東日本大震災 対岸のアメリカ西海岸で「漂着物」保存の呼びかけ
3/11の東日本大震災からすでに8ヶ月が経過した。
9月下旬には、
津波で流された船が3000km離れた太平洋上で発見
されている。10/15付朝日より。
津波で流された船を発見 3千キロ離れた太平洋上東日本大震災の津波で流されたとみられる小型漁船や家電製品などが9月下旬、東北地方の太平洋沿岸から約3100キロ離れたミッドウェー諸島北西の太平洋上で見つかった。ハワイ大マノア校国際太平洋研究センターが発表した。
同センターによると、ハワイ・ホノルルからロシア・ウラジオストクへと航行していたロシアの実習帆船が9月22日、全長約6メートルの小型漁船を発見。引き揚げたところ「福島」の表示があった。放射線量を測ったところ、正常値だったとしている。他にもテレビセットや冷蔵庫、ペットボトルやドラム缶、洗面器、ブーツ、木の板のようなものなどが洋上で漂流しているのを、航行中の21~28日に目にしたという。
同センターは、津波にさらわれた漂流物が2012年にハワイ諸島の北側に近づき、14年には米西海岸に達するという見通しを出している。「今回の発見は予測に沿っている」と説明している。(ロサンゼルス=藤えりか)
こうした
漂着物
について、アメリカ西海岸の元研究者が
震災の遺品が含まれている可能性があるから、保存を
と呼びかけている。共同より。
米西海岸への漂着物保管を 震災遺品、元学者呼び掛け- 共同通信(2011年11月28日18時23分)【ロサンゼルス共同】東日本大震災の被災地から津波で流出した漂流物が太平洋を横断、近く米西海岸などに到達する可能性があることから、米国の元海洋学者が「流れ着いた物は誰かの形見かもしれない」として、地元自治体などに漂着物の保管を呼び掛けている。この元学者は米西部シアトル在住のカート・エベスマイヤーさん(68)。現役時代は石油会社で海での石油流出事故の対策などに携わった。
津波がさらったものが、やがてハワイに、そしてアメリカ西海岸に到達する。
その中には、震災で被害に遭われた方の大事な遺品が含まれているかも知れない。
もちろん、そうした思い出の品と一緒に、10/15付記事にあるような
テレビセットや冷蔵庫、ペットボトルやドラム缶、洗面器、ブーツ、木の板のようなものなど
などの
大量のガレキも到達
するわけなので、一筋縄ではいかない話なのである。
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