"citrAdvaitaprakACavAda"に関する比較的新しい日本語の論文
citrAdvaitaprakACavAda Citra-advaita-prakāśavāda
"多様不二一元論"という講義題目だったような記憶があるが、先師梶山雄一先生の1985年度の仏教学の学部・大学院共通の研究で読んだのが、このテクスト。正確な講義題目は1986年3月発行の『哲學研究』に書いてあるはずだ。
白く光り輝くもの
って何だよ、と悪態をつきながら、授業の準備をしていたのだった。
手抜きと貧乏が災いしてMonier-Williamsしか引かないデキの悪い学生だったので、仏教後期論理学を読むには足らず、毎回、訳語に頭を悩ませていた。基本的にSanskritが不得意なので、仏典だろうが何だろうが、読めないことに変わりはなかった。
で、いま、たまたま別な研究班の準備をしていたら、今年の3月に、信州大学の護山真也さんが、信大の『人文科学論集 人間情報学科編』45に
形象虚偽論と多様不二論(上)(PDF)
を発表しているのを見つけた。
まあ、なんていうのか懐かしい。
そうそう、このテクストには見覚えがある。
驚いたことに、上記論文に引用されるSanskritのテクスト原文をなぜか記憶している。
このテクストが読めなくて、寝言でSanskritをつぶやいていた時期があったので、さすがに脳の奥にまだしまわれているらしい。
ちなみに、上記論文に引かれる参考文献の筆者の半分は、梶山先生も含めて、顔と名前が一致する。
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