紀伊半島の土砂ダム(堰き止め湖)満水、越流と発表@近畿地方整備局→「越流はなかった」と訂正
2011-09-21 紀伊半島の土砂ダム(堰き止め湖)決壊の可能性と発表@近畿地方整備局
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2011/09/post-057f.html
の続き。
奈良県は昨日から大雨が降っている。
この雨の影響で、台風12号の大雨によって紀伊半島に出来た
土砂ダム(堰き止め湖)
の内、奈良県大塔町赤谷の土砂ダムが満水になり、水が溢れる「越流」となっている可能性を、近畿地方整備局が本日13:00以降、随時発表している。
最新の17:00現在の状況。
2011年10月15日 資料配布 奈良県五條市大塔町赤谷ほか5地点の水位情報について(17時00分情報)(PDF)
本日17:00現在の水位の状況。
正午を過ぎた辺りから、満水になっていることがわかる。
堆積土砂と水位の関係。
この状態が正午過ぎから5時間以上続いている。
相手が雨なので、人間の今できることは限られている。
決壊に警戒して、土砂ダムに近寄らない、下流に行かないくらいしか、今のところ手がない。
大きな被害が出ないことを、切に祈る。
続き。(20:30)
どうやら
目視等では「越流」は確認されてない
とのこと。読売より。
奈良の土砂ダム「越流なかった」…国交省が修正国土交通省近畿地方整備局は15日、台風12号豪雨でできた奈良県五條市大塔町赤谷地区の「土砂崩れダム」について、「14日昼からの雨の影響で、越流が始まった可能性がある」と周辺自治体に通報後、ヘリによる目視調査で「越流はなかった」と修正した。
ただ、大阪管区気象台は16日午後6時までの24時間雨量を奈良県60ミリ、和歌山県70ミリと予想しており、同局は自治体に、引き続き警戒や避難を徹底するよう求めた。
同局は現地から送られてくる水位データを基に、15日午後1時、「越流が始まった可能性がある」と通報。しかし、約2時間後、ヘリから越流がないのを確認した。自治体に対しては、「想定していた越流地点に土砂がたまり、満水位が上がった可能性がある」などと説明したという。
(2011年10月15日20時22分 読売新聞)
雨はまだ降り続いている。周囲が見えない、夜から明日の朝にかけてが、より問題だ。
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