく、古訳・旧訳を使う場合は、翻訳には信を置かない
態度で臨まないと、漢訳仏典は読めない。裏にどのような梵本あるいは胡本が存在するかを、そうした資料や脚注の校勘を手がかりに解いていくのが、漢訳仏典とのつきあい方の初歩である。
大正蔵をめくっている頃は、将来まさかまた大学に戻るかどうかなど考えていなかったけれども、一心に北大の図書館で大正蔵の49〜55巻の7冊を中心に、律部や毘曇部を見た。病中の慰めだった。

結局、中国語学は選ばなかったわけで、大正蔵54巻のカードもその後役に立つことはほとんどなかった。たぶん、まだどこかにそのカードの束はある。
目録部についても飽きるまでめくったので、一時期は、唐代に入るまでの翻訳仏典のリストは頭に入っていた。今のようにデータベースで簡単に引けるようになれば、無用の記憶ではある。

第二部の「中國語音韻史の周縁」の
 第十五 中國語の「受身」をどうかんがえるべきか 1960
 第十六 仁の詞性に關する隨想 1957
は、今読んでも、示唆するところが大きい。たとえ中国語学を学んでおらず
 漢文、それも日本漢文しか知らない
という研究者であっても、この2本の論文は知っておくべきことを含んでいる。
この2つの論文が書かれてすでに50年以上を経過しているというのに、自分の書いたものも含めて、ここで指摘されている問題をクリアできてない研究は甚だ多い。

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ホメオパシーを標榜する助産院でビタミンK欠乏によって起こる頭蓋内出血予防のために医学的に効果が実証されているビタミンK2シロップを不投与 代わりに「レメディ(毒入り砂糖玉)」の超希釈液を与え新生児が頭蓋内出血死(その8)8/11付朝日新聞記事で取り上げられた、ホメオパシーを信奉して悪性リンパ腫で亡くなった方の通っていた教会の牧師さんからの声明があります 法律家の助けが必要です

2010-08-11 ホメオパシーを標榜する助産院でビタミンK欠乏によって起こる頭蓋内出血予防のために医学的に効果が実証されているビタミンK2シロップを不投与 代わりに「レメディ(毒入り砂糖玉)」の超希釈液を与え新生児が頭蓋内出血死(その4)朝日はガチ
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2010/08/kk2-4-82de.html
の続き。

該当部分を再引用する。


代替療法ホメオパシー利用者、複数死亡例 通常医療拒む

2010年8月11日5時46分

 代替療法ホメオパシーを利用している人の中で、病気が悪化して死亡する例が相次いでいる。通常の医療は末期になるまで受けていなかった。東京では5月、国立市の女性(当時43)が、がんで死亡した。埼玉でも昨年5月、男児(同生後6カ月)が死亡した。女性の遺族らは先月、「憂慮する会」を設立し、ホメオパシー療法家らに真相解明を求めて運動を始めた。
 5月16日、東京都東大和市内の病院の集中治療室。女性は、悪性リンパ腫が悪化して人工呼吸器を付け、声も出せない状態だった。親交のあった荒瀬牧彦牧師=めぐみ教会(東大和市)=が見舞うと、手話で3回、「ごめんなさい」と訴えた。ホメオパシーに頼り、前日に救急搬送されたばかり。入院から11日後に死亡した。
 荒瀬牧師は「最後の最後になり、自分の誤りに気づいたのかもしれない」と話す。
 両親によると、女性がホメオパシーを始めたのは3年前。離婚直後で精神的に不安定な時に友人に紹介された。昨春から体調を崩し、全身の痛み、強い肌荒れを訴え始めた。荒瀬牧師は何度も病院受診を勧めた。だが女性は「今までのホメオパシーの努力が無駄になる」と拒み続けたという。
 5月には外出も困難に。激しい胸の痛みに母親(69)が救急車を呼ぼうとすると、「西洋医学はダメ」と最後まで拒んだ。気を失いかけたすきに、母親が救急車を要請。搬送先で、初めて悪性リンパ腫と診断された。

(略)

 女性や男児の両親が頼った療法家を認定した日本ホメオパシー医学協会は取材に「現代医療を否定してはいない。(女性が死亡した)案件は調査中」と回答した。(長野剛、岡崎明子)

この悪性リンパ種で亡くなった女性は文中にある、荒瀬牧彦牧師のめぐみ教会の信者だった。
荒瀬牧師のblog「めぐみ教会 牧師の日記」の8/12付の記事は次のように呼びかけている。


ホメオパシー従事者の一部にみられる万能意識の恐ろしさ

朝日新聞を取っておられる方は、ここのところ続けて(7月31日、8月5日、8月11日)、ホメオパシーの問題が取り上げられたことをご存知でしょう。
7月31日と8月11日に取り上げられている癌(悪性リンパ腫)で亡くなった方というのは、僕の友人であり教会員である方です。
亡くなる前後に知った、彼女がかかっていた治療者(ホメオパスといいます)の姿勢があまりに悪質なので、亡くなった方のご両親や、悪質さに憤っている数名の友人たちと、「『あかつき』問題を憂慮する会」を立ち上げました。(「あかつき」というのは、その療術所の名前です。)

先週から朝日新聞の担当記者の取材を電話で、また直接に受けていましたが、11日に重要な点がよくまとめられた記事が載りました。

さて、ここからが問題です。
9月初旬に、そのホメオパスが所属している日本ホメオパシー医学協会の理事会と話し合いの時を持つことになっています。
が、しかし、私たちはこういうことに全くの素人で、どのようにすれば真相解明、遺族への謝罪、ホメオパスに対する処分を実行させられるのか、よくわかりません
こういうことに詳しい方がいらしたら、ぜひ助けてください。

二度と、「なんでもなおせる」という甘言にだまされ、病院へ行くことを恐ろしいことと思い込んだまま、手遅れになって、なんら治療の機会を得ることなく死んでしまう人を出したくない

とても気が重いのですが、残された者たちの一つの宿題として、おのれに鞭をあてて取り組んでいます。

現在日本で起きているホメオパシーの問題は
 通常の医療を拒絶させる点
にある。
これ以上
 代替医療である「ホメオパシーのみ」の「治療」による「医療ネグレクト」被害
を出さないためにも、どうか、こうした問題の対応に詳しい方、特に法律家は、荒瀬牧師に力を貸して頂きたい。

カルト関連だと
 紀藤正樹弁護士
が有名だけど、宗教を装ってはいない、ホメオパシーの問題はどうだろうか。

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ホメオパシーを標榜する助産院でビタミンK欠乏によって起こる頭蓋内出血予防のために医学的に効果が実証されているビタミンK2シロップを不投与 代わりに「レメディ(毒入り砂糖玉)」の超希釈液を与え新生児が頭蓋内出血死(その7)「ゴキブリは喘息と時差ボケに効く」@由井寅子日本ホメオパシー医学協会会長・HMA認定のロイヤル・アカデミー・オブ・ホメオパシー(RAH)学長

朝日が批判しているホメオパシーの団体である
 日本ホメオパシー医学協会会長
にして、ホメオパシーの療法家養成機関である
 HMA認定のロイヤル・アカデミー・オブ・ホメオパシー(RAH)学長

 由井寅子会長・学長
は、
 ゴキブリの効能
について、『ココカラ』2002年7月号掲載のインタビューで次のように答えている。ところで
 HMA認定のロイヤル・アカデミー・オブ・ホメオパシー(RAH)は「文科省が認めたものではない」
ことに注意。

これは
 日本ホメオパシー医学協会のサイトに転載された内容
からの抜粋。インタビューアは
 中森じゅあん氏
である。


Q:中森
ゴキブリは何に効くんですか?

A:由井
ゴキブリには二つのことがあるんです。一つは喘息症状ね。ゴキブリって埃があるところが好きでしょ。喘息を起こすのも埃とか、そういう空気の悪い所で 起こりますからね。もう一つは時差ぼけね。ゴキブリは世界中にいて、すべて昼眠って夜に活動的になるでしょ。だから時差ぼけに使うんです。まあ、本当は、ゴキブリをレメディにして、そのレメディがどんな肉体的、精神的症状を持っているか実際に調査した結果なんですけど。そうしたら、喘息や時差ボケのような症状が出てくるわけね。

中森:そういうことを最初に発見した人、スゴイですね。

由井:2千年前から、もうヒポクラテスの時代から、同種療法はありましたからね。

Q:中森
神様っていうのは本当に人間のあらゆるものに対応するものを自然の中に作ってくれているんですねえ。感情にも体にも、良い物をちゃんと。

A:由井
だからね、第六感のモードをブワーッと広げていくと、どれを探ったらいいかわかるわけ。犬や猫は下痢したりすると、なんかの葉っぱを食べてそれを毛玉 と一緒に出してるでしょ。彼らには第六感のモードがあるから知ってる。

Q:中森
これからは家庭に、越中富山の薬箱みたいに、普通の人が自分でホメオパスのレメディを投与できるようになれば、というのが先生の夢でしたね。

A:由井
ええ。ホメオパシーの本来の治療は根本から直していくことですが、現在すでに対症療法的に新薬がどんどん使われています。熱が出た、胃が痛い、体にいろいろ症状がでているとき、とりあえずその症状を止めて楽になりたいというのは当然のことです。しかしケミカル(化学的)な新薬は、化学的に作用させているので、もの凄く複雑な身体にとって、そのような化学物質による危険性は、常につきまう問題だと思います。とくに子供、妊婦さんには何としてもできるだけケミカルな化学物質を取らないようにしていくことが大切だと思います。それに対してホメオパシーのレメディは危険が著しく少ないだけでなく、非常に有効です。これで下痢だとか便秘だとか風邪だとか……日常遭遇する多くの症状に対処していくことができます。自分が家族の治療者だと思って投与してあげるのが一番いいと思ってます。そのために私はこれから通 信教育をやりたいと考えています。レメディにどういう効用があって、どういう時に飲ませるのかということを、こんこんとやっていきたいと思ってます。

