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2010-09-28

「魚釣島(=尖閣諸島 ある中国人通訳が国際会議で「うおつりじま」と訳したので流用)問題」が中国得意の権力ゲームの一環だったら? 最初の「釣果」は「前原失脚」か

中国では古来
 皇子には囲碁を習わせる
という話がある。天下国家の情勢を見通す目を養うには囲碁が一番というわけなのだが、今回の尖閣諸島問題を
 戦略ゲーム
として見た場合、どう考えられるのか。

日本側条件
 1. よりによって外相が、対中国強硬派の前原くん(漁船乗組員逮捕当時は海保を統括する国交相)
 2. 菅首相は対中国穏健派
 3. 日本は中国に経済依存
 4. いまの中国大使は民間人で外務省をフル活用できない

中国側条件
 1. 新しい体制になった菅政権が中国に対してどう行動するか見極めたい
 2. 前原くんには早々に外相を辞めて頂きたい
 3. 胡錦濤の「次」が決まってない
 4. 釣魚島(こっちが正しいのよ。なぜ中国人通訳が「うおつりじま」と通訳したのか不明だけど。たしかに尖閣諸島に「魚釣島」はあるんだが)も含めて、中国の領海を広げて、「中国権益」を東アジアから東南アジアにかけての地域で拡大したい

で、以下は完全なヨタ話。
中国側のシナリオを勝手に考えてみた。
で、
 9/7の「漁船体当たり事件」
は、
 もともとここまで大事にするつもり
はなく、
 軽いジャブ
のはずだったのだが、折悪しく、
 民主党代表選
に引っかかっていたもので、
 放置状態
になった。そこで活躍したのが
 対中強硬派の国交相前原くん
で、
 うちの海保の巡視船に体当たり攻撃を仕掛けてくるような連中は即刻逮捕、日本の裁判に掛けてやる
くらいの勢いだったのは間違いない。
 この時、首相がリーダーシップを取って、即時釈放
してたら、
 菅再選はなかったかも知れない
わけなのだが、その後の対応を見ると
 漁船衝突事件が「いかなる問題」であるのか、菅首相はあまり深く考えてなかった
と思われる。
 前原くんに丸投げ
した形になったが、
 中国側としては当然一番イヤな展開
になった。

で、一週間後の9/14は代表選。
中国は、
 小沢総理実現を期待
してたかも知れないが、
 民衆が圧倒的に小沢不支持
という残酷な結果が出る。

で、菅代表再選直後の9/19に
 十日間の勾留延長決定
となる。まあ、
 船長が「オレは悪いことは何もしてない」
というのだから、日本の司法手続き上、
 否認すれば勾留延長
と相場が決まっている。この時
 9/17に菅改造内閣が発足したばかり
な上に、
 外交音痴という有り難くない定評のある菅首相

 対中関係に何の配慮も見せない姿勢
を示した。
 先に全員を逮捕した前原誠司国交相を外相として起用した
のがそれである。
 菅ちゃんの「外交問題へのセンスのなさ」
というのは、絶妙すぎる。中国から見れば
 菅政権は対中強硬路線に舵を切った
と見切ったことだろう。たぶん、
 菅ちゃんはそんな気はなかった
にしてもだ。

中国はこの辺りで
 「尖閣諸島漁船衝突事件」の最大限の利用
を決めたんだろうな。考えられる利用法は次の通り。
 1. 前原くんは目の上のたんこぶ。できることなら失脚に追い込みたい。
 2. 十月一日は、国慶節。国慶節前に、日本の今後の対中外交の戦略を見極めたい。
 3. 国威発揚の場である国慶節前に「無様な妥協」は中国人民の怒りを買う。この事件を中国共産党の威信アップの原動力にしたい。
というわけで、
 中国側から見れば「空気を読まない」菅くんと前原くんにがっつりお灸を据える戦略
を、大々的に展開し始めた。

「空気を読めない」という点においては
 前原誠司外相
は、菅首相に勝る。まあ、このまま突っ張っていけば
 永田メール事件のような「前原自爆」を引き出せる
というのが、恐らく中国が
 漁船衝突事件で手に入れた「凄くおいしいカード」
である。
 早晩、前原外相の首を飛ばし、親中派を後釜に据える
というのが、
 中国のまず第一の「来るべき」勝利
である。それに
 中国大使が民間人
というのも
 中国には望外の幸運
で、
 官僚を手足の如くフル活用できない民間人大使

 平時ならともかく、一旦トラブルが起きたときには全く使えない
のである。

次に
 邦人逮捕と日中交流行事の延長または中止、日本への旅行自粛勧告、対日輸出制限、および日本からの輸入手続きの煩瑣化

 人権と経済
という
 日本の弱点を突く波状攻撃
に出た。中国の最初の読みでは、当然、
 このまま菅政権は突っ張り続けるだろう
と考えていたのだが、
 イラ菅
が、
 中国の予想外の行動
に出た。それが今朝の朝日の記事。


「もっと早く」 解決急がせた首相 中国船長釈放前に

2010年9月28日8時15分

 「もっと早くできないのか」
 菅直人首相が声を荒らげた。22日からの国連総会出席を前に、尖閣諸島沖の衝突事件で逮捕した中国人船長について、官邸の関係者が「勾留(こうりゅう)期限の数日前には決着がつきそうです」と、起訴が避けられそうだとの感触を伝えた時のことだった。首相は、船長釈放について「検察当局が総合的に考えた」として、関与を全面否定しているが、実際は早期解決を促すような発言をしていたのだった。
 首相に伝えられたのは、米ニューヨークから帰国する25日以降、さほど間を置かずに検察当局の判断が出るという見通しだった。中国人船長の勾留期限は29日。その前に局面を変えたいという政権の意向が働いていた。
 だが、首相はいら立ちをあらわにして、自らの訪米中にも決着を急ぐよう求めた。ニューヨークで温家宝(ウェン・チアパオ)首相と接触する可能性を残したかったと見られる。結局、那覇地検は24日、船長を処分保留のまま釈放すると発表した。
 一報がニューヨークの首相にもたらされたのは、現地時間の24日未明。就寝中に起こされた首相は「ふーん」と答えただけで、特に驚いた様子は見せなかった。
 早期決着を促した首相の姿勢は、粛々と国内法を執行するという当初の方針からの明らかな転換だった。
 中国人船長を逮捕した判断は、当時は海上保安庁を指揮する国土交通相だった前原誠司外相らの進言を受け入れた結果だった。だが、首相は訪米直前には、電話をしてきた知人に「初動に問題があったようだ」と漏らした。逮捕後に何が起きるのか、もう少し見越すことができなかっただろうか――。そんな首相の心情がにじんでいた。
(以下略)

まあ、
 対中国に何のビジョンも戦略も持ってない菅ちゃんのみっともなさ炸裂
ですな。

この漁船が妙に丈夫で
 巡視船に体当たりしても「大丈夫」なレベル
で、ひょっとしたら
 プロの当たり屋
ではないか、なんて憶測が飛ぶ始末。たぶん、今後も
 この程度には頑丈な「漁船」群

 日本の領海のみならず、中国が「領有を主張している各海域に出没」
することだろう。

ま、これからも
 中国はしばらくはガンガンやって、日本の弱腰な対応を引き出す
に決まっている。
 外交政策がまともにない民主党の最弱点を徹底的に攻撃する
のは、
 戦略ゲームとしては正しい
わけで、以後
 外交面と経済面で民主党政権は泥舟化することは決定
だと思われる。
ちなみに
 このまま強硬姿勢を貫くと中国も損
なので、
 適当な時期を見計らって、民主党政権に恩を売る形で手を引く
だろう。ま、国慶節休みの10月第一週には国内事情からそんな
 妥協
は出せなさそうなので、中旬まではグダグダやっているように「見せる」かもね。
しかし
 国慶節前だから、中国は予定調和に従って動いているので、日本はむやみに騒ぐ必要はない
んだが、どうしてわざわざ話を変な方向に持っていこうとする人達がいるのか。マスコミは
 1秒先しか見てない
んだろうか。今は
 火を消せ、強硬に闘え
というと、飛んで火に入る夏の虫なんだがな。時期が悪いって。

もう一つ、まだ表面化してないが、
 漁船衝突事件を「胡錦濤以後の権力争い」に利用
しているフシがある。果たしてどの程度「利用」されているかは、今後の中国共産党の動向をこまめにチェックするより他には方法がない。

で、菅ちゃんが
 どこに着地するか
って話なんだけど、先ほど引用した朝日の記事の続きにはこんなことが書いてある。


 首相外遊中に緊張回避を模索したのは、留守を預かる仙谷由人官房長官だった。外務省の懸念がそれとなく検察側に伝わるように手を打った。11月中旬に横浜市で開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議には、胡錦濤(フー・チンタオ)国家主席の来日が予定されている。それまでに局面を転換しなければならない。
 だが仙谷氏は最近、知人にこう漏らしている。「民主党には中国とのパイプがないんだ」。中国側と十分な意思疎通がないまま船長釈放のカードを切ったものの、首相が期待したニューヨークでの温首相との接触は実現できずに終わった。そればかりか、中国側は謝罪と賠償を要求している。
 突然の船長釈放について、中国政府関係者は「予想外だった」と明かす。
 29日に船長は起訴される可能性が高い――。中国政府内では、19日に1度勾留が延長された際、こうした見方が大勢を占め、すでに対日強硬路線にかじを切っていた。首相に先駆けてニューヨーク入りした中国の温家宝(ウェン・チアパオ)首相は21日、「必要な対抗措置を取らざるを得ない」と発言。中国筋によると、温首相の発言は共産党指導部内の合意を得た上でのことだった。
 一度、党の方針が決まれば一気に突き進む。それは、日本側が船長釈放で緊張緩和への局面転換を図ろうとした後でも変わらない。中国政府系シンクタンク関係者は「指導者があれだけ強い調子で批判した直後に、日本の首相と握手できるわけがない。完全な根回し不足だ」と語る。

いまのところ
 胡錦濤来日中止
という話は聞かないから
 10月中旬の然るべき時期に中国が懐柔策を提示してくる
のではないだろうか。本来なら、こうした
 外交の裏交渉
は、担当者が細かく根回ししてやる話で、
 脱官僚
などという世迷い言で
 アマチュアの方がプロよりエライという「日本式文化大革命」
を推進してきた民主党政権には
 外交での官僚の重要性を無視しまくってきたツケ
がどっと出てるんでないの?

アメリカも事態の収拾に手を貸し始めた模様。朝日より。


尖閣問題「日本の立場を全面的に支持」 米国防次官補

2010年9月28日21時23分

 来日中のグレッグソン米国防次官補は28日、東京・赤坂の米国大使館で朝日新聞などと会見し、尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件について「我々(米国政府)は日本の立場を全面的に支持する」と語った。さらに「米国から見て、日本政府は適切に対応しており、これ以上の行動は必要ない」と述べ、中国側が求める謝罪と賠償に応じる必要はないとの考えを示した。
 尖閣諸島の領有権については、他の領土紛争と同様に「米国政府としてはどちらの当事者にも同調しない」としながら、「1972年に沖縄県とともに(米国から)日本に返還された」と指摘。「米国政府としては、尖閣諸島が日本の施政下にあることを確認する」と語り、日本防衛の義務を定めた日米安保条約5条の要件を満たしていると認識していることを強調した。
 グレッグソン氏は尖閣問題と関連して「中国の海洋活動は、(最近)ますます自己主張が強く反映された形になってきており、地域の多くの国々にとって懸念となっている」とも述べた。(加藤洋一編集委員)

で、ここへ来て
 中国の反体制運動家がノーベル賞候補になっていることに中国政府が不快感
というニュースが飛び込んできた。


中国高官「反体制派に授賞なら関係悪化」ノーベル賞巡り

2010年9月28日21時14分

 【ロンドン=伊東和貴】ノーベル平和賞の選考を支援するノーベル研究所(ノルウェー)のルンデスタッド所長は27日、地元テレビの取材に対し、中国の政府高官が「中国の反体制活動家に今年の同賞が授与された場合、中国とノルウェーの二国間関係に影響を及ぼす」と同氏に語ったことを明らかにした。ロイター通信が伝えた。
 同通信によると、中国の傅瑩外務次官が今夏、オスロの中国大使館でルンデスタッド氏と面会した際に、「(反体制派への授賞は)非友好的な行為とみなされ、ノルウェーと中国の関係を悪化させる」と語ったという。これについてルンデスタッド氏は地元テレビの取材に「ノーベル賞委員会の決定には何の影響も及ぼさない」と強調した。
 ノーベル平和賞には例年、中国の人権活動家が有力候補として浮上。今月21日付の英字紙インターナショナル・ヘラルド・トリビューンは、中国の民主化を呼びかける「08憲章」を起草したとして実刑判決を受けた作家の劉暁波氏に賞を贈るべきだとのハベル・チェコ前大統領の投書を掲載し、話題を呼んだ。
 ノーベル研究所は平和賞受賞者の選考にあたるノーベル賞委員会に、助言や情報提供を行う。今年は10月8日に受賞者が発表される。

人権問題を突っつかれると、中国は困る話満載だからな。西蔵といい、新疆ウイグル自治区といい、少数民族問題だけでも、いくらでも国際社会から非難される要因がある。
平和賞は何かと物議を醸すことがあるけど、もし、反体制運動家が受賞して中国が反発すると、いよいよ国際的にマズイ展開にはなっていく。

というわけで、10月8日にノーベル平和賞が発表され、もし下馬評通り、獄中の劉暁波が受賞したら、
 中国は尖閣諸島問題どころじゃない事態
に陥る。その場合は、漁船衝突事件は予定より早期に落着させるんじゃないかなあ。

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東海じゃないとイヤだけど南シナ海はいいらしい@韓国

国際ハブ空港を目指していたはずの関空だが、凋落甚だしく、わたしたちは今回の中国行きに
 ソウル乗り換えの韓国キャリア
を使わざるを得なかった。てか、
 週一回直通便運行
じゃ、選択の余地がない。
東京出発組は更に悲惨で
 北京乗り換え
という遠回りルートを強いられた。

