救急車を呼ぶと緊急度に応じて消防車もついてくる横浜市で相変わらずの「不正利用」多発
横浜の家にいると
救急車のサイレンに消防車のサイレンが一緒に聞こえる
ことがままある。火事のこともあるが、実は
横浜市が平成20年から導入している「救急条例」に基づく措置
なのだ。もとはと言えば
救急車の要請件数が多すぎて、重症度・緊急度の振り分けができず、救急救命に支障をきたしたところから取られている
のである。
だから
大きな消防車がついてやってくる救急車出動はかなり重症で緊急度高し
という目印である。
ここまでやってても
相変わらず、横浜市民の意識はステキなものがある
ようだ。読売より。
背中かゆい・便出ない…安易な救急車利用続々「背中がかゆい」「病院に行くタクシーがつかまらない」――。
不適切な救急車利用とみられる119番通報に横浜市が頭を悩ませている。
市内の救急車利用は8月末時点で約11万274件と、昨年同期比で5444件増え、過去最多を記録する勢い。市消防局は「適切な利用を」と呼びかけている。
同局救急課が、救急車を呼ぶのにふさわしくなかったとみられる軽症事例を調べたところ、「背中がかゆいが自分で薬を塗れない」(70歳代男性)、「1週間、便が出ない」(50歳代男性)、「指のささくれをいじっていたら腫れた」(20歳代男性)などがあった。
また、「診療所が混んでいて、待合室にいると病気がうつる」「今日入院予定だから」など、救急車をタクシー代わりに利用しようとする事例も報告されている。「けがをしている。とにかく早く来てくれ」などと状態を具体的に伝えずに、119番で救急出動を要請することも多く、「程度が分からないため、とりあえず出動してみる」(救急課)のが実情という。救急車をタクシー代わりに使うなどの不適切な利用は2004年頃から、社会問題化。全国各地の消防本部が広報で安易な利用を控えるよう呼びかけてきた。
その効果もあり、横浜市でも16万2536件と最多を記録した05年以降、救急出動の件数は減少。08年には14万6145件と大幅に減った。ところが、09年には再度増加に転じ、その後も増え続けている。
救急課によると、6月末までの搬送人員は7万286人。うち軽症は3万7845人と53・8%を占めた。担当者は「軽症でも深刻な事態の前兆ということはあるので、119番して悪いわけではない」とした上で、「本当に救急車を必要とする人のところへ救急車を向かわせるためにも、緊急性のない利用は控えてほしい」と訴える。
横浜市救急医療情報センター(045・201・1199)では、夜間や休日に診療している病院を24時間紹介している。
(2011年9月27日06時37分 読売新聞)
まあ、
救急車をタクシー代わりに使う
のは、もう一発
不正利用と見なして罰金
でいいんじゃないの?
一度
30万円の罰金
を適用すれば、たぶんこの手の
安易な救急車の利用は減る
と思いますね。あとは
救急適用でない軽症者の救急車利用は応分の輸送料を徴収
でいいんじゃないの。
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