そうですか、
 ゴキブリ入りレメディは「喘息」と「時差ボケ」に効果あり
ですか。

で、医師でもない由井寅子会長・学長が、薬剤として効果が認められているものではない物質について
 効果あり
って言っちゃっていいんですかね。

で。
国家資格でもなんでもない
 ホメオパシーの療法家の資格
だが、取得には
 由井寅子日本ホメオパシー医学協会会長・ロイヤル・アカデミー・オブ・ホメオパシー(RAH)学長が学長を務めるカレッジ・オブ・ホリスティック・ホメオパシー College of Hollistic Homeopacy(CHhom)
という


・ホメオパシー先進国インドにおけるホメオパシー大学のように、本気で本格的に学ぶ学校です。
・プロフェッショナルホメオパスの精鋭を育成します。
・ホメオパシーを日本に普及するために努力及び協力できる方を募集します。

をめざす学校で4年間学ぶ必要がある。
次のような期間と費用を要する。
まず入学試験の内容と費用。


入学試験は、RAH各校にて筆記試験(一般教養+論文)+面談を実施します。入学試験では受験料5000円が必要となりますのでご了承ください。

医学関連の学校の筈なのに
 理数関連の学科試験は皆無
である。

受験料5000円というのは普通かも知れないが、ここからが高い。
教育の期間。


【入学時期】 毎年4月(2010年5月開講)
【修学期間】 年間
【年間授業日数】 ・月2回、土日の週末(年間約45日程度)の通学授業
・通学授業に加え、eラーニングによる自宅学習(年間延べ約10日程度)
【授業時間】 9:30~17:10(予定)
【受講場所】 札幌校・東京校・名古屋校・京都校・大阪校・福岡校・沖縄校(同時中継)

学費。


【入学金】 初年度のみ 150,000円(税込)
【年間授業料】 一括払い 900,000円(税込)
2回払い  前期:500,000円(税込)/後期:450,000円(税込)

※授業料にはCHhom主催海外講師講義の必修授業の授業料、JPHMAコングレスの参加費用、英国スクーリング時の授業料が含まれます。
【教材費】 別途テキスト代が必要となります。

というわけで
 入学金+授業料(一括/2回払い)×4=375万円/395万円
ですな。
 さらに教科書代その他
がかかるわけで
 年間90万円の授業料というと私立薬科大学の授業料の半額程度
ということになる。
当然
 薬科大学薬学科(2006年入学以降は6年制)を卒業すれば、薬剤師の国家試験受験資格ができる
わけで、国家資格の薬剤師と民間資格のホメオパシーの療法家では、その立場はまるで異なる。
私立薬科大学の学費の一例。


京都薬科大学 入学金 50万円・学費年間180万円(6年制)
慶應大学薬学部 入学金 20万円・学費その他205万3350円(6年制)

ということで、ホメオパシーの療法家養成学校は
 6年制で学費が高額になり、薬学部入学を諦めている層の取り込みも狙っている
かも知れないね。私立薬科大学の薬学科では、
 1000万円を越える学費が必要
なわけで、
 400万円程度で「先生」と呼ばれる「ホメオパシーの療法家」になれるなら安い
と思うヒトがいてもおかしくない。しかも
 正規の薬科大学と異なり、入学試験は、RAH各校にて筆記試験(一般教養+論文)+面談だけで、学科試験がない
のだからな。
 理系アレルギーで今更「理数の受験勉強などとんでもない」と考える「医療の関心のある人たち」がターゲットの1つ
であることは間違いない。

で、
 高校までの理数の知識もおぼつかない可能性の高い入学者を集めて教育していることは明か
なんで、そういう教育的背景をもつ
 ホメオパシーの療法家
に対して、
 科学的な論破
を試みようとしても、そもそも科学的思考自体が養われていない蓋然性が高いわけで、これは
 まっとうな議論にはならない
でしょうね。

で、こんな「代替医療」に保険適用しようかと考えてるんですか、厚労省。
 医療費削減
というのは
 まっとうな現代医学の治療にかかる医療費を削減する
ってことなんですか。

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札幌市営里塚霊園近くにクマ@札幌市清田区

今日からお盆。札幌の実家では
 お墓参りとお寺参り
に忙しい一日となるのだが、家の墓所の近所でこんなことが起きている。

札幌市営墓地の一つ清田区にある
 里塚霊園
の近くにある雑木林で
 ヒグマの足跡
が見つかったという。

大きな地図で見る

札幌市清田区のサイトより。


クマ出没情報
平成22年8月11日(水)に、清田区内でクマ出没の通報がありました。被害に遭わないよう十分にご注意ください。
発見日時 場所 状況 対応
平成22年8月11日(水)11時頃 有明都市環境林(清田区有明15-1ほか) 
地図(10) 足跡を発見
掘り起こし跡を発見 入口に注意喚起看板の設置

平成22年8月11日(水)8時20分頃 白旗山(ホタルの沢)
地図(9) フンを発見 立入禁止措置の継続
平成22年8月5日(木)15時頃 白旗山(北西部)作業道上。
地図(8) 姿を目撃
平成22年7月31日(水)11時頃 白旗山(北西部)。
地図(7) フンを発見 注意喚起の看板10枚を更新しています。
平成22年7月28日(水)13時30分頃 白旗山(北西部)。
地図(6) 足跡を発見 注意喚起の看板10枚を更新しています。
平成22年7月27日(火)8時50分頃 白旗山(西部)。
地図(5) フンを発見
平成22年7月28日(水)10時頃 白旗山(北部散策道付近)。
地図(4) フンを発見 注意喚起の看板10枚を更新しています。
平成22年7月25日(日)14時30分頃 白旗山(北部散策道付近)。
地図(3) フンを発見 注意喚起の看板10枚を設置しています。
平成22年7月25日(日)10時30分頃 白旗山(北部散策道付近)。
地図(2) フンを発見
平成22年7月21日(水)13時30分頃 白旗山。
バス停「南有明」(中央バス)付近入口から約1キロ入った付近。地図(1) フンを発見 注意喚起の看板9枚を設置しています。
クマ出没地図
1008112

里塚の墓地からそう遠くもない白旗山にクマが出だしたのが7月21日。で、8月11日には
 有明都市環境林
という、里塚の南西に隣接する雑木林で
 足跡や掘り起こし跡が見つかった
って話なのだ。

読売より。


「供物持ち帰りを」札幌の斎場近くにヒグマ足跡
 札幌市清田区の里塚斎場近くでヒグマの足跡などが見つかり、市は12日、斎場の駐車場などに注意喚起の看板を設けた。
 お盆の時期を迎え、近接する里塚霊園への墓参者が増えるため、供物の持ち帰りを徹底するよう呼びかけている。
 市によると、市森林組合の職員が11日午前、同斎場近くの雑木林で斜面に滑り落ちたようなヒグマの足跡を見つけた。近くには、アリの巣を掘りおこした跡もあった。
 近くの白旗山では7~8月にかけて、フンや足跡などヒグマ出没情報が9件も寄せられており、市は8月7日に安全確保のため山を閉鎖している。

(2010年8月12日23時05分 読売新聞)

むむむ。
里塚霊園は、以前から
 お供えは必ず持ち帰る
ように指導していた。もっとも、わたしの知っている頃の話は
 カラスが大量にやってきて供物を食い荒らし、墓地が汚れるから
ということだったんだけど、最近は
 ヒグマが里に下りてきて、墓地のお供えを食べる危険がある
のかい。
お盆にお墓に行って、クマに遭遇というのはあまりシャレになりませんな。相手はヒグマだし。

今日は札幌にいる家族・親戚一同は里塚に行く筈なんだが、わたしの身内に限らず、里塚に墓参する札幌のみなさん大丈夫かな。どうかお気を付けて。

以前、うちのお墓は
 札幌市営円山墓地
にあったが、これが里塚に移転したのである。さすがに
 円山にはクマはいない
のだけどね。

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2010-08-12

ホメオパシーを標榜する助産院でビタミンK欠乏によって起こる頭蓋内出血予防のために医学的に効果が実証されているビタミンK2シロップを不投与 代わりに「レメディ(毒入り砂糖玉)」の超希釈液を与え新生児が頭蓋内出血死(その6)「ガンを再発した友達がホメオパシー信奉者に通常の医療を妨害されて亡くなりました」

極めて予後が良くないと予想される重病患者の家族に
 ホメオパシー信奉者が近づき、通常の医療を妨害したあげく、友人が亡くなった
という方がいる。ヘッダは青字で表示しておく。
【社会】朝日新聞 VS ホメオパシー協会、バトル勃発!治療に医師免許が必要なのか巡りスレッドより。


272 :名無しさん@十一周年:2010/08/12(木) 15:43:28 ID:MCRu1X/X0
ホメオパス+ニューエイジ=最凶

西洋医学真っ向否定で治療すりゃ治った筈の友達を寄ってたかって殺したわ
あのババアどもは一生ゆるさねえよ

274 :名無しさん@十一周年:2010/08/12(木) 15:46:52 ID:IyHcqPoG0
>>272
友達はなんの病気だったんだ?

