祇園祭を支える人々 白洋舎の場合
さっき、白洋舎のおにいさんに
この3日間は仕事で京都に行くけど、祇園祭だから混んでてすごい
という話をしたら、
うちも祇園祭はお手伝いさせていただいてます
という意外な返事が返ってきた。
祇園祭では、
町衆の法被、巡行の衣装を始めとして祭に使う衣料全般のクリーニング
を担当しているのが
京都の白洋舎
なのだそうだ。
お稚児さんの衣装も?あれものすご豪華やし、大変なんちがうの
と尋ねると、
あれは着回すので、すぐにクリーニングをしないと黴びてしまう
のだそうだ。暑い中、お稚児さんも禿の子たちも、盛装している。子どもだし、汗もずいぶんかくことだろう。お稚児さんは13日の社参で、祇園さん(八坂神社)で位を貰った後は
地面の上を歩くことが出来ない
ので、移動の際は、強力さんに担いで貰う。このお稚児さんの足元の真っ白な足袋から何から、白洋舎はクリーニングに当たっているという。
10日に町中に鉾が建つと、京都市内は交通規制が敷かれ、自動車は入れなくなる場所があるが、クリーニングのために白洋舎は車を入れることを認められているとか。
あの絢爛豪華な山鉾巡行や、鉾町を彩る町衆の衣装の一つ一つに至るまで、毎年、美しい衣装で臨めるのも、こうした支えがあってのことだ。
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