で、その韓国キャリアでは、どの国際線もたいていやっている
 現在飛行機がどこを飛んでいるかのマップ表示
を延々と流していたのだが、妙なことに気がついた。気がついたときは降機寸前のカメラを使えない時間帯だったので、証拠写真が撮影できなかったのが無念である。帰国便は使用機材が違って、写真を撮るのが難しい上に、マップ表示が別なシステムだったのだ。

妙なこととは
 日本海を「東海」と表示
しているのは、韓国キャリアだから当然なのだが、日本語表示では、中国が時々厭がる
 南シナ海
という表示をしていることである。ということで
 東海じゃないとイヤ
だけど
 南シナ海はOK
らしいぞ、韓国。

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2010-09-27

抗日戦争ドラマ

中国に来ると、かならずどこかの局で放映してるのが
 抗日戦争ドラマ
である。ここには
 残虐な日本軍
が日本軍の装備で登場し、中国人民を苦しめる。

先ほどまでは
 中国中央電視台1chで「抗日名将左権」
を連続放映していた。2005年制作のドラマだ。
抗日名将左権

CCTVの1chといえば、日本ではNHK総合に当たるが、国営放送だし、NHKよりさらに巨大な影響力を持っている。

で、
 小鬼子
とか
 日本鬼子
とかと日本人が罵倒されまくっていたのはいつもの通りだ。日本のドラマでは、例え戦時中のものでも
 毛唐
なんてセリフが常時出てくることはまずない。
しかも、上記サイトでは、すくなくとも、中国国内では
 すでに放映した「抗日名将左権」をwebで繰り返しタダで視聴できるシステム
になっている。
 日本では過去であり、ほとんどの国民が存在もよく知らないか忘れている八路軍の戦いのドラマ
を、
 反復学習するシステムが国営放送のサイトで行われている
わけなのだ。

もう一つ、
 記号としての日本軍
という問題がある。日本では
 軍人の姿
がドラマに集団で描かれるのはそれほどないわけなんだが、中国では
 中国共産党の歴史の上でも「八路軍」の歴史は重要
であり、そうなると
 敵である日本軍の姿は常にドラマで再現される
のだ。
 NHKよりも強力な宣伝機関であるCCTVがこうした「抗日戦争ドラマ」による記憶の再生産を積極的に行う
わけだから、教育宣伝効果は高いだろう。
先ほどのドラマでも
 敵をやっつけろ
と何度も叫んでいた。当然のことながら
 敵とは抽象的な敵ではなく日本軍
であり、こういうドラマは、中国人民に対し
 け、日本人(当然、脳内では日本鬼子と再生されているだろう)、なにしやがるんだよ
という反発を大規模に引き起こすトリガーになるだろう。
 八路軍が守る人民の敵=日本人
は、刷り込みみたいな教育になっているから、いったんなにか事があればそれは記憶を引き出し
 過去の話で済まない
ことになる。

日中関係がぎくしゃくするとき、
 中国人の記憶にはこうして伝承され積み上げられた「抗日戦争史」がある
ということを日本人はもう一度頭に置いておいた方がいいだろう。
多分、日本人よりも、中国人の方が、関東軍や中国派遣軍等日本軍の装備については熟知していると思われる。てか日本ではほんの一部の人しか
 関東軍とか中国派遣軍
といわれても、具体的な人間の姿を想起にしにくいだろうけど、中国ではこうやって毎日どこかのテレビ局で
 日本軍の横暴を視覚で刺激する形
で流しているし、webで反復再生できるシステムになっている。日本では、日中戦争時の再現ドラマはそれほど多くないけど、中国にはそれこそ山のようにある。だから
 日中間の問題
が起こると、当然、
 日本軍の姿も頭の中で再生されている
のだ。そうした視点で日本を見ているのはほぼ間違いない。現代日本で
 ロシア
といわれて、いまのロシア人を見て、第二次大戦末期のソ連軍を思い出す人はもう少なくなっただろうけれども、中国では、なにかきっかけがあれば、現代日本人に対しても
 在中国の日本軍の姿が、重ね合わされて、見られている
わけである。

記憶再生の装置としてのメディアの役割は、相変わらず中国では有効だ。とりわけインターネットはそれをさらに強化する強力なツールなのだ、と改めて思う。そして、
 抗日戦争の記憶
は、これからも強力なツールによって、より一層効率的に再生産されていくだろう。なんせ
 インターネットで「抗日戦争ドラマ」を世界に流す
ことだって可能なのである。当然
 語学学習の教材
としても、中国制作のドラマは使われるだろうから、
 中国語学習者の学習ツールに抗日戦争ドラマが含まれる
ことだってあるだろう。

日本が海外で日本語教育をする場合には
 出来るだけ中立の立場の教材
を使うだろうけどね。

語学教育は強力な情宣の場でもある、とは日本政府はちゃんと考えてないだろうなあ。

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2010-09-24

訃報を知る

5年振りに再会した知人に、
 奥さん元気?
と尋ねたら
 妻は亡くなりました
という返事に愕然とする。研究者夫妻で、快活で優秀な奥さんだったのに。
合掌。

5年前に食事を当地で共にしたとき、すでに体調が少しずつ悪くなっていたのだという。
病院に掛かったときは、手遅れだったそうだ。
知人はずっと看病していたので
 最近業績がなくて
と、柔和な笑顔で答えた。嗚呼。

こちらも、喪が秘されていた訃報を告げた。

ちょうどお彼岸。
昨日から、ある人が別人に見えて、その名で呼んでいた。誰か何かあったのか、と思っていたのだが、このことだったのかな。

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2010-09-22

京劇名家中秋演唱会@CCTV11

というわけで、本日の中国文化圏は
 中秋節
で、本来は
 一家団欒のお祝い行事
である。

ホテルでテレビをつけたら、ちょうどCCTV11で
 京劇名家中秋演唱会
を放映中である。歌い手も豪華なら、伴奏も豪華な布陣のようで、劇迷が、長安大戯院で熱心な声援を送っている。
お芝居の中継ではないので、みんな洋装もしくは旗袍のようなドレスだったりするのだが、名月の夜にふさわしい、すばらしい番組である。要するに
 有名な京劇のさわりの部分を名人が素晴らしい声で歌い上げる
のである。二胡の手がまた凄い。二胡を演奏しても
 琴師
なんだな。
京劇には決まった節があるのだが、ちゃんと字幕で出る。

個人的には
 四郎探母(坐宮)

 杜鵑山
が聞けたのがいいかな。杜鵑山は
 革命京劇
である。
 陳白雲がアンコールの形で三杯酒を歌ったの
が絶唱であった。

こちらは、残念ながら雨模様。

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2010-09-21

郵便不正事件で検事が証拠品のフロッピー内の文書のタイムスタンプを改竄か 朝日のスクープ (その3)最高検が容疑の前田恒彦主任検事を逮捕(速報)

いま、日テレ24で流れた。
 データ改竄の疑いで、最高検は前田恒彦主任検事を逮捕
した。(20:53)

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代替医療が家族を殺す

良く言われる
 地獄への道は善意で舗装されている
という言葉を地でいく話。
【医学】 現代医学を否定する代替医療 科学的根拠なしに独り歩きスレッドより。


294 :名無しさん@十一周年:2010/09/21(火) 09:15:35 ID:9GhOeS1U0
福祉用具貸与の会社に勤めているのだが、床ずれが酷くて骨まで見え始めたお客さんがいて
ものすごく医者嫌いで頑迷な家族をどうにか説得して、エアーマットを使用してもらうことになり
床ずれも快方に向かった
矢先、某健康機器会社の健康マットを100万円で買ったから
もはやエアーマットはいらないと返却
されてしまった。
当然再び床ずれは悪化して敗血症をおこし、病院に緊急入院したがまもなく亡くなってしまった

それで家族は健康機器会社に騙されたと訴訟の準備をしている、やれやれ全く救いがたいよね

296 :294:2010/09/21(火) 09:20:48 ID:9GhOeS1U0
なんで床ずれがそこまで酷くなるまで家族が放置したかというと、代替医療をやってるグループからクリームを買っていて
それを塗れば治ると信じ込んでいたから

褥瘡が元で亡くなるとは、かなりひどい状態だったと推察される。患者さんはさぞ苦しかったことだろう。
家族の
 善意
があらぬ方に暴走してしまった悲しい話である。こういう人たちは
 原因が自分たちにある
とは決して考えないんだろうな。

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郵便不正事件で検事が証拠品のフロッピー内の文書のタイムスタンプを改竄か(その2)NHKも追随して報道

朝日に続いて、NHKも報道。


押収データ 書き換えの疑い
9月21日 7時54分

 厚生労働省の村木元局長が無罪判決を受けた郵便の割引制度をめぐる事件で、大阪地検特捜部が押収したフロッピーディスクのデータが押収後に書き換えられていた疑いがあることが、関係者への取材でわかりました。検察当局は、事件を担当した検事から事情を聴くなど調査を始めました。
 問題のフロッピーディスクは、郵便の割引制度をめぐってうその証明書が発行された事件で無罪判決を受けた厚生労働省の村木厚子元局長(54)の元部下で、係長だった上村勉被告(41)の自宅から去年5月に押収されたものです。フロッピーディスクには、上村被告が郵便割引制度を悪用しようとした団体のために作成したとされるうその証明書のデータが保存されていました。ところが、関係者によりますと、データの最終的な更新日時が、押収された時点では2004年6月1日だったのに、その後、6月8日に書き換えられていた疑いがあることがわかりました。このフロッピーディスクそのものは、裁判の証拠としては提出されませんでしたが、更新日時が6月8日だった場合には、村木元局長がうその証明書の作成を指示したという検察が描いた事件の構図に矛盾がないことになります。関係者は、事件の構図に合うように書き換えられたのではないかと指摘しており、検察当局は、事件を担当した検事から事情を聴くなど調査を始めました。

ニュース原稿は簡潔だけど、NHKもネタは押さえてたってことかな?
もっとも、NHKがどこまで今回弁護側に食い込んでいたかはわからないからなあ。

 

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郵便不正事件で検事が証拠品のフロッピー内の文書のタイムスタンプを改竄か 朝日のスクープ →検事の言い訳「改竄が見つからなかったので日付を変えるソフトで遊んでいたら、FDの日付が書き換わっていた可能性が」→検事がUSBメモリにコピーしたのはFDかそれともダウンロードしたソフトか

これがホントの話なら
 検察の暴走どころではない話
なんですが。
朝日のスクープ。


検事、押収資料改ざんか 捜査見立て通りに 郵便不正

2010年9月21日3時31分

 郵便割引制度をめぐる偽の証明書発行事件で、大阪地検特捜部が証拠品として押収したフロッピーディスク(FD)が改ざんされた疑いがあることが朝日新聞の取材でわかった。取材を受けた地検側が事件の捜査現場を指揮した主任検事(43)から事情を聴いたところ、「誤って書き換えてしまった」と説明したという。しかし、検察関係者は取材に対し「主任検事が一部同僚に『捜査の見立てに合うようにデータを変えた』と話した」としている。検察当局は21日以降、本格調査に乗り出す。
 朝日新聞が入手した特捜部の捜査報告書などによると、FDは昨年5月26日、厚生労働省元局長の村木厚子氏(54)=一審・無罪判決=の元部下の上村(かみむら)勉被告(41)=虚偽有印公文書作成・同行使罪で公判中=の自宅から押収された。FD内には、実体のない障害者団体が郵便割引制度の適用を受けるため、上村被告が2004年6月に発行したとされる偽の証明書や文書の作成日時などに関するデータが入っていた。特捜部は証明書の文書の最終的な更新日時を「04年6月1日午前1時20分06秒」とする捜査報告書を作成。FDは押収の約2カ月後にあたる7月16日付で上村被告側に返却され、村木氏らの公判には証拠提出されなかった
 朝日新聞が今夏、上村被告の弁護団の承諾を得てFDの記録を確認したところ、証明書の文書の最終的な更新日時が「04年6月8日午後9時10分56秒」で、特捜部が捜査報告書に記した最終更新日時と食い違うことが分かった。
 このため、朝日新聞が大手情報セキュリティー会社(東京)にFDの解析を依頼本来は「6月1日」であるべき最終更新日時「6月8日」と書き換えられていた。その書き換え昨年7月13日午後だったことも判明。この日はFDを上村被告側に返す3日前だった。
 また、他のデータについては上村被告が厚労省の管理するパソコンで操作したことを示していたが、最終更新日時だけが別のパソコンと専用ソフトを使って変えられた疑いがあることも確認された。検察幹部の聴取に対し、主任検事は「上村被告によるFDデータの改ざんの有無を確認するために専用ソフトを使った」と説明したとされるが、同社の担当者によると、このソフトはデータを書き換える際に使われるもので、改ざんの有無をチェックする機能はないという。
 特捜部は捜査の過程で、上村被告の捜査段階の供述などを根拠に「村木氏による上村被告への証明書発行の指示は『6月上旬』」とみていた。だが、証明書の文書データが入ったFD内の最終更新日時が6月1日未明と判明。村木氏の指示が5月31日以前でなければ同氏の関与が裏付けられず、最終更新日時が6月8日であれば上村被告の供述とつじつまが合う状況だった。
 朝日新聞の取材に応じた検察関係者は「主任検事から今年2月ごろ、『村木から上村への指示が6月上旬との見立てに合うよう、インターネット上から専用のソフトをダウンロードして最終更新日時を改ざんした』と聞いた」と説明。FDの解析結果とほぼ一致する証言をしている。(板橋洋佳)
(以下略)

ええと、
 今時フロッピーディスクに保存
って辺りがすでにすげーぞ、厚労省。いくら2004年でもさ。で、一番笑えるところは
 主任検事

 「上村被告によるFDデータの改ざんの有無を確認するために専用ソフトを使った」
って説明ですがな。朝日はこのソフトを作った会社に解析を依頼したようで、その会社の担当者に
 このソフトはデータを書き換える際に使われるもの

