国文学資料館の「日本古典籍総合目録」のエントリが間違ってるっぽい件
『国書総目録』を継承する総合的目録として、国文学資料館が運営している
日本古典籍総合目録
は実に便利だ。なんと言っても、ネットに繋ぎさえすれば、曖昧検索に近い検索で
お探しの本がヒット
するから、書冊体の『国書総目録』の不便さを凌駕しているし、掲載点数も増えているはずだ。
ところで、昨日、一昨日と、西尾市の
岩瀬文庫
で調査をしていた。医学書の目録を見ていたのだが、日本の医学書は、
同じ書物なのに、別名が山のようにある
ので、今日は「日本古典籍総合目録」で照合を掛けていて気がついた話。
絶対にあるはずの書物が出てこないので、まさかと思って
出版年
のレコードだけ入力して検索したら、
たぶん誤字
なエントリが見つかった。
探していたのは
医方大成論(いほうたいせんろん)
で、出版年でヒットしたのが
医力大成論(いりょくたいせいろん)
だった。てか、たぶん、最初の入力、おそらく
書冊体の『国書総目録』に入る段階
で、
『医方大成論』の「方」の字が読みにくくて「力」に書名を誤ってエントリが作られた
のだと思う。間違ったのが大昔だから、そのまま誤りが継承されていたんじゃないかな。
一応、国文学資料館に問い合わせメールを出してみたのだが、どういう答が返ってくるかな?
しかし
読みまでご丁寧に「いりょくたいせいろん」と入れてある
ので、これじゃ書名検索ではなかなか引っかからないよね。
個別レコード検索が出来るからこそ、気がついた話。多分、
この手のバグ
は、他にもあるんじゃないかな。
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