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2012-09-17

中国共産党中央軍事委員会も太子党(二世軍人)が権力を掌握@中国の報道

日本にいると分からないのが
 中国共産党中央軍事委員会等、中国の軍事
だけど、
 人民解放軍を掌握できるかどうか

 共産党政権の命運
を握っているのはいつものこと。

で、中国共産党大会が開かれる今年、
 中国共産党中央軍事委員会も人事を刷新
した。そして
 中国共産党の次期トップが太子党(中国共産党幹部の子弟)の習近平
であるのと同様
 中国共産党中央軍事委員会も太子党が権力を掌握
したという。博訊が世界新聞網から9/16に転載したニュースより。訳は、例によって間違っていたら、ごめんなさい。


中央軍委大換血 太子党全面掌握軍権[中国共産党中央軍事委員会は組織を大刷新 太子党(軍幹部の子弟)が全面的に軍の権力を掌握]

(博訊北京時間2012年9月16日 転載)
(世界新聞網)今年是中共権力核心全面改組的換届年,以習近平為代表的中共第5代領導集体将在18大上正式接班,而中共中央軍委会也要大換血。目前軍委会成員高達七成的老将因届齢退休,新一届軍委会将全面換上中壮派将領,其中有不少是太子党。紅二代掌管軍権,将是共軍新一届中央軍委会的最大特色。[今年は中国共産党の権力の中枢部が全面的に改組される改選の年であり、習近平に代表を勤めさせる中国共産党第五代集団指導体制が第18回中国共産党大会で正式に引き継がれようとしているところに、中国共産党中央軍事委員会も大刷新を行おうとしている。現今の中央軍事委員会の構成員の七割ほどの老将は年齢のために引退し、新たな第一期軍事委員会は全面的に中壮年の将校に換わるが、その中には太子党の将校が少なくない。中国共産党幹部の子弟が軍事権を掌握するのが、共産党軍の新たな第一期中央軍事委員会の最大の特色となるだろう。]
 本届軍委成員年紀偏大,到中共18大召開之時,包括軍委副主席郭伯雄、徐才厚,軍委委員国部長梁光烈,総参謀長陳炳徳,総政治部主任李継耐,総後勤部長廖錫竜,二炮司令員靖志遠,海軍司令員呉勝利等人,都逾67歳,他們都将退出一綫,軍委換血達7成。至於留任的空軍司令員許其亮和総装備部長常万全,或可望更上一層,其中常万全被視為接掌国防部長的重要人選。[今期の軍事委員会構成員の年齢はひどく年長になっていて、第18回中国共産党大会が召集される時には、軍事委員会副主席郭伯雄・徐才厚、軍事委員会委員国部長梁光烈、総参謀長陳炳徳、総政治部主任李継耐、総後方支援部長廖錫竜、第二砲兵司令員靖志遠、海軍司令員呉勝利等の人々は、みな67歳を超えており、彼らはみな一線を退くこととなり、軍事委員会の人員入替は7割に達する。留任する空軍司令員許其亮と総装備部長常万全に至っては、あるいはもう一段昇進する望みもあるが、その中で、常万全は国防部長に交代して就くかもしれない重要な候補と見なされている。]
 新一届中共中央軍委成員,大多是中共建政以後出生成長的中壮派将領,目前唿声最高的有,総後勤部政委劉源、二炮政委張海暘、北京軍軍区司令員房峰輝、瀋暘軍区司員張又侠、副総参謀長馬暁天、副総参謀長孫建国、副総参謀長章沁生、副総参謀長魏鳳和等人。[新第一期中国共産党中央軍事委員会の構成員は、大多数は中国共産党政権成立後に生まれ育った中壮年の将校で、現在呼び声が最も高いのが、総後方支援部政治委員劉源・第二砲兵政治委員張海暘・北京軍軍区司令員房峰輝・瀋暘軍区司員張又侠・副総参謀長馬暁天・副総参謀長孫建国・副総参謀長章沁生・副総参謀長魏鳳和等の人々である]
 由於共軍各大軍兵種司令員都将在本届換将,目前伝出諸多版本,其中馬暁天是空軍司令員熱門人選,而潜艇部隊出身的孫建国則伝出可望接掌海軍,二炮出身的魏鳳和被視為接任二炮司令員熱門人選。至於掌四総帥印的将領,則包括劉源、張海暘、張又侠、章沁生等人,其中総政治部主任則以劉源唿声最高。[共産党軍の各大軍兵種司令員は全部今回トップが交代する予定で、これまで伝わっている多くのテクストは、その内、馬暁天は空軍司令員で人気のある候補で、潜水艦部隊出身の孫建国が海軍司令員を引き継ぐ望みがあり、第二砲兵出身の魏鳳和は第二砲兵司令員を引き継ぐ呼び声高い候補と見なされている。四総帥印を握る将校に至っては、劉源・張海暘・張又侠・章沁生等の人々が含まれているが、その内、総政治部主任は劉源が就くという呼び声が最も高い。]
上述将領中,有不少根正苗紅的中共老紅軍和領導人的第二代,例如,劉源是中国前国傢主席劉少奇之子;劉暁江是老紅軍劉海浜之子、前総書記胡耀邦的女婿;張又侠則是開国将領張宗遜之子;張海暘更是純正軍係傢庭出身,為中央軍委前副主席張震之子。2009年,張海暘被授予上将軍啣為,2人成為共軍歴史上首対「父子上将」。[上記の将校の中には、素性が立派で正しい出身の中国共産党紅軍兵士と指導者の第二代目が少なからずいる。たとえば、劉源は中国前国家主席劉少奇の息子である。劉暁江は紅軍兵士劉海浜の息子であり、前総書記胡耀邦の娘婿である。張又侠は開国の将軍張宗遜の息子だ。張海暘はもっと純正の軍関係の家庭出身で、中央軍事委員会前副主席の張震の息子である。2009年、張海暘は上将の軍位を授与されたことで、2人は共産党軍史上初めての「父子上将」となった。]
 另外,甫升上将的国防大学政委劉亜洲,其父親劉建徳是八路軍出身,妻子是中国前国家主席李先念女児李小林,劉亜洲文筆佳,是軍方係統中知名的「筆桿子」。馬暁天也是軍係子弟,父親是解放軍政治学院前教育長馬載尭,岳父是解放軍中紀委前副書記張少華。[その他、やっと上将に昇進する国防大学政治委員の劉亜洲は、その父親の劉建徳は八路軍出身であり、妻は中国前国家主席李先念の娘李小林で、劉亜洲は筆が立ち、軍関係者の間では「文筆家」として知られている。馬暁天も軍関係者の子弟で、父親は解放軍政治学院前教育長馬載尭で、妻の父は解放軍中央紀律委員会前副書記張少華である。]
 除了紅二代掌権的特点外,各軍兵種主帥的専業化程度,也更勝往届。尤其是走向海洋世紀的解放軍,発展和壮大海軍已成主要戦略,而海軍上将為数不多,潜艇学院出身的孫建国,更是被寄以厚望。[軍幹部の子弟が権力を掌握するという特徴以外に、各軍の兵種が管掌する専門化の程度もこれまでの期よりも優れている。なかでも、海洋の世紀に向かう解放軍は、発展して壮大な海軍は主要な戦略をすでに成し遂げているが、海軍上将は数が多くはなく、潜水艦学院出身の孫建国は更に大きな期待をかけられている。

