日本からアラスカに漂着したサッカーボール 朝日の記事が周回遅れな件@5/28
思わず二度見しちゃったよ。今朝の朝日の記事。
日本名入りサッカーボール見つかる 米アラスカ湾で再び
2012年5月28日6時54分米アラスカ湾のミドルトン島で、日本語の名前が書かれたサッカーボールがまた見つかった。「やまかわかずき」とペンで書かれており、東日本大震災の津波で流された可能性がある。
アラスカ州カシロフに住む米連邦航空局(FAA)の技術者デビッド・バクスターさんの同僚が3日、海辺で見つけた。ボールは白と水色の2色で彩られ、「Japan Soccer」と印刷されている。
この島では3月にはバクスターさんが、日本語の名前や寄せ書きが書かれたサッカーボールやバレーボールを発見。日本人の妻らが調べるうち、持ち主は東日本大震災で被災した男子高校生や女性会社員だとわかった。「この持ち主も元気でいることを願っている」とバクスターさんは話している。(アンカレジ=藤えりか)
このニュースは、とっくに
持ち主も見つかりました
という話で終わっていると思ったら、
朝日では「この持ち主も元気でいることを願っている」
なのだな。
昨日判明した、持ち主情報。昨日のFNNから。
アラスカで発見のサッカーボールの持ち主、宮城の小2男児と判明(動画あり)東日本大震災の津波で流され、アメリカ・アラスカ州の海岸で見つかったサッカーボールの持ち主が、宮城・利府町に住む小学2年の男の子であることがわかった。
このサッカーボールは、2012年3月、アメリカ・アラスカ州のミドルトン島の海岸で見つかったもの。
このボールが、宮城・利府町に住む小学2年・山川和輝君(7)のものであることがわかった。
和輝君は、「うれしかった」、「見つけてくれてありがとう」と話した。
このボールは、石巻市にある母親の陽子さんの実家に置いてあったもので、実家の近くの小学校でよく遊んでいたが、実家が津波で流され、見つからなくなっていたという。
母親の陽子さんは「『和輝、ほら、ボールあったよ』って言ったら、『えーっ』て言って、本人もびっくりはしてたんですけど。なんか、思い出の品が1つ帰ってきたので。それだけでも戻ってくれば、うれしいなって思ったのが正直なところですね」と話した。
(05/27 12:28 仙台放送)
無事だったようで、何より。
で、朝日の記事だと
「この持ち主も元気でいることを願っている」
となっている、同僚が見つけたサッカーボールを託されたバクスターさんの談話が、昨日付の河北新報に共同からの配信で掲載されている。
「無事でほっとした」 持ち主判明で米男性【ニューヨーク共同】東日本大震災の津波で米アラスカ州ミドルトン島まで流されたサッカーボールの所有者が宮城県利府町の小学2年男児と判明したことについて、発見者からボールを託されたデービッド・バクスターさん(51)は26日、所有者が無事で「とてもほっとした」と感想を述べた。共同通信の取材に語った。
このサッカーボールは3月3日、バクスターさんがレーダー技師として勤務する同島で同僚が発見。バクスターさんがほかにも日本からの漂流物を見つけ、持ち主に返却を試みていたことから、同僚がバクスターさんにボールを託していた。2012年05月27日日曜日
昨日の朝までには共同が解決済みにしている内容を、今朝朝日がわざわざ
未解決の話題
として取り上げている理由がよくわからないよ。(7:15)
おまけ。読売は昨夜、持ち主について報道。
アラスカ漂着のボール、持ち主は宮城の小2 (2012年5月27日20時46分)
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