体育会系な調査旅行
韓国への調査旅行から帰ってきて3日。まだ今一疲れが取れないのだが、一行で一番若く、通訳をお願いした院生のKくんから
まだ疲れが取れません
というメールが来た。Kくんにも相当堪えた旅だったようだ。荷物を持ってくれたりしたしね。
今回はKくんのおかげで言語ストレスがほぼない調査になった。中国・台湾・香港だと自分で用を足しちゃうから、言語に力を割く分、ちょっと疲れたりするけどね。目と言語と、どちらも脳味噌フル回転なので、弱視のわたしが海外調査をするときは、この按分が難しい。
Kくん、どうもありがとう!
毎日、わたしが一番遅いので、かなりペースを落としてではあるのだが、早足でたくさん歩いた。
それでも、今回、韓国通のT助教改めT研究員は相当日程を
緩めて
くれたのである。これがT研究員の本領発揮のフルスロットルな日程だと、今頃はもっとしんどい状態になっている。少なくとも
通常装備の登山
が日程に1回は入る。今回は、時期も時期だし
滑落の危険
があるので、登山は外してもらったのだ。実際、山道でなくても、韓国の道路はあちこちが凍結している程度の寒さである。山は、登るのはいいのだが、降りるときが危ない。
これまでで、T研究員達と行った一番しんどかった海外調査旅行では、
毎日、ぱんぱんに腫れ上がった足に半泣きになりながらオイルマッサージをして、翌日に備えた
のだった。歩けなくなると、他の人達に迷惑をかけてしまう。
今回は、少なくとも
バスタブに浸かれば、なんとか疲れは取れた
ので、わたしの体感比で
調査の作業強度はT研究員基準の1/3程度
だと思う。
さすがに、最終日前日の夜に、足首と踵の関節と靱帯を傷めたので、夕ご飯の後は翌日正午のチェックアウトまで、ともかく身体を休めた。夜の段階では、階段の上り下りが出来なくなりかかっていたので、お風呂で暖めて、あとは安静にしていた。ここまで踵を傷めたのは初めてかも知れない。
週明けにはおとなしく、整形外科でX線写真撮ってもらわないとダメだな。
まあ、本当は、海外調査に行けるような足じゃないんだけど、いつも強行突破して帰ってきてからメンテをすることになっている。
最終日、わたしは寝ていた午前中のわずかな間に、他の研究員諸氏はあちこち行ったようで、鐵のT研究員は、
儀旺の韓国鉄道博物館
に行って帰ってきた。その話を聞いたKくんが
儀旺ですか!
と目を丸くして驚く程度にソウルからは距離がある。ま、元気で何より。
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