福島第一原発事故 原発の耐震設計で「活動性無く考慮しない」と評価した断層が東日本大震災で地表に出現
たぶん、この手の話は
次以降に起こる大規模地震でも出る
だろう。
時事より。
福島原発周辺の断層、地表出現=耐震設計上「考慮せず」-保安院経済産業省原子力安全・保安院は6日、東京電力が原発の耐震設計上、「考慮しない」と評価していた福島県いわき市の「湯ノ岳断層」(長さ約13.5キロ)が、東日本大震災以降に地表に出現したと発表した。
保安院によると、同断層は福島第1原発から南西約50キロ、第2原発から同40キロにある。4月11日の同県浜通りを震源とする地震で活動したとみられる。
東電はこれまで同断層について、活動性がなく、原発の耐震設計上、考慮しないと評価し、保安院も妥当と判断していた。
大地震や活発な余震を受け、保安院は4月28日、各原子力事業者に従来考慮してこなかった断層のリストアップを指示。先月31日に受けた報告の中に、湯ノ岳断層の活動事例があったという。(2011/06/06-13:01)
だいたい
日本は活断層だらけ
で、かつ
いまある活断層地図が正しいかどうかは不明
だ。
1000年に一度の大震災が地獄の釜の蓋を開けた
わけで、今後
活動性がなく、原発の耐震設計上考慮しないと評価された活断層が「動く地震」
が起きる恐れは当然ながらある。そのたびに
想定していませんでした
と言い訳するのかね、保安院と各電力会社は。
95年の阪神淡路大震災以降、地震の活動期に入ったと思われる日本で、
原発のお守り
をするのは、
最悪の事態を想定
しないと、もうダメだって、みんなとっくに気がついている。その割には
保安院や原子力安全委員会は「311後に頭が切り替わってない」
みたいね。
昨日のNスペ終盤で
斑目委員長が「311以後を消し去りたい」
とか
当事者で責任者とは思えない世迷い事をテレビカメラの前で半笑いで話してた
のを見て、
怒りが沸き上がった視聴者は全国に多数
かと思われる。昨日からあの異様なシーンの
斑目キャプチャ
を探してるんだけど、だれも画面保存してないみたいで、引っかかって来ない。これから再放送があるので、そちらに期待するか。
2011年6月13日(月) 午前1時30分~2時28分 総合 (12日深夜) ※近畿ブロックは午前1時43分~2時41分の放送になります。
シリーズ 原発危機 第1回 事故はなぜ深刻化したのか
初回放送 2011年6月5日(日)
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コメント
でたらめ委員長には言わせておけば、ってかんじです。どうせもう国内には新規原発できようがないし、今ある原発もいずれ廃炉(100年後w)でしょうから。
原発産業も最大の廃棄物処理業に成り果てるだけ。技術者の士気が維持できないんじゃないでしょうか。
投稿: 元外科医 | 2011-06-08 13:49