蜂に刺されて死ぬ確率は、ジャックポットで6億4000万ドル当たるよりも高い@Washington Post
アメリカで巨額の賞金が出る
Mega Millions jackpot
に当選者が出ない状況が続いていて、とうとう
最高当選額は$640Mに膨れあがる
ということに。えっと
6億4000万ドル
ってことで、普段Jackpotを買わない人も、我こそは、というので、売り上げが上がっているらしい。
で。Washington Postが
Mega Millions: You have a better chance of dying from a bee sting than winning the $640M jackpot
という記事で
「6億4000万ドル当たる確率=176M分の1、すなわち1億7600万の1」とその他の稀な事象を比較
していて、面白い。
雷に打たれる確率=100万分の1
地球が他の天体に破壊される確率=数百万分の1
1回のドローでロイヤルストレートフラッシュを引く確率=64万9740の1
一卵性の四つ子が生まれる確率=1300万分の1
蜂に刺されて死ぬ確率=610万分の1
TOP30の航空会社の飛行機事故で死ぬ確率=2940万分の1
ということで、
6億4000万ドル当たるとすると、よほどの強運
ってことね。このWashington Postの記事のエライところは
それぞれの事象の典拠を、リンクが可能であれば、きっちりリンクしてあるところ
である。日本の新聞のサイトって、こういうところが甘いよね。
リンク先で面白かったのは
ハーバード大学のリスク分析センターがたたき出した「死亡する確率」
だ。アメリカの死因は、日本とはひと味違う。クイズ形式になっていて
Risk Quiz: Test
マウスオーバーすると答が出る。
風呂で溺死 84万分の1
癌による死亡 510分の1
高校や大学でのフットボールによる死亡 5900万分の1
殺人 1万8000分の1
蜂に刺されて死亡 610万分の1
雷撃で死亡 300万分の1
自動車事故で死亡 6700分の1
鮫に襲われて死亡 2億8000万分の1
自殺 9200分の1
就業中の事故死 4万8000分の1
ということで、
自殺は殺人のほぼ2倍
って辺りは、日本とは結構違うんじゃないかな。風呂で溺死は、日本の方が確率が高いだろう。いまざっと見たけど、人口動態では
殺人とか溺死
は、死亡原因として出てこないみたい。
不慮の事故
というのはあるけどね。
さて、雷に打たれて死ぬよりも難しい
$640Mの賞金獲得者
は、生まれるのだろうか。アメリカでは、この間
81歳のおばあちゃん、高額宝くじで270億円当てる 米国
というのが大きなニュースになってたけど、これは
3億3640万ドル獲得
だった。$640Mというと、それをあっさり超える。
人生でいきなりそんな大金を手にしたら、あらゆることが変わってしまい、人によっては
宝くじに当たったばっかりに
という結果になっちゃうだろうな。
日本だと、高額当選と言っても、せいぜい6億円くらいだっけ? 人生が変わる、ってほどでもないかな。てか
6億円では人生が簡単に変わらないような胆力
を身につけたい。
これだけ不況だと
他人が6億円引き当てた
となると、
いくらでもムシりにくる輩が沸く
からね。そういう手合いにすれば
自分の懐が痛まない、他人の6億円をムシるなんて、あっという間
である。
続き。(16:38)
当選者がいる模様。USA TODAYより。
Winning Mega Millions ticket bought in Maryland!
By Gary Strauss, USA TODAY
If those are the numbers on your Mega Millions lottery ticket, you've won a jackpot worth a world record $640 million.
At least one ticket matched those numbers following Friday night's drawing - purchased in Maryland's Baltimore County, lottery officials said early Saturday.
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