304 :名無しさん@十一周年:2010/08/12(木) 17:18:29 ID:MCRu1X/X0
>>274

一度は入院して普通に治療したんだが、再発後が問題だった
その友達の母親の友達、ってのがいきなり家に押しかけてきて
西洋医学は最悪、薬を飲ませるなんて毒を飲ませてるのと一緒、あなたは子殺しだと言い続け母親がすっかり洗脳された
その友達の薦めるニューエイジ系ヒーリングですべて治る!ホメオパシーで完治する!
友達はもう一人で通院は出来ず、俺や他の友人を頼って病院に行ったが、投薬された薬は全部母親とその友人が捨てる 代わりに与えるのが砂糖玉
なんとか入院しても退院させる 最後のあたりは軟禁だった 俺らの電話も訪問も拒否された

死んだらしい、って連絡が来たのはそいつの近所の知り合いからだ
とにかく他の友達と駆けつけたら、ババアどもが
「もっと早くレメディを摂取していれば間違いなく助かったのに」「手術さえしなければ」 「ヒーリングを拒否した、素直な心がエネルギーを流させなかった自業自得」
と友達の枕元で話してた

だめだ、まだ思い出すだけできついわ
2年も経ってるのに

305 :名無しさん@十一周年:2010/08/12(木) 17:29:49 ID:tXSEwc9H0
>>304の御友人のご冥福をお祈りします(-人-)
ガンガレ

マジでカルト基地外は法的に排除して欲しい
体調不良で最初に病院行かずオー○ングとかで「診断」されて
取り返しつかなくなってから来院するヤツが結構いる

診断してるんだから完全に医師法違反だろうが
家族洗脳や、選択ミスが故人の恥って思われるのが原因で公にならないんだろうな

朝日はこの件に関しては評価せざるを得ない

306 :名無しさん@十一周年:2010/08/12(木) 17:30:07 ID:IyHcqPoG0
>>304
マジかよ・・・。
朝日がそういうホメオパシーの被害者情報集めてるっぽいから
それもレポしたらどうだ?

309 :名無しさん@十一周年:2010/08/12(木) 17:37:50 ID:MCRu1X/X0
>>305
>>306
thx
だがな、一応そのマジキチの中に医者がいるんだよ
内科の*とか言う奴で、調べてみたらニューエイジ系信者でそこの会報に連載持ってる位のカルト

だから余計許せない

310 :名無しさん@十一周年:2010/08/12(木) 17:40:45 ID:zblbKa6u0
>>309
道理で無理矢理退院とかできたわけか…


311 :名無しさん@十一周年:2010/08/12(木) 17:52:24 ID:OT/iBZ710
>>304
ご友人の御霊安からんことを(-人-)
>>307
文書に残るかたちでは「レメディに効果はありません」とホメオパシーの治療者は言っている。
しかし、診察時やネット相談においては、レメディの絶大な効果を前提に、指導がなされている。
>>309
その団体の名称と医師名、もしよかったら、ヒントでいいから教えてくれまいか?

312 :名無しさん@十一周年:2010/08/12(木) 18:05:09 ID:MCRu1X/X0
>>311
色々複合してる(ニューエイジ系は色んな団体掛け持ちする奴が多いようだ)んで
その医者の所属会だけのヒントしか出せないが


ヒーリングって楽しいよね

314 :名無しさん@十一周年:2010/08/12(木) 18:23:42 ID:4PwUSSmsO
>>312
そういう話を実際に聞くとマジもんのカルトだってわかるな。
ちょっとこれは洒落にならん団体だ。

いや、言いにくいことを書き込みしてくれてありがとう。

癌の再発の場合、治療は難しい場合も多いのだが、このID:MCRu1X/X0さんの亡くなられたお友達の場合
 本人以外の看病している人間が薬を棄て、レメディだけを与えた
という時点で話にならないだろう。
 代替医療は、あくまで補完的役割を担う
に過ぎないのだ。
しかも
 ホメオパシーを信奉する医師もこの「治療行為に加担」していたらしい
ことが分かる。医師がついていたのでは、もう素人には勝ち目はない。
果たしてどういう病状だったのかは分からないけれども、このID:MCRu1X/X0さんや友人達の無念の気持ちは察するに余りある。
もし、手の施しようがない状態であったとしても、緩和医療による疼痛管理で苦痛の軽減は出来ただろうに。緩和医療にはスピリチャルケアが含まれているとはいえ、あくまで身体的苦痛を和らげた上でのスピリチャルケアでないと本末転倒であり、
 疼痛管理なしの末期癌
は患者さんにとってかなり辛いだろう。このあたり、上記発言からはどうしていたか分からないが、
 レメディだけを与える家族
が、果たして積極的な疼痛管理を受けさせただろうか。

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2010-08-11

ホメオパシーを標榜する助産院でビタミンK欠乏によって起こる頭蓋内出血予防のために医学的に効果が実証されているビタミンK2シロップを不投与 代わりに「レメディ(毒入り砂糖玉)」の超希釈液を与え新生児が頭蓋内出血死(その5)「うちの保育園に来ている2歳の子の親がホメオパシーの信奉者です」

実際に、
 保育園にホメオパシー信奉者の両親を持つ2歳の子がいる
という話。
【社会】朝日新聞 VS ホメオパシー協会、バトル勃発!治療に医師免許が必要なのか巡りスレッドより。


157 :名無しさん@十一周年:2010/08/11(水) 10:57:17 ID:hkYPkIaA0
朝日超頑張れ。
保育園で一緒の子、まだ2歳なのに、
鎖骨を骨折しようが風邪引こうがはしかになろうが
親がレメディーで治そうとしていて超哀れ。
当然、保育園にはほとんど来られない。
鎖骨なんて変な風につながっちゃったみたい

手がまっすぐ上がらない。あれはもう虐待だよ。
見ていられない。
でも、そのお母さんからすると、
予防接種する親は幼児虐待
してるんだって。
バッカじゃないの。

158 :名無しさん@十一周年:2010/08/11(水) 11:01:09 ID:zd55mlD40
>>144

というか、つい最近まで欧州では
ホメオパシーに保険が適用されてたんだよ。

ホメオパシーはもともと「医学」だったからね……

医療といえば血抜きしかなかった200年前に、
ホメオパシーは免疫の概念を先取りしていた。
理論は完全に間違っていたが、他の療法より説得力があったのは事実。

これを提唱したハーネマンは異端の教祖に祭り上げられる始末で、
とくに欧州で熱狂的に迎えられた。
ドイツやスイスでは2000年に入ってようやく保険の対象から外されたけど、
イギリスではいまだに漢方や鍼灸のような伝統医学になっている。

各団体の利権も大きいし、やっかいなニセ科学だよ。

159 :名無しさん@十一周年:2010/08/11(水) 11:13:34 ID:87GgjXbY0
これまた助産師の指導でアトピーの治療をしないかw

助産師やばすぎだろw
第3子を自宅出産希望、1子2子を手がけた助産師がいなくなったので、夫が手伝ってくれます
病院に来たけれど、医者は黙って性別だけ教えてくれればいいんだよという人の話を聞いた
医者がどう対応したのかは知らないが、自然なお産にこだわりながら、性別は知りたいってところで笑った

>>157
それは通報してもいい段階のような…
というか通報してくれ

160 :名無しさん@十一周年:2010/08/11(水) 11:15:57 ID:dCXQkfECO
>>157
それはお前さんが通報してやらんと……
朝日頑張れとか言ってる場合じゃない

163 :名無しさん@十一周年:2010/08/11(水) 11:30:02 ID:hkYPkIaA0
>>159
>>160
前に児童相談所に電話してみたけど、
ご飯もあげて保育園にも行かせてて
殴ってるわけでもなく、ネグレクトしているわけでもなく、
言葉で恫喝しているわけでもないなら
行政は動きようがありませーんて
さ。
保育園の先生も、家庭のお考えがありますから…って。
だってホメオパシー以外はまっとうな親だからねえ。

165 :157:2010/08/11(水) 11:34:24 ID:hkYPkIaA0
連続カキコすまそ。
そう、法律上の「虐待」にあてはまらないし、
>>158 の言うようにもともとは「医学」だったからこそ
ホメオパシーってやっかい
なんだよ。
だって、ホメオ信者からすれば、私たちのほうが
子供を「虐待」している親なんだもの。
予防接種みたいな毒を子供に与えてるってね。
http://www.amazon.co.jp/dp/4863470010/
こんな本を盲信している親がいるんだよ。

168 :名無しさん@十一周年:2010/08/11(水) 11:42:45 ID:87GgjXbY0
>>163
骨折を放置して、腕が上がらなくなってることを相談してもか?
>>1で亡くなった子はまさに>>157と同じような親に殺されているんだけどな
もどかしいだろうが、またおかしな様子があったら諦めずに通報してくれ。頼む。

169 :名無しさん@十一周年:2010/08/11(水) 11:46:31 ID:hUWiEj8/0
>>157
児童相談所に通報してやれよ…

170 :名無しさん@十一周年:2010/08/11(水) 11:49:19 ID:NrZ3z9G90
>>163
自治体の保健所(保健師さんなんかに)に相談してみてはどうだろう。
それは見過ごせないし、悪質だと思うが。
いずれにせよ、虐待の通報って手間や時間がかかるなあ。

171 :157:2010/08/11(水) 11:54:17 ID:hkYPkIaA0
>>168
いや、だから「レメディー」で「治療」してると親が主張するから
「虐待」にはあたらないん
だってば。
(私が言ったんじゃないよ、児童相談所の人が言ったんだから)
要するに、輸血を拒否する親の子供と一緒で、
児童相談所は家庭のポリシー、宗教的なものには立ち入れないそうで。
確かに、それで無理矢理子供を保護して相手の親から訴えられたら
勝てるかどうかわからないじゃん。

174 :名無しさん@十一周年:2010/08/11(水) 12:01:56 ID:9qhvOPie0
>>165
法律上の虐待にあたらないとしても
完全な医療ネグレクト
だよこれ。
速攻法整備すべきだね。

法整備されるのが早いか、
赤ちゃんが虐待死、あるいは重大な後遺障害が残るのが早いか・・・

ところでホメオパシーなんていうインチキやってる医者がいるから
西洋医療に不信感が沸くんじゃなかろうかね。

180 :名無しさん@十一周年:2010/08/11(水) 13:14:28 ID:hUWiEj8/0
>>174
医者とか薬剤師とか助産師とか看護師とか、
医療従事者が煽ってるのが困る

