国文学資料館の蔵書印データベースがアップデート
書誌調査をすると、必ず引っかかるのが
蔵書印
である。中国の蔵書家の蔵書印は割にまとまった資料があったりするのだが、日本の場合は、わかりにくかった。
昨年から、国文学資料館が
蔵書印データベース
を公開し始めた。当初は、収録された蔵書印数が少なかったのだけれども、最近はぐっと収録数が増え
使える蔵書印データベース
になってきている。
海外で書誌調査をする場合、
旧日本蔵書
に当たると、参照できる資料が手許になくて、泣きたくなることが多かったのだが、これで状況はかなり改善された。同時に
web公開
だから、海外の図書館等、旧日本蔵書を持っている機関にとっても
書誌情報を充実できる利点
がある。
書誌情報で、蔵書印データまで取っているのは、たとえば
香港大学馮平山図書館善本目録
である。蔵書印の現物は載ってないが、印記は書誌情報に入っているので、旧蔵者が誰だったかが、現地に行かなくても推定できる。
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