福島第一第二原発事故 テレビに出てくる「専門家」の出自と主張を追え
福島第一第二原発事故だけど、この事故を解説する
専門家
がどういった人物か、あまり普通のヒトにはわからない。
いやに、東電の肩をもつ専門家がいるな、と思ったあなたは、その理由を簡単に知ることが出来る。
ま、
原発関連の研究というのは絵に描いたような「産学協同」体制
になっているわけで、当然、この純丘曜彰氏が指摘するように
電力会社から研究費が潤沢に提供されている
ことになる。
2011年3月現在の東大の寄付口座で、東電単独のものだけでも、
工学系研究科 建築環境エネルギー計画学(東京電力) 平成21.10 ~ 平成23.10 4000万円 東京電力株式会社(平成16年10月から継続されている)
工学系研究科 核燃料サイクル社会工学 平成20.10~平成25.9 1億5000万円 東京電力株式会社
生産技術研究所 工学系研究科 低炭素社会実現のためのエネル ギー工学(東京電力)寄付研究ユ ニット 平成22.4 ~平成25.3 1億500万円 東京電力株式会社
と工学部の大学院に3億円弱が投入されている。
各研究室にリンクを貼っておいた。気になる方は、
マスコミに「専門家」としてこれら東電寄付口座メンバーが出てきてないか
確認が可能だ。1人、TVで見た顔がいるな。
上記記事に上げられている東工大・慶應大は、過去に東電の寄付口座があった。
ちなみに京大は、寄付口座の数や規模で行くと、たぶん、東大ほどではないし、関西電力からの寄付口座は平成10〜13年に「エネルギー社会システム計画(関西電力)講座」があったのが記録に残っている。京大は医薬関連の寄付口座が多い印象。
もちろん、研究への助成では
寄付口座
が一番規模が大きいけど、それ以外に研究助成金として、関連する国内大学の研究室には研究費が渡っていると思われる。
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