 改ざんの有無をチェックする機能はない
と断言されてるわけで、もし
 主任検事が、開発・販売(売り物だったらね)している会社も知らない「改竄チェック機能」を使った
とすると
 主任検事は、自由自在に裏機能を呼び出せるスーパーハッカー
ってことですか。そんなことねえよ、普通。上記記事には
 主任検事の言い訳
も載っている。


■主任検事が大阪地検側の聴取に対して説明した主な内容は次の通り。

 上村被告宅から押収したフロッピーディスク(FD)を返す直前、被告がデータを改ざんしていないか確認した。その際、私用のパソコンでダウンロードしたソフトを使った。改ざんは見あたらなかったため、そのソフトを使ってFDの更新日時データを書き換えて遊んでいたUSBメモリーにコピーして操作していたつもりだったが、FD本体のデータが変わってしまった可能性がある。FDはそのまま返却した。

ええと、
 私用のパソコンでダウンロードしたソフトを使った
上に
 USBメモリにコピーして操作
して
 証拠品で遊ぶ
って
 日本の法曹では普通に認められた業務内容
なんですか? 
天下の検察庁におかれましては
 この手の情報セキュリティ教育は検事に対して行ってない
ってことでしょうか。大体
 私用パソコンでダウンロードしたソフトを使った
って辺りで
 ダメ過ぎ
な悪寒。その
 私用パソコンのセキュリティチェックはできてるのか
って話で、
 いつの間にかウイルス拾った
ってこともあり得るわけでしょ。しかも、
 やったこと
は、
 要は証拠の改竄
じゃねえかよ、主任検事。てか、こういう言い訳が通ると思ってるんなら凄すぎ。

アメリカの犯罪ドラマ"CSI"で
 証拠を改竄した警官が退職後、その事実を腹心だったCSI捜査官に見破られて逮捕
なんて話があったけど、
 今回の話はこれが本当なら、ノンフィクション
だからな。

証拠採用されなかったってことは
 マズイ
と検察も思ってたんでしょ。それも
 素でバレないと思ってたからFDを返還
したんだろうなあ。
今回の検察のコンピュータリテラシーには相当問題がありますな。

続き。上記
 主任検事の言い訳
で、見逃せないのが
  USBメモリにコピーして操作
だ。
この
 USBメモリにコピーされたもの
というのは、なんなのか。
1. 業務用パソコンにUSBメモリをつけて、押収したFDの中身を吸いだし、私用パソコンに接続、ダウンロードしたソフトを使って「日付の改竄チェック」をした
2. 業務用のパソコンに私用パソコンでダウンロードしたソフトをインストールするためにUSBを経由した
さて、どっちだ、というと
 FDの中身が書き換わっている
わけだから、当然答は一つ。
 業務用パソコンにFDDをつけてFDを読み込み、私用パソコンにダウンロードした解析ソフトをUSBメモリにコピー、業務用パソコンにこのメモリを繋いでアプリケーションを立ち上げ、FDD内のデータもUSBに取り込んで「USB上ですべての操作を行った」
という主張である。で
 FDのイメージファイルをUSBで扱ってると思ったら、実は本体のFDを書き換えていた
と言い訳してるって事だ。
 業務用パソコンにセキュリティの定かでないUSBメモリを挿す
時点で、アウト。更に
 私用パソコンのファイルと業務用ファイルを持ち運び可能でなくしやすいUSBメモリに共存させた
のも、アウトだ。
もっとも、朝日がそこまで突っ込んでないからわからないけど
 私用パソコンで押収したFDを読んでいた可能性
もまだ残っている。そうなると
 業務を私用パソコンで行った
んだから、
 セキュリティ皆無
ということになる。私用パソコンから、本人が意図しない間にウイルスによる
 情報拡散
があったとしても、不思議ではない危険な状況だ。

ダメでしょ、どう考えても。

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2010-09-20

東国原知事が一期で退任するらしい件

今のところ、産経が言ってるだけみたいなんで、どこまで本気か分からないのだが。


東国原知事が不出馬の意向 都知事選と衆院選検討か
2010.9.20 11:49

 宮崎県の東国原英夫知事が、来年1月20日の任期満了に伴う12月の知事選に出馬せず、1期目の今期限りで退任する意向を周辺に伝えていたことが20日、関係者への取材で分かった。
 退任後については、来年4月に予定される東京都知事選への出馬が取りざたされているほか、国政への関心も高く、次期衆院選も視野に入れて検討しているとみられる。
 関係者によると、今月29日に開く9月議会の本会議で不出馬を正式表明する見通し。先日、東国原知事が師匠と仰ぐビートたけしさんと都内で会い、考えを伝えたという。
 知事は先月の定例記者会見で、9月議会で進退を表明すると明言。これまでに県議から質問が相次いだが、「熟慮中」として態度を明らかにしていない。答弁などで「国の形や構造をどう変えるかが一番の関心」などと述べていた。
 宮崎県知事選は12月9日告示、26日投開票。まだ立候補表明者はいない。

まあホントかどうか現段階では謎。

読売の九州版も記事に。


東国原知事 再選不出馬へ、都知事選に意欲

 宮崎県の東国原英夫知事(53)が、来年1月20日の任期満了に伴う同県知事選(12月9日告示、同26日投開票)に再選出馬しない意向を複数の後援会関係者に伝えていたことが19日、分かった。
 東国原氏は周囲に来春の東京都知事選に立候補する意欲を示しているという。宮崎県知事選への不出馬は24日か29日の9月県議会本会議で正式表明する見通し。
 後援会関係者らによると、東国原氏は最近、「県知事選への出馬は見送る」と伝えてきたという。18日夜には、タレント時代に師匠だったビートたけしさんと東京都内で面会し、考えを伝えたとみられる。
 東国原氏は8日の県議会代表質問で「県知事、都知事、国政のどれに一番関心があるか」との質問を受け、「関心を持っているのはこの国の形、構造、基本をどう変えるかということだ」と答弁。議会後、記者団には、口蹄疫対策で国と対立した経緯を念頭に、「口蹄疫がなかったら2期目もやっていただろう。このままでは、この国は立ち行かなくなる」と発言した。

(2010年9月20日 読売新聞)


以下はヨタ話。
もし
 東国原宮崎県知事、都知事選に出馬
となると、一番それを
 気にする男

 橋下徹大阪府知事
だろう。橋下知事は
 東国原知事よりオレの方が絶対に優秀
と信じているフシがある。

というわけで
 是非、東国原知事におかれましては都知事選に出て頂いて、橋下知事の反応を見たい
ものである。

もし、東国原知事が都知事になった暁には
 サーヤの旦那様の上司になる
ってことですか。

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中国人医師 日本観光旅行で心臓発作 ICU管理2週間で医療費600万円超が支払えず 中国でICU管理2週間なら日本より遙かに高いかも知れないのだが毎日新聞平野光芳記者は華麗にスルー

7月から大幅に緩和された中国からの観光客向けビザで、来日した中国人医師が、心臓発作で緊急入院、しかし、既往症だったようで
 旅行保険が支払われない
ため、現在
 600万円を超える医療費が旅行保険から支払われない状態
になっている。毎日より。


中国人観光客:心臓発作、治療費600万円超 保険適用されず家族困惑 /大阪

 ◇「日本旅行ブーム」の陰で
 今月2日に中国から観光で関西国際空港に降り立った男性(72)が心臓発作で倒れて病院に入院、医療費が600万円以上に膨らみ、家族らが途方に暮れている。渡航前に旅行保険に加入したが、病気の治療には適用されず、全額自己負担を求められているためだ。集中治療室で意識が戻らない中、家族は「どうやって支払ったらいいのか」と困っている。
 男性は河南省から来日した医師、王〓貴さん。妻の趙翠芳さん(68)と団体ツアーで来日、10日間かけ国内を巡る予定だった。
 王さんは関空に到着直後から胸に痛みを覚え、空港近くのホテルでさらに悪化。意識を失い、泉佐野市の病院に救急搬送された。緊急手術の費用や入院などで治療費は16日までで計約658万円に達し、今後さらに増える見込みだ。しかし、中国で加入した旅行保険では、既往症には適用されない
 王さんは勤務先の病院を退職し、現在、月ごとに支払われる約3万円(日本円換算)の「退職金」で生活。旅行費は貯金から約10万円(同)を出し、初めての海外旅行を楽しみにしていたという。
 中国から日本への観光客は急増中だ。00年に団体観光が始まり、今年7月には個人向け観光ビザの発給要件も緩和された。そんな「日本ブーム」の中で王さんを病魔が襲った。趙さんは「親切にしてくれた日本の病院関係者には本当に感謝してる。20年、30年かけても分割で支払いたいが、そのすべもない」と涙にくれている。【平野光芳】

ううむ、心停止で救急搬送、ICUで2週間なら、600万円コースでも不思議ではないけど。

これは、日本人が海外旅行に行ったときにもあるケースじゃないのかな。
よくあるのは
 出産関係
で、
 お産は病気ではない
ため、一切旅行保険では補填しない。
 早産だったので赤ちゃんの管理も含めて1千万円超えた
とかいう話は良く聞く。

ところで、もう一つは
 退職金が月額三万
ってところが気に掛かる。いまのレートだと
 月額2351元ちょい
だが、河南省と書かれる程度の都市だと、そう悪い額ではないんだろうなあ。

72歳、文革の波も乗り越え
 医師
として生きていた最後が
 日本で心臓発作
というのは何ともだ。高度医療が簡単に受けられる日本で
 ICU管理2週間で600万円超の医療費
は、ひょっとしたら
 中国より安い
んじゃないのか? その辺り
 ソースが毎日新聞
だから、書いてないけどさ。
 ICU管理1日入院でいくら取られるか
考えただけで
 もし中国で心臓発作でICU管理だったら、家族は治療を承諾したのか
という辺りが気になる。
で、2年前のデータなので
 現在は更に高騰している
と思われる中国の医療費データがジェイアイ傷害火災保険のサイトにあった。
中国(上海) 医療事情
があったので、それによると
 上海でICU管理一日15万円
のようだ。この当時のレートで考えると
 ICU一日1万元
ってことでしょ?
今回の事例ではないが
 日本人が搬送された例
が上がっていて、それは


頭部の痛みを訴え受診。チャ-タ-機で医療設備の整った病院へ搬送。脳内出血と診断され25日間入院。8,247,124円

というもの。チャーター機が高そうだが、その下の


トイレの段差を踏み外し転倒。胸椎圧迫骨折と診断され4日間入院。家族が駆けつける。医師・看護師が付き添いチャーター機で医療搬送。4,953,716円

と言う事例と比べると、チャーター機の費用が200〜300万円程度かな〜。
脳内出血はICU管理だろう。そうすると
 一日1万元
のICU管理料で更に高度な医療を施すとなると、結構取られることになる。今回
 日本旅行のために支払った旅費が10万円
ってあたりで考えると、
 とてつもない医療費
ってことになる。

てか
 毎日新聞の平野光芳記者は「日本の医療費は高い」という思い込みで記事を書いている
ようなので、
 その辺の取材はしない
ってことなんだろう。
てか
 海外旅行で既往症有だと危険
というのは、別に
 今回の中国人医師に限らず、万国共通
であり、単に
 医療にも日本と中国には「経済格差がある」と信じ切って「日本の高額医療費」を叩きたい記事を書いた
のが
 平野光芳記者
ってことだな、たぶん。まあ、アメリカで病院に掛かって来いよ。日中友好病院等の安全な病院のない中国の地域で病院に掛かるのも可。そうすれば
 いかに日本の医療が低価格で素晴らしいか
を身にしみて知ることだろう。

残念ながら
 個人旅行で旅行保険で補填されない分については自己責任

 万国共通
で、
 日本人で同じことがあったとして、新聞記事にもならない
って話なのだ。それも今回は
 世界第二位の経済大国中国からの客人の話
ですがね。突っ込むところは
 日本で医療費が払えない
ってとこじゃないだろ、平野光芳記者。

 ICU管理
のアメリカでのお値段については以下に。

 2008-08-30 アメリカの医療費の一例 交通事故で顔面骨折1週間ほど入院で10万ドル超える→下腿の2骨もしくは大腿骨折なら30万ドル→虫垂炎はハワイ2万ドル、ニューヨーク4万ドル(2日入院)日本でも平均的な虫垂炎の手術治療は100万〜200万円掛かっているが国民皆保険のおかげで患者の負担は少ない
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2008/08/110_48a4.html

この時は
 ICU管理に一泊2万ドル
かかっていた。円高の今でも
 一泊170万円超
ですな。

掲示板ではこんな例も出てくる。【社会】 中国人観光客が心臓発作で倒れ、治療費等が600万円超 保険適用されず家族困惑…大阪スレッドより。


618 :名無しさん@十一周年:2010/09/20(月) 10:20:03 ID:2O8jYhwp0
アメリカで早産した知人は1億請求きたが

アメリカだと500g未満の超低出生体重児は助けない場合があるが、その裏には
 場合によっては1年以上入院する赤ちゃんの高額な医療費が払えない
という事情もあるだろう。

こちらはタイで弟さんが病に倒れた話。


627 :名無しさん@十一周年:2010/09/20(月) 10:39:57 ID:KrDh7zZo0
日本の最先端医療でこの値段は安すぎるな。
弟がタイで脳梗塞で倒れたけど400万請求されたよ。
まあ俺が変わりに払ってやったけど。
もちろん手術は失敗して半身マヒになっちゃったけどね。

日本では当たり前に受けられる治療でも、国が変わればそうはいかない。

アメリカの治療を受けず、日本に帰国させた例。


926 :名無しさん@十一周年:2010/09/20(月) 13:21:16 ID:M0RzX4jV0
俺の知り合い、LAで脳梗塞になり、救急車みたいな飛行機チャーターして帰ってきたよ。
パイロット×2、整備士×1、医者×1、看護師×1
アラスカ→ロシア→羽田といつでも着陸できるルートで1200万。
向こうで無保険だと1泊100万単位で飛んでいく
らしいから、早目の決断が必要だと。

