福島第一原発事故 政府による「原発安全宣言」の根拠を共産党の小池晃参院議員がtwitterで暴露「水素爆発対策ができたと判断したのは、『原子炉建屋に穴を開けるドリル』が揃ったから」これがマジなんだぜ
昨日から、twitter上で話題になっている
共産党の小池晃参院議員のtweet
が凄い。
http://twitter.com/#!/koike_akira/status/82738353971281920共産党が今日、原子力安全保安院から受けた説明によれば、原発の安全対策が十分だと判断した理由のうち、水素爆発対策ができたと判断したのは、「原子炉建屋に穴を開けるドリル」が揃ったからだそうです。
http://twitter.com/#!/koike_akira/status/82781950263300097
原子炉建屋にドリルが「水素爆発対策」だという話がジョークだと思っている方が多いので。原子力安全・保安院のHPをご覧ください。
http://www.meti.go.jp/press/2011/06/20110618002/20110618002-2.pdf
6ページ目。別添一の4ページ目には写真まで。「竹やりで鬼畜米英」にタイムスリップしたようで目まいがします。
というので、この6ページ目を見ると、確かに、
・(沸騰水型原子炉(BWR)の対応)
・全ての交流電源が喪失した時において、炉心損傷等により発生した水素が原子炉建屋内に漏れ出した場合、原子炉建屋内への多量の水素の滞留を防止するため、原子炉建屋屋上に穴あけにより排気口を設けることとし、穴あけ作業に必要な資機材(ドリル等)を配備し、または手配済みであることを確認した。また、水素が滞留する前に作業が完了できること等、作業の安全性や確実性を十分に考慮した手順書を整備するとともに、訓練等を通じ継続的に改善することを確認した。
・穴あけ作業に関する訓練への立会い等により、原子炉建屋屋上に梯子を通じて登り作業資機材を運び上げる作業、建屋天井を模擬したコンクリートに資機材を用いて穴を開ける作業が実施可能(事例として、事務所出発から穴あけ完了までに約80分)であることを確認した。
なるほど。これが
炉心損傷等により発生した水素が原子炉建屋内に漏れ出した場合
に
決死隊を出して穴を開ける、秘密兵器
なんだな、保安院。てか、保安院におかれましては
ドリルで穴を開けられるほど安全な状態なのか?
ドリルで穴を開けた人員って無事に帰ってこられるのか?
等等の疑問に、分かるように説明して欲しいよね。
大体
事務所出発から穴あけ完了までに約80分
って
平時の模擬装置による訓練
なわけで、これで
80分でできますっ
って、
事故が起きるときは最悪の事態を想定
しなくちゃいけないのに、そんなこと考えもしてないんだろう。てか
最低、何も支障のない状態で80分かかると思われます
という訓練を
安全の根拠として出す
って、
国民はバカだから、いくらでもダマせる
と保安院が思っているってことだよね。
火事の避難訓練だって、あれだけ子どもの頃から何度もやっていても
実際に、訓練通り避難できることは極めて少ない
わけで。
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コメント
いかりや長助さんに戻ってきてもらって一言いただきたいです。
「だめだ、こりゃ」
投稿: rokutan | 2011-06-21 21:45