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2012-09-13

リビアでアメリカ大使殺害 こんな時期に日本では「実績のない政治の素人」が大人気

2001年9月11日の
 アメリカでの飛行機ハイジャックテロ事件
の追悼を終えたか終えないかのタイミングで、
 駐リビア米大使が殺害された
というニュースが飛び込んできた。ところが
 あまり日本のメディアは「大きなニュース」だとみてない
みたいな扱いだ。
一国の大使が、殺されたんですよ?
戦争が始まってもおかしくない。
この
 国際感覚の鈍さ
さらには、
 危機感のなさ
って何なんだ????
読売より。


駐リビア米大使ら4人殺害される…領事館襲撃で

 【カイロ=貞広貴志】リビア東部ベンガジで11日夕、武装集団が米領事館を襲撃し、クリストファー・スティーブンス駐リビア米大使(52)と職員3人が殺害された。
 リビア内務省が12日発表し、米政府も確認した。オバマ米大統領は武装集団の襲撃を「常軌を逸している」と非難する声明を発表した。
 武装集団は、米国で製作されたイスラム教の預言者ムハンマドを揶揄する内容の映画に抗議して領事館に押しかけた。この映画を巡っては、11日にはエジプトの首都カイロでも米大使館の国旗が燃やされる事件が起きた。
 リビアからの報道によると、ベンガジでは、武装集団がロケット弾や自動小銃を乱射しながら領事館に乱入して放火や略奪を行った。首都トリポリの大使館から領事館を訪ねていたスティーブンス大使は、職員らといったん館外に逃れたが、そこで襲撃されたという。領事館は、地元治安当局が警備に当たっていたが、襲撃を阻止できなかった。リビア政府は、旧カダフィ政権残党の関与を指摘している。

(2012年9月12日20時42分 読売新聞)

ロケット弾と自動小銃で武装した暴徒による襲撃では、ひとたまりもない。
今後、リビアとアメリカの関係が穏便に済むわけがないだろう。

民主に政権を取らせて、一番ダメだったのが
 外交と金融
だが、特に
 外交センスの欠如
が、日本の国際的地位低下にじわじわ効いている。国際的地位って、簡単に上がらないけど、下リ始めると止めるのが難しいのだが、いま残念ながら日本はその状態だ。
 外交の素人
が、外交を軽視したというのが、民主党政権の大失政の一つだろう。

で、リビアのアメリカ大使殺害のニュースを見ようと、夜のニュースにチャンネルを合わせたのだが
 日本は能天気
である。ざっと見てたけど
 民主・自民の代表選
 維新旗揚げ
 金本引退表明
なんてところが大ネタ扱い。

メディアの皆さんに聞きますがね、
 リビアでアメリカ大使殺害
なんて、今後の世界情勢の
 ターニングポイントとなりかねない事件
が起きてる状況で
 民主・自民の代表候補
 維新の衆院選出馬予定者
の中に
 混迷する国際情勢の中で、明確なビジョンを持ち、しっかり日本の外交の舵を取れる人物
って、どのくらいいるの?
どう見ても
 外交は素人です
という面々が多数、かつ
 国内ウケしか狙ってない(外交センスゼロ)
な政策ばかりじゃないの。日米安保協定がある以上
 中東で起きていること

 日本に大きな影響を与える
ってのは、小学生でも社会で習う話じゃないのか。

アメリカ軍は人員削減してるわけで、
 少ない人数を中東に更に割り当てる
ことになれば
 いま、朝鮮半島も中国もなんだかキナ臭くなっている
ところへ、極東方面、日本向けに手勢を割り振ってくれるかどうか。
じゃ、日本の防衛能力はどうなのか、今後少なくとも5年間、日本は防衛戦略をどう立て、また外交はどうやり、金融政策はどのように建て直し、メッセージを国際マーケットに流すのか、
 民主・自民の代表候補
 維新の衆院選出馬予定者
全員に聞きたいものである。ま、防衛だけなら
 ゲル長官こと石破くん
が1日でもしゃべってくれるだろうけど、
 財政と人員の裏付け
は、きちんと出してよね。少子化時代に自衛官を増員するのは、教育とバックアップ(たとえば自衛官になれば大学の学費を出すとか等)からきちんとやらないとダメだろう。
このところの剣呑な事態は
 ポピュリズムでは乗り越えられない状況
になっているのに、マスコミが
 ポピュリズムを煽る
んだもん。
 亡国のメディア
とは、よく言ったものだ。

ま、まずは
 橋下大阪市長と維新の候補者に今後の外交・防衛についての明確なビジョンを質問
してくるんですな。
 人気だけはある維新

 本当にこれから「もっと国難が襲うかも知れない日本」を救える
のかどうか、この1、2ヶ月で試されるだろう。
 素人が外交をやって、日本がめちゃくちゃになっていくシナリオ

 民主党政権の体たらく

 すでに日本国民は「学習済み」
の筈なんだからね。
 経験がなくてもできる
とかいう話だったのだが
 実際は全然そんなことなかった
んだから、「維新」もどうなるんだかね。

お隣中国では
 次期トップの筈の習近平が消息不明
である。
 対中国戦略の練り直し
が喫緊の事態であるこの時期に
 代表選だの総裁選だの
にうつつをぬかせる日本はホントに能天気だ。
 少なくとも「維新」よりは政治のプロ
だった筈の既成政治家がこんな調子なんだもんな。
 権力の空白時期に近い状態
を、この国際情勢の超微妙な時期に平気で作れる日本は、すでに
 終わっている
ように見える。

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コメント

全く同感です!
この一報を、海外でCNNで観て知ったのですが、こりゃ戦争ものだ…と背筋が凍りました。今日帰国して、日本のニュースでの取り上げかたの小ささに驚きました。何か日本のメディアは操作されてるんじゃないかとも思いました。
海外のニュースは世界各国の戦争についても毎日報道するのに、日本のニュースはホント役に立たない!世界の実態と日本国内での小さくても心温まるニュースを両方流しなさい!といいたい。今回、こういう声をきちんとアップしてくれているサイトがあると知ってホッとしたのでコメントしました。

投稿: 会社員 | 2012-09-13 14:11

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