親が大学の教授なんでこんな事ができるが、
俺だったら息子でも親でも死んでもらうしかないorz

脳梗塞になって12日で退院することは多分ないから、1200万円掛けても帰国させた方が安心だし、お金もかからないって判断だな。

ぎりぎりまで治療を続けたという話はこちら。
【社会】 中国人観光客が心臓発作で倒れ、治療費等が600万円超 保険適用されず家族困惑…大阪★2スレッドより。


347 :名無しさん@十一周年:2010/09/20(月) 15:20:25 ID:C1jGWkRm0
意識不明といっても、数ヶ月で回復することもあれば
一生、植物人間のままになる可能性もあるわけで。
かといって、お金を払えないから生命維持装置を外します、なんてことは日本では無理で。
無保険だときついな。

360 :名無しさん@十一周年:2010/09/20(月) 15:23:51 ID:kSSTPyv+P
>>347
知り合いがアメリカで植物状態になって
これ以上面病院で倒見れないといわれ
そいつの奥さんが飛行機チャーターして日本に連れて帰ってきた
当然、治療費・チャーター機の費用は支払うことは出来ず自己破産
優秀な奴でもそんなもんだよ・・・・

546 :名無しさん@十一周年:2010/09/20(月) 16:11:18 ID:kSSTPyv+P
>>533
結局10億円以上になって払えないのがわかってても
悪く言えば踏み倒し前提で連れて帰ってきて
死んじゃったけどね、彼・・・・

581 :名無しさん@十一周年:2010/09/20(月) 16:28:21 ID:/ZmE8SvJ0
>>546
そうだったのか…それはお気の毒に。

ニュースにならないだけで、こんな話、あちこちにあるんだよね。
海外で酔っ払って転んで、
頭を打って意識不明、手が施せないので
日本に搬送とか。
もちろん、医療費含めてものすごい金額になるだろう。
その際は、日本国含め、保険会社も、
もちろん滞在国の政府も、知らん顔だ。

どっかでホールドアップされて、十万ぐらい取られるほうが、
よっぽどネタになる話だよ。

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「先生」の老後

別段、公的に認められている教育機関の教師でなくても
 先生
と呼ばれる立場になることはできる。医師など医療関係者しかり、スポーツの指導者しかり、習い事の先生しかり、占い師しかり、政治家しかり。
占い師や政治家はともかくとして、何かの関係で
 先生
と呼ばれるようになった人たちが老後を迎えたとき、やってくる
 高齢クライシス
の最たるモノを言えば
 それまで自我を支えていた「他者による承認」がなくなる
ことだろう。自前で教室を開くなどしていれば、自分が辞めるまでは
 先生
でいられるけれども、公的な教育期間には停年がある。スポーツの指導者には体力的に停年がやってくる。
 先生
と言う言葉には魔力がある。
 「先生」の属性には「全能感」がある
わけで、そんなのウソだと思ってるんだが、それでも
 先生と呼ぶ側
には、多少なりとも信頼がある(ただし政治家同士を除く)だろうわけで、そうした
 頼られているという自負
が、
 先生の全能感
をいや増しに増してしまうことがある。

元「先生」の老後が、時に悲惨になるのは、
 こうした「他者による承認」が得られなくなった後に、家族に承認を強制するようになる
からだろう。生活は残酷だ。
 できないことはできない
ということを改めて思い知らされることになる。それまで
 地位によって他人に押しつけていたこと

 自分ですべてやらざるを得なくなる状況
に陥ったとき、結構、元「先生」は脆いかもしれない。当たり前すぎることだけど
 他者を律することは容易
でも
 自分を同じように律することは難しい
からだ。
かてて加えて、
 元より社会的信頼を寄せられる「先生」に対する、世間の目は厳しい
から、
 あの「元校長先生」はゴミ出しがきちんとできない
とか、ご近所の噂になったりするんだろうな。

老いとは
 それまで可能だった自律が、自分の能力を超え、不可能になっていく過程
であり、
 前より衰えているのにも関わらず、それ以上に自分の自律力が衰えていて、管理不能になる過程
でもある。
障碍を持っているということは
 普通のヒトより早く老いを迎える
ということなので、25歳くらいから、わたしは
 「老い」との戦い
を強いられている。嘆いていても始まらないし、他人に頼ることはできない。
 自意識が思う「人に見られて恥ずかしい」
のが自分のいまの姿なのであれば、それを受け入れ、
 少しでも、よい方向に持っていくよう努力
し、どうしても努力が及ばないのなら
 自意識が思う「あるべき自分」のランクを下げる
ことを受け入れるしかない。
 人に嘲られる
ことは、
 それまで「他人に指弾されたことのない完璧な生活」を送っていた人
には辛いかも知れないが、案外、
 自分が嘲られることの屈辱感
と、
 嘲っている他人の心性
とは、イコールではなく、
 嘲られていると思う自分の方が「自意識過剰」
だったりする。ただ、この
 自意識過剰の壁
を乗り越えられないと、老いの暮らしは相当辛くなるだろう、と思う。25歳から長い老後を闘っているわたしがひとつ学んだことは
 諦める
ということだ。
 昨日出来たことが今日出来なくなる

 明後日も今日と同じように出来なくなる
のだけれども、大抵の人は
 いや、明後日は出来るかも知れない
と思い込みたがる。
 同じ年代あるいはもっと上の年代の他の人たちが享受しているのと同じモノを手に入れたい
というのは、老いの過程で生まれる
 不平等感
だけれども、
 それはすでにあなたの手から滑り落ちていったかもしれない
と考えた方が実は生産的だ。
 獲得できなくなってしまったモノに多くの労力をかけて、結局十分な成果を得られない
ということは、老後に頻繁に起きるわけで、だったら
 どこで諦めるかを早期に見極める
方が、
 自分が手に入れられる楽しみを十二分に楽しむ
ことができるだろう。
 老いは平等ではない
のだ。

病によっては20歳を迎えずして、老いの体制に入ってしまう場合もある。小学校入学前に何度か入院していた頃、小児病棟にはそういう子ども達がたくさんいた。
幸い、命に関わる病ではなかったから、わたしは生き延びているが、彼らに学んだことは多い。

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中国人生活保護大量申請問題 読売が書いて、朝日が書かなかったこと

9/17付で読売が書いていることを、「法務省から聞く形」で今日やっと朝日が取り上げた。まずは朝日より。


生活保護申請の中国人53人、在留資格取り消しも

2010年9月20日7時46分

 日本に住む高齢の姉妹の親族として在留資格を得た中国人46人が、入国直後に大阪市に生活保護を申請した問題で、大阪入国管理局は近く、この姉妹のほかの親族7人もあわせた53人について、在留資格取り消し手続きを始める方針を決めた。法務省への取材でわかった。
 同局によると、53人のうち複数の人が入国時に、「大阪府内の会社への就職が内定した」との書類を同局に提出したが、同局の調査で、いずれも内定の事実はなかった。同局の担当者は「入管法で在留資格取り消しの理由になる『不実の記載』に該当する可能性がある」という。
 同局は今後、1~2カ月かけて53人から事情を聴き、取り消しの是非を判断する。在留資格が取り消されると、30日以内に自主的に出国しない場合、不法滞在状態となるため、強制送還されるという。
 生活保護を申請した46人は、今月10日までに申請を取り下げている。
 この46人の在留資格取得にかかわった弁護士は、朝日新聞の取材に「身元引受人が、これまで自分が働いたことのある職場を『ここなら就職できる』と思いこんで、雇用予定先と書いたのかもしれない」と話している。

さて、この記事に書いてないことを9/17付の読売は書いていた。


生活保護申請の中国人、入管「就職内定は虚偽」

 日本人姉妹の親族として入国した中国人53人が、入国の際、申請書類に「雇用予定先」と記載していた企業から就職の内定を受けていなかったことが、大阪入国管理局の再調査でわかった。
 53人のうち48人は、入国後最短3日で生活保護を申請しており、同入管は「書類内容が虚偽だった」として入管難民法に基づき、53人全員の在留資格の取り消し手続きを開始する方針を固めた。強制送還の適否も含めて検討する。
 入管当局によると、入国後の生活維持能力を巡って、在留資格の取り消し手続きが取られるのは極めて異例という。
 大阪市などによると、53人は、市内に住む中国残留邦人(中国・福建省出身)の姉妹の親族として今年5~6月、入国。ところが、うち48人が最短3日、平均8日で市内5区役所の生活保護窓口を訪れ、保護申請していた。このうち2人は申請を留保した。
 残る5人は大阪市以外の場所に居住しており、生活保護を申請しているかどうかは不明という。
 問題発覚後、保護申請は取り下げられたが、市は「生活保護を目的に入国した疑いがある」として、大阪入管に対し、在留資格の再調査を求めていた。
 大阪入管は53人のDNA鑑定結果を再点検したところ、姉妹との親族関係に疑いはないことを確認。ところが、身元引受人が入国の際、53人の雇用予定先として、実際には内定していない大阪府内の5社を記載した陳述書を入管側に提出していたことが判明。5社から事情聴取したところ、「雇用の相談も受けていない」とも証言したという。
 今後、全員から事情聴取し、資格取り消しの是非を検討していく。
 ◆入管難民法=虚偽の書類を提出して上陸許可を受けた場合、在留資格を取り消すことができる、と規定。資格が取り消された場合は、30日以内の出国猶予期間が与えられ、この間に自主出国しない場合は強制送還の対象となる。

(2010年9月17日17時15分 読売新聞)

読売が書いて、朝日が書かなかった事が2点ある。
1. 53人のDNA鑑定を再点検したら、日本人姉妹と親族関係には疑いない(=日本人姉妹の血縁であることは判明)
2. 朝日では「内定の事実はなかった」と簡単に書いてあるが、読売では「雇用の相談も受けてないと証言」と突っ込んだ内容
この2つである。

3日遅れで、クオリティが下がった記事をわざわざ掲載する朝日の意図はなんだろな? で、朝日は
 在留資格取得に関わった弁護士のコメント
を取ってきている。これがまあ、「木で鼻をくくったような返事」を絵に描いたような内容なんだが、まさか、
 この弁護士と朝日の関係

 朝日の煮え切らない記事の原因
じゃないだろな? 誰だか知らないけどさ。朝日が取ってきた
 「身元引受人が、これまで自分が働いたことのある職場を『ここなら就職できる』と思いこんで、雇用予定先と書いたのかもしれない」
ってコメントと、読売の
 身元引受人が入国の際、53人の雇用予定先として、実際には内定していない大阪府内の5社を記載した陳述書を入管側に提出していたことが判明。5社から事情聴取したところ、「雇用の相談も受けていない」とも証言
という記事だと、全く印象が異なるんですが。
 
で、注目すべきは
 大阪入管がDNA鑑定を行っている点
だ。これが全国の入管で標準的に行われている「親族判定」の手順なのかは、この記事だけでは分からないけど。ま、これが標準的な手順なら、以前問題になった
 なりすまし親族問題
は、かなり解消するだろう。

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2010-09-19

十三万二千四百八十一字@この夏の成果

酷暑の今夏、夏バテにもめげず、軽く冷房を掛けつつ、六朝から唐代の医書について、少しずつまとめた成果が
 十三万二千四百八十一字
になった。若干、削ったり補足するので、たぶん総文字数はこれからも前後する。
う〜ん、この文字数だと、連載何回分だろう。
一回で掲載して貰うと犯罪的な悪寒。

ちなみに前回の文字数は
 二万四千三百九十九字
だったから、5倍の分量ということになる。
ま、三分割だな。

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2010-09-18

スリー・リバーズ@FOX

昨年秋シーズンにCBSが
 第二のERにしよう
くらいの意気込みだったとかいう
 臓器移植医が主人公のドラマ
である
 スリー・リバーズ
が、この秋からFOXで放映されている。

ググってみたところ
 CBSの当初の目論見が外れ、1シーズン13話打ち切り
になったとか。
現在、第2話まで放映されている。

で、第2話まで見て気になるのは
 おい、医療費がいくらかかってんだよ
ってところで、日本で
 心臓移植のために1億いります
と募金してたりする高度医療をそう簡単に受けられるのか、と。
第2話には
 周産期心筋症(PDF)で発作を起こした妊娠28週の妊婦がO Rh-で、心臓移植は血液型の関係でドナーが見つかりにくいから、人工心肺で時間を稼ごうとするのだが、手術中にドナーが見つかる
という話で、
 その中断した手術と移植手術とICU管理と28週の赤ちゃんの帝切とNICU管理に一体いくらかかるんだ
という方面が気になる。てか、たぶん、アメリカの視聴者も
 おい、医療費と医療資源をなんだってこんだけふんだんに投下できるのか
と思ったんじゃないのかな〜。
 若い夫婦にそれだけの資力はなさそう
なんだけど、よほど良い医療保険に入ってるのか、謎。まあ、さすがに
 28週の赤ちゃん
は用意できないので、普通の赤ちゃんを撮影に使ってました。でかいよ、そんな28週の赤ちゃんいないって。しかも
 28週で自発呼吸、哺乳もできそう
って描写で、いや、ラッキーでしたね。(棒読み)

臓器を取り出す担当医はいつもコーディネータ相手に
 行った先の病院の近所のうまい店
の話しかしてないし。
で、
 ドナーは中東系で、911以前も以降も辛い人生をアメリカで送った人物
で、
 娘が脳死判定の再判定を依頼し、臓器移植のタイムリミットが近づく
というありがちな設定。で、その娘が
 臓器移植の重要性を改めて認識して、臓器提供を承諾
するって、めでたしめでたしな展開。実際にはそうは簡単にいかないだろうなあ。

あと
 アフリカで苛烈な人生を送った青年が医療保険には入ってないのに、この病院の敏腕移植医ヤブロンスキー医師を見込んで心臓移植を希望する
とか、
 どうすんですか、あなた
的展開も用意されている。ねえよ、そんな天国みたいな病院。

日本人が見ても無茶な設定なのに
 高額な医療費に苦しむアメリカ人が納得するとは思えない
わけで、早期打ち切りは当然だろうなあ。

ちなみに
 スリー・リバーズ
というのは三川合流の地、ピッツバーグを示す。だから、上記の妊婦の夫は
 今日はスティーラーズの試合を見て
と言ってたりする。字幕は
 フットボールの試合を見て
だったけどね。

