東北地方太平洋沖地震 文科省科研「科研の書類は崩落した研究室内で危険で取りに行けません」
今回の地震は
3月締めの日本の会計年度
にも被害を与えている。
大学等の研究者が助成を受けている文科省科研については、今回の震災を踏まえて
繰越手続き
が出来るようになった。ところが
大学そのものが被災した場合、科研の必要書類自体を揃えられない事態
になっている。
茨城大学の豊田淳先生がtwitterで悲鳴を上げておられる。
https://twitter.com/#!/atsushitoyoda/status/48553253406900224だいたい大学事務が機能不全に陥っているので科研費の残額など分かるわけがない。PCをレスキュー出来たから良かったものの科研費関連書類一式は崩落した研究室にあるので回収不能。回収するのは危険すぎる。研究費の年度繰り越しなどはもっと簡便にしないと機能しない。事後報告でも良いはず。
たぶん、文科省も地震の全貌を押さえ切れてないのだろうけど、こうした事例は他にもあると思う。
不幸中の幸いで豊田先生のPCは地震による破壊を免れているけれども、場合によっては
大学事務のデータも、研究者のデータも、どちらも全滅、書類も地震で失われる
ということもある。こうなると、科研費執行の確認すらできない。
| 固定リンク
« 東北地方太平洋沖地震 被災地の公務員の方のメッセージ「いまなにが必要かお知らせします」 | トップページ | 福島第一第二原発事故 電気が足りません この時期に東京ドーム(1日の電力消費量=6000世帯分)で試合するプロ野球ってどうなの@海江田経産相 ナベツネはどう出る? »
コメント