NIKOLAY KHOZYAINOVの午後@SYDNEY INTERNATIONAL PIANO COMPETITION OF AUSTRALIA STAGEIII 7/9 15:25頃以降
twitterを眺めていたら、今日は
SYDNEY INTERNATIONAL PIANO COMPETITION OF AUSTRALIA
の
STAGE III
で、これから
NIKOLAY KHOZYAINOV
が登場する。
ただ今ライブ配信中だ。
いま、午後3人目の
ELIZAVETA IVANOVA
が演奏中。この後、Nikolayが出てくる予定。
本日の演奏曲目は
HaydnPiano Sonata No 34 in D, Hob XVI:33
RachmaninovEtude-tableau in C minor, Op 39 No 1
SchubertFantasy in C, D760 (Wanderer)
Anne Boyd Kabarli Meditation (Dawn)
4曲目は、オーストラリアの作曲家による課題曲で、日本音階みたいな旋律がある。
配信状況は、今のところ良好。週の初めをNikolayのピアノで始められるのはうれしい。(15:19)
いま、Nikolay登場。(15:25)
ピアノはYAMAHA。
Nikolayの演奏は、4曲目のSchubertの一音を聞いただけで、もうBravo!を叫びたかった。
演奏終了後、スタンディングオベーションの嵐だった模様(残念ながら音声配信だけで、映像がないので会場の様子はわからない)
演奏順は
HaydnPiano Sonata No 34 in D, Hob XVI:33
RachmaninovEtude-tableau in C minor, Op 39 No 1
Anne Boyd Kabarli Meditation (Dawn)
SchubertFantasy in C, D760 (Wanderer)
で、
どの曲も音色が違う
のである。
明るく軽快なハイドンから、一転、ロシアの冬の暗い空を思わせるラフマニノフへ
切り替わった瞬間、目の前に、はっきりと黒い闇が広がった。なんという音色の変化!
そして、新曲の"Kabarli Meditation"は日本音階をふんだんに使った曲なのだが、これまで弾いたどの奏者よりも深い、美しい響きが会場に満ちる。
Schubertの「さすらい人」は、思わず、楽譜を急ぎダウンロードして、ガン見しながら聞いてしまったほどの
恐ろしく悪魔的
な演奏。比較的単純な主旋律とおどろおどろしい不協和音の連なる左手のパッセージを、こんな形で組み合わせるのか、Nikolay。
4曲とも、まったく曲調も音色も異なる曲を、見事に弾き分け、さらに深い精神性を感じさせる演奏だった。
Nikolay、どこへ行く気だ?
なお、この演奏は後ほどアーカイブで聞くことが出来る。なんでも、ライブより数段高品質な音で聞けるそうなので、楽しみだ。
最後に、新曲の作曲者Anne Boydが、午後の演奏の感想を求められていたけれども、Nikolayの「さすらい人」を
19歳で、あんなに美しく、深い演奏ができるとは、すばらしい
とベタ褒めだった(ように聞こえた)。司会のおねえさんは更に興奮気味だった。
まだ19歳なんですよ!
そう、恐るべき19歳、Nikolay Khozyainov。
「さすらい人」も収録されたCDは10/3発売とのこと。
https://twitter.com/classic_indobu/status/222231595933908992
classic_indobu: ニコライ・ホジャイノフすんばらしかった!10月3日ビクターから発売の新譜にはさすらい人も収録…これはもう、お楽しみに、です。興奮さめやらぬまま、ニコライの原稿書くぞ。この新譜ライナーによせての原稿です。
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