こんなオトナになりたくない エコノミー席で大声でCAを「おい」と呼ぶおじさん
台湾からの帰国便。この便は
香港〜台北〜関空
と飛ぶ。CAにとっては
香港〜台北
と
台北〜関空
の短いフライトの両方が
国際便扱いになる筈
なので、激しく忙しい。恐らく
香港〜台北
で、一度
ミールサービスと免税品販売
をやって、
台北〜関空
でも、もう一度同じことをやっているんじゃないのかな。台北での停機中に、簡単な機内整備をしてから、台北からの乗客を受け入れる。
わたしはキャセイから直接購入して、座席指定もした。
結構混んでいた。
そこへ、
みんなバラバラですね〜
という日本人のおじさん集団が乗り込んできた。後で、税関申告書を貰っていたところを見ると、ツアー客ではなく、自主手配なんじゃないのかな。ツアーだと、普通は申告書等を一緒に送ってくる。席がバラバラなのは、たぶん、チケットが安い代わりに座席指定できない種類だったとか、チケット手配が遅くなったかのどちらかだろう。
で。その中の一人のおじさんが真ん中の席に座ったんだが、なんか凄いヒトだった。ともかく
大声で呼べば、CAは言うことを聞いてくれる
と思い込んでいるという、基本的な間違いを犯している。手元にCAのコールボタンがあるのに気がつかないのか、無視しているのか。
上記の通り
とっても忙しい便
なので、CAのおにいさん、おねえさんたちは、機内をそれこそ
コマネズミのようにせわしなく動き回って仕事をこなしている
わけで、おじさんの声がそもそも聞こえているとも思えないし、
おい
とかCAを呼びつけようとしているエコノミー客は、たぶん、聞こえていたにしても、サービスの優先順位は低い。
CAはおじさんの召使いじゃない
んだけどな。おじさんは、
他の乗客へのサービスに向かうCAへの音声による「割り込み」
を、何度か発生したが、うまくいかず諦めたようだった。
いい年のおじさんだったけどね〜。50代前後だと思う。多分、家でも奥さんを
おい
と呼んでいるのだろうね。
機内でこの調子なら
おじさんたちご一行様が台湾でなにをやらかしてきたのか
大変に心配である。台湾の人たちは基本的に親切なのだが、そうした親切を無にする心ない行為を山のようにしてきた帰りだったんじゃないのか。一人だけでも、こんなに社会的常識がない横暴なことをやるのなら
集団でなら、もっとたぶんとんでもないだろう
と悲観的になってしまう。
ちなみに、搭乗待合室でこの飛行機を待っている間に、やはり
日本人のおじさん(こっちは60代前後)
が、エコノミーのチケットをもって、搭乗口カウンターに行って
席を換えてよ!
と交渉しようとして、日本語の出来る係員にあっさり却下されていた。その後、カウンターの地上係員の人たちが首を左右に振って、
またよ
みたいにささやきあって、困った顔をしていたところを見ると
この手の「お受けできないお申し出」をする日本人客は少なくない
のだろう。
何回か搭乗した経験でいうならば、キャセイ航空の地上係員もCAも、出来る範囲のサービスであり、それが
正当な申し出
であるならば、こちらが恐縮し、
そんなところまで考えてくれるのか
と瞠目するほど、きちんとサービスしてくれるんだけどね。
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