現在多くの病院が取り入れている包括的診療報酬制度では、床ずれ(褥瘡)を治そうとすればするほど、病院の持ち出しになり赤字
寝たきりが長期になると、
床ずれ(褥瘡)
が出来やすい。褥瘡は作らせないのも大変だし、一度出来たら、これを治すのも大変なのだ。
ところが
褥瘡の治療に使われる外用薬やシートは高価
であるにも関わらず、多くの病院が取り入れている
包括的診療報酬制度
では、
褥瘡管理にかかる経費は他の経費と一括されている
ので、
きちんとやればやるほど病院の持ち出しになって赤字
であるという。詳しくは、こうした長期寝たきり患者のケアのプロ中のプロの看護師さんである、えぼりさんのblog「漂流生活的看護記録」の2/25付記事
←今ここ
をご一読下さい。
ちなみに、えぼりさんは、国内での看護の傍ら、海外の現場にも積極的に参加し、医療器具どころか環境さえ日本とは比較にならない劣悪な状況下での看護活動にいそしんでいる。それを誇らないし、自然体でこなしている方で、わたしは敬服している。
看護師の勤務は苛烈で報酬は十分とは言えず、その苛烈なシフトをこなしながら、いつも冷静にご自分の職掌と現実の様態とを見つめるえぼりさんは、希有な存在だと思う。
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コメント
DPCの件ですが、うちの地元の中~大病院の状況の多くは違っています
ほとんどの医師がやかましく「褥瘡」を作らせない ようなケアを看護士さんたちに求めています
で、それがさも当然のように看護士さんたちに受け入れられていることです
確かに出来やすい・直りにくいのは間違いないですが、知り合いの看護士さんたちは「褥瘡を作らないことは出来る」と断言してます
逆に、老健施設とかはそんな観念がないところが多く、褥瘡作っては入院を繰り返しているそうですよ
きちんとしたケアは何か というところからの教育だと思いますよ
では
投稿: tune | 2011-03-02 22:27