ショパンコンクール2010 入賞者コンサート@10/21→すでにwebにアップ済 FAZIOLIを美しく奏でるアキバ系?「変態」で天才のTrifonovの演奏を楽しもう
昨日の朝、4時頃目が覚めて、
ああ、ガラコンサート終わっちゃったかな〜
といつもの生中継urlに繋ぐと
これから15分の休憩を挟んで、入賞者の演奏があります
というところだった。ラッキー!
朝から
アキバ系と噂されるロシアの謎の「貴公子」TrifonovがFAZIOLIから引き出す美しい音色
を耳に出来るとは、なんと幸せなことだろう!
実は
4位のEvgeni Bozhanovが原因不明で出てこない
というアクシデントがあった。一説によると
4位の表彰を拒否した
とかいうのだが
FACEBOOKで、ラジオで言ってた、という発言を拾っただけ
だから、真相は謎。
5位のDumontからの演奏だったが
DumontとWunder、Lukas GENIUŠASは精彩を欠く演奏
で、昨日までの闘いで精根尽きた模様。
ところがやはり
恐ロシアのTrifonov
は、そのショパン解釈と相まって、一部口さがない掲示板では
変態
などと呼ばれているのだが、
アキバ系という噂に恥じない、我が道を行く演奏
で、
今回の入賞者コンサートで一番出来がよかったのでは?
とまで思えるのである。わたしが思うに、ロシアが誇る天才の系譜を継ぐ
フィギュアスケートのプルシェンコと似た天才で「変態」(当然「変態」はホメ言葉)
ではないかと。
ルックスの端正さと行動の奇異ぶりと演奏の美しさの乖離
がここまで来るのは、やはり
プルシェンコ級
だと思う。
会場の一番人気は、優勝したYulianna Avdeevaではなく、
Ingolf Wunder
で、みなが熱い拍手と声援を彼に送っていた。
こうした
優勝したのにアウェイ状態の厳しい局面
で、
Finalよりもコンチェルトの出来がよかったYulianna Avdeeva
は、やはりただ者ではない。演奏の好き嫌いは別として、この図太さ、自分の音楽に対する確かな自信には素晴らしいものがある。
で、さすが
Narodowy Instytut Fryderyka Chopina
はいつもながら仕事が速い。すでにネットに昨日のコンサートはアップされて楽しめる。
Prize winners' concerts
おまけ。
今回美しい音色を響かせた
FAZIOLIの調律
は、FAZIOLIの日本人調律師、越智晃さんが担当した。是非、こちらをご覧下さい。
ファツィオリ日記
FAZIOLIは日本ではピアノフォルテが扱っている。
https://www.fazioli.co.jp/index.html
朝日のFAZIOLI紹介記事。
長い歴史持つピアノで新たな挑戦/イタリアのファツィオリ
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