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2011-08-13

福島第一原発事故 「汚染された地域の米がヤバイのは来年」@福島の農家の方のblogより まだ農地が除染されてないのに来年の「種籾注文書」が配布される

以前も紹介した福島で農業を営む「農家の婿」さんが、
 核物質で汚染された地域の米作りでヤバイのは来年以降だ
と、農家の実態に沿って訴えている。詳しくは「農家の婿のブログ」の本日付記事
 米が本当にヤバいのは来年だ
をお読みください。

内容を簡単に紹介すると、まず
 土壌汚染の除染が済まないのに、来年の種籾の注文書が来ている
という状況。


この前、村でやった土壌調査の結果が出た。

ざっと見ただけだけど、44枚中7,8枚が5000ベクレルを超えた。
先行検査(僕がお金を出した・・・)の6枚中4枚が5000ベクレル超え
だから50枚中11,2枚が基準値超えだ。
あら意外と少なくて良かったじゃいのと喜ぶべきだろうか
ちなみに残りの30数枚、3000~4999ベクレルだ。
除染の話は未だに来ない

なのに、来年の種もみの注文書が回ってくる。

そして
 来年は「米作りをしない農家は補償されない」という確信
がある。


ウチの地区は今年作らなかった人が補償されるかどうかもまだわからないところだ
来年作らなかったら補償されるわけがない

検査はザル。


福島県は米の検査を1000か所でやるらしい。
ほらみろ! めちゃくちゃちゃんとやってるじゃないか!

1000カ所(笑)

もしこの数字が本当だったとすると
各地区1、2か所の検査ということになる。

例えばウチの地区は、田んぼ140枚くらいある
検査されるのはその中の1,2枚

そして、更に
 米は単一の田圃で取れたものが同じ袋に入れられるわけでなく、「混ぜて流通」する事実
がある。つまり
 高濃度に汚染された米も、ほとんど汚染されてない米も、流通する時は農協にまぜこぜにされる
わけだ。


行政と農協には何とかする気が無い
信頼されてないところから出る米を誰が買ってくれるんだ

そもそも論として
吸収率0.01、たとえ50ベクレルの米だとしても
セシウムが入ってない他県の米と並べられて
同じ値段で勝負なんか出来ねえよ・・・

ホントどうすんだろ・・・
ていうか、あいつら絶対混ぜるよ・・・

以前の話はこちら。いわき市の農政の絶望的な状況が語られている。この話を前提にすると、上記の「農家の婿」さんの更なる絶望に言葉を失う。
 2011-06-18 福島第一原発事故 「いわきの農家ですが廃業します」


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コメント

>ホントどうすんだろ・・・
>ていうか、あいつら絶対混ぜるよ・・・
まったく信用されてませんね
政府の無策、農家の危機どうなるんでしょ

結局、ハイレベル汚染農地は国で買い上げるしかないのではないでしょうか
そこに各地の汚染土壌を仮置きして減衰を待つ、くらいしか思い浮かびません

100年もたったら仮置き場=最終処分地となることは必定です

投稿: 元外科医 | 2011-08-14 10:10

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