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2012-07-01

さすがだぜ東電 福島第一原発4号機の使用済み燃料プール冷却システムダウンの原因は「予備の方も同じ電源だったからバックアップできなかった」

福島第一原発4号機の使用済み燃料プールの冷却装置が止まった。
一体何が起きてるのかと思ったら、テレ朝が非常に淡々と
 とっても間抜けな理由
を報道している。昨夜遅くのテレ朝のニュースより。


冷却装置が自動停止 福島第一4号機燃料プール(06/30 23:26)

 東京電力は、福島第一原発4号機の使用済み燃料プールの冷却装置が自動停止し、予備の装置も起動しなかったことを明らかにしました。プールの温度は急上昇していないということです。
 東京電力によりますと、30日午前6時25分ごろ、福島第一原発4号機の使用済み燃料プールの冷却装置で異常を知らせる警報が鳴り、装置が自動停止しました。さらに、予備として動くはずの冷却装置も起動しませんでした。30日午後4時現在で、燃料プールの温度は35.8度で急上昇は見られないということです。通常の冷却装置と予備の装置を制御する機械の電源が同じだったため、バックアップシステムが機能しなかったとみられ、東京電力では7月1日に復旧作業を行う予定です。

一体、東電は東日本大地震に
 何を学んだ
んだか。
 予備の電源は別ルートから取る
って、基本中の基本じゃん。

これで
 電気料金値上げします
とか言われてもな〜。
 最低限のことができず、「必要な手順さえ踏んでいれば不要だった工事」を重ねて行わざるをえなくなった
ために、
 さらに経費が雪だるまのように膨れあがっていく
のを見せられてるわけでね。

続き。
産経の方がちょっと詳しい。


4号機プール、冷却停止 非常用電源故障か 1日から復旧作業開始
2012.6.30 21:59
 30日午前6時25分ごろ、東京電力福島第1原発4号機の燃料貯蔵プールで、冷却装置の異常を知らせる警報が鳴り、装置が自動停止した。東電によると、放射性物質を含む水の漏洩(ろうえい)はないという。プールの水温は急上昇しておらず、東電は1日から復旧作業を行う。
 東電が現場を調べたところ、主電源と冷却装置をつなぎ、非常時に電力を供給する無停電電源装置(UPS)が故障したとみられる。
 冷却装置は貯蔵されている燃料を冷やすためプールの水を引き出して、冷却し再びプールに戻す仕組み。2系統あり、予備系統の装置を起動させて冷却を再開させようとしたが、2系統とも同じUPSを使用していたため再開できなかった。東電はUPSを迂回(うかい)させて冷却を再開する方針。
 プールの水温は、装置の停止時で約31度。午後6時現在で36・6度まで上昇した。東電は、冷却できない状態が続いた場合、保安規定上の管理温度の上限の65度に達するまで、約60時間かかるとみている。
 4号機プールの冷却装置は6月4日にも警報が鳴り一時停止していた。

何のためのUPSなんだよ、東電。

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コメント

はじめまして。原発再稼働をめぐって大変な時期なのに、お粗末すぎるこのニュース。
twitterにてRTさせていただきます…

投稿: しゅん@安曇野 | 2012-07-01 17:00

東電、がんばれ!
福一をなんとかしてくれ!
たたいてもしょうがないので、現場の人間を応援したい。
頑張ってください。

投稿: 山田新太郎 | 2012-07-02 01:55

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