NHKと新聞 非マスコミ出身のNHK新会長に「ジャーナリズムの精神を教えてやるよ」という上から目線の朝日の大ブーメラン社説が突っ込まれている件
三度の飯より社内政治が大好きな日本放送協会職員を1万人余りも抱えるNHKの新会長が、摩訶不思議な展開で決まった。NHKの公式発表より。
平成23年1月15日 日本放送協会 お知らせ
本日の経営委員会において、平成23年1月25日付で次のとおり会長を任命することを決定しました。会長 松 本 正 之 (東海旅客鉄道(株)代表取締役副会長)
なお、福地会長は、任期満了により平成23年1月24日をもって退任となります。
で、
今回も外部の非マスコミ出身者が会長
って話で、
NHKとは不倶戴天の敵だが、実は両方を受ける人間が結構いて、学歴的にも主流は似通っている朝日新聞
が、
NHK新会長―ジャーナリズムの精神を
という
素人にジャーナリスム精神を教えてやるよ
という
上から目線の社説
を本日掲載している。
のっけから飛ばしている。
NHKの会長選びが決着した。
きのう、NHK経営委員会が新会長に選んだのはJR東海の松本正之副会長である。民間で社長を務めたという点で福地茂雄・現会長と共通する。鉄道会社という公共性の強い大企業を経営してきた能力を、公共放送の運営で生かしてほしい。
松本氏に知ってほしいのはジャーナリズムの精神だ。
深く調べ、幅広い意見に耳を傾け、自律的に判断して市民のために発信する。放送の仕事の経験がなくとも、現場から学び、見識をもってあたれば信頼を集められることは、福地会長が示したとおりだ。
まあ、
深く調べ、幅広い意見に耳を傾け、自律的に判断して市民のために発信する
のが
朝日の全ての記事
ってことですか、朝日新聞。
で。
twitterのTLをざっと眺めてたら、各方面から突っ込まれてたのが、このくだり。
NHKを見るのは高年齢層に偏り、若者は離れている。インターネットで番組を見る人が増え、放送と通信の融合がすすむ激変期である。受信料をどの範囲から集めるのか。公共放送とはどうあるべきかについて、改めて問われる時代を迎えている。
大方は
放送を新聞に置き換えたら、自分の話じゃん、朝日
というもの。まあ、ちょっと書き換えてみようか。
NHKを見新聞を購読するのは高年齢層に偏り、若者は離れている。インターネットで番組ニュースを見る人が増え、放送報道と通信の融合がすすむ激変期である。受信料新聞購読料をどの範囲から集めるのか。公共放送新聞とはどうあるべきかについて、改めて問われる時代を迎えている。
見事すぎるブーメランってところですかね。
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コメント
さすが、これまで
「深く調べ」 ることはせず憶測と決め付け、果てには捏造までして
「幅広い意見に耳を傾け」 ることはせず他方の意見は黙殺、良くて隅に追いやる意図的な操作をして
「自律的に判断」 だが偏向しまくった扇動的な記事を乱発し
プロ「市民のため」だけに(電波を)「発信」する朝日新聞らしい格調高い社説ですなあ(棒読み)
NHK会長職はむしろ放送の仕事の経験がないほうがいいに決まってる。
「現場から学び」という現場と言うのが社会そのもので、決して「報道業界」でないことを願ってますが。
確かに朝日とNHKは業界内のテリトリーだけで言えば不倶戴天なんでしょうが、(産経を含めてさえ)一般社会は所詮「マスゴミ」であって一くくり扱いだと思いますね。確かに記事では批判合戦(らしきもの)をしたりしてますが、一般社会に対しては「マスコミ」論理全開、自分らの権益拡大に余念がないですから。そんなことは百も承知だから就職も特に区別してないんでしょう。
投稿: good job | 2011-01-17 08:55