う〜ん、2歳で手が上がらないって、かなりひどい状態のように思うのだが、
 児童相談所は「虐待」とは認めない
って話なのね。

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ホメオパシーを標榜する助産院でビタミンK欠乏によって起こる頭蓋内出血予防のために医学的に効果が実証されているビタミンK2シロップを不投与 代わりに「レメディ(毒入り砂糖玉)」の超希釈液を与え新生児が頭蓋内出血死(その4)朝日はガチ

第一報以来、朝日のスタンスは
 ホメオパシーの問題は「通常の医療を拒否する点」にある
としているのだが、今朝の記事も秀逸。


代替療法ホメオパシー利用者、複数死亡例 通常医療拒む

2010年8月11日5時46分

 代替療法ホメオパシーを利用している人の中で、病気が悪化して死亡する例が相次いでいる。通常の医療は末期になるまで受けていなかった。東京では5月、国立市の女性(当時43)が、がんで死亡した。埼玉でも昨年5月、男児(同生後6カ月)が死亡した。女性の遺族らは先月、「憂慮する会」を設立し、ホメオパシー療法家らに真相解明を求めて運動を始めた。

 5月16日、東京都東大和市内の病院の集中治療室。女性は、悪性リンパ腫が悪化して人工呼吸器を付け、声も出せない状態だった。親交のあった荒瀬牧彦牧師=めぐみ教会(東大和市)=が見舞うと、手話で3回、「ごめんなさい」と訴えた。ホメオパシーに頼り、前日に救急搬送されたばかり。入院から11日後に死亡した。
 荒瀬牧師は「最後の最後になり、自分の誤りに気づいたのかもしれない」と話す。
 両親によると、女性がホメオパシーを始めたのは3年前。離婚直後で精神的に不安定な時に友人に紹介された。昨春から体調を崩し、全身の痛み、強い肌荒れを訴え始めた。荒瀬牧師は何度も病院受診を勧めた。だが女性は「今までのホメオパシーの努力が無駄になる」と拒み続けたという。
 5月には外出も困難に。激しい胸の痛みに母親(69)が救急車を呼ぼうとすると、「西洋医学はダメ」と最後まで拒んだ。気を失いかけたすきに、母親が救急車を要請。搬送先で、初めて悪性リンパ腫と診断された。

 さいたま市では昨年5月、生後6カ月の男児が体重5千グラム前後の低体重のまま死亡した。両親は助産師の勧めでホメオパシーに傾倒。市によると、病院での男児のアトピー性皮膚炎の治療や予防接種も拒否していたという。
児童相談所は、病院の受診拒否などを虐待と判断。保健師の指導で男児が4月に入院した際、両親が連れ戻さないよう病院に要請していた。男児は5月2日に死亡した。

 ホメオパシーでは、病気の症状が重くなっても、自然治癒力が増した証拠の「好転反応」ととらえる。これが患者を病院から遠ざけているとの指摘がある。

 女性や男児の両親が頼った療法家を認定した日本ホメオパシー医学協会は取材に「現代医療を否定してはいない。(女性が死亡した)案件は調査中」と回答した。(長野剛、岡崎明子)

まあ、百歩譲って、悪性リンパ腫で亡くなった女性は大人だから自分で治療を選択した結果、最悪の転帰を迎えてしまったと、日本ホメオパシー協会は言い逃れることが出来るかも知れないけど、
 赤ちゃんの死亡例
については
 赤ちゃんは自分で治療法を選べない
わけで、両親と指導した療法家、そしてその療法家を認定した日本ホメオパシー医学協会の責任は免れないだろう。

「好転反応」というのは、こうした
 エビデンスに基づかない「代替医療」
でもよく使われる言葉で
 身体の毒が出ているから「ひどい症状が一時的に現れているのだ」
と説明されることが多い。子どもの頃から
 アトピーなどが皮膚科の標準的治療で軽快しない場合、この手の「代替医療」にすがる家族
によって
 「代替医療」によってより症状が悪化する例
というのは、結構身近で見聞きしている。結局、
 最後まで好転しないので、別な療法を試す
という悪循環に嵌ってしまうことも少なくない。わたしの場合、子どもの頃に3度手術を受けても、斜視が治らなかったので、
 こうした宗教がかった「代替医療」の獲物になりやすい立場
ではあったのだが、なんせ
 斜視が治る薬
という便利なものはないから、ぎりぎりのところでこの手の「代替医療」から逃れられたのである。これが
 投薬での治療を行う疾病
であったなら、同じような
 「好転反応」を伴うと喧伝される効果は定かでない代わり、滅茶苦茶金の掛かる「代替医療」商法の餌食
になっていたかも知れないとは思うが。

わが家は北海道に入る前から神仏習合で、神棚・仏壇を丁寧に祀っており、神仏に祈ることはあっても、この手の怪しい薬や治療法を導入する機運はまるでなかったので、定期的に大きな病院で治療を受けていた。
もっとも、根本的な信仰を持たない家庭だと逆に
 疑似宗教にひっかかりやすい
かも知れない。
 宗教と疑似宗教の違い
がわからないと、トラブルが起きたとき、疑似宗教に付け入れられる隙が出来やすいのだ。最近の病院はどうか知らないが、昔は外科や内科の病棟に
 新興宗教の宣伝に来る人達
というのがいて、
 治らないのは、わたしたちの宗教を信じないからだ。入信すれば、たちどころに良くなる
などと、暇な入院患者の枕元で延々説教する人がいたりした。断わられてもせっせとやってくるところを見ると
 心の弱っている病人は「よい市場」と判断
されているのだろうと子ども心にも思った。

わが家の場合の更にちょっと困った話をすれば、祖父が
 ある種の霊能者
であった時期があって、こうした
 現代の治療法では治りにくい人達が一時期やってきていた
こともあったのである。なので
 治らないから必死になる人たちの姿
は身近で見る機会もあったのだ。もっとも、祖父の能力はわたしが学齢に達するまでには、衰えていたので、信者が門前市を為す情況は目にすることはなかった。たまに、町で祖父に
 先生、あのときはありがとうございました
と泣かんばかりに挨拶をするヒトがいて、後で家族に聞くと
 おじいちゃんが治してあげた人の親御さん
ということもあったりした。果たして祖父の何に効力があったか知らないが、そういう風に考えてくれていた人がいたのは事実のようだった。ただし、身体の病ではなく、いわゆる心の躓きの一部に効果があったということらしかった。いまなら
 カウンセラーが対応する役割
をしていたってことなんだろうと思う。
もっとも、祖父のこの「霊能者活動」は他の家族には極めて冷淡に扱われており、
 病気は現代医学で治す
のが、わが家の指針であった。

家付き娘だった祖母は化学療法がない大正年間に海岸での転地療法でその当時で言うところの「肋膜炎」を治した世代である。女学校の頃に発病、夏は札幌に近い蘭島、冬は寒冷な北海道から鎌倉へ出て転地療養をして治したという。それで結婚が少し遅れた。祖母の末の妹であった三女のおばは、結核で15歳で亡くなった。仏壇には死を控えたセーラー服姿のおばの写真が飾られている。祖母は
 順子(おばの名前)が死ぬちょっと前の写真だから、痩せて、こんなに目が大きくなってしまって
とよく言っていた。皮肉なことだが、白黒写真の順子おばさんは憂いを帯び美しく見えた。殊に大きな瞳が印象的だった。
祖母から直接聞いたことはないけれど、化学療法がない時代の結核の治療法はそれこそ
 代替医療が百花繚乱
であっただろう。当時も戦後すぐも結核は「死病」であり、感染者への差別は凄まじかった。そうした修羅場を乗り越えて、肋膜炎を完治させた祖母にとっては
 代替医療など検討するにも値しない
ものだったのかも知れないな。晩年X線撮影すると、祖母のかつての病巣は見事に石灰化していたという。

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尾崎雄二郎『漢字の年輪』角川書店 1989

やっぱり見つからなかったので、古書店から購入。
読む度に、先師尾崎雄二郎先生の温顔と切れのいい口調が甦る。
これが
 中高の国語の先生向け雑誌に連載
されていたのか、と思うと、昨今の
 教員養成課程で涵養されるはずの「教師予備軍の知識量」との差
に愕然とする。というか、たぶん現役国語教師でこの文章を読みこなせる実力のある人は少なくなってしまっているだろう。中文の修士以上でも多分ダメな院生はダメなレベル。

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黒から銀へ

やっと旧MacBook黒から新MacBook Pro銀へデータ移行が終わった。
梅雨時と重なったので、しばらくMacBook Pro銀を持ち歩かなかった。最近の雨はいきなり急激に降るから、扱い慣れないちょっと大きめのマシンにそうでなくてもそそっかしいわたしはなにかやっちゃうかも知れない。

仕事も一区切りついたので、以前のデータ移行後に積み上がったデータを移す。

夏バテのひどい今の仕事スタイルというと、寝転んでお腹の上にクッションを置いて、その上にマシンを斜めに置く形。ベタ置きすると熱が籠もるのでこの形になっている。
夏バテで視力が心許ないので、できるだけ画面に近い距離でマシンを開く、というのもこのお行儀の悪いスタイルを取っている理由の一つだ。

次の課題は、
 デスクトップをどうするか
だなあ。「蓮」というあだ名のついたマシンは一世代前のプロセッサ搭載だから、今後はAppleからも見捨てられちゃう運命。いまのところは問題ないし、ちょっと面倒な処理をさせると、遅くなるのはしょうがない。ただ、体感的に耐えられないところまで行ったら、次を考えないとなあ。
USB周りで時々挙動不審なのが問題かな。
「いまのところ」というのは次のような補助的作業を含んでの使用。
・PowerPointを縦書きモードにして手直しすると滅茶苦茶重い上に仮名漢字変換で発狂するので、最終チェックのみ行う
・Wordでも縦書きだと同様のことが起きるので、できるだけJeditで完成形に近いところまで持っていって、最後にWordを印刷用に通す
・画像処理に関しては一枚ずつやる

