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2011-05-03

福島第一原発事故 「守秘義務」という名目の「隠蔽工作」ととられてもしかたない小佐古教授記者会見中止

「守秘義務」というのは
 年間20mSvという値を決めた経過は「秘密」
ということなのか。
読売より。


「老婆心ながら守秘義務」と官邸、小佐古教授に

東京電力福島第一原子力発電所の事故対策を巡り、4月30日に内閣官房参与を辞任した小佐古敏荘・東京大学教授が2日夕に予定していた報道関係者向け説明会が中止された。

 民主党の空本誠喜・衆院議員によると、小佐古教授が官邸から守秘義務の指摘を受けたことが、中止の理由だという。
 小佐古教授は、政府の事故対応に納得できないとして、29日に辞任の意向を表明した。空本氏によると、小佐古教授は2日夕、小学校の校庭利用などについて文部科学省が説明した放射線被曝限度の問題点について詳細な説明を行う予定だった。
 ところが1日、小佐古教授から空本氏に、「(官邸関係者から)老婆心ながら、守秘義務があると言われた」として、説明会には出席できないと電話で伝えてきたという。
 文科省は校庭利用の放射線被曝限度を年間20ミリ・シーベルトとしている。空本氏は「小佐古教授は、子供の被曝量はせいぜい年間5ミリ・シーベルトにとどめるべきだという考え。きちんと説明する場がなくなったのは残念だ」と話している。

(2011年5月2日23時14分 読売新聞)

理由はどうあれ、今回の事態については
 官邸が「専門家の口封じをはかった」
ように見えるのが拙劣すぎる。

こうした報道が続けば続くほど
 日本は「核汚染を隠蔽する不誠実な国家」というメッセージを全世界に発信
していることになるんだが、菅ちゃん、まだやる気か?

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コメント

この教授は、自分の理論に絶対の自信があるなら、秘守義務違反の実刑覚悟で、記者会見で自身の理論を開陳すればよいのに。国民に訴えるインパクトが格段に違います。

医師の秘守義務は、患者個人の名誉にもかかわるので、違反はいけませんが、今回の件は、国民全体の放射線被爆に関しての事ですから、記者会見を強行すべきでした。
海上保安官を見習いましょう。それとも、東大教授の椅子に未練が残っていましたか。

投稿: nom de plume | 2011-05-03 11:25

実は首相本人が「これ以上余計なことを喋ったら問答無用でしょっぴく」と脅したに、5人民毛w いや、戦後の政治家としては「金日成」に比すべき素晴らしい才能(注)があるので、そのくらいはやっても不思議ではない。

(注)指導者自ら、細かい指示を出して現場を混乱させるという意味で。

投稿: SY1698 | 2011-05-03 22:09

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