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立てない

朝、ドアチャイムが鳴った。
普通に起き上がって、ベッドから降りようとしたら、
 立てない
のだ。どこも痛いところはないのだが、左足が動かない。床に滑り落ちた。
何度も足を立てようと試みるのだが、立てない。
大声で返事だけして、左足を触ってみる。
痛くもなく、痺れているところもない。
ただ、全然立てそうにない。
ひょっとしたら、膝かな?
手で膝蓋骨を押してみた。
嵌った、という感覚はないが、やっと足が動いた。左右に足を振って、膝蓋骨の不具合を直す。
なんとか歩けるようにはなった。

何だろな?
膝が弛んだ?
少し膝周りの筋トレしないとダメかも。

コメントでご心配をいただいた、タカ派の麻酔科先生、crystallineradicalさん、ありがとうございます。
他にも
 一過性脳梗塞とかじゃないか
と心配して下さった方もいます。
折悪しく、火曜まで病院は開いてません。もし、他に怪しい徴候があれば、速攻で病院を受診することにします。
水曜から海外出張という日程だったりしますが。。。

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秋田港「ポートタワーセリオン」からの眺望

100mの高さに展望台があり、しかも
 タダで上れる
という、首都圏や関西の
 タワービジネス
に毒された人間には、驚きの空間が
ポートタワーセリオン 施設の紹介
だ。このサイトには
 3F
とか書いてあるけど
 5F展望台
 4F展望階レストラン
なので、そのすぐ下だったはず。100mあって
 1〜5F表示しかない
のが微笑ましい。普通は
 展望階・展望台
は別表示にするだろ。
実際エレベータに乗ってると、
 おい、1〜5階ってなんだよ
と思うのである。階の表示の上に
 現在のエレベータの高さ表示
も出る。

中程より上の部分にJR東日本の秋田総合車両センター(旧称 土崎工場)が見える。
Ast4
平行した細長い建物群がそれ。

秋田港の秋田臨海鉄道引き込み線。
Ast2
大量のコンテナが積まれている。茶色の19に混じって青い18形のコンテナもある模様。細かい形式はこの距離では不明。

そばに停泊していたのは、
 海上保安庁第二管区(秋田)所属の高速高機能大型巡視船「でわ」
だ。
Ast1
北朝鮮からの不審船対策として2006年に投入された「でわ」は1000t型巡視船で、海保のサイトによると、こんなお仕事をする。


海上保安レポート 2006年版/不審船・工作船対策

不審船・工作船対策

▲逃走する工作船(平成13年12月)

 平成11年3月の能登半島沖不審船事案では、2隻の不審船に対して停船命令、威嚇射撃を実施しましたが、両船はこれを無視して高速で逃走し続けました。当時の巡視船艇では、速力などの能力が必ずしも十分であったといえず、結果として不審船を停船させることはできませんでした。また、平成13年12月の九州南西海域において発生した工作船事件では、工作船が強力な武器を保有し、そのうちの自動小銃及びロケットランチャーにより巡視船に対し攻撃を加え、海上保安官3名が負傷するとともに、巡視船も甚大な被害を受けました。
 海上保安庁ではこれらを踏まえ、高速性に優れ、十分な航続距離を有し、目標追尾型遠隔操縦機能(RFS)付20ミリ機関砲を装備する「高速特殊警備船」、命中精度の高い射撃が可能な射撃管制機能(FCS)付40ミリ機関砲を装備し、高速性能も有する「1,000トン型巡視船(高速高機能)」、「2,000トン型巡視船(ヘリ甲板付高速高機能)」の整備を進め、さらに、特殊警備隊及びその資機材を最寄りの航空基地や現場に向かう巡視船などに輸送することができる輸送能力に優れた飛行機及びヘリコプターを整備し、不審船・工作船を安全かつ確実に捕捉する体制を強化しています。

1,000トン型巡視船(高速高機能)「でわ」
全長: 約79.0m
幅: 約10.0m
深さ: 約6.0m
総トン数: 約770トン

というわけで
 日本海の北の守り
に就いている「でわ」なのである。

秋田といえばなまはげ。
「でわ」にもこんななまはげが出るらしい。


平成18年度 海上保安庁観閲式及び総合訓練 フェアウェル(その3)
 海上保安庁観閲式の名物として定着した訓練参加船艇・航空機によるお見送りです。各船、各機が趣向を凝らして、観閲船隊を見送ります。

「でわ」に現れた”なまはげ”「不審船はいねか~?」

ええと。。。
 

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2010-09-17

秋田銘菓「乳頭まんじゅう」

最初は、なんだろうと思った。
Ntm2
家人が
 狙っている
というので、包装しているセロハンを剥いたら、これですよ。
Ntm1
 干し葡萄
って、あなた。
 あまりにもベタな展開
すぎて頭が痛いぜ。

うっかりしてたけど、
 秋田音頭
には
 春歌バージョン
があるんだったぜ。艶笑譚は好きなんだよ、北国の人。冬が長いから。

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秋田新幹線「こまち」に乗る

途中から在来線を走るために
 似而非新幹線
などと、厳しい鐵の方々に言われることの多い、全席指定の
 秋田新幹線「こまち」
に乗った。
車体ロゴ。
Kmc3

こんな鼻で入線。
Kmc1

号車表示。
Kmc2

で。在来線を運行しているため
 赤渕で待ち合わせる新幹線
ですからね。思わず
 奈良線のみやこ路快速かよ
と突っ込んでしまった。
 大曲ではスイッチバック
するしな。
 山陰線の綾部か
と。
早い時間に田沢湖辺りから秋田まで乗ろうとすると、親切な駅員さんが
 立ち席特急券
を勧めて、売ってくれる。
 全席指定
だけど、まあ、余程のことがない限り、がらがらだから、立ち席特急券でも可ってことね。

罠なのは
 座席にコンセントがついてない
ってことね。普段、N700等で便利な思いをしていて、携帯電話の充電を忘れて、
 車内で充電できるからいいや
と、タカをくくって、こまちに乗ったりすると、エライ目に遭うので、
 充電が必要な機器については要チェック
だ。

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秋田名物ババヘラ

秋田名物だが、どこででも食べられるわけではない謎のアイス売り
 ババヘラ
に、
 秋田港の道の駅「ポートタワーセリオン」駐車場
で遭遇した。
このように、愛想のよいおばちゃんが
Bbhr1
篦でアイスをコーンにてんこ盛りにしてくれるので
Bbhr2
 ババヘラ
と呼ばれるのである。
おばちゃん、満面の笑み。
Bbhr3
ちなみに、
 1個200円
で、このボリュームである。今回は
 レモン色とピンクの二色盛り
だった。

ところで、電波塔を兼ねるセリオンは、
 本日の日没時間17:48
とか掲示してあるにもかかわらず
 17:00には展望台下の喫茶店が閉店してしまう
という、
 まるで商売気のない営業体制
なのである。もったいないぜ。これは同じく、
 1階入り口の土産物売り場
にも言えることで
 夕日を見る人には、食べ物もお土産も売ってくれない
のである。さっさと閉めちゃうのよ。あたかも
 奈良の三条通り
のような、やる気のなさである。(遷都1300年祭で多少は三条通りもマシにはなってるけど)
ちなみに
 展望台に上がるエレベータはタダ
ですよ。100円くらい取ってくれてもバチは当たらない、とすばらしい展望を目にした観光客は思うのであった。

ババヘラのおばちゃんは、このような
 17:00以降のセリオン食べ物難民
を暖かく受け入れ、クールなアイスをがっつり盛って歓待してくれる、正に
 小町の末裔
なのであった。

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2010-09-10

厚労省、Twitterによる情報発信の運用開始@9/10

ということで、何かと話題の厚労省が
 本日からtwitterで情報発信を正式に始めた
模様。


http://twitter.com/MHLWitter/status/24057668995

厚生労働省です。今日からツイッターによる情報発信を正式スタートします。誰でも参加可能な会議やイベント、新しい制度についてのお知らせなどを提供していきます。ツイッター社より認証済みアカウントを取得済み。詳しくはこちらへ。http://bit.ly/dtTVs8

厚労省のアナウンス。


報道関係者各位

 ツイッターを利用した情報発信をスタートします!

 厚生労働省は本日から、インターネット上のミニブログサービス「ツイッター」で、誰でも参加できるイベントや会議のお知らせ、新しく始まる制度のお知らせなどの情報を、平日は原則毎日、国民の皆様に「つぶやき」始めます。

 アカウント名:MHLWitter(認証済みアカウント)
 アドレス  :http://twitter.com/MHLWitter

ツイッター(Twitter)とは、利用者が140文字以内の短文を投稿(つぶやき)し合う簡易投稿サイトです。厚生労働行政に関心のある方なら、誰でも登録(フォロー)可能です。上記のアドレスからアクセスするか、厚生労働省ホームページのトップページにツイッターのバナーを設置していますので、そちらからお入りください。


※ツイッターの利用方法に関しては、「厚生労働省twitterガイドライン」を定め、ホームページに掲載しています。(http://www.mhlw.go.jp/twitter/guideline.html

利用者からの「フォロー」や、「リプライ」「ダイレクトメッセージ」などを通じたご意見には対応していませんのであらかじめご了承ください。

ご意見のある方は、ホームページの「国民の声」からお寄せください

ということなので
 厚労省のアナウンスには使うが、RT等には対応しないから、意見があるなら、厚労省のサイトに直接書き込めよ
だそうだ。
その
 国民の声ホームページの「国民の声」
って何かって言うと、これ。
国民の皆様の声募集 送信フォーム

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2010-09-09

医療崩壊 医学の進歩が生んだ怪物「多剤耐性菌」 帝京大学病院院内感染の「犯人捜し」は更なる医療崩壊を招く (その4)厚労省と報道の魔女狩りが都内の「入院制限」「救急受け入れ制限」を巻き起こす 帝京大学病院が新規患者受け入れ自粛開始 個室管理徹底といえば、勝手に病院のベッドが増えると毎日新聞石川隆宣・田村彰子記者と信じているらしい

多剤耐性菌による院内感染の集団発生が明らかになった帝京大学病院は、昨日、記者会見を開き、感染した患者さんの数を集計間違いで少なく発表していたとして訂正、謝罪の上、
 昨日からすべての新規患者の受け入れを自粛
している。朝日より。


帝京大病院の多剤耐性菌感染者、実は7人多い53人

2010年9月8日11時43分

 帝京大病院(東京都板橋区)は8日、大半の抗生剤が効かない多剤耐性の細菌アシネトバクターへの感染者が、これまで発表していた46人ではなく53人だったことを明らかにした。追加された7人のうち4人は死亡していたが、感染との因果関係はまだわかっていない。
 帝京大病院では、感染者の増加を受け、原則としてすべての救急車の受け入れと、すべての新規の入院患者の受け入れの自粛を同日から始めた。入院中の患者全員についても感染していないか細菌の有無を検査する。1週間をめどに結論を出したいという。
 カルテを再確認したところ感染者の集計漏れが見つかり、昨年1月にさかのぼって調べ直したところ、新たな感染者が合計7人見つかった。
 これまで因果関係が否定できない死者は9人だった。新たにわかった死亡者4人は62~81歳の男女。感染との因果関係は不明。
 今後、全入院患者の細菌検査をする。重症患者についてはすでに検査を実施しており、今後の検査対象は約800人。新たな検査によりさらに感染者が増える可能性がある。
 病院は、緊急に診なければならない場合には救急車や入院患者を受け入れるとしているものの、原則として救急車や新規入院患者の受け入れの自粛を始めたことにより、地域の医療への影響が懸念される。病院のベッド数は1154床にのぼる。
 同病院は救急医療に力を入れてきた。命にかかわるような最も重症な患者の治療を担うため「最後のとりで」ともいわれる3次救急の指定も受けている。重症の救急患者を診る救命救急センターに加え、中等度から軽症の患者も受け入れてきた。救命救急センターでは年1200人の重症患者、中等度から軽症の患者は年のべ9千台の救急車による搬送を受け入れてきた。
 新病棟に移った昨年5月からは、軽症者を含めて救急患者を一元的に受け入れるER(救急室)を開設した。
 同病院では今年6月から8月にかけ、別の多剤耐性の細菌、緑膿菌(りょくのうきん)の感染者も4人出て、うち1人が死亡している。
 都や帝京大病院によると、都健康長寿医療センターで亡くなった患者は今年2月23日に帝京大病院から転院した。
 都は、この患者から、同医療センターに転院してきた初日の検査で多剤耐性アシネトバクターが検出されていることから、帝京大病院に入院中に感染した可能性が高いとみている。
(以下略)

というわけで、日大板橋病院などは戦々恐々としている。
同じく朝日より。


救急受け入れ、身構える周辺病院 帝京大院内感染

2010年9月8日17時41分

 地域の救急医療の最後のとりでとされる3次救急の指定を受けている帝京大学病院(東京都板橋区)が8日、救急患者の受け入れをしないと発表した。命にかかわる重症患者を診る態勢が手薄になることに、周辺の病院でも動揺が広がった。
 帝京大学病院には、1日に重症者を含めて15~20人ほどが救急車で運ばれてくる。救急搬送を受け持つ東京消防庁の担当者は「近い病院に分散して受け入れてもらうしかない」と言う。
 同じく板橋区にあって3次救急指定を受けている日本大学板橋病院の澤充院長は「困った。帝京大病院と対になって地域の高度な医療を担ってきた。帝京が重症者を受けるからこそ、うちは都の要請でこども救命センターなどを引き受けることができる。手いっぱいなので、周囲の病院に助けてもらわないと」と話す。
 3次救急以外の区内の救急病院にも影響が予想される。都保健医療公社豊島病院は「うちへの救急搬送は増えるだろう。できる範囲で受け入れていくしかないが、限界がある」。都健康長寿医療センターは「どれくらい増えるか予測がつかない。本来3次救急が受ける重症患者の行き先選びに困るのでは」と話した。
(以下略)

