東北地方太平洋沖地震 いま被災地で@ある災害対策支援医療チームの看護師さんのblog
被災地の映像が流れると、時々
小さい赤い旗が瓦礫の中に立っている
のを見掛けるだろう。あれは
この下に、遺体があります
という印だ。
日本の報道は、ほぼ死を映さない。
映されないところで、一体なにが起きているのか。
所属する病院の一員として災害医療支援に出かけた看護師さんが、ご自身の体験を綴って居られる。
JKTS 被災地へ医療スタッフとして行ってきました。 短い間でしたが貴重な体験となりました
この方の所属された災害対策支援医療チームは3/16〜3/23の間、被害のひどい陸前高田市で活動された。
是非、ご一読下さい。
ちょっとだけ引用する。
地震によるケガは免れ生き抜いたのに、地震後に病気で亡くなってしまう方の無念さと私達医療スタッフの絶望感は文章にはあらわせないです。
せっかく津波から逃れられたのに、避難後の厳しい生活が被災者の健康を奪い、乏しい医療資源では、悪化していく患者さんたちを十分助けられない、医療従事者として身を切られるような現場の状況が綴られ、胸に迫る。
東京からそれほど遠くない地域だというのに、想像を絶するような劣悪な医療環境で、かつ大量の医療を求める人たちがいる。
この状況は、地震発生から2週間経った今でも、劇的に改善しているとは言い難いだろう。
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