九博に行く
昨日の午後は、九博に移動。地下鉄で箱崎九大前から天神へ。天神から西鉄に。二日市で乗り換えて二駅目が終点太宰府。
太宰府天満宮は、時間がないからパスしようと思ったら、
参道が九博への経路
という罠にはまる。勉強が仕事の人が、天神様をスルーするわけに行かず、お参りしてから九博へ。連休中日ということもあり、境内は参詣者でごった返していた。
九博へは、
太宰府天満宮の太鼓橋をわたったところを右折
する。アプローチはかなり長くて、しばらく歩いた向こうに、九博へ続くエスカレータがある。このエスカレータがまた長い。エスカレータが終わると、更に
動く歩道
があって、長い長いアプローチの末に、ようやく、奥に九博の建物が見えてくる。まだ歩く。
九博に入ってからが、また長い。ちょうど、ロビーで馬頭琴の演奏が始まったところで、聴衆をよけつつ、長いエスカレータを3階へ上がると、特別展
草原の王朝 契丹 美しき3人のプリンセス
に漸く到着。ともかく時間との闘いなので、超スピードで展示を見て回る。解説は図録に書いてあるから、ともかくも展示されている文物を網膜によく焼き付ける。
数々の金や銀の金属器
が、日本の正倉院等の文物とのつながりを感じさせる。正倉院にも現物がある、金銀平脱の漆器が出陳されている。凄いな、と思ったのは
彩色木棺
で、これは一見の価値がある。風鐸がぶら下がっていて、日本の塔建築との対比も面白いだろう。
陶磁器では、
白と黒の一対の皮嚢壺
が、際だって美しかった。
実に繊細な刺繍が絹糸の艷も失われず、美しいままに残っていて、驚かされた。
これもすべて
冷蔵庫のように冷涼な内蒙古の自然の賜物
で、奇蹟的に保存されたものだという。
短時間しか参観時間が取れなかったけど、行ってよかった。
太宰府天満宮の参道ではあちこちで
梅が枝餅
を売っている。なんてことのない、素朴な、餡の入った焼き餅なのだが、わたしは好きだ。焼きたての熱々を売っている。10個入りと、電車の中でつまむ分を求めた。
結局、梅が枝餅にありつけたのは、帰りの新幹線の中。まだ、ほんのり温かかった。
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