西日本に中国から大気汚染物質(PM2.5など)がかなりの濃度で飛来の予測@1/29→1/29-2/3までの間 日本国中に大気汚染物質は飛来拡散
最近
まだ花粉でも黄砂でもないはずなのに、喉や鼻が調子悪い
という人がいるかも知れないのだが、原因はこれかも。
中国から飛来する大気汚染物質だ。これは九州大学応用力学研究所が公開している
SPRINTARSエアロゾル予測の画像
をキャプチャーしたものである。
いま、あちこちのニュースで
北京の大気汚染がシャレにならない
という話題が出ているけど
あのシャレにならない大気汚染をもたらしている汚染粒子
が
中国国内のみならず、アジア全域にばらまかれている
のが、このSPRINTARSエアロゾル予測でよく分かる。赤やピンクの部分は
大気汚染粒子が非常に多い
のだが、
周辺諸国にバンバン飛来している
ではないか。
この問題を扱っているのが、富山はKNBのニュースだ。日本海側は
大陸のお向かいさん
なわけで、直接被害を受けやすい。
もっとも、SPRINTARSの予測で見る限り
大気汚染物質の拡散は日本全国どこにでも
なので、
対岸の日本海側だけの問題ではない
のだ。
2013 年 01 月 28 日 15:16 現在 中国の大気汚染、PM2.5が富山にも
(リンク先に動画あり)
今月撮影された中国の北京市内の様子です。
深刻な大気汚染のため数百メートル先がかすんで見えなくなるほどです。
特に危険だとされているのはマスクを通り抜けてしまう「PM2.5」と呼ばれる微粒子で、呼吸器や循環器系の健康被害を訴える患者が後を絶たないといいます。
この中国の大気汚染が日本、そして富山にも影響を及ぼしている可能性が指摘されています。
お伝えします。
中国国営テレビのニュースは今月に入って連日、北京市などで大気汚染の濃度が人体に危険な状況となり、自治体が住民に外出を控えるよう呼びかけていると報道しています。
この大気汚染の元凶はPM2.5です。
車の排ガスや工場の煙など大気中に浮遊する微粒子のなかでも直径が2.5マイクロメートル以下の特に小さなものを指します。
髪の毛の太さの28分の1、スギ花粉の12分の1という小ささで花粉を防ぐ市販のマスクも通り抜けてしまうため
小さい子どもや呼吸器や循環器に病気を持つ人は特に注意が必要だと言われています。
この中国の大気汚染が西日本を中心に広がっていると警鐘を鳴らすのが、九州大学応用力学研究所です。
ホームページで独自のシミュレーションを公開。
今月に入ってから富山にも影響が及ぶ可能性を示すなど、今後、北陸を含む広い範囲に大気汚染の影響が出てくると指摘しています。
竹村俊彦准教授「北陸地方でもですね、やはり特に春ですね3月から梅雨に入る前までは、黄砂が飛来する時期でもわかるように」「越境大気汚染の影響が出てくるというふうに考えられます」「いろんな情報を見ながら越境大気汚染が来そうな日は気をつけるということは必要になってくると思います」こうしたなか県内でもいち早く独自の対策に乗り出した保育園があります。
富山市八尾町の杉原保育園では九州大学の予測図を見ながら富山県内に影響がありそうな日は「子どもたちを外で遊ばせない」などの対応をとり始めました。
しかし、目に見えないものが相手だけに手探りの状態です。
野口信一理事長「まだわかりません、どうすれば良いか…これという方法はないです」
県内の自治体も取り組みを始めています。
平成22年度から県と富山市が測定局を設けて、PM2.5の1立方メートルあたりの濃度を1時間ごとに測定しています。
九州大学の予測図で富山にも影響があるとされた今月24日の夜は、富山市で一時的に一日平均の基準値を超える高い数字が出ました。□県環境科学センターPM2.5は一体どこから来るのかー発生源を突き止めようと国立環境研究所は富山県などと連携して昨年度からPM2.5の成分分析の調査と研究を始めました。
県環境科学センターは北陸で初めて成分分析装置を導入。
山間部の立山と平野部の射水市で採取したPM2.5にどんな金属やイオン、炭素などが含まれているのか解析を進めています。
県環境保全課、藤谷亮一大気保全係長「監視体制の拡充を図り発生源対策に取り組んでいきたい」
日本でPM2.5の環境基準が決まったのは、平成21年と、先進国のなかでは遅れています。
国と県の分析調査で発生源の特定が急がれます。
PM2.5は一般的なマスクではほとんど防げません。
九州大学の竹村准教授はホームページで公表している大気汚染予測図「SPRINTARS」や環境省の大気汚染物質広域監視システム「そらまめ君」で全国の数値を見て、影響がありそうな日は外出を控えるなどの対応を取ってほしいと話しています。
というわけで、
九州大学応用力学研究所SPRINTARSの予測
では、本日、西日本に大気汚染物質がかなりの濃度で飛来する。
週間予測はこちら。
大気エアロゾル(微粒子)週間予測
1/28発表の予測だと
1/29から2/3までの間に全国各地に満遍なく大気汚染物質が結構な濃度で飛んでくる
ことに。
にわかに、人体に影響のある濃度ではないようだけれども、
PM2.5はマスクでは防げない
とのことなので、呼吸器疾患等のある人は、こうした予測を参考に外出の計画を立てるのも手だろうな。
上記ニュースにもあるとおり、
大気汚染物質広域監視システム(そらまめ君)
も、参考になる。
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