Internet Archiveで北京大学図書館の医書PDFを落とす
台湾中央研究院のデータベースで調べ物が出来ないので、
Internet Archiveの北京大学図書館中国医書
から、必要な書物を落とす。
年末から調査している、杏雨書屋の『寶素堂藏書目録』に出てくる書物が
現物通し
で確認できるのが大きい。てか、明清の医書なんて、そうそうそこらに転がっているわけじゃないし。
もちろん、テクストデータベースで持ってる書物もあるんだけど
医書は図解あり
なので、こうした画像での書籍データも重要である。テクストデータベースでは
經絡図
なんて情報は入れられないからな。
それに、森立之の息子、森約之が何を血迷ったのか、『寶素堂藏書目録』は結構書名や著者名が間違っているのだ。たまにウソ字も書いてる。ま、ウソ字を書いてるのは、冷僻字なんで、しょうがないんだけどね。あと、一字を二字に解体したりしてて、知らないで翻字していると、あとで吃驚する羽目になる。元になった、小島尚眞の『寶素堂藏書目録』の字が読みにくかったのか、それとも、未完成の目録で、きちんと書いてなかったのか、あちこち文字も抜けている。杏雨書屋には、『寶素堂藏書目録』は三部あるので、見比べてるところなんだけど、書名や著者名は、現物で確かめるのが一番手っ取り早い。ちなみに、杏雨書屋にあるのは、すべて原目録からの写本かその転写本である。一部は旧乾々斎本。
Internet Archiveに入っている北京大学図書館の医書は、善本とは限らないけど、確認のために使うには十分だ。
メインマシンがMacで、四庫全書データベースはOS X環境下では動かないから、四庫全書に入っている医書のPDFも拾ってきた。ささっと見る分には、四庫全書で構わない。
もっとも、
データの書目が間違っている場合
もあるので、ちゃんとPDFを開いて、書いてある内容を確認するのは大事だ。
鷄峯普濟方
が、
難峯普濟方
で入ってたりする。
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