縦書きは今でも一太郎が一番ストレスがないと思うけど、なんせ
 Mac用からは撤退
して久しいからね。

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2010-08-08

ホメオパシーを標榜する助産院でビタミンK欠乏によって起こる頭蓋内出血予防のために医学的に効果が実証されているビタミンK2シロップを不投与 代わりに「レメディ(毒入り砂糖玉)」の超希釈液を与え新生児が頭蓋内出血死(その3)レメディを蹴飛ばす「宇宙ヤバイ」コピペ登場

高校までの標準的な教育を受けていれば
 レメディの希釈
がいかにヘンかは分かると思うんだけど、さすがに理系の多い2ちゃんねらー
 宇宙ヤバイ
のコピペで、
 ホメオパシーヤバイ
というのを作ってきた。見かけたので貼っておく。
【社会】「ホメオパシー」トラブルも 毒薄め妊婦や乳児に処方、科学的根拠はっきりせず★2スレッドより。


215 :名無しさん@十一周年:2010/08/06(金) 20:43:20 ID:9GQgwoRoP
ヤバイ。ホメオパシー、ヤバイ。まじでヤバイよ、マジヤバイ。
原物質の希釈、ヤバイ。
まず薄い。もう薄いなんてもんじゃない。超薄い。
薄いとかっても
「太平洋に原液1滴たらしたくらい?」
とか、もう、そういうレベルじゃない。
何しろ無限希釈。スゲェ!なんか分子とか無いの。何ppmとか何fMとかを超越してる。無限希釈だし超薄い。
しかも情報を記憶してるらしい。ヤバイよ、記憶だよ。
だって普通は水とか記憶しないじゃん。だって自分の尿の中の水分が個人情報記憶してたら困るじゃん。下水道経由して大海原に個人情報流出とか困るっしょ。
だから水道水とか記憶しない。話のわかるヤツだ。
けどレメディはヤバイ。そんなの気にしない。記憶しまくり。ベンベニストが水の記憶のネタでイグノーベル賞2回とれるくらいヤバい。ヤバすぎ。
イグノーベル賞っていったけど、もしかしたらノーベル賞の候補になってたかもしんない。でもノーベル賞って事にすると
「選考過程は非公開のはずなのに候補ってナニよ。ソースは?」
って事になるし、それは誰もわからない。ヤバイ。誰にも分からないなんて凄すぎ
あと超古くさい。その歴史200年。世紀で言うと19世紀から。ヤバイ。古すぎ。日本はまだ江戸時代。古い。
それに200年経っても科学的根拠が超何も無い。超トンデモ。それに超ぼったくり。タダの飴玉とか平気で3000円くらいで売る。飴玉て。小学生でも騙されねぇよ、最近。
なんつってもホメオパシーは波動が凄い。量子論とか平気だし。
うちらなんて波動とか電波や音波を想像したり、シュレーディンガー方程式で数値解もとめたするのに
ホメオパシーは全然違う。波動をオカルトとして扱っている。凄い。ヤバイ。
とにかく貴様ら、ホメオパシーのヤバさをもっと知るべきだと思います。
そんなヤバイホメオパシーを作り上げたハーネマンとか超偉い。もっとがんばれ。超がんばれ。

いや、これはなかなかの出来。


219 :名無しさん@十一周年:2010/08/06(金) 20:50:44 ID:sCKnAInt0
>>215
初出?ワロタww

222 :名無しさん@十一周年:2010/08/06(金) 21:06:15 ID:c7WqGf0U0
>>215
うまいな

275 :名無しさん@十一周年:2010/08/06(金) 23:12:47 ID:xcf17d/l0
>ストレス等でマイナスに傾いている状態
引っかかる人に膜電位の話とか理解できないんだろうな・・

>>259
藁にもすがる気持ちは十分理解できるんだけどね。
だからこそそういう人につけ込むのって悪質。

女がバカなのか、男が出産育児に無関心なだけなのか。
それにしても>>215は秀逸

ホメオパシーを信奉する方々に2ちゃんねらーからのお勧めはこちら。


277 :名無しさん@十一周年:2010/08/06(金) 23:16:07 ID:tQB9A0Uj0
むしろホメオ(笑)達にDHMOの恐ろしさを知らせてあげるべき
http://ja.wikipedia.org/wiki/DHMO

279 :名無しさん@十一周年:2010/08/06(金) 23:32:52 ID:ET/9PXMP0
危険な化学物質DHMOを100倍×60回添加するんですね。わかります。


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ホメオパシーを標榜する助産院でビタミンK欠乏によって起こる頭蓋内出血予防のために医学的に効果が実証されているビタミンK2シロップを不投与 代わりに「レメディ(毒入り砂糖玉)」の超希釈液を与え新生児が頭蓋内出血死(その2)日本ホメオパシー医学協会の反論と周産期・新生児医学会の緊急声明

2010-08-06 厚労省が推進を図ろうとする「代替医療」の一派ホメオパシーを標榜する助産院でビタミンK欠乏によって起こる頭蓋内出血予防のために医学的に効果が実証されているビタミンK2シロップを不投与 代わりに「レメディ(毒入り砂糖玉)」の超希釈液を与え新生児が頭蓋内出血死→NHK「プロフェッショナル」にも登場した推進派の神谷助産師は「これまでレメディとビタミンK2シロップを選ばせているが、おかあさん自身がレメディを選んだ」と主張
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2010/08/k2k-nhkk-fa39.html
の続き。

上記で引用した朝日の記事に
 日本ホメオパシー医学協会が反論
していると、南島の管屋先生から御教示を頂いた。
一応、全文引用しておこう。


朝日新聞等のマスコミによるホメオパシー一連の報道について その1
8月5日付朝日新聞朝刊、社会面にトップに掲載されている(1)~(8)の記事内容について、日本ホメオパシー医学協会(JPHMA)からコメントします。
http://www.asahi.com/national/update/0804/TKY201008040482.html

この山口地裁の訴訟については、昨日(8/4)、第1回の口頭弁論があり、JPHMA会員の助産師側は、損害賠償請求の棄却を求めています。つまり、原告の請求事実を認めず、裁判の場で争い、事実を明らかにしていくというプロセスに入ったので、真相は裁判を通じて今後明らかになっていくものです。このように事実に争いがある中で、予断をもったマスコミの報道姿勢に基づく一方的な内容の記事には、大きな問題があると考えています。

また、本件に関連したマスコミ報道の中で、あたかも乳児死亡がホメオパシーに原因があるかのような印象をもつような記事も見かけますが、そもそもホメオパシーレメディーをとって死亡することはありません。
この記事を読んだ読者が誤解しないように、誤解しそうな部分を抜粋し以下にひとつひとつ説明していきます。

なお、山口での訴訟に関係する内容については、現在民事訴訟が進行中ですので、JPHMAとしては現段階でのコメントを控えさせていただきます。

朝日新聞8月5日付 福井悠介、岡崎明子記者
(1)「ワクチンを打つなとか、薬を飲むななどと主張する過激なホメオパシーグループも存在する」

ホメオパシーを医者だけに推進している、川嶋朗准教授の発言として掲載されていますが、この記事を読んだとき、人はJPHMAがあたかもそのグループであると誤認してしまうことが懸念されます。川嶋氏は以前にも、このように事実でないことをJPHMAの問題責任のように、ある雑誌に発言していたことがありました。
川嶋氏に、その事実の確認を依頼しましたが、なかなか回答が得られず、弁護士を通じて、回答するように抗議をした結果、最終的には、JPHMAの問題ではないということを明らかにした事例がありました。

JPHMAは、法律的に義務化されていない限り、国民1人1人がワクチンやクスリの害と効用をしっかりと知り、選択すべきものであると認識しています。当然、ワクチンを打つなとか、薬を飲むななど主張する立場でもなく、そのような主張を行っているという事実も全くありません。国民1人1人が判断する材料として、ホメオパシーの考え方や臨床経験から情報提供しているのみです。

また、JPHMAは、協会倫理規定にも書かれている通り、現代医学とホメオパシー医学の両者の長所を生かして医療機関との協力体制を理想とする姿勢を1998年の設立以来一貫して打ち出しています。
現在、川嶋氏に上記発言の事実確認、事実である場合、過激なホメオパシーグループは本当に実在するのか?実在するとしたらそれはどのグループなのか確認しているところです。

朝日新聞8月5日付 福井悠介、岡崎明子記者
(2)「レメディーを投与するのは医療行為である。」

川嶋氏の発言として掲載されていますが、この発言が事実であれば、川嶋氏は、医師法17条の解釈を間違って解釈していると考えられます。すなわち、医師法の17条「医師でなければ、医業をなしてはならない」の解釈として、治療してよいのは医師だけであると川嶋氏は判断していると考えられます。しかしそうすると、日本国憲法の職業選択の自由に抵触しますから、必然的に、医師法17条が意味するのは、「現代医学を修得した医師しか、現代医学に基づく治療をしてはならない」と解釈しなければなりません。

治療法は現代医学の治療法以外にもたくさんあり、それぞれの治療法を習得したプロフェッショナルであれば、その知識と技能を用いることを生業としてよいわけです。

ホメオパシーは200年前から世界的に膨大な治療実績がある治療法であり、日本ホメオパシー医学協会が認定するホメオパスは、プロの基準を満たしているので、ホメオパシー治療を職業とするのに何の問題ないというわけです。なお、川嶋氏に発言の事実確認および事実であるなら発言の根拠を求めていきます。

