赤鼻のトナカイ ルドルフの鼻は何故赤い? @BMJ
なぜ
赤鼻のトナカイ
なのかを、科学的にアプローチした論文が、業界の老舗学術誌BMJ(British Medical Journal)に掲載された。毎年、クリスマスシーズンになるとこの手の論文を載せる辺りがイギリスらしいよね。
NHKより。
トナカイの鼻はなぜ赤い? 科学的に
12月21日 8時31分クリスマスソングにも登場するトナカイの鼻はなぜ赤いのか。
そんな疑問に科学的に答える研究の成果が、イギリスの医学専門誌に発表されました。
これはオランダ人の医師らによる研究の成果としてイギリスの医学専門誌「ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル」が掲載しました。
それによりますと、トナカイの鼻には体温を調節するため毛細血管が人間の成人より25%高い密度で張り巡らされており、これが鼻が赤い理由だとしています。
また、粘液を分泌する腺が数多くあることで炎症を防ぎ、極限的な寒さにも耐えることができるということです。
研究でトナカイを走らせて赤外線の写真を撮影したところ、鼻の部分はほかの部分より温度が高くひときわ赤くなっています。
この専門誌は毎年、クリスマス前に一般の人の素朴な疑問に答える学術論文を掲載するのが恒例になっています。
研究を行ったオランダのエラスムス大学のカン・インス教授は、NHKの電話取材に対し「日頃、臨床で患者の鼻を診察しているが、子どものころからの疑問に答えようと北極に2回行ってトナカイの鼻を調べてみた。世界中から問い合わせが殺到し反応に驚いている」と話していました。
原文はこちら。
Why Rudolph’s nose is red: observational study
BMJは、1840年創刊、当時日本はまだ江戸時代で天保11年だ。
伝統のある、広く読まれている医学誌なんだけど、こういう
クリスマスなどにサービスとして一般の人も読める論文を載せる
ていうのが、
科学に親しむ習慣をつける
には一番。だって、生意気な小学生なら、たぶん
あのBMJに載っている論文を読んだ!
ってことで、更に科学への関心を深めるだろうし、大人だって楽しいじゃない?
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