予想されていることとはいえ、
 1154床の帝京大学病院が重症者の救急を受け入れ自粛
となると、いまでも一杯一杯の東京都の救急搬送体制に綻びが出る。
昨日は台風の影響で大雨だったが、気温は下がった。こうした救急が手薄な体制になった初日が猛暑日でなかったことは不幸中の幸いだったと言えるかも知れない。ただ、これからも
 週末にかけて猛暑日が再び続く
という天気予報が出ている。そうなると、
 夕方から早朝にかけてや土日の、そうでなくても手薄な時間帯の救急搬送
という
 救急医療体制のアキレス腱が直撃される恐れ
がある。当然
 入院制限
は起きるだろう。

ところで、
 院内感染の場合、全例個室管理
となると
 個室数は限られている
から、これも
 入院制限
の要因となる。ただでさえ、昨今の医療費削減で、ベッド数は減っている。そこへ
 個室管理の患者さんが増える
ことになると、
 重症者で、個室管理が必要な患者さんのベッドが減る
わけだ。
 急にベッド数が増えるわけでも、どこかかから涌いて出でてくるわけでもない
のが実情だからね。
でも
 ベッドはいつでも自由自在に増やすことができる
と考えているのが
 毎日新聞の石川隆宣・田村彰子両記者
である。


剤耐性菌:感染者を相部屋で治療 板橋の病院

 多剤耐性菌アシネトバクターの入院患者3人への感染が発覚した地方独立行政法人・東京都健康長寿医療センター(板橋区)は8日、院内の情報共有ミスから、うち1人に感染拡大を防ぐ措置をとらないまま、相部屋で治療を続けていたと発表した。感染者と相部屋だったのに未検査のまま転・退院した患者もおり、井藤英喜センター長は「深く反省している」と謝罪した。
 同センターでは、2月に帝京大病院から転院してきた76歳の男性の感染が判明し、6月に死亡。7月に86歳の女性の感染が判明したが、院内感染の恐れは低いという。だが、7月15~22日に女性と集中治療室でベッドが隣だった82歳の男性も感染し、女性から感染した疑いが濃厚という。
 3人目からは8月9日に菌を検出。検査担当者や主治医は感染制御の担当医に伝えず、対策をしないまま9月6日まで大部屋で治療を続けた。2~3人目の感染者と集中治療室や病室が一緒だった患者は54人に上る。うち22人は検査で陰性だったが、32人は未検査のまま転・退院。2人は転院先が分かったが、30人は調査中だ。
 同センターが3人目を把握したのは今月7日。6日に別の病院に転院し、転院先が診断書類で菌検出に気づいたためだった。井藤センター長は「認識が甘い医師が多かったかもしれない」と述べた。
 一方、同センターでは昨年5月以降、多剤耐性緑膿(りょくのう)菌に20人が感染し、10人が死亡していた。うち18人(死者9人)は院内感染が疑われ、昨年6月~今年6月に死亡した72~86歳の男女4人は、感染との因果関係が否定できないという。「発症が断続的だった」として、都などに報告していなかった。【石川隆宣、田村彰子】

この記事では、
 個室管理に移行することで、追い出される患者さんが出る
ってことが、ガン無視されている。
毎日新聞の石川隆宣・田村彰子両記者は
 東京都健康長寿医療センター(板橋区)の受け入れている患者さんがどういう症状の患者さんなのか
を理解しているのだろうか。まさか
 健康長寿医療センターの患者さん=全例療養病床の比較的管理の楽な患者さん
という認識なのではあるまいな。
ここは、
 高齢者の高度医療
を目指す医療機関であり、
 高齢者の急性期医療を行っている
のである。病院のサイトより。


中期目標
(略)
ア 3つの重点医療の提供
 我が国の高齢者の死亡原因の1位を占めるがん、死亡原因の2位、3位を占め、要介護状態の大きな要因となる心血管疾患や脳血管疾患などのいわゆる血管病及び都内の要介護高齢者のおよそ半数が有している認知症については、我が国の高齢者医療の大きな課題であり、適切な医療の確保は喫緊の要請である。
 センターは、こうした医療について重点医療として位置付け、医療と研究との一体化の利点を活かして、適切な医療を積極的に提供していく。
(ア) 血管病
 高齢者のQOL低下の大きな要因となる心血管疾患や脳血管疾患、生活習慣病などについて治療や予防医療の充実を図る。
(イ) 高齢者がん
 低侵襲医療の実施により、高齢者に負担の少ないがん治療を提供する。
また、在宅医療支援を積極的に進める。
(ウ) 認知症
 研究による最新の知見を活かし、認知症の早期発見及び診断、外来診療を中心とした適切な医療の提供並びに認知症予防への取組を進める。

イ 高齢者急性期医療の提供
 一般に、高齢者は複数疾患や慢性疾患により入院期間が長期化しやすいため、急変時に適切な急性期医療を受けることで、早期治癒が図られ、日常生活動作(ADL:Activity of Daily Living)の低下も防ぐことができる。
 このため、特に急性期の心血管疾患及び脳血管疾患などの疾病について、適切な医療の提供を行う。
(以下略)

従って、平均入院日数は短い。同じく、実績報告より。To

こうした体制の病院で
 個室管理が増える
と、当然、
 本来、個室が必要な急性期の患者さんが受け入れられない
ということになる。

まあ、毎日新聞は
 院内感染を起こすような病院は病院失格
と考えているようだからな。
 高度医療を施す病院で、毎日新聞が理想とする病院は実在しない
ので、
 毎日新聞関係者は、高度医療が必要な時には、日本の病院には絶対に掛からないでほしい
ものである。たぶん、どこかに
 院内感染ゼロの理想的な病院
はあるでしょうよ、ええ。もちろん、
 高度医療ができるかどうかは別
ですけどね。

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2010-09-08

「なかのひと」で最近nhk.or.jpが拾われてない件

「なかのひと」を設置しておくと、.ne.jp以外のアドレスからのアクセスは拾える筈なんだけど、最近、わたしの環境では
 nhk.or.jp
は、表示されなくなっている。生ログを拾うと、相変わらず、nhk.or.jpからはアクセスがあるから、何が起きてるんだろうな。

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2010-09-07

医療崩壊 医学の進歩が生んだ怪物「多剤耐性菌」 帝京大学病院院内感染の「犯人捜し」は更なる医療崩壊を招く (その3)医療政策の貧困 感染症対策に国が出す医療費のしみったれ振り

今回のような
 大規模な院内感染
が起きそうな場合、果たして、その対策に国はいくら支出しているのか。
この点について、K104先生が詳細な分析をしてくださった。K104先生、ありがとうございます。
その分析を再掲する。


病院が感染症対策チームを設置・維持するための費用は、医療安全対策加算の中の感染防止対策加算が該当します。
詳細は割愛しますが、施設基準や人員配置などの基準を満たしていれば算定できる(入院患者1名に対し1回、100点=1000円)もので、人員は専任(兼任可)の常勤医師・看護師・臨床薬剤師・臨床検査技師各1名で、そのうちの医師または看護師1名が専従(兼任不可)となっています。つまり、どのような規模の病院でも「感染対策を主な業務とする職員は1名いればいいですよ」という事です。残りの専任スタッフ(=普通は兼任)は他の業務を主に行いながら肩書とともに(給与に全く反映されない)余計な業務が増えているだけです。
実際にどれくらいの金額になるか概算してみました。
1154床、病床稼働率79.2%、平均在院日数19日、人件費比率50%で計算してみます。
1154×0.792×30÷19×0.5×1000=721554円(1ヶ月あたり)
大ざっぱに言って、帝京大学附属病院クラスの病院でも専従医師は1名がギリギリ(看護師なら2名)。それ以上専従スタッフをそろえるなら病院の自腹でということですね。
500床程度の病院になると、専従医師を1名置くのもキツイんじゃないでしょうか?

国が決めた医療費なんて、こんなもんです。

なるほど。
 帝京大学病院クラスでもせいぜい専属医師1名もしくは専属の看護師2名を置くのがやっと
ということですね。これで
 1200床近い病院の感染症対策をまかなえ
というのが
 国の方針
である。当然ながら
 帝京大学病院より小規模の500床程度の病院では、専従医師1人を置くのも難しい
というK104先生のご指摘通りだ。それとも
 同時多発ゲリラをモグラ叩きするのと同じ「院内感染対策」

 無給でボランティアでやれ
というのか、厚労省は。感染症対策の困難さは、
 去年から今年にかけての新型インフルエンザ流行
で、日本中の人々が経験したところだけど、
 免疫力の落ちている重症患者が対象の院内感染の対策
となると、更に困難を増す。
厚労省の
 院内感染の実情を無視した、医療政策の貧困
が、
 院内感染を抑えられない
のは明らかだ。それとも
 そうでなくても削られている医療費の中から、「自腹」で「自助努力」で「感染症対策をやれ」
というのかな。それこそ
 B29を竹槍で落とせ
と言ってるのと同じ、しかも
 多剤耐性菌の陰湿さはB29の威力どころではない
のである。

続き。(19:55)
oldDr先生から、貴重なコメントを頂いたので、再掲する。oldDr先生、ありがとうございます。


感染防止加算のことを書かれています。これに関する意見です。
感染防止加算の要件を満たして実際に取得するのは結構大変です。
専従とは、主たる業務を行い、その他の業務(この加算のためなら感染対策以外のこと)をほとんど行ってはいけない、という意味です。ほとんど、の意味を厚生局に尋ねたところ、100%近くの意味と言われました。
つまり、医師ならば、外来診療とか検査をすることもできません。看護師も、同じです。

専任は、50%以上は、その業務を行うができます。それならばほかの業務もある程度はできるでしょうが、そういう人を出している部署は実働する人が減ります

感染防止加算をとるためには、医師か看護師かどちらかを最低1名は専従にする必要があります。

赤字経営の病院が、ただでさえ少ない医師、看護師を専従にすることはありえません。医師は外来や病棟や検査や手術を行い、看護師も病棟や外来で勤務(7対1とか10対1のため)したほうが、よほど収益になります。

厚労省は、次の診療報酬改定では、この感染防止加算を、行っているのが当たり前、行っていなければ減算にしてくる可能性があります。

感染対策委員会も、指導では毎月1回実施する必要があります。真剣にやると1時間はかかります。ほかの委員会もあります

帝京はスケープゴートにされた(なった)ような印象がありますが、中小病院は、この感染対策委員会やら加算の話がおかしな方向に行くことを心配しています。

安心して医療を行うことができる環境を作ってほしいです。

oldDr先生のご指摘のように
 厚労省が次の診療報酬改定で更に制度を改悪する危険性
は高いと思われる。
 

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医療崩壊 医学の進歩が生んだ怪物「多剤耐性菌」 帝京大学病院院内感染の「犯人捜し」は更なる医療崩壊を招く (その2)帝京大学病院はどこまで本気だったのか→追記あり(9/8)書類で通達さえ出せば責任を逃れられる厚労官僚が、現場の疲弊を加速させている

昨日は先日からニュースになっていた遺伝子NDM-1を持つ多剤耐性菌が日本でも見つかっていたと判明し、一挙に多剤耐性菌に関する報道の流れが変わってきた。昨夜から今朝にかけて、民放でもニュース枠で解説を入れるなど、かなり大きく取り上げられている。
朝日より。


相次ぐ多剤耐性菌 厚労省、全国調査へ

2010年9月7日1時39分

 厚生労働省は6日、帝京大学病院(東京都板橋区)で院内感染を起こした多剤耐性菌の全国調査に乗り出す方針を決めた。独協医科大学病院(栃木県)で見つかった別の新タイプの多剤耐性菌への対応も検討し始めた。いずれも海外で先行して感染が広がっており、国内での拡大に危機感を強めている。
 帝京大学病院で発生したのは複数の抗生剤が効かない細菌アシネトバクターだ。健康な人なら感染しても自分の免疫力で抑えられるほどの毒性だ。福岡大学病院や藤田保健衛生大学などで一昨年から今年にかけ、20人以上の患者が院内感染しており、集団感染事例が増えている
 一方、6日に独協医科大学病院がインドから帰国した患者から見つかったと発表したのは「NDM1」という新型の多剤耐性の遺伝子を持つ大腸菌だ。インドやパキスタンで広まっているとみられている。欧州では、多くの人が医療費が安い現地へ美容外科手術などを受けに行く。治療の際に感染し帰国する例が問題になっていた。
 国立感染症研究所の荒川宜親・細菌第二部長は「大腸菌は誰もが持っている。必要以上に怖がることはないが、(健康な人でも)膀胱(ぼうこう)炎などの症状がある場合、原因の可能性もあるので早めに医療機関を受診して欲しい」と呼びかける。
 英医学誌ランセットの姉妹誌に8月に掲載された論文ではインドやパキスタン、英国などで見つかった180例を分析「NDM1は他の菌にうつりやすく、他の菌が多剤耐性化する危険性がある」と警告している。すでに海外では、毒性は強くない菌だが、肺炎桿(かん)菌でも広まっている。食中毒を起こすサルモネラなど毒性の強い菌にうつる恐れも指摘されている。
 世界保健機関(WHO)は論文を受けて「各国政府は耐性菌の発生をきちんと監視すると同時に、抗生剤の誤った使い方を是正し、医療従事者らに手洗いなどの感染対策を徹底するよう改めて周知して欲しい」という声明を出した。
 アシネトバクターは集団感染例が複数出始め本格的な拡大が心配される。NDM1は集団感染ではないが1例目だ。厚労省や研究者は警戒を強めている。

日本の場合
 ウイルス性であることが大部分である風邪に、ウイルスには効かない抗生物質を出す
という投薬が長年漫然と行われてきた。そのため
 抗生物質を出してくれる先生はイイ先生
という誤った認識が広がっている。しかし、
 不要な抗生物質の濫用は、耐性菌を増やすだけ
なのである。WHOの
 抗生剤の誤った使い方を是正 という勧告に、一刻も早く従うべきだ。

ところで、なぜ昨年には多剤耐性アシネトバクターによる院内感染が判明していた帝京大学病院で、これまで感染症対策委員会がうまく機能してなかったのか、という点について、アルゴン金先生から貴重なコメントがあったので、再掲しておく。