朝日新聞8月5日付 福井悠介、岡崎明子記者
(3)「薬の処方権がある人以外がホメオパシーを使うのは大きな問題だ。」

川嶋氏の発言として掲載されていますが、ホメオパシーのレメディーは、薬ではなく食品となっており、レメディーを与えることは医療行為に当たりません。レメディーがあたかも薬であるかのような表現をすることは、事実誤認であり、多くの人に誤解を与える表現です。

ホメオパシーは現代医学とは全く異なる考え方をし、専門知識が必要であり、ホメオパシーをしっかり学んで資格をとったものがプロのホメオパシー療法家としてホメオパシー療法を行うべきであり、現代医学の医師や歯科医師といえども、ホメオパシーをしっかり学んでいないものが行うべきではありません。

一方で、全世界的にもホメオパシーは代替医療の主流と認められており、世界各国の空港、スーパーマーケット、ドラッグストア等で誰でもレメディーを購入することができ、セルフケアの方法としても一般的です。川嶋氏の医師しかホメオパシーを扱うべきではないという考えは世界的な流れに逆行するものです。

朝日新聞8月5日付 福井悠介、岡崎明子記者
(4)「日本ホメオパシー医学協会にも、通常の医療を否定しないよう申し入れた。」

これは日本助産師会の発言として掲載されていますが、JPHMAは日本助産師会からそのような申し入れを受けたという事実を有しておらず、今、日本助産師会に事実確認を行っているところです。このような書き方をした場合、あたかもJPHMAが通常の医療を否定しているかのような印象を人々がもってしまいます。事実は前述した通り、JPHMAは通常医療を否定しておらず、現代医療と協力してやっていくという立場をとっています。

朝日新聞8月5日付 福井悠介、岡崎明子記者
(5)「ホメオパシーを全面的に否定しないが、ビタミンK2の使用や予防接種を否定するなどの行為は問題があり、対応に苦慮している」

これは日本助産師会の岡本専務理事の発言として掲載されていますが、これもこの記事を読んだ場合、JPHMAがビタミンK2の使用や予防接種することを否定しているかのような印象をもってしまいます。事実は前述(1)した通りです。

朝日新聞8月5日付 福井悠介、岡崎明子記者
(6)「元の物質の分子が残らないほどに希釈した水を含む砂糖玉が体に作用を及ぼす」との考えが科学的におかしいのは明らか。」

大阪大の菊池氏の発言として掲載されていますが、もしこれが事実としたら、研究もせずに、自分の持つ価値観、自分が学んだ範囲でのみ考えて結論を出し、頭から否定するというのは、科学者として頭が固すぎるといわざるを得ません。過去の歴史からも、未知のものを既知としていくところにこれまでの発見があり、発展があるということを学ぶことができるのに、そのことさえも認識されていません。
科学的に根拠に関しては、以下のRAHUK体験談の管理人のコメントが参考になると思います。
http://www.rah-uk.com/case/wforum.cgi?mode=allread&no=2329

朝日新聞8月5日付 福井悠介、岡崎明子記者
(7)「限りなく薄めた毒飲み「治癒力高める」

あたかも毒が入っているような表現であり、ホメオパシーに関する誤解を生じかねません。この記事の中で毒が強調されているように思いますが、レメディーの原料として確かに毒物もありますが、毒物でないものもたくさんあります。また原料として毒物として使うものも最終的には無毒化されており、薄めた毒という表現は適切ではありません。

朝日新聞8月5日付 福井悠介、岡崎明子記者
(8)100倍に薄めることを30回繰り返すなど、分子レベルで見ると元の成分はほぼ残っていない

100倍希釈を30回繰り返した場合、10の60乗倍希釈となり、原成分はほぼ残っていないのではなく、1分子も全く、残っていません。

※約10の24乗倍希釈で原成分は1分子もなくなります。

この「反論」がいかに非科学的でありなおかつ奇妙なメッセージを含んでいるかについては、Mochimasaさんのblog"Not so open-minded that our brains drop out." の8/6付の記事
朝日新聞の記事に対するホメオパシージャパン系団体の滅茶苦茶な反論と謎の「隠しコメント」
が、詳細かつ徹底的に分析・批判されているので、こちらをご一読下さい。

で、日本周産期・新生児医学会からの声明。


緊急声明(PDF)
 厚生省(現厚生労働省)研究班が推奨した新生児へのビタミンK予防投与を意図的に実施せず、当該児に頭蓋内出血などの重篤な疾患を発症した事例が過日報道されました。
 本学会は、新生児へのビタミンK 投与による頭蓋内出血の予防効果には強い科学的根拠があり、全ての新生児に提供されるべき医療と考えております。また日本小児科学会もこれを強く推奨しています。
 本学会は新生児に関わる医師、助産師、看護師がビタミンK投与の重要性を再確認されるよう強く要望するとともに、行政当局の積極的な指導を要望する次第です。

2010年8月5日
日本周産期・新生児医学会
理事長 田村正徳

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2010-08-07

七夕

お盆が旧盆であるのと同様、北海道東北地方は
 月遅れの七夕
だ。今日8月7日がそうだ。

前にも書いたけど、札幌など北海道のいろんな地域では
 蝋燭出せ
が七夕の行事である。町内の子ども達が寄り集まって、手に手に提灯をぶら下げ、町内や近所の家を一軒一軒回って、門口で
 蝋燭出せ出せよ、出さないとかっちゃくぞ、おまけに食いつくぞ
といささか物騒な歌を歌って、小さなお灯明用の蝋燭を貰ってくる、という行事だ。大抵は浴衣姿である。もちろん、子ども相手の行事なので、家によっては、蝋燭だけでなくお菓子も用意しておき、子ども達に手渡すのである。
いつの時代にも子どもの来訪を歓迎してくれる奇特な家というのはあるもので、そうした家は皆知っていて、ちょっと遠くても足を伸ばすのだった。氷砂糖を呉れた家もあった。
蝋燭出せが終わると
 家で花火
で、年かさの子が小さい子の面倒を見ながら、花火をするのだ。何軒かの子どもが一緒に花火をしていることも珍しくなかった。花火の最後は
 打ち上げ花火かナイアガラ
と決まっていた。合間に手持ちの花火をするのだが、
 一袋に入っている本数の多い線香花火
は結構人気があり、下駄履きの足にうっかり火の玉を落とさないように注意しながら、みな自分の火花の散り方が大きいとか、長く続くだとかを競い合った。線香花火には
 細く割いた竹ひごに黒い火薬をマッチ棒よりちょっと長めに塗りつけた中国製

 昔ながらの色鮮やかな紙を撚った日本製
があって、小さい子どもには、ちょっとくらい揺らしても火の玉が落ちない中国製が良かったのだが、線香花火の腕を競うのは、日本製が向いていた。もっとも、日本製は
 すぐに湿気る
という欠点があって、そうなると、火を付けたとたん
 ジジジ
と音を立てて、すぐに消えてしまうのだった。

町内に子どもが少なくなった時点で、七夕の「蝋燭出せ」は
 子ども会の行事
となり、その後どうなったんだか、ある年叔母に聞いたら
 今年は来なかった
と言っていたな。
子ども会の行事になった時点で、
 蝋燭出せ
の民俗行事としての命脈は絶えた。
一つとなりの町内でも、同じ「蝋燭出せ」の歌の文句も旋律も、ちょっとずつ違う。子ども達は、町のあちこちで聞こえる「蝋燭出せ」の歌を聴きながら、
 あ、どこそこの連中はあそこにいる
と確認しあったのである。そうした
 ごくごく微妙な差異
は、とっくに失われたものと思う。たぶん、「蝋燭出せ」の歌を採譜しているヒトもいるだろうけど、昆虫の展翅標本よろしく、採譜したところで、それは「蝋燭出せ」の歌の骸なのである。

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2010-08-06

またまた書物が見つからない

置いてあったはずの場所から書物が忽然と消えている。書物には足はないから、たぶん自分でどこかに置いたのだが、どこに置いたかが分からないわけだ。困った。探しているのは、先師尾崎雄二郎先生の著書
 漢字の年輪
 中国語音韻史の研究
の2冊である。
ううう、どっちも持ってたのに、どこへ行った。

清水茂先生の著書は、どちらもすぐ分かるところにあったのに。

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暑気払い

台所に風が通らない。
しょうがないので、ご飯が炊ける間に暑気払いの一杯。
冷凍庫に常備している小瓶のボンベイサファイアの栓を開け、小さな湯飲みに。
当ては、長芋を短冊に打って、自家製イクラを天盛りに。
今年の暑さは例年の比ではないな。

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厚労省が推進を図ろうとする「代替医療」の一派ホメオパシーを標榜する助産院でビタミンK欠乏によって起こる頭蓋内出血予防のために医学的に効果が実証されているビタミンK2シロップを不投与 代わりに「レメディ(毒入り砂糖玉)」の超希釈液を与え新生児が頭蓋内出血死→NHK「プロフェッショナル」にも登場した推進派の神谷助産師は「これまでレメディとビタミンK2シロップを選ばせているが、おかあさん自身がレメディを選んだ」と主張

亡くなられた赤ちゃんのご冥福をお祈りします。適切なビタミンK投与さえ行われていれば、生まれて間もない赤ちゃんの貴い命が失われる可能性が低かったと思うにつけ、ご両親のご無念はいかばかりかと拝察致します。

このところ医療系blogの一番の関心事は
 ホメオパシーを標榜する助産院で、新生児の頭蓋内出血予防のためにビタミンK2シロップを与えず、代わりに「レメディ」と呼ばれる「毒を混入した砂糖玉」をものすごく希釈したものを与えて、新生児が頭蓋内出血死した事例
で、現在、山口地裁では、民事賠償裁判が開かれている。
朝日が詳しい。


