ビンボー観光客の味方 名古屋駅太閤通口の南にある千里馬薬局
名古屋駅は西と東で表情を異にする。
バブリーな名古屋
を象徴するのが、名古屋駅東側なら、西側は
ビンボービジネス客の味方
である。値段の安い小さなビジネスホテルが林立、今回は西側太閤通口から徒歩5分の
1泊5000円のホテル
に泊まっている。インターネット接続は無料(モデムを貸してくれる)、光だからインターネットもそこそこ速い。ともかく、調査に掛けられるお金は限られているから、いろいろ工夫しないとね。
大体、昨日調査に行った、
エーザイの「内藤記念くすり博物館」
は、交通アクセスが絶望的に悪くて、
一宮駅からタクシーで30分くらい
かかるのである。大体
片道3000円を超える
のだから、一回往復すると、今泊まってるホテル代より高い。そもそも
各務原にあるのに、なんで一宮で降りるんだ
と思ってたんだけど、
木曽川を越えると、そこは各務原市
なのであった。まさか、タクシーで木曽川を渡るとは思いませんでしたよ、ええ。
一宮駅発のバスだと、歩いて公称25分の距離のバス停「川島口」が最寄りとアナウンスされている。タクシーの運転手さんによると
コミュニティバスが走ってるから、それに乗ればも少し近くまで行く
というのだが、来訪者はあずかり知らぬ超ディープな地元情報である。
ま、そんなわけで、いろいろと削れるところは削らないとね、なのだった。しかし、山奥等特殊な地域ならいざ知らず、何の変哲もない市街地の近所にあって、一日に最寄り駅から往復7000円もかかる調査地というのは珍しい。1人だし、目が悪いから免許取れないし、こういうときには交通費が重くのしかかるのである。「内藤記念くすり博物館」の資料は素晴らしいのだけどね。
別な最寄り駅があるらしいのだが、そこだと簡単にはタクシーが拾えない場所みたい。
まあ、医学史関係で調べ物をしているヒトは、悠々自適のご高齢のお医者さんは別として、研究でお金が入ってくるヒトは少ないので、いい資料があるのは分かっていても、交通費が文字通り足枷となって、なかなか足を運べないんじゃないか、と思う。
さて、そういう話を別にしても
円高
にお悩みの外国人観光客にも人気らしいのが
太閤通口から南に歩いて2-3分のところにある千里馬薬局
だ。名前は薬局だけど、要はドラッグストアてか、ウェアハウスですな。基本的には
ディスカウント店
である。何でもかんでも安いわけではないけど
ペットボトルの飲料とかおやつとか軽食とか
は、かなり安く売られている。すぐそこのセブンイレブンで
128円で売られている「午後の紅茶ストレートティー」が98円
とか、まあ、そんな感じ。JR奈良駅の近所にもこの手のドラッグストアがあるけど、千里馬薬局ほど徹底してはいない。
98円で
くるみ黒糖
を買ってきて、ぽりぽり囓っている。カロリーメイト4本入りは、調査中、何らかの事情でご飯を食べ損なったときの転ばぬ先の杖で、国内外を問わず、調査に行くときは必ず鞄に入れておくのだが、千里馬薬局では
1箱128円
だった。これは結構安い方かも。
千里馬薬局に気がついた最初は、
すんごく間口の狭い薬局なのに万引防止用ゲートがついている
のに目が行き、次に
ひっきりなしに人が出入りしている
様子なので、
きっと単価が安くて利が薄いから、万引防止用ゲートがあるんだろう
と入ってみたら、その通りの店だったというわけ。
名古屋では前から有名みたい。
| 固定リンク
コメント
もし、美術品鑑賞がお好きでしたら、名古屋市中村区にある以下
大一美術館
http://www.daiichi-museum.co.jp/
などいかがでしょうか。
19世紀末から20世紀初めのフランス等のガラス製品の粋が展示されています。
同テーマとしては、東京の
一誠堂美術館
http://www.isseido.co.jp/museum/index.html
も質が高い展示です。
投稿: MUTI | 2011-02-01 00:28