中国次期トップの習近平がかなりヤバいらしい件 連日の「反日」報道は「習近平隠し」の方便か
中国次期トップに確定している筈の
習近平がずっと消息不明
という異常事態が続いている。
どのくらい異常かというと
NHKの海外向けニュースで習近平消息不明を流した
とたん
テレビの画面が真っ黒になる
という
中国お得意の「人民が見るとヤバい情報は速攻遮断」技
が繰り出されるくらい異常。
産経より。
NHKの習氏情報報道を遮断 中国
2012.9.13 01:21【北京=川越一】NHK国際放送のニュース番組が12日夜、今月1日以降、動静に関する報道が途絶えている習近平国家副主席に関する情報を伝えようとしたところ、テレビ画面が真っ黒になり視聴が不可能になった。
日本政府による沖縄県・尖閣諸島の国有化に反対して、北京、上海、広州で行われた反日デモの様子が伝えられた後、中国に絡む関心事として、習氏の名前が出た瞬間、放送が遮断された。
中国では引退者を含め、国家指導者の死亡情報や健康状況が国家機密とされている。しかし、当局が外国人向けの報道にも過敏な反応を示したことで、習氏の健康状況をめぐる憶測はさらに拡大しそうだ。
この
NHK国際放送がいきなり真っ黒
は、よほどの内容じゃないとやらないので
習近平の消息不明
は
中国共産党にとって「最重要機密事項」
だということがわかる。といってもこれだけインターネットが発達している現在、
隠しておけるわけがない
のだ。
10月の中国は
政治の季節
である。
まずは
国慶節
があって、建国を祝い、13億人民があちこちへ旅行に行く。ところで、こんなニュースも、つい裏読みしたくなってくる。共同より。
中国の10月休暇 訪日旅行中止相次ぐと報道
中国の通信社、中国新聞社は11日、沖縄県・尖閣諸島をめぐる問題の深刻化を受けて、中国では10月1日の国慶節(建国記念日)の連休に計画していた日本への旅行を取り消すケースが相次いでいると伝えた。
旅行会社関係者によると、日本政府が尖閣諸島の国有化計画を発表して以降、北京では日本への団体ツアーをキャンセルする動きが出始めたという。
また上海の旅行会社によると、これまでに約2割の団体客が日本への旅行を中止。日中関係が冷え込む中、日本に滞在することを不安視する旅行客も出てきているという。
中国の旅行研究者は「大量の旅行客が日本への訪問を取り消す可能性も排除できない」との見通しを示した。(共同)
[ 2012年9月11日 23:25 ]
尖閣国有化の正式決定は9/11だ。
その前から
愛国のための「日本旅行キャンセル」がある
ということなのだが、
習近平の消息不明は尖閣国有化決定前からの話
である。ポイントは
北京と上海で日本旅行キャンセル
という辺りで、まあ、大都市だから海外旅行をする人が多いのは当然ではあるのだが、この二つの都市は
政治情勢にも敏感
である。考えようによっては
海外旅行なんてしてる場合じゃないぞ
という「口コミ」なり「指導」が入っている、とも考えられる。なんせ政治の方も
北京 vs. 上海
だからな。海外発信専門の中国新聞社が
わざわざ「日本旅行中止のお知らせ」
を世界に流すのは、勘ぐりすぎかも知れないが
一種のメッセージ
と考えることも出来るだろう。
さて、その北京なのだが、実は
10月には開催される筈の5年に1度の中国党大会の日程は未発表
なのだ。もう1カ月前だというのに、絶対におかしい、というのが畏友のご意見だ。わたしもそう思う。
政治こそが人生の生きがい
である
中国共産党幹部
が
5年に1度の自らの晴れ舞台
しかも
久々に大きな権力委譲がみられる筈
の
権力を手に入れる一世一代の晴れ舞台を演出する担当者でもある習近平
が
長期消息不明
で、
党大会の日程を発表できない
というのは、
何かが起きている
としか考えられないのだ。時事より。
党指導部に不穏な空気=習氏「失踪」、大会日程も未発表-負傷か、臆測広がる・中国【北京時事】中国の次期最高指導者に内定している習近平国家副主席が公の場に姿を見せなくなってから10日間以上が経過した。中国筋によると、日課の水泳中に背中を負傷したとの説が有力。しかし、自身が胡錦濤氏に代わり党総書記に就任する来月の共産党大会を控える中、大会開幕日も公表できない異例の事態となっており、党内に不穏な空気が流れている。
習氏の「異変」は5日、クリントン米国務長官らとの会談を相次いでキャンセルしたことで発覚。10日に予定されていたデンマークのトーニングシュミット首相との会談も取りやめになった。1日に自身が校長を務める幹部養成機関「中央党校」の秋季学期開学式典で講話したのを最後に、公の舞台から姿を消している。中国共産党では国家指導者の病状は「国家秘密」で、中国政府は沈黙を続けている。
共産党筋によると、5年に1度の党大会は10月中旬の開幕で調整が進んでいる。過去の例では8月末の政治局会議で日程を確定し、発表するケースが多い。習氏のけがは「深刻な状況ではない」(消息筋)とされる。外見上負傷していると分かる状況であれば、報道陣の入る外国要人との会談に姿を見せず、非公開の内部会議のみに出席する可能性が高いが、今回は政治局会議が開かれたとの情報はない。
8月29日を最後に公の場から遠ざかっていた党ナンバー8の政治局常務委員・賀国強党中央規律検査委員会書記は12日、久々に中央テレビの画面で動静が確認された。今も動静不明の習氏は党大会準備の責任者でもあることから、間近に迫った党大会が順調に開催できるか疑問視する声が出ている。(2012/09/12-22:05)
畏友はさらに
中国の新聞が「反日デモ」報道を連日一面で報じるのは「習近平隠し」じゃないか
と疑っているそうで、なるほど、その線はありそうだ。
中国の新聞はこんな感じ。
反日デモ写真、1面に掲載 中国当局は容認姿勢
これは昨日の話。
さて、習近平、ここまで人騒がせなことになっているのだが、次はどんな形で
登場
するのやら。
おまけ。
環球時報の「尖閣特集」。
中日釣魚島争端持続発酵(簡体字)
百度の「尖閣特集」。
中日釣魚島争端発酵(簡体字)
気合いの入った反日関連記事で埋め尽くされている。
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