「ホメオパシー」トラブルも 日本助産師会が実態調査

2010年8月5日4時34分

【ホメオパシー特集】レメディーと呼ばれる砂糖玉。原材料名にはテンサイ糖と書かれている(写真)

 「ホメオパシー」と呼ばれる代替療法が助産師の間で広がり、トラブルも起きている。乳児が死亡したのは、ホメオパシーを使う助産師が適切な助産業務を怠ったからだとして、損害賠償を求める訴訟の第1回口頭弁論が4日、山口地裁であった。自然なお産ブームと呼応するように、「自然治癒力が高まる」との触れ込みで人気が高まるが、科学的根拠ははっきりしない。社団法人「日本助産師会」は実態調査に乗り出した。
 新生児はビタミンK2が欠乏すると頭蓋(ずがい)内出血を起こす危険があり、生後1カ月までの間に3回、ビタミンK2シロップを与えるのが一般的だ。これに対し、ホメオパシーを取り入れている助産師の一部は、自然治癒力を高めるとして、シロップの代わりに、レメディーと呼ぶ特殊な砂糖玉を飲ませている。
 約8500人の助産師が加入する日本助産師会の地方支部では、東京、神奈川、大阪、兵庫、和歌山、広島など各地で、この療法を好意的に取り上げる講演会を企画。2008年の日本助産学会学術集会のランチョンセミナーでも、推進団体の日本ホメオパシー医学協会の会長が講演をした。同協会のホームページでは、提携先として11の助産院が紹介されている。
 日本助産師会は「問題がないか、実態を把握する必要がある」として、47支部を対象に、会員のホメオパシー実施状況やビタミンK2使用の有無をアンケートして、8月中に結果をまとめるという。
 また、通常の医療の否定につながらないよう、年内にも「助産師業務ガイドライン」を改定し、ビタミンK2の投与と予防接種の必要性について記載する考えだ。日本ホメオパシー医学協会にも、通常の医療を否定しないよう申し入れた。
 助産師会の岡本喜代子専務理事は「ホメオパシーを全面的には否定しないが、ビタミンK2の使用や予防接種を否定するなどの行為は問題があり、対応に苦慮している」と話している。
 助産師は全国に約2万8千人。医療の介入を嫌う「自然なお産ブーム」もあり、年々増えている。主に助産師が立ち会うお産は、年間約4万5千件に上る。
 テレビ番組で取り上げられたこともある有名助産師で、昨年5月から日本助産師会理事を務める神谷整子氏も、K2シロップの代わりとして、乳児にレメディーを使ってきた。
 取材に応じた神谷理事は「山口の問題で、K2のレメディーを使うのは、自重せざるを得ない」と語る。この問題を助産師会が把握した昨年秋ごろまでは、レメディーを使っていた。K2シロップを与えないことの危険性は妊産婦に説明していたというが、大半がレメディーを選んだという。
 一方で、便秘に悩む人や静脈瘤(りゅう)の妊産婦には、今もレメディーを使っているという。
 ホメオパシーをめぐっては英国の議会下院委員会が2月、「国民保健サービスの適用をやめるべきだ。根拠無しに効能を表示することも認めるべきではない」などとする勧告をまとめた。薬が効いていなくても心理的な効果で改善する「偽薬効果」以上の効能がある証拠がないからという。一方、同国政府は7月、科学的根拠の乏しさは認めつつ、地域医療では需要があることなどをあげて、この勧告を退ける方針を示している。
 日本では、長妻昭厚生労働相が1月の参院予算委で、代替医療について、自然療法、ハーブ療法などとともにホメオパシーにもふれ、「効果も含めた研究に取り組んでいきたい」と述べ、厚労省がプロジェクトチームを立ち上げている。(福井悠介、岡崎明子)
     ◇
 〈ホメオパシー〉 約200年前にドイツで生まれた療法。「症状を起こす毒」として昆虫や植物、鉱物などを溶かして水で薄め、激しく振る作業を繰り返したものを、砂糖玉にしみこませて飲む。この玉を「レメディー」と呼んでいる。100倍に薄めることを30回繰り返すなど、分子レベルで見ると元の成分はほぼ残っていない。推進団体は、この砂糖玉を飲めば、有効成分の「記憶」が症状を引き出し、自然治癒力を高めると説明している。がんやうつ病、アトピー性皮膚炎などに効くとうたう団体もある。一方で、科学的な根拠を否定する報告も相次いでいる。豪州では、重い皮膚病の娘をレメディーのみの治療で死なせたとして親が有罪となった例や、大腸がんの女性が標準的な治療を拒否して亡くなった例などが報道されている。

神谷整子助産師って、どっかで名前を聞いたことがあるな、と思ったら、
 NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」の第六十回
に出てきた、あの助産師さんじゃありませんか。
こんな内容でしたね。


第60回(2007年8月28日放送) 命の神秘によりそって 助産師 神谷整子

手で診る
神谷は健診の時、母体に触れて、赤ちゃんの成長具合から母親の体調までを手で診ていく。毎回の健診で1時間以上をかけて全身を診ながら、妊娠経過に異常がないか、わずかなことにも目をとめて異変の兆しをみつけ、気になることは早期に手をうち予防する。 全身を触ることで、母親が緊張しやすいタイプなのか、リラックスがうまくできるタイプなのかなども感じ取り、お産の時に備えようとする。

経験に、頼らない
お産には常にリスクがある。時に、命に関わることもある。神谷はお産にたちあう時、いつも、自分の経験に頼らないことを信念としている。お産は百人百様。一人一人が違う。過去に同じような症状で何も問題がなかった妊婦がいたとしても、あえてそのことは忘れ、何かおかしいなと思った時には、常に、なんだろうと、疑問をもつ。経験を積むほど、自分を過信してはいけいないと、自分を戒める。

助産師=伴走者
妊娠から出産までの10か月の間、女性には精神的にも肉体的にもさまざまな変化がおとずれる。不安に陥りがちな女性たちに神谷は常に寄り添い、悩みがあれば、ともに考え、お産に向かって心身を整えていく。また、子どもが産まれた後も、子育てに悩む母親から24時間体制で電話相談に応じる。神谷は助産師を「伴走者」である、という。

プロフェッショナルとは
「私の中ではやっぱりそのときそのとき最善を尽くすことができる者というふうに私の中では思っているんですけど」神谷整子

拙blogで番組予告については書いたけど、中身を見て、感想を書く気を失った回だったな。
 2007-08-28 NHK総合 プロフェッショナル 命の神秘によりそって@8/28 22:00-22:45
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2007/08/nhk828_22002245_6c93.html

さて、
 ビタミンK不足で頭蓋内出血が起こる
というのは分かっているわけで、小学生でも
 だったら、赤ちゃんにビタミンKを飲ませてあげたらいいのよね?
と答えるだろう。それを
 砂糖が主成分で「薄めて使うレメディ」なる「謎の物質」がビタミンK2シロップの代わりになる
という説明をした上で
 どちらにします? 西洋医学で使う「ビタミンK2シロップ」? それともおかあさんが望む「自然なお産」の考えに沿った、ホメオパシーの「レメディ」にしますか?
と尋ねれば
 「自然なお産」を実現するべくわざわざ「ホメオパシー」を標榜する助産院を選んだおかあさん

 もちろん、西洋医学のそんなシロップよりも「レメディ」にします
と答えるのが普通じゃないのかね、神谷助産師。あくまで
 おかあさんに選ばせてますよ
というのなら、
 ビタミンK2シロップを与えないと1/700母乳哺育の場合は1/2200の確率で赤ちゃんに頭蓋内出血が起きて、死亡することもありますよ
という「医学的事実」も説明していないといけないんですがね。どうも
 レメディ使用を「自重」
なんて、朝日新聞の記者に答えているところをみると
 この問題さえなかったら「当然レメディを推進する」と考えている
ように見えますがね、ま、朝日の記者の「作文」かも知れませんがね、ええ。もっとも
 天下の神谷助産師の「おすすめ」を断ってまで「ビタミンK2シロップをお願いします」という勇気のあるおかあさんは存在しない
と思われる。そこまで言うのだったら、神谷助産師にお産取ってもらうなんて思わないでしょ。

で、ひょっとして
 神谷助産師の取り上げた赤ちゃんに新生児メレナもしくは頭蓋内出血が起きたことはない
ってことなんでしょうかね。

(追記 14:36)
山口(産婦人科医)先生からコメントを頂いて、上記の発症率を改めた。山口(産婦人科医)先生、御教示ありがとうございました。
若干古い論文だが、エーザイの"Clinician"336号(1984年)は
 新生児の医学
という特集を組んでおり、ビタミンK欠乏症についての知見について、産業医科大学小児科の白幡聡助教授(当時)が
ビタミンK欠乏症
という論文を書いておられる。この中で、白幡先生は、


 乳児ビタミンK欠乏性出血症は予後不良
 本症は、主として二つの理由から乳児の保健指導に携わっている関係者の間で大きな関心を集めている。
 そのひとつは、ほとんど母乳哺育児に発症することである。人工栄養が中心となっていた乳児哺育の流れを変えるために、二〇年程前から小児科医、産科医、助産婦、保健婦そしてマスコミも口を揃えて母乳による子育てを母親に説いてきたが、乳児にとって自然が与えてくれた最高の贈りものであるはずの母乳を飲んでいる場合に限って発症するというのであるから問題は深刻である。
 しかも、新生児メレナは七〇%以上が消化管出血であるのに対して、乳児ビタミンK欠乏性出血.症の九〇%近くは頭蓋内出血を起こす。そのため本症の止血治療それ自体は容易であるにもかかわらず、予後はきわめて不良で全治する例は半数に満たない。これが第二の問題点である。

