低炭水化物ダイエットに健康リスクの落とし穴
まあ、なんにせよ
過ぎたるは及ばざるがごとし
だ。
簡単にできる!
と評判の低炭水化物ダイエットだが、
長期間続けると、健康リスクがある
という。読売より。
低炭水化物ダイエットご用心…発症リスク高まる炭水化物を制限する食事を長期間続けると、心筋梗塞や脳卒中になる危険性が高まるとの研究を、ハーバード大などのグループが英医学誌「ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル」に発表した。
炭水化物を減らすダイエットが日本でも広まっているが、慎重に取り組む必要がありそうだ。
同研究グループは1991~92年、スウェーデンの30~49歳の女性4万3396人の食生活を調査し、その後平均約16年間、心筋梗塞や脳卒中などの発症を追跡調査した。
1270例の発症例を、炭水化物とたんぱく質の摂取量によって10段階に分けて分析。炭水化物の摂取量が1段階減り、たんぱく質の摂取量が1段階増えるごとに、それぞれ発症の危険が4%ずつ増えた。一般的に炭水化物を制限する食事では高たんぱく質になる傾向がある。低炭水化物・高たんぱく質のグループでは、そうでないグループに比べて危険性が最大1・6倍高まった。(2012年7月8日09時52分 読売新聞)
炭水化物は、
腹持ちをよくする
わけで、それを取らないとなると、勢い、高蛋白の食事となる。もちろん、風味や腹持ちを補う油脂も欠かせない。となれば
油脂・蛋白質の摂取量が増える
わけで、そりゃ、長期間続けていれば、血管にはあまりよろしくないだろう。じわじわと循環器系に負担は掛かるでしょうなあ。
極端な低炭水化物ダイエットではないけど、10代〜20代にかけては、あまりご飯を食べなかった時期がある。そんなに体調がよいわけでもなかったし、体重もそれほど減らなかった。
一番、自然に体重が減ったのは
自炊で、和食中心、肉はほとんど取らない食生活
をした時期だったかな。
少量でおかず多種類・ご飯は1日1合以内・野菜中心・お菓子も食べない
という生活で、別に意識してやってたわけじゃないんだけど、3ヶ月くらいしたら、かなり体重が減った。大学からの帰り道に、地の野菜を売っている八百屋さんがあって、規格外の野菜を安く売ってたのだけど、これが味のよい京野菜なのだから、自然、それを中心にしたメニューになる。
毎日、八百屋さんの前を通るのが楽しみで、夕方5時に研究室を後にして、道々
今日の献立は何にしよう
とわくわくしながら、旧今出川通りを歩いていた。自分の家で食べるご飯が一番おいしかったから、外食の必要もなかった。甘い物も食べたくなかったし、肉を焼きたいとも思わなかった。
残念ながら、その八百屋さんは、いつの間にか店を閉めてしまったが。京都の野菜の食べ方を教えてくれる八百屋さんでもあった。
外食でダイエットをするのは、かなり難しいのだが、そういう意味では
低炭水化物ダイエットは外食派にも取り入れやすい
わけで、流行するのは当然かもね。
一時期、アメリカのホテルに行くと、必ずルームサービスのメニューに
Low Carb Diet Menu
がリストに入ってたんだけど、いまもそうかな?
日本人が簡単にダイエットするのには、
和食で油脂控えめ、ご飯も腹八分目
が、一番手間いらずだと思うけどな。
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