スリー・リバーズ@FOX
昨年秋シーズンにCBSが
第二のERにしよう
くらいの意気込みだったとかいう
臓器移植医が主人公のドラマ
である
スリー・リバーズ
が、この秋からFOXで放映されている。
ググってみたところ
CBSの当初の目論見が外れ、1シーズン13話打ち切り
になったとか。
現在、第2話まで放映されている。
で、第2話まで見て気になるのは
おい、医療費がいくらかかってんだよ
ってところで、日本で
心臓移植のために1億いります
と募金してたりする高度医療をそう簡単に受けられるのか、と。
第2話には
周産期心筋症(PDF)で発作を起こした妊娠28週の妊婦がO Rh-で、心臓移植は血液型の関係でドナーが見つかりにくいから、人工心肺で時間を稼ごうとするのだが、手術中にドナーが見つかる
という話で、
その中断した手術と移植手術とICU管理と28週の赤ちゃんの帝切とNICU管理に一体いくらかかるんだ
という方面が気になる。てか、たぶん、アメリカの視聴者も
おい、医療費と医療資源をなんだってこんだけふんだんに投下できるのか
と思ったんじゃないのかな〜。
若い夫婦にそれだけの資力はなさそう
なんだけど、よほど良い医療保険に入ってるのか、謎。まあ、さすがに
28週の赤ちゃん
は用意できないので、普通の赤ちゃんを撮影に使ってました。でかいよ、そんな28週の赤ちゃんいないって。しかも
28週で自発呼吸、哺乳もできそう
って描写で、いや、ラッキーでしたね。(棒読み)
臓器を取り出す担当医はいつもコーディネータ相手に
行った先の病院の近所のうまい店
の話しかしてないし。
で、
ドナーは中東系で、911以前も以降も辛い人生をアメリカで送った人物
で、
娘が脳死判定の再判定を依頼し、臓器移植のタイムリミットが近づく
というありがちな設定。で、その娘が
臓器移植の重要性を改めて認識して、臓器提供を承諾
するって、めでたしめでたしな展開。実際にはそうは簡単にいかないだろうなあ。
あと
アフリカで苛烈な人生を送った青年が医療保険には入ってないのに、この病院の敏腕移植医ヤブロンスキー医師を見込んで心臓移植を希望する
とか、
どうすんですか、あなた
的展開も用意されている。ねえよ、そんな天国みたいな病院。
日本人が見ても無茶な設定なのに
高額な医療費に苦しむアメリカ人が納得するとは思えない
わけで、早期打ち切りは当然だろうなあ。
ちなみに
スリー・リバーズ
というのは三川合流の地、ピッツバーグを示す。だから、上記の妊婦の夫は
今日はスティーラーズの試合を見て
と言ってたりする。字幕は
フットボールの試合を見て
だったけどね。
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コメント
スリー・リバーズて、てっきり三途の川のことか
と思って最後まで読んで自分のあほさを知りました。
投稿: こん | 2010-09-19 23:27