 厚生省特別研究班の調査結果から
 厚生省心身障害研究「幼若乳児に見られるビタミンK欠乏性出血素因に関する研究」研究班(中山健太郎班長)昭和五三年から五五年までの三年間について全国調査を実施した結果では、わが国における発現頻度は、全出生四〇〇〇人に一人母乳哺育児に限ると一七〇〇人に一人と推定されている。このうち、肝機能障害、胆汁流出障害、下痢、抗生剤の長期投与などのビタミンKの欠乏をきたす誘因が認められない特発性乳児ビタミンK欠乏性出血症は七八・六%であった。したがって逆算すると、特発性乳児ビタミンK欠乏性出血症の発現頻度全出生五〇〇〇人に一人母乳栄養児二二〇〇人に一人となる。
 1.性別“男児が女児より一・八倍多い。
 2.発症年齢“生後二週からニカ月までの間に九四・九%の症例が集中している。
(以下略)

と厚生省(当時)の1978〜1980年の調査結果を基に述べられている。
 1984年、つまり今から26年前には分かっていた事実を、無視して
 「レメディ」というビタミンK不足には医学的根拠が証明されていない物質をビタミンKの代わりに与えた
のが、果たして正しい「赤ちゃんを守るお産」なのかどうか。
(追記終わり)

ビタミンK投与は、1980年前後から始まったので、いまの若いおかあさん方を生んだおばあちゃんは、ひょっとしたらビタミンK投与は知らないかも知れない。
ビタミンKは、母乳には不足している。そのため、母乳で子どもを育てていた「自然なお産」しか選択の余地がなかった時代では、ビタミンK欠乏による乳児の病気は普通にみられた。
1990年にエーザイが発行した"Clinician"の395号は「ビタミン学の新しい展開」という特集を組み、そこで秋田大学の真木正博教授(当時)が、
新生児・乳児とビタミン ビタミンK欠乏による新生児メレナ・乳児頭蓋内出血 そして母体血・母乳へのビタミンK移行などについて(PDF)
という論文を寄せておられる。新生児メレナは、
 生まれたばかりのあかちゃんがタールのような真っ黒い便をする
ことで判定される。新生児の便は、通常、母乳もしくはミルクしか飲んでないから、そんな色にはならない。これは消化管等からの出血が真っ黒な色を付けるのである。新生児メレナには真性と仮性があるが、真性は消化管からの出血が真っ黒い便になるもので、かつてはビタミンK欠乏によるものが中心だった。だいたい1980年代までの育児書には
 新生児メレナ
について、恐怖を煽る内容が書かれていたように記憶する。ビタミンK欠乏が原因だと分かるまでは、新生児メレナは、予想が付かない、非常に怖い新生児の病気として恐れられていた。同様に、ビタミンK欠乏によって、消化管以外からも出血があり、それが脳で起きると頭蓋内出血となる。これも恐ろしい新生児の病気である。今回の赤ちゃんが亡くなったのも、頭蓋内出血が原因だった。
ビタミンK欠乏による新生児メレナや頭蓋内出血を防ぐには、まず、おかあさんが出産前にビタミンKを服用することで、赤ちゃんへビタミンKが補われる。産まれた後は、適宜ビタミンK2シロップを飲ませる。特に
 母乳だけで赤ちゃんを育てている場合はビタミンK不足に注意
しなくてはならない。今回の赤ちゃんも、
 わざわざホメオパシー推進派の助産院で出産
したのだから
 おかあさん、赤ちゃんは母乳で育てましょうね
という教育を施されていると思われる。
 そうでなくてもビタミンKが欠乏する母乳のみで育てられ、ビタミンK2シロップを投与されない
となると
 産科ではビタミンK全例投与で見られなくなったはずの「新生児メレナ」やビタミンK欠乏による「頭蓋内出血」が昔と同じように起きる
ということになるのだ。粉ミルクで育てている場合は
 粉ミルクにはビタミンKが添加されている
ので、
 ビタミンK欠乏にはなりにくい
のである。だから
 母乳育児によって「起きてしまう可能性のある新生児の病気」がビタミンK欠乏による「新生児メレナ」や「頭蓋内出血」
なのである。
 絶賛されがちな「母乳育児」
だが、ビタミンK欠乏などいくつかの落とし穴がある。そして、
 母乳育児にはこうした「リスクがある」
という基本的な医学的常識を、今回係争中の助産院が知らなかったとは思えないのだ。だって
 お産のプロ
なんでしょ?

実は、ビタミンK不投与による新生児の頭蓋内出血は、産科でも2003年に静岡で起きた事がある。これは
 新生児にはスクリーニングをしてビタミンK2シロップを投与する静岡県の特殊事情
が絡んだ問題だった。一般的には、産科で生まれた赤ちゃんには、
 全例ビタミンK2シロップ投与
が行われている筈だ。
このビタミンK2シロップ投与については、東北薬科大学の中村仁教授(臨床薬剤学)がご自身のサイト"pharmacist.com"で次のように説明しておられる。


新生児に対するビタミンKの予防投与

 「乳児ビタミンK欠乏性出血症」の予防の目的で処方されるケイツーシロップについて解説します。
 乳児ビタミンK欠乏性出血症とは、生後1ヶ月前後の乳児にみられる、ビタミンK依存性凝血因子の欠乏による出血症に対する仮称です。健康乳児が突然の頭蓋内出血を主徴として発症する本症は、予後が重篤であること、母乳栄養児に多くみられる点が特徴です。1980 年に厚生省心身障害研究班で予防に関する研究が行われ、以下の勧告案が出されました。(出生24時間以内、6日目、1ヶ月後にビタミンK2シロップ 2 mg/1ml を10倍に希釈*して 2 mg/10ml として内服させる。)この予防投与法に関しては、当初その有用性に関して関連学会からまちまちの見解が出されていました。しかし、1986 ~ 1988 年と1988 ~ 1990 年の二回にわたる厚生省班研究の調査により、K2シロップ3回投与法の有用性は現時点ではほぼ確立されています。
 東北大学病院での予防投与法は、(出生後1日目、5日目にケイツーシロップ 2 mg を投与、1ヶ月検診の際に 2 mg を半量ずつ2日間で投与)となっています。

 *本シロップは高浸透圧であり、壊死性腸炎(necrotizing enterocolitis: NEC)が発症する危険性があるため。

で、ひょっとしたらビタミンK2シロップを一部助産院が投与しない原因は、この
 ビタミンK2シロップは高浸透圧であり、壊死性腸炎(necrotizing enterocolitis: NEC)が発症する危険性があるから10倍に希釈して使用
というこの前半の部分だけを取り出して
 ビタミンKシロップを飲ませると赤ちゃんがお腹を壊すことがあるんですよ
と説明しているのではないかと疑われる。てかさ
 10倍希釈を飛ばして、説明している
のなら、それって
 ほとんど医学的知識がない
ってことになる。だって
 ビタミンK2シロップの代わりに使う「レメディ」は希釈すればするほど効果がある
んでしょ? まさか
 ビタミンK2シロップの「必要欠くべからざる10倍希釈で使用」については触れない
とか、そういう説明をしてるんじゃないでしょうね?

しかし、
 レメディの希釈
って、とんでもないことになってますがね。K2シロップの10倍希釈なんて濃度はお呼びじゃないのだ。
同じ朝日の、これもよく書かれた記事
問われる真偽 ホメオパシー療法 2010年7月31日付 朝日新聞東京本社朝刊beから
では、次のように説明している。


 ホメオパシー治療は「レメディ」と呼ばれる丸薬のようなものを飲んで行う。「症状を起こす毒」を、よく振りながら水などで薄め、砂糖粒に染み込ませたものだ。薄める毒は、毒草のトリカブトや昆虫、鉱石など約3千種類。
 ホメオパシーでは「薄めるほど効く」ともされる。その薄め方は半端ではない。一般的なレメディでは、10の60乗(1兆を5回掛け合わせた数)分の1に薄める
 ここまで薄めると毒の物質は、事実上もう入っていないが「薄める時によく振ることで、毒のパターンが水に記憶される」と、協会会長の由井寅子さんは解説する。

ええっと、なんか
 水の記憶
って、どっかで聞いた懐かしいフレーズですね。(棒読み)

この「レメディ」の超希釈が有効だとするなら
 パストゥールの「純培養」の概念は嘘
ってことですね。パストゥールは、炭疽菌の純培養に際して、次のような手順を踏んだ。(シンガー『医学の歴史』より)
1. 炭疸病の血液の1滴を、中性か弱アルカリ性の尿を培地として、その50ccに植え付ける
2. 菌の繁殖に必要な時間が経過してから、培養液の1滴を無菌の尿50ccに植え付ける。(約1000分の1に希釈)
3. これを続けて、百万分の1、10億分の1に希釈
4. 10回培養(1×1000×1000×1000×1000×1000×1000×1000×1000×1000=1000の9乗=10の27乗分の1)
5. 10回培養を繰り返し、もとの血液は10の27乗分の一に希釈され、「血液の成分はすべて破壊された」が炭疽菌のみは希釈されなかった
って話なんですけど、
 薄めれば薄めるほど効果がある
って、じゃあ、これを応用するなら
 血液も薄めれば薄めるほど「効果がある」
ってことになって、
 パストゥールによる純培養では「薄められた血液の記憶が影響」
とかって誰が信用するんだか。まあ
 近代医学の否定
というよりも
 近代科学の基礎的手順も否定
しちゃうのって、すごすぎ。

おまけ。
新生児や乳児のビタミンK欠乏症についての厚生省(当時)の研究報告は以下に。
「厚生省心身障害研究報告書」 昭和61年度 新生児管理における諸問題の総合的研究 「奥山 和男」
「厚生省心身障害研究報告書」 昭和63年度 新生児管理における諸問題の総合的研究 「奥山 和男」
この時の研究を元に、現在の
 産科での新生児へのビタミンK2シロップ全例投与
が行われている。

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