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2011-03-31

東北地方太平洋沖地震 Kokua for Japan@Hawaii

太平洋で地震・津波の監視を行っている
 太平洋津波警報センター
は、ハワイのオアフ島にある。
海を隔てて東西にある(と言ってもアメリカ本土を勘定に入れれば、ハワイはまだ中間点に近いけど)日本とハワイは、太平洋地域で地震が起き、津波が発生すると、影響を受ける地域である。今回の地震でも、ハワイを始めとするアメリカの太平洋沿岸地域では、津波が観測された。

津波による被害は、ここハワイでは他人事ではない。
普段はのんびりとした、愛らしいたたずまいで、訪れる人の心を和ませる、日系人の多い、ハワイ島北部の町ヒロ。
今回、1.4mの高さの津波を観測した、ハワイ島ヒロは、かつて津波による被害で、死者を出している。津波の恐ろしさを伝えるために、ヒロには
 The Pasific Tsunami Museum
がある。津波ミュージアムでは、津波に巻き込まれた生存者の証言を記録したドキュメンタリー映画を上映するのだが、
 まるで、洗濯機に投げ込まれたようだった
と、異口同音に答えていたのが印象的だった。そして
 思いも寄らない速度で、津波が襲ってきた
というのも、やはり生存者が共通して語ることだった。

こちらは、オアフ島ホノルルのワイキキ。
日本からハワイに観光に行くと、必ずといっていいほど立ち寄る
 ロイヤル・ハワイアン・ショッピングセンター
に掲げられた
 Kokua Japan
の横断幕。
Kokua1_3
毎週金曜日夕方6:00から、日本支援のコンサートが開かれていて、寄付を募っている。
添えられている桜のイラストが、ハワイと日本の関係の深さを物語る。ハワイでは毎年今頃日系人のミスコンテストが行われ
 ハワイ桜祭りの女王
が決定される。今年は女王は59代目だ。

Kokuaとは、ハワイ語で、
 協力する
という意味の言葉だけれども、ルーツから、あるいは日本人との関わりから、今回の津波に心を寄せるハワイの人は少なくないようだ。
支援Tシャツを着ている人も見掛けた。
コンサートやフラなどのチャリティイベントが毎週のように行われている。

波間に沈んだ方々へ、そして津波に無残に破壊された地域と被災者の方々へ、同じ太平洋の波に洗われる島ハワイ諸島の人々は、強い関心と深い同情を寄せている。

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