ええっと、
 共産党も太子党
だけど
 人民解放軍も太子党
ってことですか。
 利権ありまくり、コネ利用しまくり
ってことですね。(棒読み)

意外だったのは
 劉少奇の息子が人民解放軍で実権を握っている
ことである。えええええ? あの劉少奇の息子なのに???? 知らなんだ。
上記記事で恐ろしいのは
 走向海洋世紀的解放軍
ってフレーズで、当然
 尖閣諸島や南沙諸島等「海洋に利権を拡大しまくる戦略」

 人民解放軍が邁進する
ってことだ。

ところで
 第二砲兵
って名前はのんびりしているけど
 戦略ミサイル撃つ部隊
ですからね。ミサイルの目標は
 日本・台湾・韓国・東南アジア・アメリカ等
だ。で、戦略ミサイルも担当するが、
 宇宙開発も担当
している。ま、
 日本以外の国
では
 ロケット=ミサイル開発
ってことは自明の理で、
 宇宙開発はすべて平和利用
と言ってるのは、日本くらいなもの。だから
 中国が宇宙開発を「平和利用」と称する
ことはあっても
 それを文字通りのものと信じるのはマヌケ
なのである。ま、ロケットを軍事に使えない日本の事情がある訳なんだが、
 中国の宇宙開発を「科学の勝利」的側面でしか伝えないマスコミ

 日本の平和ボケを反映している
と揶揄される所以である。

昔、マッチーが外務大臣だった頃
 有人飛行の宇宙船を飛ばす国にODAは不要
と言って、あれこれ突っ込まれてたけど、要するに
 日本が「中国のミサイル開発を間接的に支援」するのはNGだ
って話だったわけ。
 日本に飛んでくるかも知れないミサイルの技術革新に間接的に日本が金を出す
って、マヌケというよりも、笑うしかないわけで。

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