概ね同意なんですけど、帝京の場合特定機能病院にしては感染制御のレベルが低すぎた憾みはなしとしませんね。
特に感染症対策委員会が十分に機能していなかったんではないかという感じがします。
厚労省は何かあるとすぐに「病院内に○○委員会を設置せよ」とお達しを出します。
病院側ははいはいと形だけのなんちゃって委員会をでっちあげる、というか議事録を作成する、というのが常なんですが、
感染症対策委員会だけは「なんちゃって」では済まされない、本気でやんなきゃただじゃおかないぞ、というのが最近の流れです。
どれくらい本気かというと、この委員会だけは出席者が名指しで決められている。院長看護部長事務長薬局長検査部門の責任者、代理出席はNG。
適当な議事録でお茶を濁していたら、監査の時に議事録と出勤簿をつき合わせて「この日は薬局長は定休のはずですが」とやられちゃう。
「ちゃんと会議はやったし、副薬局長が出席してました」と言ってもアウト。委員会自体が成立していないことにされちゃう。他の議事録も「クロ」扱いされる。
そうするとどうなるかというと、他の委員会と違って感染症対策委員会は入院基本料を算定する根拠の一つになっているから、入院基本料の「自主」返還を要求される。ちっちゃいとこでも月数億、何ヶ月分返すのかは向こう様の腹一つ。簡単に病院を潰せます。
それくらいペナルティが大きい「本気の」委員会なんですよ、というのを、帝京がちゃんと理解していたのか? だってアシネトバクターが出たなんてトピックス、その月の委員会に上がらなきゃおかしいもん。
ひょっとして「なんちゃって委員会」のままだったのかも。もしそうなら、帝京やっちゃったな。弁護できない。特定機能病院返上くらいあるで。
だって感染制御のスタッフを拡充するのはお金がかかるけど、委員会をちゃんと運営するのはコストゼロで、やる気の問題だもん。
そのうち「帝京大学病院、感染症対策委員会機能せず。院長不参加が常態」だなんて見出しが踊るんじゃないかしら。

アルゴン金先生、ご教示ありがとうございます。
果たして、帝京大学病院での感染症対策委員会運営がどうであったのか、今の段階では分からないのだが、アルゴン金先生が憂慮されるような状況でなかったことを祈りたい。

(追記 9/8 9:00)
匿名希望の方から次のような大変貴重なコメントを頂いたので、再掲する。どうもありがとうございます。


どうも、中の人ですよ。

>アルゴン金先生が憂慮されるような状況でなかったことを祈りたい。
そこで突っ込みを食らわない程度の体裁は整えていますって。
機能不全な感は否めませんけどね。

恐らく外部の一般の人たちの認識とは逆に、
上層部より各病棟、各科代表委員の熱意の方が思いっきり低かったんで。
これもアルゴン金先生先生ご指摘の
>「病院内に○○委員会を設置せよ」とお達しを出します。
この影響です。
通達で無駄に沢山の委員会が作られたあげく、仕事内容まで重なる始末
それに対して各科、人員に余裕があるわけではないので、
科によっては一人が幾つもの委員会を掛け持つハメになり、
そのどれもがべつに出席しなくてもOKなんて事を言うわけもなく、言うわけにもいかず、
一方で、委員会出席のための臨床業務軽減なんて事があるわけもなく
結果、どの委員会も責任者達はそれなりに熱心なものの各委員は士気ゼロ。
というか不可能。
常人には無理
です。

>院長不参加が常態
最近、院長は体調不良だったので、参加できなかった会議もあったかも知れません。
でも、さすがにそれでダメ出しは無いでしょう。
そんなことを言ったら風邪で半日寝込んだだけで
院長を交代しなければならなくなりますので。
(以下略)

帝京大学病院としては、やるべきことはやっていたが、到底常人がこなせる労働量を超えていたとのお話で、やはり
 大学病院の人手不足を無視した厚労省の過重な要求が必然的に機能低下を招いた
のが原因のようだ。
 書類一本で済む厚労省
とは異なり
 委員会には、そうでなくても多忙で人手不足現場から、医療スタッフが診療時間等を削って参加
するんだからな。
 厚労省が「委員会を作れ」と書類一本出せば、同時に現場の人間が魔法のように増えるわけじゃない
ので、
 厚労省の通達は、現場を疲弊させているだけ
ってことで、
 厚労省にしてみれば、「通達に従わない奴が悪い」と厚労省が招いた現場の惨状を他人の振りをしてさらに晒しモノにする
ことができるっていう恐ろしい話。
 自分の不手際を減点されたくない厚労官僚の「通達による責任逃れ」
が、
 現場を疲弊させ、肝心な委員会を機能麻痺に追い込んでいる
ってことですね。ま、
 「ミスター年金」厚労相は、医療行政に関しては素人以下で、現場を疲弊させることしかできない
ってことですな。民主党の党首選が終わったら、さっさと交代して頂きたいのだが、果たして民主党に医療行政のわかりそうな人材がいるのか、甚だ不安。
 

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2010-09-06

医療崩壊 医学の進歩が生んだ怪物「多剤耐性菌」 帝京大学病院院内感染の「犯人捜し」は更なる医療崩壊を招く 耐性菌対処に人員や資源を割くことが不可能に近い貧困な治療環境を要求しているのは厚労省の医療政策ではないのか→追記あり

(追記 9/7 10:24)
森澤雄司先生の「帝京大学病院におけるアウトブレイクの報道に思うこと」が医療ガバナンス学会のblogに掲載されました。是非、全文をご覧下さい。
Vol. 279 帝京大学病院におけるアウトブレイクの報道に思うこと

また、今回の警察の動きが異様に早いことに関連して、医師で弁護士の大磯義一郎先生が
Vol. 281 帝京大学病院院内感染事案における捜査開始を受けて
と題して文章を書いておられます。
 帝京大学病院の記者会見終了後のたった三日後に警察が動いた
という
 異例の状況
を踏まえて書かれたものです。こちらも、是非お読みください。
(追記終わり)

逆説的な物言いなのだが、医学の進歩が厄介な院内感染を引き起こしている。今問題になっているのは複数の抗生物質に耐性を持つ
 多剤耐性菌
だが、この厄介な細菌が出現したのは、
 抗生物質が増えるにつれ、自分たちが死なないように細菌が「学習」した成果
だからである。
従って、
 医学が進歩すればするほど、今のところ、院内感染はどんどん対応が難しくなる
のである。

我が家でも、死期の近かった家族が院内感染したことがある。死を前に、更に院内感染で苦しむ家族を見るのは辛い。だが、
 病院に入院していること自体が感染リスクを高くする
のだから、残念だが、入院治療を続けることを希望する限り、絶対に院内感染しないという保証はない。

今回、
 帝京大学病院の多剤耐性菌による院内感染の「犯人捜し」

 厚労省も警察も、当然ながら「庶民の味方」マスコミも躍起
である。はっきり言っておく。
 誰かを犯人に仕立てれば、解決する問題ではない
のだ。

「ある町医者の診療日記」では、本日の記事で
また同じ過ちを繰り返そうとしている>帝京大学病院院内感染事件
と、
 警察やマスコミの「勇み足」
に警鐘を鳴らしている。是非、全文をお読み頂きたい。
この記事では、「医療ガバナンス学会」から送られてきた
 帝京大学病院の多剤耐性菌による院内感染についてまとまったコメント
が引用されている。
 自治医大附属病院・感染制御部長・感染症科科長の森澤雄司先生
が書かれたモノだ。非常にわかりやすい。上記記事から、森澤先生のコメントを一部引用する。


 医療技術の進歩や管理基準の向上、医療従事者の熱意と誠意に関らず、病院それ自体は感染症の温床であり、医療関連感染防止はすべての医療従事者にとってつねに最重要の課題の一つであり続けています。医療行為には必ず内在する感染リスクがあり、血管内留置カテーテル関連血流感染症や外科手術部位感染症などは、語弊を恐れずに言えば ”起こるべくして起こる” 合併症を医療従事者の不断の努力によって防止しているのです。日常的なケアのどこかに些細な破綻があっただけでも重大な結果をもたらしてしまうのです。また、病院という限定された空間多数の患者が抗菌薬を投与されている状況は、抗菌薬耐性菌を集約することとなり、一般的にまれな高度耐性菌が病院においては日常的に跋扈することとなっています。高齢化社会に伴う患者数の増加、医療の高度先進化の一方で、医療費削減を求める現状においては病院における経費削減が経営上の必要課題となっていますから、医療の現場はますます少ないスタッフ数や予算でより多くの業務を負担しなければならず、患者と医療従事者のいずれにとっても安全が脅かされていると考えなければなりません。医療安全は広く国民の間で議論されなければならない重大事であります。

 今回の問題となっている多剤耐性アシネトバクター・バウマニは医療関連感染防止にとって重大な脅威です。高度耐性菌としては MRSA や多剤耐性緑膿菌が有名ですが、これらの細菌と比較しても多剤耐性アシネトバクター・バウマニへの対策は極めて困難であることが知られています。一般的に MRSA 対策は医療従事者の手指衛生と適切な個人防護具(手袋・ガウン・マスクなど)使用の徹底により対応することが出来ます。一方、緑膿菌やアシネトバクター・バウマニは栄養要求性が低く、さまざまな環境で生き延びることが可能であるために環境対策も必要となります。緑膿菌は乾燥に弱く、いわゆる水周りを押さえれば対策できるのに対して、アシネトバクター・バウマニは乾燥に強く、カーテンや診療端末のキーボードやマウスのような通常の環境表面でも数週間以上にわたり生存します。多剤耐性アシネトバクター・バウマニ対策には膨大な環境調査が必要であり、しかも細菌はスタッフや患者の手指などを介して環境を移動しますから、一度の環境調査だけですべてが明らかになるとは限りません。海外からは医療従事者が使用する PHS を介してアウトブレイクが認められたという報告もあり、多剤耐性アシネトバクター・バウマニへの対策は困難を極めます。そしてアシネトバクター・バウマニは抗菌薬耐性を獲得する能力にも優れており、耐性化したアシネトバクター・バウマニの中には多剤耐性緑膿菌と同じく現時点でわが国に使用可能なすべての抗菌薬へ耐性を示す場合があることが知られています。すなわち、高度耐性アシネトバクター・バウマニが感染症の起因菌となった場合、わが国では治療できないのです。幸いなことに緑膿菌やアシネトバクター・バウマニは必ず感染症を起こすわけではなく、単に保菌状態で過ぎる場合が多いのですが、侵襲的な医療処置が行われている患者では先述したような医療関連感染症を生じることがあり、病院内では重大なリスクとして対応する必要があります。

非常に明快なお話である。
 身体に何かを入れなければならない高度医療
においては
 何かを入れることによって常に「感染リスク」が発生
している。その上、
 高度医療を必要とする患者が集約している医療現場は、当然、多種類の抗生物質が使用される現場であり、細菌にしてみれば「耐性」さらには「多剤耐性」を獲得しやすい環境
なのだ。つまり
 高度医療を受ける
ということは
 多剤耐性菌を始めとする厄介な院内感染リスクにも晒されることを覚悟する必要
があるのである。
どんな患者さんや家族だって
 病院から帰ったら、手を洗い、うがいをし、人によっては全部着替えをする
だろう。それくらい
 病院は汚いところだ
とみんな思っているわけだ。そういう
 汚い環境
で、
 医療費削減の今日、日常的な人手不足の中で、スタッフが可能な限りの努力を払って、院内感染を防いでいる
のが、日本の病院の状況である。

これ以上、現場をいじめても、なにも解決しない。
犯人がいるとしたら、
 耐性菌・多剤耐性菌による院内感染が発生した場合、速やかに対策を取れる、人材も資源も潤沢な感染症専門セクションを帝京大学病院のような大規模な医療施設でも設置できないほど貧困な医療体制を強いている厚労省と国の責任
である。メディアは
 犯人捜しに血道を上げている
ようだが、次の報道が何を意味しているか、自分たちは理解してるのか。
朝日より。


帝京大病院「感染防止体制が弱い」 8月に国・都が指摘

2010年9月4日15時2分

 帝京大医学部付属病院(東京都板橋区)で発生した多剤耐性の細菌アシネトバクターによる院内感染問題で、国と東京都が8月の定期検査時に同病院に院内感染の防止体制を強化するよう指摘していたことが明らかになった。都は感染が46人に上った原因について「体制が弱く、結果として防ぎきれなかった可能性がある」としている。検査時に、今回の院内感染についての報告は病院側から特になかった。
 今回の問題について警視庁は業務上過失致死の疑いも視野に週明けにも病院関係者から事情を聴く方針だ。
 都や国によると、国は8月4日、高度な医療を行う「特定機能病院」に対する定期検査を実施。都も独自の検査のため同行した。その際、同規模の病院よりも帝京大病院の感染防止対策に専従する人数が少なかったため、体制を強化するよう求めたという。このときまでに、同病院では感染との因果関係が否定できない患者の死亡が7人あった。さらに、この指摘以降でも、8月中に2人が亡くなっている。
 また、院内の調査委員会でも7月末に、「感染制御部スタッフの専従人員の拡充」を指摘されていたという。
 同病院のベッド数は1154床。定期検査時は、同病院の院内感染防止対策の専従職員は、看護師1人のみだった。ほかには、医師1人が専任だった。
 都医療安全課の田中敦子課長は「同規模の病院であれば、多いところで専従職員を3人おいている病院もある」と話した。厚生労働省の担当者も「この規模の病院で院内感染対策の専任医師が1人というのは少ない。対策に力を入れている同規模の病院では、感染対策に携わる医師が5、6人いるところもある」と指摘する。
 また、同じ規模の特定機能病院の中には、感染管理の専従職員として、複数の認定看護師を配置しているところもある。日本看護協会が認定する資格だ。同協会のウェブサイトによると、帝京大病院には、感染管理の認定看護師は配置されていない。
 帝京大病院は院内感染を公表した3日の記者会見で「抜本的な改革が必要だが、人員的にぎりぎりの状態でやっている」と説明した。
 一方、広島大病院感染症科の大毛宏喜教授は「検査部で薬剤耐性傾向の菌が出たら、その情報をすぐに感染対策者に上げてもらうシステムを作っておくことが大切」と指摘する。
 帝京大病院の場合、多剤耐性菌への感染者が20人ぐらい出て、4~5人が死亡する今年2月になるまで、感染制御部に報告がなかった。
 同病院は4日、今回とは別の多剤耐性緑膿(りょくのう)菌による感染で1人が死亡した疑いがあることを認めた。(小坪遊、岡雄一郎)

