世界中の蝶マニア垂涎の的「ブータンシボリアゲハ」の標本が日本の調査隊員の所属機関へ
蝶マニアの業は深い。道徳の時間に
ヘッセ「少年の日の思い出」
を読まされて、どんよりした気分になった日本の小学生は数知れずいるだろう。
日本には
友達の友達はアルカイダ
と放言して憚らない、蝶マニアの
鳩(弟)
という人物までいるわけで、鳩(弟)が今回のこのニュースに切歯扼腕して
ボクもほしい〜
と地団駄を踏んでいるのでは、と邪推する次第である。朝日より。
幻の大蝶の標本 ブータン国王、日本調査隊に寄贈
2011年11月17日8時1分
贈呈されたブータンシボリアゲハの標本ブータンの奥地で日本蝶類(ちょうるい)学会の調査隊によって約80年ぶりに確認、採集された「幻の大蝶」、ブータンシボリアゲハ5匹のうち、雄2匹の標本が15日、来日中のワンチュク国王(31)から側近を通じて調査隊の関係者らに贈られた。
調査隊副隊長の矢後勝也・東大総合研究博物館特任助教によると、国王は日本との友好と東日本大震災の復興を願い、贈呈を決めたという。標本は博物館と、別の隊員の勤務先である進化生物学研究所(東京都世田谷区)が1匹ずつ所蔵する。同博物館は将来、期間を限って公開する考えだ。
ブータン国王王妃ご夫妻といえば
時代劇もイケそうな男前の王様と美しく聡明そうなお后様の美男美女カップル
で、ヴィジュアル面でもステキなのであるが、こうした計らいもまた、ステキだ。
どうもありがとうございます。
こちらが発見を伝えたニュース。10/28付共同より。
ブータンで幻のチョウ発見 80年ぶり共同調査隊約80年前に英国人がブータンで初めて採集してから情報が途絶え、幻のチョウとされていた「ブータンシボリアゲハ」を、今年8月に5匹採集することに成功したと、日本の研究者とブータン政府の共同調査隊が28日までに明らかにした。
調査に参加した東京大総合研究博物館の矢後勝也特任助教(昆虫学)によると、今回採集したのは78年前に確認された場所に近いブータン東部で、首都ティンプーから車で約1週間、さらに徒歩で数日進んだ森の中。黒地に淡い黄色の筋が何本も走ったような模様で、羽を広げた長さが12センチほどと大型なのが特徴だ。
2011/10/28 10:34
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