リバティプリントのチュニック+レギンス=野良着感覚?
先日、どうみても60代後半の女性が
20代くらいまでの女の子が着る紫のリバティプリントのチュニックワンピースにレギンス
というスタイルで、近鉄電車のホームに立っていた。
ううむ。
なぜ10代から20代の女の子が着るワンピースにレギンスなのか
と、ずっと考えてたんだけど、これって
お洒落な野良着感覚
だったんじゃね? 野良着というと
長めの上っ張りに下はズボン
というのが標準的。
上っ張り=チュニックワンピース
ズボン=レギンス
と考えると、納得できなくもない。
そのおばさまにしてみると
あら、野良着と変わらないじゃない
という感覚で、
若向けで値段も高くないリバティプリントのチュニックワンピース
を買って、
若い人と同じようにレギンスも買って合わせた
ってことなんだろうな、きっと。
今年はあちこちにリバティプリントのチュニックワンピースがたくさん出ていたしな。
ただ、残念だったのは、すでにお年のせいか、姿勢が前傾気味で、仕立ても身体に合ってないので
なんとも異様な感じ
になっていたことだ。ま、野良着の延長なんだったら、姿勢はあまり関係ないけど。
いくら細くても、20代の女の子と60代後半の女性では肉付きを始め、体型がまったく違う。そうなると、体型をカバーするつもりのチュニックが逆に体型のアラを見せてしまうことになるのだ。
ところで、こちらは若いお嬢さんなんだが、
どう見ても安っぽい長襦袢の柄を二種類つぎはぎにしたようなリバティプリントのチュニックワンピース
を着ていた。あの柄は
昭和30年代くらいの化繊の安物の派手な長襦袢によく使われる柄
で、しかも
違う柄のを継ぎ合わせたような柄行き
になっていて、着物の長襦袢だと貧しさの象徴のような柄なのである。どこのテキスタイルデザイナーがデザインしたんだか知らないけど、意地の悪い柄だよな。
貧乏で、新しい長襦袢をあつらえられないから、古い2枚の長襦袢の傷んでない部分をやりくりして1枚の長襦袢に作り替えた柄とまるで一緒
なのである。着ている方は気に入って買ったんだろうけどね。
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