朝日は
 あたかも「帝京大学病院が金儲けのために必要な人員を置かなかった」という印象操作
をする記事を載せ、
 帝京大病院は院内感染を公表した3日の記者会見で「抜本的な改革が必要だが、人員的にぎりぎりの状態でやっている」と説明した。
という主張を
 病院側の「苦しい言い訳」
のように書いているが、
 なぜ「感染症対策セクションが作れないのか」
ということは、完全に無視している。
いま
 大学病院は赤字だらけ
である。
 病院は儲け主義という偏見
の元に
 大学病院を断罪するカッコいい「庶民の味方朝日」
を気取るつもりなら、日本の医療は更に崩壊するだろう。てか、
 相手は、栄養が乏しくても、乾燥してても、何週間も生き延びる上に、姿が見えず、さらには現在日本で認可されているすべての抗生物質が効かず、新しい抗生物質が開発されたとしても耐性を獲得しやすい特性を持った多剤耐性菌
なのである。つまり
 もし、今回の多剤耐性菌が「感染症の原因」となったら、日本では治療不能
なのだ。
 原因菌が判明した段階で、文字通り「ゲームオーバー」
なのである。
 医療の進歩がこうした「怪物」を生み出した
のだ。

いま、子どもがケガをしても、化膿して黄色い汁を垂らしてたりする光景は見なくなった。抗生物質のおかげだが、この抗生物質は
 細菌には「殺し屋」以外の何者でもない
である。
 「殺し屋」のから逃れる術を身につけたのが「耐性菌」「多剤耐性菌」
なのだ。

こうした、耐性菌や多剤耐性菌は、普段はそう悪さを働かない。しかし
 高度医療を必要とする患者さん達のように、免疫機能が著しく低下している場合
には、時には致命的な悪さをする。
 高度医療の現場が、耐性菌・多剤耐性菌の「温床」
である以上、
 院内感染は避けられないリスク
なのであり、もし、朝日新聞が望むように
 院内感染をゼロにしたい
のであれば、
 日本で認可されてない抗生物質の使用を速やかに厚労省に認めさせる
と共に
 高度医療を行うどの病院でも感染症対策セクションが常設できるよう、国が財源を支出
するしかない。
 国が、感染症対策セクションの設置が不可能に近いほど医療費を削減
しており、
 朝日も医療費削減に大賛成している
以上、
 朝日がやっていることは、医療破壊報道そのもの
である。これは
 現在、帝京大学病院の多剤耐性菌報道を行っているほぼすべてのマスコミにもあてはまる
のだ。つまり
 マスコミ関係者は、自分が交通事故で運ばれても、高度医療を施してもらわなくても構わない覚悟がある
ってことだな。
 院内感染はゼロには出来ない
以上、
 では、どうすれば、この「人手不足の医療現場」で「感染症対策」ができるか
ということを
 建設的に議論し、働きかけることができない
のであれば、いまこの報道を続けているマスコミ関係者は
 全員、今後一切の高度医療は不要と宣言
して頂きたい。
 散々現場をたたきのめしておきながら、いざとなったら、自分たちだけは高度医療で生き延びよう
というのは
 虫が良すぎる
ね。

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元天理よろづ相談所病院消化器内科部長の先生 京大に3回目の入学

どうやら文学部科学哲学科学史専修に編入された模様。朝日より。


理学部→医学部→60歳で文学部 京大3回合格の体験記

2010年9月5日13時21分

 昨春、60歳で京都大文学部の入試に合格した元医師の男性が、受験勉強の方法や学生生活をつづった本を書き上げた。京大の理学部と医学部の卒業生でもあり、京大生になったのはこれで3度目。仕事や子育てから解放された「アラカン」(アラウンド還暦)の団塊世代に「隠居勉強」の魅力を伝えたいという。
 男性は京都市山科区に住む高鍬(たかくわ)博さん(62)。今月中旬に「還暦 三度目の京都大学合格記――究極の脳トレは受験勉強――」(ナカニシヤ出版、1575円)を出版する。受験で使った参考書や勉強法に加え、学生生活の様子も紹介している。
 高鍬さんは、ノーベル賞を受けた湯川秀樹博士にあこがれ、高校卒業後の1968年に京大理学部に入学した。だが、公害が社会問題になっていたころで、科学の限界も感じた。「後悔しない仕事がしたい」と思い直し、卒業した年に医学部を受験して再入学した。
 30歳で卒業してからは、消化器内科の医師として働いてきた。2000年から今春までは、奈良県天理市の天理よろづ相談所病院で消化器内科部長を務めた。
 アラカンでの大学受験を決意したのは在職中の07年夏。認知症を患う母を介護する時間を作るため早期退職することにし、空いた時間を生かして大学で勉強に取り組むことにした。
 「趣味として学べる」と考え、3度目に選んだのは文学部。「医師を辞めるのはもったいない」と反対する友人もいたが、妻からは「好きなように、したいことをしたらええ」と励まされ、4人の子どもも応援してくれたという。
 仕事が一段落した08年春、受験勉強を始めた。医療現場は多忙を極め、帰宅は午前0時を回ることもあった。週末は母の介護もあり、まとまった時間を確保しづらいのが悩みだった。電車通勤中の往復2時間が勉強時間になった。
 昨春の入試に合格して入学したが、仕事の調整がつかず1カ月でいったん休学。今春退職し、本格的な学生生活に入った。前期はフランス語や科学哲学、科学史など週に16コマを受講した。
 40歳近く年下の学生に交じることには戸惑いもあった。でも、「みんな友達感覚で受け入れてくれた」という。同級生からつけられたニックネームは「くわ君」だ。
 楽しみながら突破した難関。「受験勉強は趣味。知識が増えることが楽しい」。同世代にもエールを送る。「人生は一度きり。元気なうちに、やりたいことをやるべきです」(竹山栄太郎)

3学部制覇とは凄いかも。

京大文学部の学士入学要項はこちら。
平成22年度 京都大学文学部学士入学出願要項(PDF)

いまは外部の大学からも編入できるが、その代わり
 外国語試験・学科試験
が課される。京大の文学部の編入用外国語って、結構難しいかもね。
 3回生として使えるレベル
じゃないと、1年間棒に振ることになるので、若干厳し目の方が、後々のためにはよい。

わたしは、哲学科と文学科を一回ずつ、都合二回文学部を卒業している。全然威張れない経歴であるが、最初が印度学だったから、いいかな。印度学(仏教学・印度哲学・梵語梵文学)は中文に比べると体力勝負の専攻で、わたしの貧弱な体力では、到底編入してやっていける自信はない。
で、その頃は
 外部からの学士編入はなかった
代わりに
 京大の卒業生なら、どの学部の卒業生でも文学部に空きさえあれば編入可能
だった。学科試験はほとんど課されなかった。
 京大を卒業してるなら、基礎学力には問題ないだろう
という
 「身内」を信用する京都システム
が存在していたのである。
それでも、当然ながら
 医学部から文学部への編入
は皆無だったと思う。
で、3回生編入では
 卒業した時の外国語単位数
などが問題になって、教養に語学を取りにいかなくてはいけない場合もあり、この高鍬先生も
 理学部や医学部の語学単位数が少なかった
ので、
 フランス語を取り直す
ことになっているんだろうと思う。理系は最初から語学単位数が文学部より少ないからね。
わたしは教養はL4で、1年目はフランス語第一(週4コマ)英語第二(週2コマ)、2年目はフランス語週3コマ、英語2コマと毎年1コマ余計に語学があったおかげで、編入先が文学科だったこともあり、3回生編入時に語学の取り直しは不要だった。文学部でも、L1(英語第一・ドイツ語第二)とかL2(英語第一・フランス語第二)だと、語学単位不足で、取り直しが必要だった。国史から仏教学に編入した先輩が、必死になって語学を取っていた。仏教学は哲学科なので、必要語学単位数が少し多い。旧来の学科では哲学科に属する高鍬先生の科哲も同じだろう。

京大文学部の3回生編入では
 リタイア後の60歳前後の方達
は珍しくない。退職した校長先生とかが在籍してることがある。
高齢の編入学生の壁になるのは
 大学院入試
だけど、高鍬先生は大丈夫そうですね。
理学部・医学部卒で科哲なら困ることはあんまりなさそう。いまはどうか知らないけど
 大学院入試合格の最低条件の目安
は、
 専門科目は全優
じゃなかったかな。サボらず、演習でひどい失敗さえしなければ、そう難しくはない。あとは
 卒論80点以上
が条件だったと思う。
旧哲学科の院試は外国語が難しいから、それさえクリアできれば、大丈夫だろう。以前の学科分けでいうと、院試の語学難易度は
 哲学科>史学科>文学科
の順じゃなかったかなあ。旧哲学系では語学がクリアできなくて、院試で多浪するヒトが多かったんだけど、昨今はしんどい学科は人気薄だそうだから、少しはマシになってるかな。
研安!

国史から仏教学に編入した先輩は、院試の英語がクリアできなかったのが、専攻を変わるきっかけだったと思ったけど、印度学だと普段使う辞書が英語かドイツ語なので、いやでも外国語とは向き合わざるを得ない。その後は語学をブラッシュアップして、大学院へ進学、確か留学もしていたと思う。
英語英文学とか国史、国文でも
 外国語で落ちる
ことはある。それぞれ、専門の語学(日本関係はその時代の文献の読み込みだけど)が大変で、外国語をもう一つ別にやる時間がなかなかない、というのが落とし穴だ。英語は大学受験の頃のやりかたでリカバー可能だけど、フランス語・ドイツ語はそういう便利な受験用教材がなかったからね。卒論の出来がよくないと院に進学できないから、卒論には手をかけないといけない。英語英文学やアメリカ文学専攻で教養時代第二外国語に熱心じゃなかったヒト達は、泣きながら第二外国語の勉強をしていた。その当時は
 文学部に進学以降は院試までほぼ筆記試験がない状態
だったので
 試験勘を取り戻す
のも、大変ではあった。大学受験時には身についていたテクニックは3回生以降の2年間で見事に失われるのである。

ところで、学士編入の現在の募集要項では、
 言語学と英語英文学、アメリカ文学では外国語試験を課さない
が、
 いずれも高度な語学力を必要とする専修
なので、専門科目試験で何らかのフォローをしているんじゃないかと思う。
寮に言語学の先輩がいたけど、2回生の頃の時間割は、必修語学等の教養での科目以外に、文学部で
 イタリア語・ラテン語など数カ国語の授業
も取っていた。その先輩は、院には進まず、教職を取って、卒業後母校の高校の先生になった。たしか、国語の先生じゃなかったかな〜。教え子たちは自分たちが習っている国語の先生が語学のエキスパートだとは知らないんだろうなあ、きっと。

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2010-09-05

本日の衝撃の一言「『文選』という本の中にぃ」@学会

何が吃驚したって、某有名大学の大学院生が
 『文選』という本の中にぃ
という聴衆をナメ切った口調で、うれしそうに、しかも『文選』でもよく引用される至極有名な個所を出典として紹介した時ほど度肝を抜かれたことはなかった。

すげーな。院生が
 わたしが一番知ってるんですよモード
だもん。

同様の発言を次もやってくれ。
 『論語』という本の中にぃ
とか
 『詩経』という本の中にぃ
とか
 『史記』という本の中にぃ
とか
 『日本書紀』という本の中にぃ
とか
 『万葉集』という本の中にぃ
とか。

仲間内で研究発表してるわけじゃない。
全国学会でこういう「言葉遣い」って
 聞きに来ている人たちをバカにしている
ってことなんだけど、気がついてないようだった。

ちなみにその手の話では
 この出典は知らないと恥ずかしい個所
であり、
 わたしが見つけましたモード
じゃないだろ、という出典である。てか『文選』で威張られても、オレも困る。

しかし、日本人の書いた先行論文とか海外の論文あんまり読んでないっぽいよな。『文選』の基本的な注も、たぶん読んでない。てか、注を読んでたら、少なくとも
 『文選』という本の中にぃ
とは言わないだろう。
ともかくも、先人の積み上げた知識の共有が出来てないみたいなんだもん。都市論の話なら、最近10年だけでも、日本でも中国でもかなりの集積があるんだが、それを知らないか、無視してるから
 『文選』という本の中にぃ
とか言えちゃうんだろうな。仲間がたくさん聞きに来てたみたいなんだけど、発表の前に、誰も教えてあげなかったのかね。9月の怪談だな。
まあ発表者は一度西安の陽陵に行ってみるといいよ。(行ったことがあるなら頭を抱えるけど)

ちなみに、もし、同様の発言をゼミで発表担当者がやったら、中国学プロパーおよび国史・国文の学部学生レベルで、精神的にタコ殴り状態になるだろう。まあ、まず指導教員が
 キミ、今〜という文献、って言ったけど、それどういう意味?
と教育的指導を行う。一般的に
 〜という文献
と発言する場合は
 その文献名をほとんどの人間が知らない、珍しい文献を紹介する場合
であり、その場合は、文献の性格や成立過程その他について一言説明を要する。
高校の古文で『枕草子』に出てくるくらい、有名な文献名を
 〜という
なんて言い方をする発言者の常識の方を疑うだろう。てか、そういう
 発言の作法
って、
 学部で身につけておく常識
じゃないのか。
不思議なことがあるものだ。

おまけ。『枕草子』一九七段。
 文は
 文集。文選。博士の申文。

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2010-09-01

花火@8/28

家のベランダから花火大会が見える。
Fws1
夕食後、椅子を持ち出して花火見物。

最近の花火は色合いが華やかだ。
Fws2

手撮りなので、どうしても遠くの花火を撮るとブレちゃうけど。

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