「寒ぶりを愛する男」が児童施設に氷見の寒鰤2本と1万円を置いて去る
今年は日本海で寒鰤がよく獲れているという。鰤は日本海側の年取り魚で、お歳暮に寒鰤が使われることも少なくない。天然物の鰤は、身が締まっていて、養殖物とは一味も二味も違う。
で。2/17付読売より。
「寒ぶり愛する男」、養護施設にとれたて贈る44人の子供たちが生活する富山県高岡市の児童養護施設「高岡愛育園」に15日、30歳代とみられる男性が訪れ、寒ブリ2本を置いて立ち去った。
高級魚として名高い富山・氷見漁港産で、1本3万~4万円。子供たちは思わぬプレゼントに大喜びで、刺し身や焼き魚にして味わった。箱には「寒ぶりを愛する男より」との手紙が入っていた。
高橋源吾園長によると、男性が現れたのは15日午前9時頃。ワンボックスカーで乗り付け、玄関の前に青い発泡スチロールの箱2個を置いた。事務室にいた女性職員に気づくと手を上げ、何も言わずに去っていったという。
箱には、氷見漁協のお墨付きであるブランド名「ひみ寒ぶり」の文字が記され、10キロと8キロのブリが入っていた。「今日とれた寒ぶりです。皆様で食べてください。寒ぶりを愛する男より」と書かれたB5判の手紙と、「魚屋でさばいてもらってください」と1万円入りの封筒も添えられていた。子供たちは興奮し、「こんな大きなお魚を見たのは初めて」と目を輝かせたという。(2011年12月17日11時09分 読売新聞)
ちゃんと
魚屋で捌いてもらう手間賃までつけての贈り物
で、配慮が行き届いている辺りがすばらしいよね。
生鮮食料品をくれるのはいいのだけれど、その食品についての知識や調理の技量がなければ、人によっては、もらった後、どう扱ったらいいのか途方に暮れることもある。その点、この「寒ぶりを愛する男」氏は、万全。
プレゼントをするときは、かくありたい。
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